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ナッゾジグって?
ナッゾジグのインプレを書く前に欠かせない話を。
それはブリーデンが誇る稀代の名作ルアー、メタルマル。
確か2012年にブリーデンから発売されたと記憶しています。
そして2015年に製作者のレオンさんが自社ブランド「インクスレーベル」を発足し、2019年にブリーデンのテスターを退任されました。
その時に私が思ったのは…
もったいないな~。
ブリーデンで発売せずに、暖めておいてインクスレーベルから発売すれば良かったのに…。
ということでした。
あれほどの定番ルアー…長く自社の売上に貢献出来ることは間違いないはずですから。
しかし2021年に発売されたナッゾジグは私の俗な考えを爽やかに吹き飛ばしてくれました。
メタルジグにブレードが付いていて、何だかメタルマルを彷彿させる外観。
でも決してちょっと形を変えただけのコピーではありません。
色んな所で使える!色々狙える!すごいルアーなのです。
ナッゾジグを使ったことがないそこのあなた!
インプレを書いたので…読 ん で ね !
ナッゾジグの水中アクション
メタルジグとは思えない素晴らしいアクション。
巻きでこれだけ動くジグはナッゾジグ以外に見たことがありません。
そして注目すべきは1:55秒くらいからの、ボトムを攻めているシーン。
メタルルアーなのに根掛かりしない…だと…?!
ナッゾジグのインプレ
上がメタルマルの13gで、下がナッゾジグの12gです。
それでは見ていきましょう。
普通のスピンテールジグは魚がブレードにバイトしちゃうのが悩みどころですが、それを逆手に取ったのがこの2つのルアー。
ブレードとフックを一体化させることによってブレードバイトを取っちゃおう、と。
ナッゾジグに至ってはフロントフックすらありません!
ブレードとフックシステムにも違いがあります。
メタルマルの方はコロラドブレード+ダブルフック仕様。
ブレードと一緒にダブルフックが高速回転することにより、触れれば速掛け!
それに対してナッゾジグの方はウィローブレード。
更にスイベルを使っていない為、回転はせずにパタパタと振られるのです。
フックは地獄針仕様!
シングルフック2つを向い合せたこのセッティングは、このようにボトムコンタクト時に針先が上を向きやすく根掛かり率を下げます。
また魚がバイトした時はこのように2本のフックが口の中で大きく離れ、どこかに刺さってくれます。
針先が鈍ったらインクスレーベルのトラスティンがおすすめです。
バーブレスなのでフッキング抜群です!
もちろんメバリング用のプラグにも最適です。
またナッゾジグの場合はボトムコンタクト時にブレードがフックよりも下側に来る為余計に根掛かりしにくいです。
メタルマルはボトムを攻めるのにはあまり適していませんでしたが、ナッゾジグは果敢にボトムを攻めることが出来ます。
底面の塗装がボロボロになるほどボトムで使い込むことも可能!
ナッゾジグの底面。
前方は平面になっていて水を受けるようになっていますね。
ナッゾジグはその形状により浮上しやすく、巻くとミノーのように動きます。
リトリーブでも動くメタルジグは他にもありますが、こんなによく動く物はそうそう無いですよ。
それに対してメタルマルはリトリーブしても本体部は動きません。
でも一定速度を超えるとバランスが崩れて倒れて横向きに泳ぎます。
アクションが破綻したとかじゃなくて、多分狙って出してる動きだと思うのですが…。
またナッゾジグは巻くだけのルアーではありません。
ゆらゆらとシミーフォールで落ちるのも魅力です!
メタルルアーなので当然ですが、ナッゾジグは小さくてもよく飛びます。
また浮き上がりやすいので巻く速度やロッドの角度調整によって上のレンジを攻めることも可能。
根掛かりしにくいのでリフト&フォールやボトムバンピングも出来ます。
使い方次第で色んな場所を攻略出来ます。
どっちも良いルアーですが、使いやすさではナッゾジグはメタルマルの上を行きますね~!
ナッゾジグのラインナップ
オリジナルモデル
重量(g) | 全長(mm) | フック(#) | ブレード(#)/厚み(mm) | リング(#) | 税抜価格(円 ) |
---|---|---|---|---|---|
1.8 | 25 | 12 | 00/0.2 | 00 | 680 |
3.5 | 32 | 10 | 0/0.2 | 0 | 680 |
5.5 | 38 | 10 | 0/0.2 | 0 | 680 |
8 | 45 | 8 | 1/02 | 1 | 720 |
12 | 50 | 8 | 1/0.2 | 2 | 780 |
16 | 55 | 6 | 1.5/0.3 | 2 | 840 |
25 | 60 | 1 | 1.5/0.3 | 3 | |
35 | 70 | 1/0 | 2/0.3 | 3 | |
45 | 75 | 2/0 | 2/0.3 | 3 |
~5.5gはライトゾーン、~16gはミドルゾーン、~45gはヘビーゾーンと名前がついています。
続いてカラーラインナップを見て行きましょう。
まるで宝石のように美しいですね~!
左上から右下に向かって
となっております。
自分が信じて投げ続けられるカラーが一番だと思いますが、とはいえカラーによって釣果に差が出ることがあるのも事実。
例えばトラウトでは外せない赤金は、バス釣りではそんなに効きません。
一説には魚の目は生息する場所の水色に適するように進化してきたそうで、赤金はマッディな水質に馴染んでバスには見えにくいのかもしれません。
余談ですが人間の目は青色を認識しにくいらしいです。
これは人間目線で自然界に青色の食べ物が少ないからだとか。
…なんてことを色々考えながら使い分けるのも楽しいですね。
せっかく色んなカラーがあるのですから。
ちなみに私のイチオシはシラスシルバーです。
白は色んな魚種が安定して釣れるカラーで、個人的にはスタンダードカラー。
あるいは真逆のクロアワビ。
黒にはよく分からないパワーがありまして、はまる時はやたらとはまるのです。
赤や緑に比べて地味?な白・黒をつまらないカラーだと決めつけるのは勿体ないですよ!
更にブレードも3種類あります。
くぅ~ニクイ~!
最終的にはカラー考察は想像の域を出ることはないんですが、渓流のトラウトや水路のニゴイなんかも金銀のスプーンで明確に差が出ることもありますからソルトでも色々試してみたいですね~。
極薄&軽量、錆びにくいステンレス製のナッゾブレード。
ナッゾジグだけでなく、プラグやワームに装着!
自由に遊びましょう。
スリムロングモデル
釣り人の欲求は留まることを知らない。
オリジナルのモデルに「より深く、より遠く、より早く」というコンセプトを加えて追加されたナッゾジグのスリムロングモデル。
現在は45gと65gの2サイズですが、85g&105gの開発も視野に入れているそうな。
インクスレーベルのファンにはライトゲーマーが多いイメージがありますが、ヘビーゲーム界に殴り込み!
ショア&オフショアジギンガーにとっても強力な武器になることは間違いありません。
ナッゾジグ・スリムロングエディションには、大型魚にも対応したジギング用のシングルフックがついています。
もっと遠く
もっと深く
もっと釣る為に。
逆付けセッティングを視野に入れて開発なんて前代未聞?!
一見シンプルな?形状のナッゾジグですが、それとは裏腹に色々試す余地がある懐の深いルアーです!
ナッゾジグでキスが釣れる?!
まずは上の動画をご覧ください。
非フィッシュイーターであるキスをナッゾジグで釣る。
そのことにどれだけの賞賛があるのかは分かりません。
だけど、見ているだけで楽しくなりませんか?
純粋に釣りを楽しんでいるというか、余裕すら感じられます。
他人と比べて釣果がどうだとか、釣った魚をSNSに載せて「オレスゲー!」とか、どうでもよくなりますね~
すげー!!
面白そう!!
やりたい!!
もちろん私も触発されちゃったので行ってきましたよ!
ボトムを取りながらゆっくり巻いてチョンチョンしてたらコン!
ライトタックルでやってたらもっと釣れたかもしれません。
ナッゾジグはメタルマル同様に魚種限定解除ルアー。
ブレードの波動が小さなベイトを演出しているのかもしれません。
この釣りは遠投必須の広い砂浜よりも、ルアータックルで届く小場所かつブレイクなどキスの居場所を絞りやすい地形のフィールドが有利かもしれません。
私が住んでいる岡山県はアジがほとんど回って来ないというライトゲーマーには大変厳しい地域なのですが、ナッゾジグがあれば年間を通して色々狙えるのでありがたいですね~。
ナッゾジグで今まで釣れた魚
私が身近なフィールドでナッゾジグで釣った魚は上のリストだけですが、魚種豊富な海域が近い人は他にも色々狙えるはずです。
もちろん渓流に行けばトラウトだって釣れますよ。
是非皆さんも色々狙ってみて下さい!
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