アミ姫って高いんだよな…
安い集魚剤と混ぜてもいいの?
アミエビは安くてよく釣れますが、今は手軽に使えて臭くないアミ姫が大人気ですね!
しかし釣り人の欲求は留まることを知らず、コスパも求められるようになってきました。
そこで注目を浴びているのがロングセラーのアジパワー!
「アジパワーを混ぜたら安く抑えられそうだけど、ちゃんと釣れるのか心配…」
今回はそんなあなたの悩みを解決するために私が実験してみました!
アミ姫×アジパワーの釣獲力やコスパはいかなるものか?
この記事は約3分で読み終えることができるので、ぜひ参考にして頂き豊かな釣りライフを満喫してください♪
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
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コストパフォーマンス比較
商品名 | 内容量(g) | 価格(円) | コスパ(円/1g) |
---|---|---|---|
アミ姫 | 600 | 727 | 1.21 |
アジパワー | 500 | 333 | 0.66 |
アミ姫+アジパワー | 1,100 | 1,060 | 0.96 |
素の状態でもアジパワーは1gあたりの価格がアミ姫の約半値というコストパフォーマンスの高さを誇ります。
しかも実際には同量ぐらい(体感)の水を吸わせて使いますから更に安くなるはず。
これでちゃんと釣れるならやらないと損ですね!
成分比較
商品名 | 主原材料 | 栄養成分 |
---|---|---|
アミ姫 | アミエビ、食塩、酒精、香料、着色料、増粘剤 | 粗タンパク6.8%以上、粗脂肪1.6g以下、粗灰分8.6%以下、炭水化物19.1%以下 |
アジパワー | 糟糠類、麩、魚粉、パン粉、酵母、キララ、乳酸菌製剤 | 粗タンパク19.5%以上、粗脂肪10.1%以下、粗灰分20.0%以下、炭水化物52.0%以下 |
アミ姫はアミエビが主原料ですが、アジパワーは粉物ですから糟糠類(米ぬかとか酒かす)などがメインになっていますね。
栄養素的にはアミエビを主原料に使うアミ姫に対し、アジパワーの方が三大栄養素と言われるタンパク質や脂質、炭水化物が上です。
粗灰分(そかいぶん・そはいぶん)とは燃やした後に残るミネラル(カルシウムやリンなど)のことで、あまり集魚効果とは関係ないような。
何はともあれ成分だけを見たらアジパワーの勝ちな印象ですね。
釣果比較
商品名 | 寄せ | 食わせ |
---|---|---|
アミ姫 | 弱い | 強い |
アジパワー | 強い | 弱い |
上で成分的にはアジパワーの方が上と書きましたが、それなら倍ぐらい値段が高いアミ姫がこれほどまでに流行るでしょうか?
確かに「すぐに使える」「手が汚れない」などアミ姫のメリットは語るまでもないですが、実際のコスパでは4倍近い差があるんですよ(アジパワーは水を加えるから)
アジパワーは拡散力が優れているので魚を寄せる力は優れていますが、サビキのようにコマセで狂わせて同調させた針に食いつかせるという使い方にはイマイチ。
そりゃサビキと見間違わせるためのアミが入ってないんだから当然ですよね。
じゃあアミ姫の方が優れているかというとそうとも言えません。
アミ姫は解凍アミエビのように汁気が豊富ではなく、使い勝手を重視してジェル状になっています。
そのため魚を寄せる力が乏しく、他の人達がコマセを使っている近くで使って始めて効果を生むと言ってもよいでしょう。
アミ姫だけで群れを寄せようとしたらとんでもない金がかかります(笑)
このようにアミ姫とアジパワーはお互い得意分野と不得意分野が異なるんですね。
アミ姫とアジパワーの混ぜ方
私はアミ姫1個に対してアジパワー1袋を混ぜていますが、釣果&コスパのバランスがいいし2つを同時に使い切れるのでおすすめの分量ですよ。
別にどちらからバケツに入れても仕上がりは変わらないんですが、出来上がりの量を想像しやすいので私は大部分を占めるアジパワーから入れています。
今度はそこにアミ姫をぶちゅ~っと絞り出します。
アジパワーは本来、アミエビから染み出てくる汁の有効活用&水分量の調整の為にあります。
しかしアミ姫はジェル状で水分量が少ないので海水を加えながら混ぜていきましょう。
ただし水は足すことは出来ても取り出すことは不可能なので、慣れないうちは少しずつ加えて下さい。
台所用手袋でも付けてしっかり混ぜるのが理想ですが、ビニール袋に手を突っ込んで混ぜてもOK。
混ぜ終えたらそのビニール袋の内外をひっくり返し、中にアミ姫とアジパワーの使い終えた袋を入れるとゴミ袋になります。
アミ姫1つに対してアジパワー1袋だとアミの割合はこれぐらいになります。
硬さはベチャッとしてるけど握れば何となく形が整うぐらいが目安で、カゴに入れて海中で2~3回サビいてもしっかり残っているようなら硬すぎですね。
サビキ釣りに使う場合は適当でいいのですが、フカセ釣りで使用する場合はしっかり混ぜてダマを無くし粘りを出してやってください。
実釣インプレ
アミ姫とアジパワーを混ぜたコマセを海に投入すると、いい感じにバラけてゆっくりと拡散されていきます。
逆に言うとまとまりが悪く遠投性に掛け、貝殻等も入っていないので沈下が遅いのでフカセよりもサビキ向きですね。
アジパワー自体が白っぽいので視認性は悪くありません。
集魚力を確認するために周りに人がいない(=コマセが使われていない)ポイントに入ったのですが、さっそく周囲の魚が集まってきましたよ~!
おぉ~、釣れるッ!
いくらでも釣れるッ!!
釣~れ~る~ぞ~!!!
短時間でよく釣れました!
感想
メリット
- よく釣れる
- コスパがいい
アミ姫は解凍アミエビほどエキスが出ないので魚を寄せて留まらせる力が弱いのですが、アジパワーの拡散力のおかげで見事に弱点を克服しています。
またアジパワー単体ではサビキに食い付かせるのは困難ですが、そこは逆にアミ姫がカバー!
お互いの不得意分野を補い合ういい所取りのブレンドといったところで、もう無理に前日のうちに冷凍アミエビを購入して解凍させておく必要はなくなりました。
これって仕事が遅くて釣具屋に行けない人、近所に釣具屋がない人にはとてつもないメリットですよ!
またアミ姫単体に比べてコスパもかなり下がりますから「アミ姫たけ~」が高くて手を出しにくかった人や、勿体なくて小出しにして使っていた人にもおすすめ。
デメリット
- 解凍アミエビの方が釣れる
- 混ぜるのが面倒くさい
素晴らしいブレンドですが、やっぱり純粋なアミエビに比べると釣れっぷりは少し落ちますね。
またアミ姫はすぐに使える手軽さが大きな魅力ですが、ブレンドの場合はそこが薄れてしまうのは残念。
まぁ釣果に不満なら冷凍アミエビを買えばいいし、面倒と感じた時はアミ姫をそのまま使ええばいいだけなんですけどね(笑)
更にコストパフォーマンスを上げる方法
大容量サイズを買う
アミ姫にはハピネスサイズという内容量1200gのアイテムがり、ノーマル(600g)を2つ買うより少し安くなっています。
使わなかった分はフタを締めれば次回も使えますので、少しでもコスパを安くしたいならおすすめですよ!
もっと安い配合餌を使う
アジパワーよりもハンパなく安い配合餌…それが同じくマルキューが放つアジジャンボです。
アジパワーは500gで333円でなので1gあたり0.66円ですが、アジジャンボは1400gで528円(楽天調べ)なので1gあたりの価格はなんと0.37円!
無料餌をブレンドする
全てではありませんが「米ぬかはご自由にお持ち帰りください」と書かれているコイン精米所があれば利用させてもらいましょう。
「近所にそんなところ無いよ…」という人は園芸用の米ぬかを通販で安く買うのも手ですよ。
1kgで約133円(Amazon調べ)なので、貰いにいくガソリン代や手間を考えたらむしろお得かもしれません。
最近は精米所に米ぬかを貰いに行く人が多いので「行ってみたらもう無かった…」なんてことも実際ありますし。
まとめ
- 混ぜる時は水は入れすぎないように注意する
- アジパワーの拡散効果で魚の寄せがアップ
- アミ姫の粒があるおかげでサビキへの食い付きがいい
- コスパはかなりいい
- 釣果では冷凍アミエビに劣る
- 手軽さではアミ姫に劣る
いかがでしたでしょうか?
「よく釣れる」「常温保存可能」「あらかじめ解凍させておく必要がない」「コスパが高い」というかなりおすすめのブレンドです。
デメリットもありますが、完全にメリットの方が上回っていると言えるでしょう♪
ぜひ使ってみてくださいね!
アミ姫ナチュラルについてはこちらの記事で!
チューブ餌に関してはこちらの記事もどうぞ!
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