ヒイカやベイカは夜に常夜灯の光によってくる群れを狙うのが一般的。
そのため場所的にも時間的にも釣り人が集中し、ポイントに入れなくて苦労していませんか?
デイゲームならそんな場所取り争いからも解放されるし、暖かくて釣りもしやすいですよね。
- でも実際に昼間やってみたらサッパリ釣れないのはどうして?
- ネットで検索したら釣っている人たちもいるけどその差は何?
そんなあなたの悩みをぶった切る!
この記事は約3分で読めるので、ぜひ参考にしていただきヒイカをデイゲームで釣りまくりましょう♪
ちなみ今回の記事は大型船が停泊するような大きな港湾部での釣行ですが、漁港の釣行に関してはYoutubeにアップしています。
こちらは手元の動き~ヒットまで映像で見られるので分かりやすいかもしれません。
両方見れば完璧ですよ!
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
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ヒイカの昼間の行動パターン
ヒイカは明るい時間は沖の深場に落ちて、夜になると接岸してくる性質があるのをご存じですか?
といっても常夜灯の下でそのまま朝を迎えるわけですから、明るくなっても30分程度ならそこで釣れ続けます(体験済)
それを過ぎると沖に出てフラフラしながら日中を過ごし、暗くなったら最も近くにある明かりに集まる感じ。
日中にサビキ釣りをしていたらベイカ(ヒイカの近縁種)が急に連続で釣れ、すぐにピタッと止まることから群れが通り過ぎたとしか思えないんですね。
また、昨日100杯釣れたポイントで今日はボウズなんてヒイカ釣りでは珍しくありませんよね?
もし日中は港内の船や筏の下に潜んでいるだけなら、次の日もそこで同じくらい釣れないとおかしいはず。
よって、昼は沖に落ちて夜になると接岸するという一般論は正しいと言えます。
デイゲームが成立する条件
ヒイカのデイゲームは水深があって流れが緩い港湾部に行きましょう。
「昼は岸から離れて沖に落ちる」と先ほど書きましたが、そもそも足元から十分な水深があれば沖に行く必要はありませんよね。
ましてやヒイカは流れが緩いエリアを好むので、大型船が停泊するような港湾部はヒイカの絶好の住み家になっています。
例えば広島湾ではチイチイイカ(=ベイカ。ヒイカの近縁種)が宇品波止場公園で昼によく釣れますが、この条件を満たしていると言えるでしょう。
もう一つの条件は群れの規模が大きいこと。
デイゲームでは明かりに頼らないため、その一帯のヒイカの数が少ないとゲームとして成立しにくいのです。
デイゲームで狙うポイント
デイゲームでは足元周りのボトムを攻めましょう。
足元から水深がある港湾部の場合、ヒイカは日中は岸壁に沿って回遊しています。
また効率面から表層~中層は捨てて、レンジはボトムに固定しましょう。
とはいえサビキ釣りのように座って仕掛けを上下に動かすだけは、よほど一帯に数がいない限り釣れません。
そこで歩きながら投げてヒイカの群れを探し、釣れたら腰を据えてじっくり取り組む感じですね。
仕掛け(タックル)
ヒイカのデイゲームにはディープタイプのエギやスッテが有効です。
特にディープタイプのエギとスッテを組み合わせた「アシストリグ」は、日中の貴重なチャンスを逃したくない人におすすめですよ。
詳しくはこちらをどうぞ⇒アシストリグの記事を読む
イメージとしてはエギを目立たせて興味を引き、小さなスッテで抱かせる感じ。
そのため私はエギには派手な、スッテには地味なカラーを多用しています。
根掛かりが多いポイントならエギを外して2号程度のオモリを付けましょう。
タックルはアジング用やメバリング用が軽くて感度も良いのでおすすめですよ。
詳しくはこちらをどうぞ⇒ヒイカエギングの記事を読む
釣り方
足元の岸壁と平行に12~13mほどキャストしボトムまで沈めますが、岸から離れた位置にキャストするとヒット率が下がります。
とはいえ岸壁ギリギリすぎるとPEラインが貝などの付着物に擦れるため、岸から2mぐらい離れた位置に着水させてください。
底を取ったら2~3回シャクリながら30~50cmほど跳ね上げ、テンションフォールさせて3~5秒ほどステイ。
これを足元まで繰り返してもアタリが無ければ、先ほどキャストして着水させた位置まで歩いて同じことを繰り返します。
昼のヒイカは活性が低いため、夜のようにスッテを引っ張っていくような明確なアタリはほとんどありません。
だいたいは跳ね上げた時にティップに重みを感じるだけですね。
スッテやエギにはカエシが付いておらずラインテンションを緩めるとバレるので、ゆっくりと一定速度で巻きあげて取り込んでください。
釣り方自体はこれだけで、特に変わったメソッドはありません。
釣行記
私が住んでいる岡山県ではベイカやヒイカをデイゲームで狙う文化はありません。
しかしお隣の広島県の広島湾ではチイチイイカ(=ベイカ)がデイゲームでもよく釣れるのをご存じですか?
絶対数は違うかもしれませんが、同じイカなんだから岡山でも可能性はあるはず!
ということで以前昼間にサビキ釣りで釣れたことがある玉島E地区へ。
思えばここも大きな港湾部で足元から水深があり、条件は揃っているはずなのです。
しかし現実は厳しく、1時間半もかけて探り歩きようやく3杯という貧果。
やはりデイゲームは夜ほど簡単ではなく、数が入っていないと簡単には釣れません…。
もう諦めて帰ろうか…そう思っていた時でした。
ここは普段は地元のオッチャンがいて入れないのですが、当日は寒波が襲来&爆風で誰もいません。
潮は右から左に強く流れていますが、コーナーで折れた先で緩んでいます。
そこに仕掛けを落とすと一投目から釣れるじゃないですか!
どうやら当日は潮が速かったため、緩いポイントに群れが溜まっていたようです。
すぐに群れは居なくなってしまいましたが、パターンは読めた!
条件が合う場所をランガンするとポロポロと釣れて、何とか家族の晩ご飯ぶんぐらいは釣れました。
さすがにナイトゲームには及びませんが、群れに当たればデイゲームでも楽しめます!
まとめ
- 水深がある港湾部なら昼でも釣れる
- 表層~中層は捨ててボトムにレンジ固定
- 遠投はせずに足元周りを岸と平行に攻める
- 群れが見つかるまでランガンする
- 1杯釣れたら足を止めてじっくり攻略
- ディープタイプのエギやスッテが釣りやすい
いかがでしたでしょうか?
結論を言うとデイゲームはポイントと群れの規模が全てです。
「エギをダートさせてリアクションで…」なんて釣り人が喜びそうなことを言ってる動画もありますが、本質はそこではありません。
ということで、ぜひあなたもヒイカのデイゲームを楽しんでください!
ナイトゲームに関してはこちらの記事をどうぞ。
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