数年前からルアーマンの間で流行りを見せているグランドマックスFX。
本来は餌釣り用のハリスなのですが「ルアーフィッシングのリーダーとしても優秀だ」と口コミで広まったんですね。
かくいう私もグランドマックスFXを使い始めてからこればっかりで、すっかり専用リーダーを使わなくなってしまいました。
ということで今回はグランドマックスFXを徹底レビュー!
デメリットも忖度せずに書いているので、ぜひ購入の参考にしてやってください♪
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
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メリット
信頼性が高い
シーガーがハリスメーカーの首位をキープし続けられる理由は品質の高さ。
一般的にハリスやリーダーの強さは引っ張った時の強度で表されますが、実はこれはユーザーを欺くズルい方法なんですよ。
そもそも最大強度(理論値)と標準強度(実際の強さ)は違いますよね。
それに釣りをしていて切れるのは針やスナップとの結び目、PEラインとのノット部がほとんど。
つまり実際に大事なのは平均的な結束強度なんですよ。
その点シーガーは「標準結節強力」という名前でパッケージに記載されています。
これは私の体験談ですが…
普段ハリス0.8号のメバルサビキを使っていたのですが、その時はいつにも増して金欠でした。
いろいろあって転職しないといけなくなり、職を失い家族を路頭に迷わせる瀬戸際だったのです。
ということで仕方なく無名メーカーのハリス1.0号を買いました。
そして根掛かりした時に引っ張って切るとシーガーのハリス0.8号以下の力で切れてしまうのです。
3回引っ張って切ったので偶然ではありません。
シーガーの0.8号=粗悪メーカーの1.2号ぐらいの強度さが現実にあるのです。
扱いやすい
上記画像はシーガ―が公開しているハリスのポジショニングマップ。
グランドマックスFXは他のハリスに比べると、強度が高くてしなやかであることが分かりますね。
これがルアーマンに評価されている理由であり、硬くてゴワゴワしているフロロラインはショックリーダーには向かないのです。
- プラグ本来のアクションが失われる
- 軽量リグのフォールが不自然になる
- PEラインとの結束強度が安定しない
グランドマックスFXのソフトさはシーバスやエギング用リーダーと遜色ないので全く問題なく使えますよ。
またラインを止める時にスプールから出す溝が上下2カ所あるので無駄を減らせます。
糸抑えも4つあるうちの2つを使えば、糸が取れることはありません。
このような工夫も使いやすいですね。
コスパが高い
でもルアー釣り用のリーダーと同等性能なら、あえてグランドマックスFXを使う理由がないですよね?
それなのにルアーマンに愛用されるのは高いコストパフォーマンスも大きな理由です。
商品名 | 長さ | 価格 | 1m辺り |
---|---|---|---|
グランドマックスFX 5号 | 60m | 1,873円 | 31円 |
バリバス シーバス用 22lb | 30m | 1,179 | 39円 |
シーバス用で人気の高いバリバス製ショックリーダー22lbと、強度的に該当するグランドマックスFX5号を比べると約2割安い!
ルアーフィッシング用品は何でもそうですが、基本的に餌釣り用品よりも高いんですよね。
竿やリールが高いのは仕方ありませんが、消耗品には正直あまりお金をかけたくないですよね?
グランドマックスFXならコスパを気にして短めに使う必要もありません。
巻き量が多い
ルアーフィッシング用リーダーの多くは30m巻きですが、グランドマックスFXは60m巻きです。
30mしかないと残りが少なくなってきたら不安になりませんか?
「予備を持って行けばいいじゃん」と思ったかもしれませんが、あなたの普段の釣りを思い出してください。
シーバスを釣りに行く時、タックル2つ持って行きませんか?
エギングとアジング、両方のタックルを持って行きませんか?
それぞれリーダーの予備を持って行くとなると、ポケットやバッグの中を圧迫しますよね。
ましてや予備のリーダーなんて忘れることもあるし、最悪の場合は釣りの続行が不可能に…
しかしグランドマックスFXなら60m巻きなので、スプール1つ持っていくだけなので安心感が段違い!
磯などロングリーダーが必要&傷みも早くなりがちなポイントでは、30m巻きなんて残りが不足しそうで不安しかありません。
ラインアップが豊富
- 0.8号…アジング
- 1.0号…メバリング
- 1.75号…エギング
- 2.0号…バス
- 3.0号…チニング
- 4.0号…ロックフィッシュ
- 5.0号…シーバス
- 7.0号…青物
グランドマックスは0.3号(1.2lb)から10号(35lb)相当まで幅広い号数が揃っています。
おかげでほとんどのルアーフィッシングに対応できますね。
おかげで私はフロロリーダーはほぼグランドマックスFXしか使わなくなりました(笑)
スプールが連結できる
バッグの中にリーダーを入れていたら、いざ取り出す時に面倒なことがありませんか?
エギング用を使いたいのに、メバリング用が出てきたとか。
残り少ない方から使いたいのに、予備の新品の方だったとか。
バックをがさがさゴソゴソ…どこだ~、面倒くさい!
グランドマックスFXはパチンと簡単に連結できるので、このようなストレスがなくて快適に釣りに集中できます。
デメリット
3.5号以上はスプールが大きい
3号まではコンパクトなスプールなのですが3.5号(14ポンド相当)以上はスプールが大きくなってしまいます。
そのためランガン重視のコンパクトなバッグを使っている人は、貴重なスペースを圧迫してしまうでしょう。
実際このようにルアーフィッシング用なら20lb(5号相当)のリーダーでも、スプールの径が小さく厚みが薄いものが多いです。
それが苦になる人は使い終えた後の小さいスプールを捨てずにおいて、そちらに巻き直すといういう手もあります。
強度が分かりにくい
号数 | lb | 標準結束強度(kg) |
---|---|---|
0.3 | 1.2 | 0.5 |
0.4 | 1.6 | 0.65 |
0.5 | 2 | 0.8 |
0.6 | 2.4 | 1.05 |
0.8 | 3 | 1.45 |
1 | 4 | 1.8 |
1.2 | 4.8 | 2.15 |
1.5 | 6 | 2.55 |
1.75 | 7 | 2.9 |
2 | 8 | 3.35 |
2.5 | 10 | 3.85 |
3 | 12 | 4.90 |
3.5 | 14 | 5.4 |
4 | 16 | 6.1 |
5 | 20 | 7.4 |
6 | 22 | 8.0 |
7 | 25 | 9.0 |
8 | 30 | 10.3 |
10 | 35 | 13.0 |
ルアー用リーダーなら強度はポンド(lb)で標記されることが多いですよね。
しかしグランドマックスFXは号数(=太さ)標記なので、何号を買えばいいのか分からないという方も多いのでは?
ということで一般的な号数に対するlb表示をまとめたので参考にしてください。
なお実際の強度は右の列(標準結束強度)を参考にしてください。
根ズレ耐性は標準的
グランドマックスFXは餌釣り用のハリスとしてはかなりしなやかだと書きました。
そして軟らかいということは傷が入りやすいということなんですね。
よってバス釣りで人口ストラクチャー際を狙う時や、根が荒い磯のロックフィッシュゲームでは必ずしもいいリーダーとは限りません。
それでも一般的なルアー釣り用のリーダーと同等~やや硬めなので、別に劣っている訳ではないんですけどね。
また5号以上の太さになると硬くてゴワゴワして使いにくいので、しなやかなグランドマックスFXで号数を上げる方がいいです。
プレミアムマックスショックリーダーとの違い
- 30m巻き
- 少し軟らかい
- 強度がlb表示
- スプールバンドの色が太さによって違う
- グランドマックスFXとの違い
違い | グランドマックス FX | プレミアムマックス ショックリーダー |
---|---|---|
糸巻量 | 60m | 30m |
硬さ | 普通 | 軟らかい |
最大号数 | 10号 | 22号相当 |
強度表示 | 号数表示 | lb表示 |
スプールバンド | 黒のみ | 強度別カラー |
同じシーガーから発売されているプレミアムマックスはソルトルアー専用のショックリーダー。
違いをメーカーに聞いたところ以下の回答でした。
プレミアムマックスはルアー用ということで、ややソフトなグレードの素材を使っています。
そのためグランドマックスFXは10号までしかありませんが、プレミアムマックスは22号まであります。
とのことでした。
よって太い号数を使ってみて「もうちょっと軟らかい方が使いやすいかな」と感じたらプレミアムマックスを使いましょう。
まとめ
- 品質がよくて信頼性が高い
- しなやかでルアー釣りでも扱いやすい
- 性能のわりには値段が安い
- 60m巻きで釣場で残りを心配しなくていい
- 号数が豊富でいろいろな釣りに対応する
- スプールが連結できる
- 3.5号以上はスプールが大きい
- 号数表記で強度が分かりにくい
- 根ズレに対する強度は標準的
いかがでしたか?
ぜひグランドマックスFXを使ってみください♪
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