結構な雨が降っちゃったなぁ…
こりゃ週末のキス釣りは延期かな
キス釣りは濁りが入ると厳しいというのは常識です…でも釣り行きたいですよね?(笑)
家族を養うためにストレスを溜めながら一週間働いたのに、楽しみにしていたキス釣りはお預け…そんなのあんまりです。
家でスマホをいじって寝て、月曜からまた仕事なんて…
ということで、今回は濁りが入った時のキスの釣り方を分かりやすく解説!
- どんなポイントがいいの?
- 仕掛けはどうすれば?
- 釣り方に違いはあるの?
そんなあなたの悩みにド~ンとお答えしていきます。
さぁこの記事を読んで濁りを攻略し、キスの心地よい引き味を堪能しましょう♪
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
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濁りが入るとキスは釣れない?
結論から言うと大雨が降って濁りが入ると釣果に悪影響を及ぼすのは事実です。
ただキスも生きるために餌を食わないといけないし、それだと濁った水域にもキスがいるのはおかしい話じゃないですか?
実は濁りにも種類があるのです。
基本的には濁り=水が汚い=栄養が豊富の図式はキス釣りにおいて釣れる要素なんですよ。
澄んだ綺麗な砂浜よりも横にある都市部の方がキスが釣れることなんて珍しくもありません。
砂浜だって河川からの流れ込み周辺は濁っていますがキス釣りにおいては一級ポイントですし、そもそもキスは川にだって入ってきます。
これらから導き出される答えは「適度な濁りはいいけど大雨や台風による急な底荒れはマジ勘弁!」ということですね~。
ただハゼなんかは少々濁りが入っても大きく移動はしませんが、キスは遊泳力に優れており動き回るので濁った一帯からいなくなることもあるほど。
濁りが入ると食わないというより「濁りが入ると数が減る」の方が深刻な問題なんですね。
ではどうやって攻略すればよいか見ていきましょう!
①河口から離れる
雨が降ると山から泥水が河川に流入し、その水が海に流れ込む…というのが海が濁る理由なのはご存知でしょう。
他にも富栄養化が進み過ぎた水域で赤潮/青潮が発生して濁るケースもありますが、それはまた別の話ですから今回は省きます。
つまり河口から離れるほど濁りの影響は減るわけで、ちょっと遠くても我慢してグーグルマップで有望なエリアを探しましょう。
これは雨後のキス釣りにおいて大前提です。
②居場所を見つけて粘る
河口から離れて濁りマシなエリアに移動したら、次はキスが溜まっているポイントを探しましょう。
条件がいい日はキスは広範囲に散るのでどこでも釣れますが、濁りなど条件が悪くなると1ヶ所に固まるんですね。
まずはランガンして群れを探し、一度見つけたらその近くで粘りましょう。
条件が今より悪化しない限り群れが大きく移動することはありません。
③水深がある場所に行く
淡水は海水となかなか混ざらず”塩水くさび”と言って上を滑っていくだけなので、上の方は濁っていても深場は意外と澄んでいます。
つまり濁りの影響を受けやすい浅場=砂浜よりも、足元から水深がある漁港に行く方が釣果が期待できる訳ですね!
しかし濁り=泥の粒子は時間の経過と共に沈んで底に溜まってしまいますし、潮汐が上げ→下げ/下げ→上げを繰り返すと濁りは広がっていくので時間との勝負!
まとまった雨が降っても当日は大丈夫で、2日目から影響が出てきます。
④岩や藻の周りをタイトに攻める
急に濁りが入り視界が効かなくなるとキスも何かに寄り添いたいようで、シモリなどストラクチャーにタイトに付いて離れようとしません。
遠投してアタリもないのに、足場から数メートル先のシモリ周りで大物が連発なんてことも。
といってもカサゴやベラが当たってくるようなゴツゴツした上を引くわけではなく、シモリの半径2m以内を目指しましょう。
濁りの中ではキスが餌を長距離追うことはないので、広く探るのではなくピンに置いて食わすイメージが大事!
⑤餌は長めに付ける
通常のキス釣りでは砂虫の長さは針いっぱい~プラス1cm程度ですが、濁っている時は垂らしは2cm程度は必要です。
もちろん食い損なうこともあるんですが、まずは濁りの中で餌を見つけてもらわないと話になりませんからね。
また濁りは全てにおいて悪いわけではなく大ギスの強い警戒心を薄れさせてくれるのですが、ピンギスを釣りたい訳でもないなら少しくらい長めに付けたって問題ありません。
⑥アピール力が強い仕掛けを使う
キス用仕掛けは針の近くにビーズが付いているものが多いのですが、キスは好奇心が強い魚なので餌を目立たせるためにあります。
ぶっちゃけ水が澄んでいて活性が高ければ関係ないのですが、キスに餌の存在を気付いてもらいにくい状況では仕掛けのアピール力は大事な要素。
濁りの中ではティンセル(キラキラ輝く糸)が付いている仕掛けを使用してください。
⑦浮かせて落とす
キスは基本的に底にいますが浮いていることもありますし、底にいても餌は上にある方が見つけやすいのです。
まずはキスに餌を見つけてもらうことが大前提で、食う/食わないの選択肢が生まれるのはその後ですからね。
ただ砂浜のように遠浅なポイントではラインと海底が直線になってリフトできないので、ハヤブサから出ている立つ天秤スマッシュを利用しましょう。
最初は変な天秤だな~と思ったんですが、これは唯一無二の無くてはならないアイテムです!
実釣
記事冒頭の写真でお分かり頂けるように河口周りは釣りになりません。
ということで10kmほど車を走らせ砂浜に行ったところ、普段より濁りはあるものの全然マシなレベル。
しばらく待つと雨も止んできたので釣り開始。
めぼしいポイントを打ちながら歩いていると…
プルルル…という中毒になりそうなアタリがたまりません♪
釣れますね~!
しばらくするとアタリが無くなってしまいましたが、濁りが入った日のキスの群れは大きく移動はしません。
砂浜に隣接する漁港に行き、濁りの影響が少なそうな底を攻めていると…
やっぱり釣れるんですよ~!
釣れたから言わせてもらいますが(笑)、悪条件だからってあきらめるのは釣り人としての敗北だと考えます。
悪い時にがんばっていれば良い時には易しくなるし、良い時しかやらないと年中厳しいですよ!
せっかくの悪条件なので色々試しましたが濁りがある日はアピール力がある仕掛けと、それを浮かせられる天秤の組み合わせが無双しますね~。
↓の2つを持っておけば濁りなんて恐れるに足りません!
まとめ
- 濁りが入るとキスは移動してしまう
- 河口から離れるほど濁りは薄まる
- 1ヶ所に群れが固まるのでポイントを見つけたら粘る
- 水深がある漁港の底は濁りの影響を受けにくい
- 濁りが入るとキスはストラクチャーから離れにくい
- 餌のタラシは2cmくらい
- ビーズやティンセルがついた針でアピール
- 餌を浮かせて落とすとキスに見つけやすくなる
いかがでしたでしょうか?
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