イカ釣りたいんだけ餌使った方がやっぱり釣れるの?
はい、食いの良さが違いますよ!
イカやタコなど軟体系は美味しいから釣れると嬉しいですよね!
でも高いエギを何個を買って、貴重な休日をつぎ込んで釣果ナシ…それは避けたくないですか?
そんな人におすすめなのがスーパーに売ってるササミを使った餌パワー!
今までの苦労は何だったの?!というぐらい簡単に釣れちゃうことも珍しくありません。
さらに安いとあっては使わない理由がない…そう思いませんか?
ということで今回はササミを使った釣り餌の作り方を徹底公開!
釣果に差がつくちょっとアレンジも書いているので、この記事を読んで次の週末は美味しい晩酌のおつまみをゲットしちゃいましょう♪
ササミで釣れるターゲット
- イカ類… ヤリイカ、スルメイカ、ケンサキイカ、アオリイカ、コウイカなど
- タコ類…マダコ、テナガダコ、イイダコなど
ささみはササミの餌はイカ類やタコ類などの軟体系に主に使われます。
理由としては餌巻きスッテの上にのせる餌には相応の大きさが必要で、青虫のように細長いものはダメなんですね。
だから魚の切り身もよく使われるんですが、価格や入手のしやすさ、餌持ちや臭いがしないなどの理由から最終的にササミに落ち着く人が多いですね。
ササミのメリット
安い
釣りの餌としてメジャーな青虫なんかは100gで800円ぐらいします…たっかー!
ササミなんて100gで80~100円ぐらいですよ…。
ササミはサラリーマンのお父さんや学生さんの懐にも優しいのです。
入手しやすい
釣具屋が近くにない、仕事が遅くて帰りに寄っても閉まっている…そんな人も多いのでは?
ササミならスーパーに売っているので基本的にどこでも買えますし、24時間スーパーも多いので入手しやすくて助かります。
手が汚れない
具体的な作り方はこの後ご説明しますが、塩漬けにしたササミは汁が出ないので手が汚れません。
臭いがしない
魚餌と違って臭いが少ないので車の中が臭くならないのもササミのメリットですね。
虫餌が苦手な人も使える
女性など気持ちが悪くて虫餌が触れない人でもササミなら抵抗なく触れます♪
よく釣れる
肉とはいえ餌ですからただの人工物であるスッテやエギよりもよく釣れますよ。
餌持ちがいい
塩漬けにして身を締めているので餌持ちがよいのでコスパに優れており、いちいち交換しなくても長く使えるので釣りが快適です。
長期保存できる
活き餌は飼育が大変だし虫餌は冷蔵庫に言えると家族が嫌がるでしょうが、ササミなら冷蔵庫に入れていても文句は言われません。
塩漬けササミの作り方
準備するもの
- ササミ
- 塩
- キッチンペーパー
- サランラップ
ササミはスーパーに売ってる安いものでOK!
賞味期限が切れそうで安くなってるやつで十分ですよ。
ササミを使う大きさに切るんですが、基本的には餌巻きスッテに使うことがほとんどでしょうからそれに合わせて切りましょう。
目安は長さ7cm、幅2cm、厚み7mmぐらいですが適当でいいですよ。
大きくても最終的に切ればいいのでちょっと大きめしときましょう。
カットしたササミにボールの中で塩をたくさんまぶして全体に行き渡るよう手で混ぜます。
塩なんて安いものですからケチらずにいっぱい使ってください。
これによって浸透圧でササミの水分が抜けて硬くなり餌持ちがよくなるんです。
ササミから出る水分を吸い取るためにキッチンペーパーで巻きます。
2重にしないと十分に吸い取れないので注意。
このままだとキッチンペーパーを介してササミの汁が出てくるのでサランラップで巻き巻きします。
あとは冷蔵庫に入れて1~2日すれば完成なんですが、待ちきれなければ一晩でも構いません。
余計な水分がなくなって身が硬くなり、シットリとした感触になりました。
表面には汁っ気は残っておらず、結晶化した塩が見られますね。
これでササミの塩漬け、完成です!
左側のは千切れそうですが針金で巻いて使うので問題ありません。
なんなら他の千切れたササミと一緒に巻いてもいいし適当でOKです。
食いをよくするアレンジ
色をつける
塩漬けしたササミをボールの中に入れ、好きな色の食紅・着色料で色をつけましょう。
イカ類は色盲ですが色の濃淡は把握できるって知っていました?
同じ色ばかり使っているとイカにも見切られますが、カラーを変えると別の餌だと思って急に釣れ始めるのは珍しいことではありません。
左からササミプレーン、ブラッドレッド、パーフェクトブルー!
自分のテンションが上がるカラー名を付けてください(笑)
スレ防止に有効なのでオススメ!
臭いをつける
イカはまず視覚で餌を見つけ触手で餌を捕まえますが、この時に吸盤で触覚と味覚を感じることができます。
ここで餌巻きスッテの強さが活きてくるわけですね!
でもイカ類はろうと(水を吸ったり出したりするところ)の近くに嗅覚を司る器官があるって知ってました?
餌と少し距離があっても水に溶けた臭いを感じ取れるので確実に効果はあるんですが、ササミは臭いがないのがメリットであると同時にデメリットでもあるんですね…。
そこでササミの塩漬けをガルプ汁につけておくと、水中で広範囲に拡散して一層釣れるようになるのでおすすめ!
近くまで来たけど抱いてこない…という時の最後の一押しになりますのでやってみてくださいね。
ちなみに買うのがメンドクセ~という方は味の素(アミノ酸調味料)を大量に振りかけておくのも手ですが、ガルプほどの効果はありません。
保存方法
よく釣れる塩漬けササミですが、釣りに行くたびに作るなんて面倒なことはできませんよね。
塩漬けにしておけば冷凍庫に入れてもガチガチには凍らないので、釣りに行く前に取り出せばOKです。
全部一まとめにするんじゃなくてラップで小分けしておくと便利ですよ。
釣具屋に売っているササミとの違い
釣具屋に売っているササミは塩漬け、形を整えてある、防腐剤添加、色をつけている、アミノ酸に漬け込んでいるなど手間がかかっており品質に優れています。
自作のメリットはコスパなので自分がどちらを優先するかで選びましょう。
ふだんあまり餌釣りをしない人なら買った方がいいかもしれませんね。
余った切れ端の使い道
ササミの塩漬けをしていたらどうしてもポロポロと身が千切れてしまいますので、これはこれで保存しておきましょう。
量があればミンチにしてコマセに混ぜてもいいし、量が少なければ魚を釣るための餌に使っても構いません。
なんなら食っちゃえ!
Q&A
- 魚を釣るなら虫餌とどっちがよく釣れるの?
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魚を釣る場合は虫餌の方が動くし汁が出るので釣れます。
ササミは餌巻きスッテや餌巻きエギにも対応するサイズが量産可能なのが利点で、イカ・タコ類におすすめ。
- 魚を釣るなら魚の切り身とどっちがよく釣れるの?
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サバの方が臭いが強烈&魚皮のフラッシングが効くのでカサゴ等の根魚はよく釣れます。
- イカ・タコを釣るならサバの切り身とどっちが釣れるの?
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ササミも魚餌も同じように釣れます。
ただ安価&入手しやすい&臭いが少ないので使い勝手はササミが上かと。
他にキビナゴ、イワシ、サメなんかも使われますがどれも釣果は突出していません。
強いて言えばサヨリがヤリイカには最強なんですが、手に入りにくいのが難点です。
- ビーフジャーキーじゃダメなの?
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釣れないことはないのですが水分が飛びすぎかと。
イカは触覚や味覚、嗅覚もあるのでガチガチに干したものよりも、適度に生の方が釣れます。
ビーフジャーキーは高くてもったいないので自分で食べましょう。
まとめ
- メリット…安い、入手しやすい、手が汚れない、臭いがしない、よく釣れる、針持ちがいい、長期保存できる
- 使い道…餌巻きスッテや餌巻きエギにつけてイカやタコ狙いにぴったり
- 作り方…長さ7mm×幅2mm×厚さ0.7mm程度に切ってをまぶし、キッチンペーパーとラップで巻いて冷蔵庫で1~2日寝かせる
- アレンジ…食紅、着色料で色をつけてカラーローテーションしてスレ防止に。ガルプ汁に漬ければ食いがUP
いかがでしたでしょうか?
市販品の方が品質はいいですが、自分で作ったものでもちゃんと釣れますよ。
安く済ませたい人は自作、面倒な時は買うのが正解!
コウイカの餌釣りに関してはこちらの記事をどうぞ。
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