概要
是長漁港(これながぎょこう)は能美島の西海岸にある釣場です。
南北に波止があり、港外の潮通しも良いのですが波除けが高いので敬遠されがちなポイント。
逆を言えばその分釣り人が入っておらず、魚が抜かれていません。
脚立の準備など、波除けの高さを攻略する手間を惜しまなければ大釣りも可能な穴場です。
アクセス
呉市街地から国道487号線で南下し、第二音戸大橋で倉橋島に渡ります。
そこから道なりに8km車で13分ほど倉橋島の西海岸を走っていると、右手に早瀬大橋が見えるのでそこから能美島に渡りましょう。
能美島に渡ってから2.1km車で4分ほど道なりに北に走ると「大君」というでかい交差点があるので左折して6.5km車で11分ほど北西に走ります。
すると永田川橋東詰という交差点があるので見逃さないように注意して下さい。
右手にJA、左手に消防署があるのですぐ分かると思います。
ここを左折して2.1km車で3分ほど走ると能美島の西部に出ます。
そのまま道なりに走るとポイントを過ぎてしまいます。1本西側の海岸線筋に入り、北に走りましょう。
小田漁港、畑漁港を通り過ぎすると是長漁港があります。
周辺環境
- 駐車スペース…有
- トイレ…有
- 自動販売機…有
- 常夜灯…有
- 係留船…多い
- 電線…有
- 波除け…高い
駐車スペースはそれなりにあります。
是長漁港の向かいには待合所があり、ここに自動販売機とトイレがあります。
釣れる魚
- タチウオ
- アジ
- イワシ
- サバ
- キス
- ベラ
- カレイ
- マダイ
- チヌ
- メバル
- カサゴ
- コウイカ
- アオリイカ
出来る釣り
- ウキ釣り
- 探り釣り
- 投げ釣り
- エギング
- ルアーフィッシング
ポイント解説
ポイント①南の波止
波止の幅が広く車で途中まで乗り入れる人もいますが、他の車をかわして出るのが大変なのでやめておいた方がいいです。
漁業関係者の車かもしれないので迷惑になるかもしれませんしね。
コーナーと付け根の間にはテトラが入っており、それが邪魔で釣りができません。
よって南の波止のポイントはコーナーから先端にかけてとなります。
ただ付け根からコーナーの常夜灯までは頭上に電線が通っていますので、コーナーで釣りをする人は引っ掛けないようにご注意下さい。
また南の波止は足元回りに捨て石が入っていますので干潮時は魚の取り込みが難しくなります。
潮位が高い時を狙っていきましょう。
水深が浅いので、先端以外ではあまり釣果は期待出来ません。
先端での釣りも基本的に船道(沖波止との間)狙いになりますので、漁船の姿が見えたら早めに仕掛けを回収しましょう。
南の波止は足元の捨て石周りでカサゴが釣れる他、先端ではサビキ釣りでアジ、イワシ、サバ、チヌが釣れます。
ポイント②T字の波止・南
是長漁港で一番長いT字の波止で、分岐点から北と南に延びています。
まずは南側のご説明。
南側の波止には常夜灯がありナイトゲームも出来ます。ただし波除けがとても高いので釣りがしにくいのが難点。
波止の先端なら波除けに邪魔されずに釣りができるので、まずは先端に先行者がいないか確認して、誰もいなければ迷わず入りましょう。
狙うのは主に南波止・沖波止との間の船道となり、サビキでアジ・イワシ・サバやチヌがオススメ。
また先端の港外側にはテトラが入っており、上に乗って釣りをすればチヌやグレが釣れます。
ただしこのテトラはあまり足場はよくありませんのでお気を付け下さい。出来れば単独釣行は避けた方が良いでしょう。
先端に運悪く先行者がいる場合は、脚立で波返しの上に乗って釣りをするのがオススメ。分岐点から南側は波返しの上の足場が広いので釣りがしやすいのです。
ただし落水には十分に注意して下さい。ライフジャケットは忘れずに!
沖は潮通しも良く水深も十分なので投げ釣りでマダイ、キス、ベラ、カレイがよく釣れます。
魚が全然抜かれていないので数釣りできることもありますよ!
ポイント③T字の波止・北
分岐点から北側の波止は不人気。
常夜灯がないので夜釣りには向きませんし、南側と同じく波除けは高さがあるのですが上面が狭いので上に乗っての釣りに向いていません。
というか上に乗るのはやめておきましょう。
分岐点から北の波止は先端だけは良いポイントですが、それ以外はオススメ出来ません。
先端ではウキ釣りで夏はグレ(20cm~25cmクラス)やタチウオが狙え、冬以外はチヌも釣れます。
足元回りではエギングでコウイカやアオリイカもよく釣れますよ。
ポイント④北の海岸
是長漁港の北側に続く海岸も実はポイントです。
あまり釣りをしている人がいないので穴場ですよ~。
ここは干潮時は下の浜に降りて釣りができますが、潮位が高くなると足場がなくなるので上の護岸から釣りをしましょう。
ただし護岸は人が通るので、十分に周りに注意して下さい。
このポイントはキス狙いでは遠投命。
手前に広い藻場が広がっているので、それより向こうに投げないと話になりません。
また潮位が高くて手前の藻場に十分な水深があれば秋はアオリイカ、春はメバルがよく釣れます。
アオリイカはシャロータイプのエギを使わないと藻が引っかかって釣りがしにくいので、準備を忘れずに。
メバルはトバシウキ(フローティング)で藻の上を引いていると食って来ます。
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