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ついにチイチイイカのベストシーズンに突入しました!
ということで昨日釣りに行ってきたので、釣り方やらポイントやら色々ご説明しちゃいますので最後までお読みください。
チイチイイカとは?
チイチイイカとベイカって違うの?
他の地域ではジンドウイカとかヒイカとか言うけど同じイカのことなの?
これ皆さん案外知らないんですよね。
人によっても言う事違いますし。
ということで正確なことを書かせて頂きます。
ベイカは岡山周辺や有明海の特産であり、ジンドウイカ(ヒイカ)とは別種です。
しかし外見でベイカとヒイカを分類するのは困難なので、これらを区別せずにベイカ(あるいはベカ)と呼ぶんですね。
また岡山県西部~広島県でチイチイイカと呼ばれているのはベイカとヒイカをひとまとめにしてそう呼んでいるのです。
チイチイイカ釣りはポイント要素が8割
今年も7月がやってきました。
例年この時期になるとうちのブログには読者の方からチイチイイカに関するお問い合わせを頂きます。
その内容は要約すると2つ。
・どこで釣れるの?
・どうやって釣るの?
も~、食いしん坊ちゃんめ!
分かりました♪
もう過去の記事を読んで頂ければチイチイイカの釣り方については大体書いているのですが、それでもこのようなお問い合わせがポロポロ来ます。
どうやら皆さんあまり良い釣果が出ないようですね。
初めに言いますが、チイチイイカ釣りはポイントが8割です。
ポイントさえ良ければ誰でも100は釣れるんですね。
ただし200釣るには慣れも必要で、300釣ろうとしたら腕がないと無理。
ガチな人になったら400を超えます。
それって船釣りとか、渡船で沖に行った人だけでしょ?
いえ、普通にその辺のオカッパリです
ただし全てのポイントに例年同じタイミングで同じ規模のチイチイイカの群れが入るなんてことはあり得ません。
早まることもあれば、遅れることもあります。
群れが一旦離れるタイミングも、再開のタイミングもそうです。
だからポテンシャルの高いポイントをどれだけ知っているか?
どのタイミングでどこに行くか?
少し嫌味な言い方になってしまいますが、私は生まれてから一度もチイチイイカ釣りで困ったことがありません。
釣れる時に釣れる所に行き、外していたらポイントを修正するだけだからです。
それでは釣行記をお読み下さい。
今回のチイチイイカ釣りのフィールド
今回私が目をつけたのは岡山県の東部。
1つ目の理由は西部は知り尽くしているので、行ってもつまらないから。
あまりやらない東部であえて難易度を少し上げて楽しみたかったのです。
2つ目の理由はこれからしばらく東部が有望になるということが予測出来たから。
どのタイミングでどこが有望かというフィールド選定については過去記事でどうぞ。
海岸線広すぎでしょ!
具体的にはどこよ?
東部と言っても児島湾から兵庫県との境まで広いですよね。
でもチイチイイカは夜の釣りです。
夜なら国道はそう混みません。
岡山市に住んでる人ならすぐ近くですし、倉敷市や玉野市からでも下道で小一時間少々です。
だから私としては開拓も含めて皆さんに楽しんでもらいたいですね~。
ただ何度も通って開拓する時間や交通費が出せない人もいますし、難しい問題ですね。 ※
実釣
チイチイイカを釣るには2つの釣り方があります。
そう餌釣りとライトエギングですね。
今回は私もほとんど経験がないフィールドなので、フットワークを重視してライトエギングにしました。
確かに餌の方が釣れるのですが、それは確実にチイチイイカがいると分かった場所で腰を据えてやる場合です。
そもそもポイントが分からない、釣れるとしてもあまり数が出ない時はエギの方が有利です。
それにエギは飛距離、レンジ、手返しなどでも餌釣りを上回るので使い方や状況では餌を上回る釣果が出せるので。
ということで目をつけていたポイントで釣り開始!
しかし…
はぁはぁ…くっ!
慣れたフィールドだと簡単でつまらないから、知らないポイントに行ってみる。
そんなエラそうなことを言った自分。
ダメだ…!
大口を叩いたくせに恥ずかしい。
あまりの自分の情けなさに、私は耳まで真っ赤になりました。
読者の皆様、すみません。
全然ダメでした…
全然ダメだ…チイチイイカで苦労することが出来ない!
これ以上は持って帰れないのでここで終了です!
その日チイチイイカが溜まっている所に行けば誰でも釣れます。
後は釣り方で以下に数を伸ばすかですね。
数を伸ばす為のエギのセレクト
夏
絶対に外せないスタンダードがこちら。
ナオリーは小さいイカ用の王道エギで作りの良さ、各部バランスなどどれを取っても最高品質。
チイチイイカを釣りたいなら絶対に欠かせません。
ナオリーって1.8号や2.2号、沈みが遅いSタイプや速いDタイプもあるよね。
全部揃えなきゃダメ?
夏はBとBSの1.5号、派手なカラーがあれば大丈夫です。
Bは沈下速度が4.5秒/m、BSは7秒/m。
難しいことは一切ありません。
Bをスタンダードにして、レンジが浅目ならBSで効率を上げるだけ。
ただしどちらを使うかはきちんと状況に合わせて下さい。
BとBSではチイチイイカのレンジ次第で倍以上の釣果差が出ますから。
Sは沈下速度が8.5秒でそんなにBSと変わりません。
テンションを掛けたり抜いたりなどでBSでも対応可能なことがほとんどです。
Sは浮いてるけど抱いてこないチイチイイカに何とかエギを抱かせる為の1つの手に過ぎません。
そんな1杯2杯をチマチマ狙っている時点で、そもそも詰んでるのです。
チイチイイカ釣りは個ではなく群れを狙い打つ釣り。
群れのレンジが下がる、群れが移動するならそれに合わせて自分も移動してひたすら釣り続ける釣りです。
冬
逆に冬はというと、Dタイプも必要な場合が出てきます。
通常はDタイプは冬でも使いませんが、水深が10m近い場所や潮が速い場所ではBではどうしても深いレンジが探れません。
夏よりもチイチイイカが沈みがちなことも多いのでDタイプも持っておくべきでしょう。
また冬になると胴長10cmクラスの大きなチイチイイカも混ざるようになります。
1.5号よりもアピール力が高くて勝負が早い1.8号の必要性が高まるのです。
また冬のチイチイイカは夏に比べてかしこくなっていますし、水質も低水温に伴いクリアになっていることが多いのでベイト系のナチュラルカラーや地味系が強くなります。
2.2号はチイチイイカにはデカすぎるので買わなくていいです。
リアクション
基本的にチイチイイカはアオリイカのようにバシバシとエギをしゃくる必要はありません。
数が少ない時はむしろバイトチャンスを逃します。
ただし例外な時が夏も冬もあります。
今回の釣行でもありました。
ポイントにチイチイイカがたくさんいる場合は群れで競い合ってエギを抱いてくるのですが、この時にダートを入れてやると勝負が速いのです。
ちょっと釣って満足なら不要とも言えますが、200超を目指すならチイチイイカ相手でもリアクションの釣りは出来るようになってないとダメです。
ナオリーが安定なら餌木蔵ベイトフェザーはダート専用。
あらゆるパーツがシャクリ抵抗を軽減されるように計算配置され、軽いシャクリでキレッキレのダートを見せてくれます。
チイチイイカ釣りのレンジ
夏
「夏のチイチイイカは表層~中層とよく言われますよね。
これは概ね当たっています。
夏でも深場にもいないことはないですがほとんどはレンジ(タナ)は浅いです。
深い水深まで探って1杯を絞り出す努力をするなら、その時間を使って移動した方が良いですよ。
冬
冬のチイチイイカは中層~底と言われますが、これは間違いです。
冬は表層にも中層にも底にも、まんべんなく群れのレンジが変わります。
表層ばかりで連発なんて普通にありますよ。
冬は表層にいないと最初に言い出した人は、冬に魚が深場に落ちるイメージをそのままチイチイイカに当てはめているだけですので信用しないで下さいw
そう考えると冬は夏より難易度が上がりますね。
ただし大きくて釣り応えも食べ応えもあるのが魅力です。
探り方
基本は水深1m~2mからスタートして下さい。
以下の理由で、これがもっとも効率が良いのです。
これで食わなければレンジを下げて行きますが、夏は底まで探る必要はありません。
水深4mまで沈めてエギを抱いてこなければそのポイントを見限って移動しましょう。
水深4mと言っても、水深5mにいるチイチイイカは襲いかかってきます。
つまりこれより下は水深6mクラスのチイチイイカを狙う行為に等しく、極めて効率が悪いのです。
夏場にその水深で連発することなど稀ですし、狙う価値がありません。
逆に冬場ならそれ以上の水深で連発は珍しくありません。
Dタイプの餌木で一気に沈めてバンバン抜きましょう。
チイチイイカにオススメのタックル
餌釣りは短ければどんな竿でも良い
ケミホタルを利用した餌釣りの場合はどんなタックルでも等しく釣れます。
ちょい投げ竿だろうがバスロッドだろうが釣果は変わりません。
5mなど長すぎて漁港で使いにくい取り回しでなければそれでいいです。
ただしのべ竿(リール付きではない竿)でやる場合はフィールドによって5m以上が使いやすいことは十分あると思います。
問題なのはライトエギングの場合。
重く感度が悪いロッドではアタリが取れずに釣果が激減します。
この場合に2つの選択肢がある為、それぞれの解説をします。
軽量高感度なアジングタックル
正直言うと多くの場合、チイチイイカ”だけ”を狙うならアジングタックルの方が良いです。
理由は軽量で、高感度で、ティップがしなやかかつ張りがあるので最適だからです。
私が使っているのもこのソアレXRですが、使い勝手は最高です。
SULのエギングタックル
こちらはチイチイイカを視野に入れたライトなエギングロッド。
こちらは船でヒイカ類を狙う時にも最適ですし、秋アオリにも使えるし汎用性が高いと言えます。
アジングロッドでやれることはSULのエギングロッドでも出来ます。
しかし逆にSULのエギングロッドでしか出来ないことはアジングロッドでは出来ません。
チイチイイカ釣りにおいては、多少の使い心地の差はありますが大は小を兼ねます。
そういう意味では色んな釣りとの使い回しを考慮するとこちらの方がオススメかもしれません。
よって上のロッドのどちらを選ぶかは
「他のエギングと併用するか、ライトゲームと併用するか」
で選べば良いと思います。
リール
リールはレガリスLT1000Sがコスパが神がかっているのでおすすめ。
ドラグ性能が問われるようなシビアな釣りではないので安い物で十分です。
PE0.2~0.3号を巻いておきましょう。
チイチイイカの食べ方
チイチイイカは買うと高いですし、あまり新鮮じゃありません。
自分で釣りあげることができればそれが最高なのは間違い無し!
チイチイイカはどうやって食べても美味しいです。
刺身と沖漬け以外は、内臓はそのまま食べた方が旨味があって美味しいですよ。
刺身と沖漬けの場合はちょっと苦いです。
ということで皆さん、頑張って下さいね!
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コメント
コメント一覧 (2件)
さすがですね。早く同じくらい釣りたいです。楽しく読まさせて頂きました。ありがとうございます
LANDYさん、まいどです!
場所とタイミングが合えばこれくらいすぐに釣れますよ!
ベイカはこれからですから、楽しんでくださいね~