ライギョを餌で釣るって？！全然有りでしょ！

ライギョを餌で釣るってどうなの？

ライギョ釣りと言ったら専用のタックルとフロッグを用いて、ヒシモやハスなど水生植物が生い茂るフィールドで行うもの…
ライギョに対してそのようなイメージを抱いている人は多いと思います。

しかし元々日本人にとっての釣りというのは、もっと日常の傍らにあり手軽に楽しめる趣味なのです。
いくらライギョが外国から入ってきた魚とはいえそれは変わりません。

専用のライギョタックルなんて揃えていたら、高級タックルじゃなくても５万も６万もしてしまいます。
それってお金がない人が出来ますか？

夏になったらコテコテのライギョタックルで楽しんでいる私が言うのもなんですけど、みんながみんなそうじゃなくてもいいと思うのです。
釣りってもっと自由に、もっと楽しめるものでしょう？

ということで、近所の水路にライギョが住んでいる人は釣らなきゃもったいない！
ライギョの餌釣りやってみませんか？

餌とルアーはどっちが有利？

ヒシモやハスといった水生植物が茂っている釣り場では、強靱なライギョ専用タックルを使わないとライギョを釣り上げるのは難しいです。
ライギョ自体は大して引きが強い魚ではありませんが、糸が植物に巻かれてしまうとどうにもなりません。

ただし障害物が少ないオープンな場所では餌釣りの圧勝です。
ライギョを餌で釣ったことがある人なら分かるはずですが、食いの良さではどうしたってフロッグは餌には敵いません。

ライギョは視力がいいのでオープンウォーターではちゃんと対象物を確認してから食ってきます。
鼻先で5秒くらいじーっと見てきますからね～。

ルアーでは見切られる状況でも餌なら容易にバイト持ち込めます。

ライギョの餌釣りに必要な道具

竿

・３m未満のチョイ投げ竿
・ＭL以上のバスロッド
・シーバスロッド
など

リール

・2500番～3000番程度のスピニングリール
・バス用ベイトリール（ベイトロッドを使用する場合）

糸

・4号～5号程度のナイロンラインかフロロカーボンライン。
・PEライン1号以上

値段が安いナイロンラインの中では以下が評判が良いですね。

ライギョの餌になる生き物

・小魚全般
・ドバミミズ
・フナ
・ザリガニ
・カエル
など

ライギョはフィッシュイーターですので、動かない餌には見向きしません。
逆を言えば活きの良い餌なら何でも良いとも言えます。

一番良いのはあなたがライギョを釣ろうとしている水路や川で小魚を先に餌で釣るかアミで掬うかして、それに針を付けてライギョが居そうなポイント（後で解説）に入れればOKです。

餌を使ったライギョの釣り方

ポカン釣り

いにしえの釣り、第31回は「ナマズのポカン釣り」です。これも古い釣りで江戸時代は相州や武州で盛んだったようです。木で作ったカエルを使うこともあったようですが、その形状は伝わっていないようです。#いにしえの釣り　#ポカン釣り pic.twitter.com/ODAdD1dBbP

— オグラ海月 (@ogura_kurage) May 4, 2020

ツイッターに素晴らしい画像があったんで引用させて頂きます。

１．カエルを地面に叩きつけて失神させる
２．針を付ける（足を縛ることもある）
３．ポイントに投入する

カエルを地面に叩きつけて失神させるというやり方は何とも言えませんね～。
そのまま動かなくなって死んじゃう気もしますし。
ただ蛙は暴れますので大人しくさせないと足を糸で縛りにくいのも分かります。

でも出来れば活きが良いままでポイントに投入した方がライギョの食いは良いです。

ブッコミ釣り

HONDAの釣り俱楽部から画像を引用させて頂いています。
HONDAの釣りのページは釣り具メーカーのHPにも劣らないほど素晴らしいですね～！

そういう編集作業と釣りだけやって年間休日125日くらいで給料40万くらい貰えるんなら是非転職させて欲しいですw

ライギョの餌釣りに向いているポイント

水門周り

水門が開いて水が入ってきているなら、そこはライギョの一級ポイント。
こういう場所にはベイトが必ず入ってくるので、それを捕食する為にライギョが待ち構えています。

餌釣りで狙いたいポイントNO1です。

オープンウォーター

このように浅くて水質もクリアなポイントも餌釣りに向いています。
水面を覆う水生植物だけでなく、水中にも糸が巻かれるような障害物はありません。

水門のように「ココ！」というライギョの居場所が絞れなくても、サイトフィッシング（目で見て魚を探す釣りのこと）でこちらから積極的にライギョを見つけられます。

ライギョの餌釣りに向いていないポイント

ヒシモエリア

フロッグゲームの場合はこのようなヒシモのエリアのポケット（隙間）を狙うのは鉄則ですが、専用タックルを使わない餌釣りでは無理です。

ヒシモは水中で茎を長く伸ばしています。
沖でかけたライギョは身をくねらせながらそれらに糸を巻き付けますので、釣りあげることが出来ません。

上の写真の場合だとせいぜい足元でチョンチョンするぐらいしか無理です。

ハスエリア

もちろんハスが生い茂った場所も無理です。
こういうところは餌釣りでは攻めないようにしましょう。

水面を覆う水生植物のエリアは向いていない、と覚えておくと分かりやすいと思います。

餌釣りの場合のライギョの探し方

餌釣りはその弱点として、ルアー釣りに比べてライギョを探すのに向いていません。
その代わり見つけてしまえば高確率で釣れる、みたいな。

上でご紹介したように水門という強力なポイントや、水質がクリアでライギョを探せるような環境だけではありませんよね。
そんな時のライギョの探し方を知っておくのと知らないのでは、同じ餌釣りでも雲泥の差が出ます。

雷魚はエラ呼吸だけでなく空気呼吸をする魚ですから空気を吸いに水面まで顔を出すこともあります。
だからまずはよく池、水路の水面を観察してみて下さい。

ちなみに「肺呼吸」という人がいますが、これは間違いです。
雷魚に肺はありません。

上鰓期間に空気を送っているだけです。
ちなみにエラ呼吸だけでは酸素の全てをまかなえず、網に引っ掛かって魚のくせに溺れて死ぬこともあるそうです。

ライギョを釣り上げたら…

ライギョは元々食用として日本に入ってきた魚ですから食べても美味しいらしいです。
（※刺身は厳禁）
だけど食べないのなら、ライギョは生息数が減っているので逃がしてやって下さい。

ライギョは口をかたく閉じていてなかなか開きません。
慣れない人には口を開けさせるのは難しいですし、下手をすると鋭い牙で噛まれて大怪我をしてしまいます。

慣れていない人はマウスオープナーで口を開けさせて、画像のようにフィッシュグリップを使用して下さいね。

あと、こんな記事もありますので良かったら読んでやって下さい。
慣れてきたら道具は不要になります。