まいどです!
ほーぷれす(@hopeless_orz)です。
ルアーで鮎を狙うアユイングが今注目を浴びています。
しかしほとんどのルアーマンは釣れずに終わるでしょう。
釣れる人と釣れない人の差を知っていますか?
それは腕ではありません。
ほんの少しの気付きさえあれば、誰でもアユイングで釣れるのです。
そして「アユイングが出来る川が遠い」と諦めているそこのあなた!
あなたの近所でもきっと出来る?!
裏技も書いてますよ~。
今回はちょっと長いけど…
最 後 ま で 読 ん で ね !
①鮎の生態
アユイングをするならまずは鮎の生態を知りましょう!
春
3月終わりから4月頃になると、海で生活していた稚鮎達が一斉に河川に遡上します。
稚鮎は1日に約2~3km遡上すると言われており、急流や段差まで超えていきます。
下流域にいるうちはコケが少なく、稚鮎はミジンコなどの動物性プランクトンを食べています。
夏
多くの鮎が中流域から上流域まで遡上する6月~7月頃には、鮎は食性が変わって岩に付着するコケを食べるようになります。
すると鮎達が縄張り意識を持つようになります。
解禁当初の6月初旬までは深みで群れで過ごす傾向が強いんですが、6月終わり頃には新鮮なコケが多く付く岩など条件の良い場所に約1平方メートルほどの縄張りを持つようになるんですね。
そこに他の魚が入ってくると攻撃(体当たり)して追い出す習性を利用して、おとり鮎を送り込んで針に掛けるのが有名な友釣りという訳です。
アユイングではおとり鮎の代わりにルアーを使用して鮎の縄張り意識を刺激します。
秋
9月中旬になると鮎達も水温の変化を感じ取ってか行動に変化が起きます。
上流まで遡上して縄張りを持っていた鮎達は、縄張り意識が薄れて今度は逆に川を下り始めるんですね。
これは産卵の前触れであり、この頃から体色が黒っぽくなり、腹にオレンジ色が出てきます。
鮎の婚姻色ですね。
これを落ち鮎と言います。
アユイングでも他の釣り方でも魚がいる所に行くのは同じ。
鮎の落ちに合わせて中流から下流域へと釣場を変えていきましょう。
10月になるとメッキリ釣るのが難しくなってきます。
鮎もコケは食べるので友釣りやアユイングが通用しない訳ではないのですけど、1日の中でも反応する時間帯が限られてきます。
この頃になるとコロガシと言って多段針で引っ掛けて釣る漁法の方が有効になってきます。
アユイングで釣ろうと思ったらやはりコロガシを意識する必要が出てきます。
鮎は1cm~3cm程度の石に卵を産み付けます。
よって下流域で小石が多い場所が産卵場になるのですが、鮎が動かしやすい浮いた石でないといけません。
産卵が終わった鮎は力尽きて死んでしまうのですが、1年しか生きられないので鮎は年魚とも言われます。
10日~2週間程度で孵化した稚魚はそのまま海まで流されます。
この時に堰などで海に流下できなかった稚魚は死んでしまいますが、ダム湖など大きなフィールドではそこを海と見なして生きていきます。
稚魚は沿岸部で動物性のプランクトンを食べて成長するのですが、2月など低水温期は一時沿岸部から姿を消します。
これは低水温に耐える為に深場に移動する為だと言われています。
そして3月くらいになるとまた見え始め、生まれた川を遡上していくというサイクルです。
②鮎釣りのルール
鮎の生態が分かったら、今度はアユイングをする為のルールを調べましょう!
アユイングを始める前に、まずは鮎釣りの世界のルールをこちらの記事で知って下さい。
ちょっと厳しめな口調で書いているのはあなたの為です。
その辺の港や池と同じ感覚でアユイングに行くと必ずトラブルに発展します。
最悪な場合、逮捕されることや裁判に発展するケースもあります。
アユイングをする為には
・河川
・時期
・釣り方
以上の3点が許可されていることが前提です。
遊漁証は忘れずに購入してしましょう。
③フィールド選択
鮎釣りの禁止事項は把握しましたか?
今度はアユイングのフィールドを探しましょう!
ここからアユイングが出来る河川が調べられます。
アユイングが出来る河川が見つかったらさぁそこに出発!…したらダメです。
実は鮎は狙いやすいフィールドとそうでないフィールドがあり、フィールド選択で最初の勝負が決まります。
例え話をしましょう。
こちらは私が住んでいる岡山県の高梁川という一級河川です。
断っておくとここはアユイングは禁止ですが、例えとして適切なので使わせて頂きます。
あなたの住んでいる地域の河川に置き換えて読んで下さい。
高梁川は県内最大の流域面積を持ち、その大部分である下流から中流域の漁業権を持つのがこの漁業組合です。
凄くしっかりしたホームページがあり、これだけで何だか釣れそうな気になりますよね?
鮎の卵の孵化や養殖、産卵場の整備、行政との魚道に関する話合いなど色んな事に着手されているそうです。
養殖した鮎は県内の他の河川への放流やイベント用にも提供するなど、随分しっかりしていますね。
うん!
ここならきっと大丈夫そうだ!
私が見た事をお話ししましょう。
鮎解禁後の最初の土曜である昨日の午前、ドライブがてら下流から中流域を周って様子を見てみました。
鮎釣り師2名のみ。
どちらも釣れておらず、早々に竿を畳まれました。
支流まで含めて全て全て回った訳ではありませんが、ほとんど見て回ってこれですよ。
その理由は鮎の密度。
本来これほどの河川なら数億匹の稚魚が遡上しなければいけない所、一説には数十万程度しか遡上出来ないそうです。
その最大の理由がこちら。
工業用水を取得する為に作られた潮止が稚鮎の遡上を阻害しています。
魚道もありますがここを上がっていくのは大変。
大潮の満潮時など海水面との落差が少ない時でも100匹に1匹登れているのかどうか。
成長して遊泳力がつくまでは稚鮎はここに留まり、その間にシーバスやらサギやらカワウやらの餌になります。
遡上だけの問題ではありません。
水量が乏しければ産卵した卵が孵化して汽水域に流下することが出来ず死滅すらあります。
潮止をクリアすると次なる難問が待ち構えます。
ここにも魚道はありますが水量が十分でないと遡上するのが難しい。
結果この河川では自然環境のみでの鮎の生息数の維持は厳しく、稚魚放流をしています。
記憶が正しければこちらは例年なら5,000kg。
しかし何しろこの河川は広い。
とある鮎の名手は、この川にこう言われました。
これは例えでしかありませんが、落ち鮎シーズンは下流域に鮎が集結するので別としてそれまでは非常に厳しい河川ということです。
では鮎師達がどうしているかというと…
上流域の別の漁業組合管轄エリアの水域へ行きます。
この辺りは本流でも川幅が狭く堰が連続する為一定区間内に鮎が留まりやすい。
こちらは例年なら稚鮎200kgに成魚放流2,300kg。
広すぎず放流量がそれなりに多い。
魚の密度が高いということは鮎に限らず釣りの鉄則です。
このように情報を集め、有望なフィールドを選んで下さい。
アユイングは釣り方云々の前に、まずそれが大事です。
④一般的なポイント
鮎なんてどこを狙えばいいのかサッパリ分からない…
鮎の代表的なポイントは以下となります!
朝はやる気のある鮎が積極的に餌を食いに来る瀬を、昼は瀬を一通り攻められた後ですしずっと早い流れの中には鮎も居続けられないので(岩の裏やエグレは除く)トロ場を、夕方はカケアガリ(のぼり)を狙いましょうということです。
それでは順番に見て行きましょう。
瀬
河川の水面が波立っている範囲のことを瀬と言います。
鮎に限らず他の魚種でも餌場になりやすい所ですね。
瀬には流速、波立ち具合、地形、水深などによって以下の分類があります。
ただ明確な定義がある訳ではありませんし、中間的な物もありますし、人によっても違います。
ただ一般的によく使われる言葉なので知っておきたいのは瀬、チャラ瀬、ガンガン瀬の3つです。
これが一般的に瀬と言われるぐらいの流れですね。
鮎は流れを好みますし瀬はアユイングにおいてメインとなるポイントで欠かせません。
特に梅雨が明けた7月の盛期には瀬の岩にコケがよく付きますので、鮎が多く入り縄張りを持ちます。
流れが速く白波が立っている瀬に対して、水面がさざ波立つ程度の流れをチャラ瀬と言います。
瀬に鮎がいない時はこちらにいることが多く、チャラ瀬もかかせません。
流れもほどほどで立ちこみやすく、鮎も比較的安定して入っているのでアユイングでも狙いやすいポイントです。
ガンガン瀬というのは激しい流れで水面は大きく白波立つ場所で、一部の鮎釣りのエキスパートしか入りません。
流れが速すぎてアユイングだとポイントまでルアーを送り込めませんし、操作出来る位置まで自分が立ち込むのも至難の業。
瀬、チャラ瀬、ガンガン瀬という呼び名は常識なので言葉としては知っておくべきですが、アユイングではガンガン瀬はポイントにはなりません。
トロ場
トロ場とは水面が波立たない穏やかな範囲で、小石な砂底で水深があることが多いです。
イメージ的には淵の浅いバージョンなんですが、それも明確な定義はありません。
トロ場=淵と思って頂いても間違いじゃないです。
シーズン序盤の6月は鮎がまだ縄張りを持たず群れでトロ場にいることが多いです。
その後は上でご説明したように鮎は基本流れが速い場所を好み瀬に付くようになりますが、朝に瀬でコケを食べたら大きな岩の裏やエグレに入れない個体は瀬の速い流れの中にずっと居続けることは出来ません。
よって昼はトロ場にいる個体が多くなります。
また時間帯に限らず流れを嫌う個体もいますし、遊び鮎といって縄張りを持たない個体もいるのです。
カケアガリ
夕方は一日の最後のチャンスタイム。
トロ場に定位していた鮎達は再び瀬に餌を取りに行きます。
その時に必ず通るのが境界線であるカケアガリ。
広い瀬と違ってピンで狙うことが出来、時に入れ掛かりになることもあります。
⑤アユイング向きのポイント
上は一般的な鮎釣りのポイントの説明でした。
しかしこれだけでは不十分。
さらに深堀してアユイングに向いたポイントを知りましょう。
友釣りやコロガシの人達が釣りが出来ないようなポイントこそ、アユイングの得意分野です。
木々や藪の多い支流
友釣りは9mほどもある長い竿を使用します。
その為長い竿では釣りがしにくい竿抜けポイントが必ずあります。
またオトリ缶や引き舟など重装備になりますので、藪漕ぎは苦手です。
そのようなポイントこそ、短いロッドに身軽な装備でフットワークの軽いルアー釣りの独断場となります。
夢が無い事を先に言いますがアユイングは友釣りほど釣れません。
友釣りは多い人なら束釣りといって100匹を超えます。
それは流石に無理です。
だからと言って友釣りと競い合おうとして同じ所に行ってはダメ。
ルアー釣りはルアー釣りの持ち味、長所を活かすべきです。
楽しく遊べて家族4人のオカズくらいで良いなら十分釣れます。
海に行ってもボウズなんて珍しくないでしょう?
それに比べれば随分マシ。
それでいいんじゃないでしょうか。
深くて速い本流
今度は先ほどの逆です。
一見攻めやすそうに見えますが、ここは足元から斜めに落ちて行く地形をしています。
深すぎ&流れが速すぎて鮎師が川の中に立ち込めず諦めるのようなポイントでも、アユイングならキャストして流芯の向こう側の瀬を攻めることが出来ます。
岸際
みんなすぐに川に立ちこんで流芯を狙おうとするんですが、鮎はあなたが考えているよりもずっと手前にいます。
こういう岸際に石がある場合はここも狙い目。
友釣りの人達もこういう所はなかなか攻めないので鮎が残っていることが多いです。
アユイングならピッチングなどのショートキャストで奥まで攻められるのが強みです。
こちらも季節を問わず鮎がついています。
⑥鮎が付く石
6月の終わり頃から群れが散らばり縄張り意識が強くなります。
良い条件が揃う石があれば鮎は1平方メートル範囲の縄張りを持ち、底に入っている他の魚を追い払おうとアタックしてきます。
今まで以上にアユイングが強くなります。
⑦アユイングの釣り方
アユイングでなかなか釣れずに挫折する人は多い。
その半分はここまでで説明したようにフィールド選択がダメだったり、どういう所がポイントか分からない人達。
しかしもう半分の人達はそれが出来ているのに釣れないのです。
その理由は釣り方を間違っているから。
アユイングを他のルアー釣りと同じように考えていたら釣れません。
上流に立って下流に流す
ポイントの上流に立ち、斜め下流にキャストし、ポイントに流し込む。
これがアユイングの基本です。
たまにアップクロスにキャストしてる人がたまにいるんですよ…。
それじゃ釣れません。
流れを利用してルアーを一点に留める
またアユイングは鮎の縄張り習性を利用した釣りなので、鮎の縄張りにルアーを留めないといけません。
それなのにバス釣りのボトムノックというかチニングのシャッドィングというか、コンコンと石を小突きながら巻いてくるのが正しいと思っている人が多いのです。
それだとルアーはすぐに縄張りを通り過ぎてしまいますよね。
ご存知でしょうか?
友釣りでもおとり鮎をポイントに送り込んだら、野鮎に追われるまで待つのです。
具体的には流れを利用して一ヶ所でルアーをアクションさせ続けます。
ポイントを外れたらラインを出してルアーを流して、再度リーリングしてそのポイントに持っていくなど操作が必要です。
⑧根掛かり外し
アユイングは根掛かりしやすい?
アユイングはイカリ針をつけたミノーで石を小突きながら引いてくる釣り方ですから根掛かりは避けられません。
ただ皆さんが思っているよりもずっと根掛かりは少ない釣りです。
感覚的な目安ですが朝から夕方まで釣りをするとして…
大きな岩が少ない平坦な川ならロストは無し。
大きな岩がゴロゴロしている所でも1個か2個しかロストしません。
ただしこれはきちんとルアーを操作出来た場合の話です。
言い換えれば操作が上手い人ならもっとロストを減らせます。
根掛かりの外し方
アユイングにおける根掛かりは2つのパターンしかありません。
イカリ針が岩に引っかかるか、ヘッドが岩の隙間に挟まるかどちらかです。
どちらにしてもまずはラインのテンションを緩めて5秒ほど待って下さい。
流れによってルアーが後ろに流されて勝手に外れてくれることがあります。
それでダメならチョンチョンと軽くロッドで煽ってやって同じように5秒ほど待ちます。
これで多くは外れますし、ルアーがフローティングならこれで外れないことはほぼありません。
それでも外れない時はルアーが岩と岩の間にガッツリ挟まっています。
竿を立てて、リールとバットガイドの間のラインをギュ~っと引っ張って下さい。
そしてパンッ!と離す。
上手くいけばこの時にキックバックして外れてくれます。
それでダメだった場合。
浅い場所なら根掛かりした所まで歩いて行って、反対方向へ引っ張れば取れます。
深い場所だった場合は、足場が良ければ岸沿いに下流方向まで回り込んで引っ張れば取れるかもしれません。
それが出来ない場合はもう取れないので、諦めてラインを引っ張って切るしかありません。
⑨アユイング専用の釣具を使う
アユイングは皆さんがお持ちのシーバスロッドなどでも出来ます。
シーバスルアーにイカリ針を付けて使用するのもOK!
ただアユイング専用の釣具を使うと釣果が上がるのは間違いありません。
釣果が変わるってホントにぃ~?
はい、間違いありません!
ロッド
本来は釣りは道具の値段って、釣果は必ずしも比例するものではありませんよね。
モアザンブランジーノを使っているお兄さんが釣れないのに、隣でラテオでランカーシーバスを釣るオッチャンがいるでしょう?
それと同じです。
釣具は昔に比べて進歩していますので、釣果だけを見れば5万の竿も2万の竿も変わりません。
最近の1万円ちょっとのアジングロッドなんて昔の専用ロッドよりも感度いいですよw
ただそれはあくまで同じジャンルの釣りのロッドの場合なのです。
アユイングに求められるロッドの性能をご存知でしょうか?
ルアーをロッドワークで一点に留めたり岩を交わしたりなどルアーを操作する為の長さ約と、ミノーのアクションを阻害せず鮎を弾かない&バラさないティップの柔らかさが必要です。
具体的には9フィート&0.8mmクラスのティップを兼ね備える必要があります。
しかしそんなロッドは他にありません。
メバリングロッドでも8f以上は選択肢がほぼありませんし、それぐらいになるとフロートリグを使用する為にティップもゴツくなっています。
価格的にはそんなに高いものじゃありませんので、出来れば専用ロッドをオススメします。
こちらが一番人気。
ベイトリールを扱える人ならベイトモデルの方がアユイングでは利点が多いです。
正確なピッチング、ラインを出してルアーを送り込む操作がクラッチを切るだけなので楽。
ネオステージAYUだと予算オーバーの人には廉価版のアユイングXがおすすめです。
ルアー
昔からアユイングをする私から見て、アユイングミノーはよく考えられて作られています。
イカリ針を素早く交換出来るようにハリス止めがついていることや、シンカーチューンしやすいようにフロントアイがリップのすぐ後ろにあるのは誰が見ても分かりやすいのですが、それだけじゃありません。
この水噛みの良い大き目のリップがあってこそ、上で書いたように鮎の縄張りの中でアクションし続けながら底を小突けるのです。
それに加えて圧倒的な根掛かり回避率。
絶妙なスローフローティングという設計があってこその技です。
シーバス用のミノーなどは2,000円くらいしますがアユイングミノーは1,200円ぐらい。
オススメです。
⑩アユイングが出来る川が無い時の裏技
一番近くても高速使って2時間か…
アユイングは諦めるしかないなぁ。
いえ、あなたの近所でも多分出来ますよ?
フィールドの探し方
上の資料をご覧ください。
稚鮎をアミで捕まえて分布状況を調べた資料です。
放流した河川の河口から10km以上離れている完全な海水域でも稚鮎はいます。
アミで獲っただけでこれですよ。
実際にはものすごい数がいるのは容易に想像出来ますよね。
当然反対側に行っちゃう奴もいれば、近場の別の川に遡上する奴らだっているのです。
でも鮎って生まれた川に戻るんでしょ?
じゃあ結局アユイング出来ないじゃん。
それはあくまで習性と傾向です。
普通に考えて下さい。
地図もGPSも知能もろくに無い稚鮎が全て正確に生まれた河川に向かうと思いますか?
生き物はコンピュータではないのです。
自分が生まれた一級河川が目の前に流れているというのに、それが分からず淡水湖の水門が空いた時に入っていく鮎達もいます。
それでは以上をを踏まえた上で、先ほどの稚鮎採取地点をグーグルマップを見てみましょう。
ここと…
ここでしたね。
マップをよく見て下さい。
ショボい里川や小さな水路などがありませんでしょうか。
そういう所には結構な確率で鮎が入っています。
これは珍しいことで何でもなく、ごく普通にあることです。
淡水マニアの方ならよくご存知のはず。
そしてそういう水域には漁業組合は存在しないことがほとんどです。
※一応調べて下さい。
漁業組合が管理していない水域に関しては、県の内水面漁業調整規則に触れない限り鮎を釣って持って帰ってOKです。
でも堰とかあるし…
稚鮎は潮止すら超えて行くので、雨で増水した時に多少の段差なら泳いで上がります。
鮎はあなたが思っているよりもずっと身近な魚なのです。
スマホでグーグルマップを見ながら開拓してみて下さい。
小さな川は相対的に鮎の密度が高いので釣りやすいですよ。
ポイント
比較的広めの里川なら場所によってはこういう建造物がある場合があります。
一見オイカワかカワムツの稚魚しかいないようなイメージがありますが鮎もいます。
それすらないような3面護岸水路の場合、岸壁がポイントになります。
よく壁でギラギラしてる魚がいますよね?
フナやオイカワのことも多いんですが、場所によっては鮎がいるのです。
⑪アユイング実釣
身近で手軽な釣りがモットーの私。
県内の鮎釣りフィールドはどこも遠いのがネック。
本格的な鮎釣り師達は高速道路で1時間半~2時間も車を走らせます。
しかし時間、ガソリン代、高速代…私にはとても通えません。
ということでグーグルマップと睨めっこ。
市街地から下道で1時間もかからない、近所のとある小さな水域へ。
この水域に漁業組合は無く、一般的には鮎がいると思われていません。
それ以前に釣りをする人なんていない。
そんなショボイ川。
車を停めて川を覗き込む。
……いる
こんな浅い川に暑苦しいウェーダーなんて不要!
短パン+サンダルで入水。
さぁアユイングの始まりだ!
まずは川を見る。
大きな川も小さな川も基本は同じ。
渇水時は鮎は水深のある場所に集まる傾向がある。
流芯に周りよりも落ち込んで深くなっている(水の色が濃いので分かります)部分を発見。
ここにアユが溜まっているな?!
そんな場所をランガンすること3ヶ所目。
ポイントの約12mほど上流に立って、ルアーをダウンクロスに投げる。
ラインを張って流れ利用しドリフトさせ、深みの中にある石をコツコツと小突きながら待つ。
1秒、2秒、3秒…
ググン!
明らかな魚信が伝わってくる。
大きい!
バッチリ背掛かり!
20cm超えのキープサイズ8匹、最大23cm。
これから梅雨が明ける頃にはもっとサイズがよくなっていることでしょう。
個体差があってリリースサイズも釣れたのですが、全部合計14匹。
約2時間半の釣果です。
4人家族のオカズには十分♪
是非皆さんも手軽で楽しく、釣って美味しいアユイングをやってみて下さい!
コメント
コメント一覧 (4件)
大変面白い記事で、何度も読み直しました。
関連記事も興味深く読ませていただきました。
私は岡山西部ではあるが高梁川系でない
水系に住んでいるのですが、あなたの記事を
読み、いつか釣ってみたいと念願している
もののハードルが高すぎて挑戦を断念して
いる「鮎を釣る」という夢が実現できる
のではないかと希望がもてました。
で、
里見川水系は上流にいかないととんでもない
水質なので、あと2つしかない候補である
笠岡の河川を、するの恥ずかしいんですが、
イカ釣り用のサングラスかけて、今日見に
行きました。
うーん、これはアユはいない。
やっぱ、里見川?
もう少しヒントいただけませんか?
あきたそさん
鮎は年魚ですから毎年いる場所は変わりますので、ここなら釣れるという断言は出来ないです。
Googleマップで目星を付け、実際にルアーを投げて確認してまわらないと分かりません。
岡山西部ということでしたら数回の釣行で全て開拓可能ですのでやってみて下さい♪
確実に釣りたいなら、成魚放流をしている河川で遊漁券を買うのがオススメです。
お返事、ありがとうございます。
うーん、やっぱりそうですよね。
しかし海釣りですら年に何回かしか行けない
状況なので、ボウズ数回覚悟はなかなか
度胸がいります。
来年に小田川水系の遊漁券買って、鮎竿は
買えないので、遠投磯竿直結びの友釣り、
あるいは認められているならリールなしの
ルアー引っ掛けをやってみようかなと思い
ます。リール無しならなんでもありなのか
漁協に確かめて。
大変ありがとうございました。
なるほどそういう理由でしたか。
そのような状況で確実に鮎が釣りたいのならば、最もよいのは高速を使って成魚放流をしている河川に行くことです。
またコロガシに手を出すのもいいかもしれません。