ヤマシタの「ナオリー」と言えば小型エギの代名詞ですよね。
しかし沈下速度、号数、カラー、さらにオプション用品にいたるまで種類が多すぎ…
これでは何を選べばいいのかよく分からない…そんなことでお困りではありませんか?
ユーザーの選択肢が広がるのはいいことですが、1つ1,000円ぐらいするので最初から全部そろえるのは無理ですよね?
ということで今回はナオリーシリーズの分かりやすいまとめ記事を書きました!
この記事は約3分で読み終えることができるので、ぜひ購入時の参考にしてやってください♪
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
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ナオリーとは?
ナオリーはヤマシタから発売されている大ヒット&ロングセラー「ツツイカ」用のエギングシリーズ。
これでメーカーの「これで小型のアオリイカを乱獲しないで」という願いから、「Not Aory」を意味するナオリーと名付けられました。
またナオリーシリーズはエギだけではなく、今ではスッテやリーダーなど多様なアイテムが存在ます。
ライトエギング市場はナオリーの独断場ですが、何故これほどまでにユーザーから支持されているかご存じですか?
1つめの理由は基本性能の高さ。
ヤマシタと言えばイカ釣り用品においては世界トップクラスの企業であり、長い歴史と実績、確かな物作りには定評があります。
2つめの理由はかゆい所に手が届くラインアップ。
ツツイカ類の泳層は表層~底まで変化しますし、簡単そうに見えて意外とシビアな一面があります。
それを攻略するために沈下速度やカラーが取り揃えられており、その豊富さは他メーカーの追随を許しません。
さらにエギの目や羽根の色、シンカーに刻印された品番など、一目で違いが分かるようになっているのも釣場で役に立ちます。
レンジハンター
ベーシック
サイズ(号) | 重量(g) | 沈下速度(秒/m) | 針(段) |
---|---|---|---|
1.5 | 3.5 | 4.5 | 1 |
1.8 | 6 | 3.2 | 2 |
2.2 | 8 | 2.4 | 2 |
ナオリーのエギで中核をなす「レンジハンター」には沈下速度に応じた4種類が存在します。
ベーシックはその中で基準となる位置付けにあり、ほどよい沈下速度で中層を広く攻められる汎用性が高いタイプ。
初心者の方はまずこれから購入するとよいでしょう。
シャロー
サイズ(号) | 重量(g) | 沈下速度(秒/m) | 針(段) |
---|---|---|---|
1.5 | 3 | 8.5 | 1 |
1.8 | 4.5 | 10 | 2 |
2.2 | 6.5 | 5 | 2 |
シャローは非常に沈下速度が遅いタイプで、表層付近や食い渋りの攻略に使います。
1.5号にいたっては1m沈ませるのに8.5秒もかかるため「全然沈まないから特殊なエギだな~」と思われがち。
しかし汎用性は低いものの使用頻度の高さはベーシック以上!
というのもツツイカ類が釣れるレンジは表層~底まで変化しますが、真っ先に狙うべき活性が高い群れは表層に多いのです。
逆に食い渋りが起きている時はベーシックの沈下速度では食わず、シャローでゆっくりフォールさせないと食わないことも珍しくありません。
特にヒイカはこれがないと成立しないので必ず持っておきましょう。
ベーシックシャロー
サイズ(号) | 重量(g) | 沈下速度(秒/m) | 針(段) |
---|---|---|---|
1.5 | 3.5 | 7 | 2 |
1.8 | 5 | 8.5 | 2 |
ベーシックシャローは後から加わったタイプで、ベーシックとシャローの間を埋める役割のもの。
シャローは本当に強力なのですが、潮が速いと全く沈ませられないのが弱点です。
とはいえベーシックでは食わないし根掛かりするため、実際私も困っていたんですよ。
漁港の常夜灯周りの水深なんて大抵4~5mですし、干潮時は3mを下回ることも珍しくありませんからね。
さらに1.5号でも2段針なので掛かりもよくて言うことなし!
使用頻度はベーシック並です。
ディープ
サイズ(号) | 重量(g) | 沈下速度(秒/m) | 針(段) |
---|---|---|---|
1.5 | 5.5 | 2.5 | 2 |
1.8 | 7 | 2 | 2 |
2.2 | 10 | 1.5 | 2 |
ディープは目が赤い
ディープは1番沈下速度が速いタイプで、抱かせにくいので使用頻度は一番低いです。
しかし足元から水深がある港湾部などで流れも効いていると、ディープでないとボトムに送り込むことができません。
また後でご説明するアシストリグでは沈下速度が落ちるためディープタイプがちょうど良いですね。
他にも昼などレンジがボトムに固定される場合はディープしか使いません。
詳しくはこちらをどうぞ⇒デイゲームの記事を読む
他のタイプに比べて優先順位はやや低めですが、必要なシーンは必ずあるので1~2つはボックスに忍ばせておくことをおすすめします。
サイトハンター
サイズ(号) | 重量(g) | 沈下速度(秒/m) | 針(段) |
---|---|---|---|
1.0 | 1.5 | 8.0~9.0 | 1 |
1.3 | 2.3 | 8.0 | 1 |
サイトハンターはその名の通りサイトフィッシング専用の超小型エギ。
レンジハンターよりも用途が限定されているため、ベーシックシャローしかありません。
またサイズも1.0号の1.3号2種類のみで完全にヒイカ専用ですね。
最初の1~2杯ならレンジハンターの1.5号シャローでも構いませんが、そこから先のスレた個体を釣るのに差が付きます。
コンパクトボディ&水平姿勢で警戒されにくく、フッキング率においても完全にサイトハンターが上でした。
詳しくはこちらをどうぞ⇒サイトハンターの記事を読む
おっぱいスッテ
サイズ(号) | サイズ(cm) | 針径(mm) | 針(段) |
---|---|---|---|
0.8 | 3.8 | 0.5 | 1 |
1.2 | 5 | 0.5 | 1 |
スッテとはシンカーを持たないエギのようなもので、リグの先端ではなく途中に結んで使います。
エギ単体よりアピール力が上がるのはもちろんですが、広いレンジを一度に探れるのも大きなメリット。
基本的には付けた方が釣果は伸びますし、価格はレンジハンターの半分程度なのでおすすめ。
1.2号でかまいませんが、確実にいるのにスレて釣れない時は0.8号の方が有利です。
アシストリグリーダー
サイズ | 全長(cm) | 間(cm) | ライン(lb) |
---|---|---|---|
S | 55 | 40 | 6 |
M | 65 | 50 | 8 |
L | 65 | 50 | 10 |
エギとおっぱいスッテを組み合わせたアシストリグを作るためのリーダー。
ツツイカの種類(サイズ)によって使い分けられるようにSMLの3種類があります。
上部にサルカン、スッテに対応したスナップ、絡まないための回転ビーズなどよく考えられていますね。
1パックに3つ入りで安いのでおすすめですよ。
アシストリグセット
エギ(号) | タイプ | スッテ(号) | リーダー(cm) | 色数 |
---|---|---|---|---|
1.5 | ベーシック | 0.8 | 55 | 2 |
1.5 | ディープ | 0.8 | 55 | 2 |
1.8 | ベーシック | 1.2 | 65 | 2 |
1.8 | ディープ | 1.2 | 65 | 2 |
「アシストリグに興味はあるけど色々買うのが面倒…」そんな人のためのセットキットですね。
セッティング済みなので釣場でパッケージから出してすぐに使えます。
スッテを付けると抵抗になって沈下速度が落ちるため、シャローやベーシックシャローのパッケージはありません。
またエギとスッテの号数の組み合わせなど、バランスもよく考えられていますね。
基本的にエギ単体よりも釣果は上がり、餌にも負けないほど頼りになる存在です。
まとめ
- レンジハンター…
汎用性が高いベーシック
表層を攻めやすいシャロー
間を埋めるベーシックシャロー
深場に必要なディープ - サイトハンター…
1.0号&1.3号
サイトフィッシング専用
ベーシックシャローのみ - おっぱいスッテ
0.8号&1.2
アピール力がアップする
一度に広いレンジを探れる - アシストリグリーダー…
サルカン、スッテ用スナップ、エギ用スナップがリーダーにセットされたもの
S/M/Lの3種類があり対象のイカによって使い分けることができる - アシストリグセット…
レンジハンター、おっぱいスッテ、アシストリグリーダーのセット商品
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ヒイカのエギングに関してはこちらの記事をどうぞ!
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