まいどです!
ほーぷれす(@hopeless_orz)です。
岡山の冬の風物詩、ベイカ。
手軽だし釣って楽しいし、岡山の釣り人にとっては最高のターゲットの1つですよね。
この時期になるとベイカ関連の記事へのアクセスが増えますし、読者様からのお問い合わせも来ます。
ということで私も昨晩ベイカ釣りに行ってきましたよ~。
今回は岡山で安定してベイカが釣れるようになりたい人向けの記事です。
岡山のベイカの時期
岡山のベイカシーズンは夏と冬の2回あります(厳密には春にもちょっと釣れる)。
正確に言うと
- 6~9月(小さいのは胴長6cmぐらい)
- 11~1月(大きいのは胴長10cmぐらい)
です。
思っていたより長いでしょう?
実に半年間も楽しめる訳です。
時期的にもいいですね。
岡山では真夏や真冬は釣りのビギナーさんは減りますが
釣れる魚種が限られる為、ガチな釣り人にとってもツライ時期。
ベイカはそんな期間を埋めてくれる癒しのターゲットなんです♪
ベイカ釣りが得意になれば1年間がより楽しくなることでしょう!
釣果も固いので「釣り納め」や「釣り始め」にも最適です。
私も一年の締めくくりやお正月は流石にボウズは嫌ですからw
ベイカが釣れるようになる為には…
人によって釣果の差が激しい
釣り人に優しく、ほっぺが落ちるほど美味しいベイカ。
しかし悲しいかな…ここ岡山でも人によって釣果の差が著しく変わります。
得意な人は数釣り。
苦手な人はボウズ。
それもほぼ毎回のように…。
ベイカ自体は簡単に釣れるイカです。
はっきり言って、数釣り自体は何の自慢にもなりません。
自分も過去の釣行記で多い時は350杯近く釣ってますが、あれは凄くも何ともありません。
エギを入れた瞬間に2杯同時に抱いてくるのが続くようなだったので、腕は関係なく誰でも釣れる状況でした。
要はベイカ釣りはポイントとタイミングが8割で腕は2割の釣りなのです。
じゃあそのポイントとタイミングは?
という話になるんですが、大きく分けると以下の3つです。
パターンA:優秀な友達を手に入れる
羨ましいですね~w
他の釣りでも同じ状況があるのを見ます。
釣りを始めて間もないビギナーさんが、10年20年と全てを釣りに捧げてきた人達の釣果を上回ることもあります。
長い時間をかけて頑張ってきた人達は「そんなのアリかよ~!」と空しくなってしまうことも。
それは岡山に限らず他所でも同じ。
でも厳しいことを言うようですが、そういう人脈も含めてその人の実力なのです。
要はリア充最強なのです。
人付き合いも良くて、性格が良くて、頭も良くて、誰から好かれる…そういう人は実力で人脈や運を手繰り寄せているので。
釣りに限らず、何をやっても成功するタイプの人達です。
私と正反対のタイプです…。
パターンB:意地と根性
睡眠時間を削り、お金をかけ、仕事の後にプチ遠征を繰り返す!
これは若い&ガチな釣り人向けです。
でもこれも全ての人が同じ土俵な訳ではありません。
住んでいる地域、職業、家庭の状況など人によって環境は違いますからね。
でも自分はこのタイプでした。
- 人付き合いが苦手
- 貧乏
- 時間がない
書いてて空しい人生ですが、私は色んな部分が人よりも劣っているので仕方ありませんでした。
釣り以外に生きる楽しみがないので…。
パターンC:良い時に良いポイントでやる
これがもっとも効率の良い方法。
パターンBという苦行を経てここに至りました。
「じゃあ今までの苦労の甲斐があったんだな?!」
と言われるとさすがに取り戻せていないような…w
読者様がそんな苦労や遠回りをしなくても済むように、具体的な方法については…最後まで読んだあなただけにお伝えします!
エギと餌は使い分けろ!
「餌の方が釣れる」は初心者の考え
「餌なら釣れて当然」
「餌に分がある」
と言われることが多いと思います。
ですが残念ながら違います。
状況によって用途によって違うだけであり、優劣はありません。
ということで今回自分はエギも餌(シラサ)も両方持って行っていたので、その使い訳をご説明します。
エギ
・ベイカの居場所を探す時
・ベイカの数が多い時
・ポイントが遠い時
・水深があり底を攻める時
・流れ、風がある時
・餌取りが多い時
・餌を買いに行くのが面倒な時
まず飛距離が出ること。
そしてそのボディサイズやアクションからアピール力が高いのが特徴。
号数やタイプ別によって沈下速度が違うので、上から底まで調べるのに圧倒的に有利なんですね。
また流れや風がある時は水の抵抗があるエギの方が操作感がよくて分があります。
上で書いたように、ベイカはいない場所で粘っても仕方ありません。
岡山でも他でもまずは良いポイントに入るのが全て。
ここぞという場所で腰を据えるまでのベイカ確認にはエギが最適です。
今回利用したメジャークラフトの新製品、ベイトフェザーライトエギングはいいですよ~。
羽の向きを逆にしたことによりダートがキレッキレで、広範囲のベイカにアピールします。
餌
- ここにベイカがいると分かっている時
- ベイカはいるけど食いが悪い時
- 比較的浮いていることが多い時
いざベイカを見つけ
「ここで落ち着いてやるぞ~」
となったら餌の出番!
水深がさほどでもなく(5mぐらい)で、潮の速さや風もそこそこならシラサ仕掛けは強力です。
体感ではエギで3杯釣る間に、餌なら5杯。本当に渋い時なら3対8ぐらいのこともあります。
でも食いがたっていたら関係なく、エギの方が手返しがいいこともあるので一長一短ですね~。
ということでエギと餌、それぞれに得意な点があるのですが両方準備していくのが最強です。
当たり前か…w
でもですね~
ベイカ釣りの良い所は一つのタックルで両方出来ることなのです!
ちなみに釣具のポイントでシラサエビを買っていますが、160円分買えば一晩持ちます。
フグが多い場所ならその倍は必要ですが、そんなポイントなら私はエギを使います。
もしくは場所移動。
そう考えると、道中に釣具屋あって営業時間なら買っていきたいですね。
岡山で超絶人気のこの製品、悲しいことに廃盤です。
まだ在庫が残っていたら買い溜めしておくことをオススメします。
素早くサーチ!まずは上
ベイカは表層付近から底付近までレンジが変化します。
自分の場合はまずは水面下50cm~1.5mぐらいを攻めるのがセオリーです。
これであまり時間がかからずにベイカが釣れたら
「このポイントはベイカが多い」
と判断して、そこで足を止めていいです。
あまり時間がかからずに…というのも曖昧すぎるので、自分だったら目安として最長5分ぐらいですね。
そのポイントと周辺の上をレンジをまずはササッと調べます。
ベイカの数が多ければ、ボトムで20杯だけど上の方では0杯なんてことは有りえませんから。
まずはこれで本日のそのポイントのポテンシャルを計るのです。
そうして釣っていると同じポイントなのに
「ここにアタリが集中する」
という範囲が分かります。
後はそこを集中砲火しましょう!
移動の前に底を攻めろ!
何度も書いてますが釣れるポイントを探すのは確かに大事です。
そしてまずは上のレンジを攻めるのがサーチには効率的です。
でもちょっと待って下さい!
本当はそこにたくさんベイカがいるのに、スルーしちゃってません?
岡山ではそういうことは大変よくあります。
外灯もある…
潮もほどよく効いている…
そんな条件なら、上だけ調べて移動じゃなくて、もうちょっと疑ってみましょう。
上の方のタナを攻めて反応が悪いなら一気にボトムを攻めて下さい。
その中間は不要です。
厳密にはその中間が良いことももちろんあるのですが、基本的には上から底、そのどちらかに集中します。
(どっちに集中するのかというと、そのポイントと時期によります)
そこまでやってダメなら即移動!
上で5分、底で5分。
合わせて10分で自分はその釣り座を見切ります。
もしそこで上やボトムでポロッと釣れたらなら、そのポイントはタイミングを変えて入り直すのが吉です。
あるいは2週間後ぐらいに来てみれば一気に釣れるようになっていて「このポイントはこんなにポテンシャルあったのか~」と驚くことも。
なぜ2週間?
というと潮が変わるからです(大潮は月に2回ある)
他の判断方法
目視
ベイカは目視することが出来ます。
常夜灯が効いている範囲を見渡すほか、ヘッドライトで照らしても水面を照らすのもいいでしょう。
ただベイカとはいえスレますので、あまり過剰に照らし続けてはいけません。
サッと確認していることが分かったら、ライトはすぐ消して下さい。
常夜灯のような動かない灯りはいいですが、動く灯りは警戒されるのです。
また、エギを回収する時についてくることが多いので、エギ・餌のピックアップする時に後ろをよく見て下さい。
水柱
シーバスなどでもピックアップする時に食ってくることが多いですが、ベイカにも似た修正があるようです。
水面まで追い詰められたベイトには興奮するようで、エギをピックアップすると一瞬遅れてピピッと水柱が上がります。
「ん?エギをピックアップした時の飛沫か?」と見逃さないで下さいね~
実釣~玉野市~
まずはフィールド選択
私は岡山県の倉敷市在住です。
だから近場の玉島もベイカフィールドなのですが、今回はパス。
理由は、今はさほど釣れないはずだから。
そして「おそらく今釣れている」であろう、玉野市の穴場へとやってきました。
この「おそらく」という予測が立てられるようになったら、もう自分一人の力でベイカは探せます。
岡山で安定してベイカを数釣りしようと思ったらこれは無くてはならないスキルです。
一生ベイカ釣りを楽しみたいと思いませんか?!
予測の仕方を知りたくないですか?!
答えは記事の最後に…。
穴場を知っておく
エリアが決まれば、次はその中のポイント選定。
自分の場合は基本的に岡山県内の人が少ない穴場をある程度ストックしていますので、そこに行きます。
人が少ない、というのは「誰も知らない」という意味ではなく密度の問題です。
例えば
「人気釣り場だけど、この時期は人がいない」も穴場ですし
「人も多いけど広くて竿出しポイントには困らない」もな穴場です。
「みんな素通りしてるけど、実は釣れる場所」だって穴場なのです。
開拓してみて下さい。
時刻は17時半。
もう大分周りは暗いですが、完全な闇ではありません。
その間に準備して、コーヒーで一服。
誰もいない常夜灯のポイントを貸切。
下津井方面だったらありえないよな~w
とこみ上げてくる笑いを抑えつつ、エギをキャスト!
さぁ釣るぞ~!
状況を把握すべし!
まずは上のレンジを集中的に狙います。
1.5mほどエギングが沈んだら、軽くチョンチョンと跳ね上げて誘い、その後はエギが表層に浮かぶぐらいまでリールを巻きます。
で、またフォール。
潮が流れている方向を確認し、潮上から潮下に流す。
この繰り返しです。
(アタリがないなぁ…?)
かなりの一等地のポイントなので、エリアを外してない限りはいるはずなのだけど…?
そう思いながら、別方向に投げようとエギをピックアップ。
ピシャッ
一瞬遅れて水飛沫。
ベイカがいること確定!
ということで
- ポイント選定はOK
- レンジは上の方
- 食いは渋い
と状況確認。
この一連の流れはベイカに限りません。
色んな釣りに応用出来ます。
釣りとは消去法で正解に辿り着く遊びです。
その為の見切りの速さと、アジャスト力。
人によっては自然と身に付きますし、身に付かない人はずっと身に付きません。
その理由は簡単。
「なぁなぁでダラダラ釣りをしないこと」
これに尽きます。
面倒臭がらない。
常に考えながら釣りをする。
それは5年ぐらい釣りをやっていたら、スンゴイ差になって現れます。
ということで…
餌木蔵ベイトフェザーライトエギング
ということで最近メジャークラフトから出た新しいエギを使用しました。
餌木蔵のベイトフェザーライトエギング。
説明不要の有名なナオリーは安定しているのが良さですが、それ故に食いが渋い時には向かない一面でもあります。
この餌木蔵ベイトフェザーライトエギングは、その特徴として羽の向きが逆についているのです。
羽の意味は、エギの沈下速度や沈下姿勢の調整、エビの足や魚のヒレのイミテートなどと言われます。
この羽の向きによりエギへのブレーキ力は弱まりますが、その分ダートに貢献しているのです。
レスポンスがかなり良い!
よく勘違いしている人がいます。
「あんな小さなイカに知能などない」
と…。
知能というのがどこからどこまでを意味するのかは分かりませんが、警戒心という意味なら確実にベイカは持ち合わせています。
夏よりサイズアップし、襲われ、仲間が食われ、警戒心がアップしているベイカ。
普通にエギを見切り、スレます。
夏ならシェイクとフォールだけでよかったのですが、冬ベイカにはこの餌木蔵ベイトフェザーライトエギングのキレッキレダートは大きな武器になります。
岡山県でもかかせません!
釣果
まだ釣れていたので途中でやめなければもっと数は伸ばせたでしょう。
冬ベイカなのでサイズが大きくて食べごたえがあるので十分です。
ベイカに限らずイイダコやママカリなどオツマミ系のターゲットはポロポロと釣れ続けますから、釣る数を自分の中で制限しないと、いつまでも帰れませんので注意が必要です。
ベイカ釣りにおすすめの道具
エギ
サイズ | 重量 | 沈下速度 |
1.6号 | 4g | 4.5秒/m |
1.8号 | 6g | 3.2秒/m |
2.0号 | 6.5g | 5.0秒/m |
今回活躍してくれた餌木蔵ベイトフェザーライトエギングです。
名前が長い…
上で書いたようにその特徴は、羽が逆向きにつけらえていることによる水の抵抗の軽減。
普通小さくて軽いエギというのはあまりアクションしないのですが、コイツのダートはキレッキレ!
しょせんベイカと舐めてはいけません。
やはり渋い時には差が出るのです。
ダートで跳ね上げると、ベイカが狂ったように追いかけてきました。
今回はこいつで半分、残り半分はシラサエビで釣りました。
昔はメジャークラフトは「駄目ジャークラフト」なんて言われていましたが、バスブームの終焉と共にソルトに手を出して大成功しましたね~。
最初の頃はどうなのよ?というアイテムもありましたが、ノウハウやコツを掴んだのでしょう。
もう昔っからのソルトアングラーに関しても、メジャークラフトはなくてはならないメーカーになりました。
何より価格破壊と言えるほど安いし、それでもデフレメーカーでは及ばない完成度。
消費者には嬉しいですね!
カン付チビイカ仕掛け
ひぃぃぃ!
知ってました?
岡山で大人気のこの商品、もうすぐ廃盤になってしまうことが判明しました。
私もよくお世話になっているので、今後は代替え品探さないとなー…。
今、ネットで買い占めている人達が続出しております。
もしまだ在庫が残っていれば、お早目に。
私も補充しました。
ロッド
タックルは21ソアレXR 76ULがオススメです。
レングス・パワー…このスペックは岡山のライトゲームの鉄板です。
メバルやアジに使うロッドですがもちろんベイカにもベストマッチ。
7f半ばの長さはエギだけじゃなくて、シラサエビを使った餌釣りにももってこいなのです。
特に数釣りしたい人は2段針仕掛けを使用しますし、その上にケミホタルを付けます。
つまり、ある程度の長さは必要なのです。
とはいえシーバスロッドやエギングロッドではベイカの繊細なアタリは取れません。
フッ…と抜けるようなや、僅かな引っ張りも感じて掛けるにはこういった竿が必要です。
釣れる数はもちろん、釣り味だって良いですしね。
お持ちの道具でベイカを釣るのを否定する訳ではないのですが、個人的にはごついタックルだとベイカの引きが味わえずあんまり楽しくないと思います。
これからずっとベイカ釣りを楽しんで行きたいなら、ライトゲーム用のタックルは持っておく方が良いと思います。
21ソアレXRは値段は2万円台と手頃ですが、とにかく振りぬきや感度がよく、実釣性能は5万の竿にもひけをとりません。
また、自分はシマノのグリップが好きなんですよ~!
コンパクトで、丸みがある部分が掌にフィットして秀逸なグリップです。
見た目もカッコイイ!
リール
リールは21アルテグラがおすすめです。
21年新製品で、旧製品を性能で大きく上回っています。
私は釣具はダイワ派なんですが、スピニングではダイワよりシマノの方が正直上だなと。
番手はC2000SHGを強くオススメします。
昔はハイギヤは早すぎる!という人もいましたが、もうそういう人は減りましたね。
ハイギアの方がゆっくり巻こうと思えば巻けるの、知ってました?
人間が遅く巻ける限界は、ルアーの振動や重みが伝わる下限です。
ということはハンドル一回あたりでたくさん情報が伝わってくるハイギアの方が遅くも、速くも巻けるんです。
巻き上げ力が必要な釣りには向きませんが、ライトゲームなら関係ありませんしね。
フィールド予測&投げるべき場所&今回のポイントの公開
途中からメソッド紹介やらおすすめ釣具も書きましたが、冒頭に述べたように一番大事なのは場所とタイミング。
これが8割です。そこで
・どこに行くべきか
その時々によってベイカが有望なフィールドは変わります。爆釣フィールドもあれば、ボウズのフィールドまで様々。
「今日はどこに行くべきか?」という予測の立て方。
・そのポイントの中でどこを打つべきか
ベイカは5m離れた人と10倍の差がつくこともあります。ほんのちょっとの違いなのです。
もしかしたらあなたが見落としている所でベイカは爆釣できるかも?
・今回釣った具体的なポイント
文章だけだと机上の空論みたいでモヤモヤすると思いますので、今回釣った場所を実際にご説明してそれを踏まえた上で解説します。ちなみに玉野市の穴場です。
ということで知りたいという方向けに、裏ブログで別の記事をご用意しました。(記事はこちら)
人が増えると困るので、閲覧できる人数を制限します。
3人読んだら終了。半年して夏ベイカシーズン前にまた復活して3人…という感じにします。
ご興味がある方は、お早目に。
良かったらこちらの記事もどうぞ!
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