【初心者必見】サーフのマゴチ攻略法!釣り方を分かりやすく解説

マゴチ 釣り方 サーフ
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あなた

マゴチを狙ってるんだけど釣れる気がしない…
こんな広いサーフでどこを狙えばいいんだよ~

マゴチはサイズ/引き味ともにバランスの取れたルアーフィッシングの好ターゲット。

おまけに美味しい高級魚とあっては普段シーバスやチヌを狙っている釣り人もやってみたくなりますよね~。

しかしいざ釣りをしてみるとサッパリ釣れない…ポイントや釣り方が違うのか?なんて不安になる人も多いのではないでしょうか?

そこで今回はサーフ(砂浜)のマゴチの釣り方を徹底解説!

この記事は約3分で読み終えることができるので、ぜひ参考にして頂き憧れのマゴチを釣ってください♪

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ほーぷれす

餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。

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目次

時期

通っているのにマゴチが釣れないと嘆いている方は狙っている時期がズレていることが多々あります。

サーフのマゴチの最盛期は5~7月です。

同じフラットフィッシュでもヒラメは「寒ヒラメ」なんて言われる冷の魚で、が水温が20℃を超えると釣れにくくなりますよね。

しかしマゴチは「照りゴチ」なんて呼ばれるように夏がハイシーズンで25℃ぐらいまで問題なく釣れます。

また高水温期はサーフのベイトが豊富になりますし、この時期のマゴチは産卵のために積極的に餌を追うのでルアーフィッシングに最適!

もちろん漁港でも釣れるんですけど、マゴチは底にいる魚ですからサーフの方がベイトの密度が高くなるので捕食に好都合なんですね。

8月は産卵後で体力を消耗している個体が多いのに加え、浅場の水温が高くなりすぎて活性が落ちてしまいます。

その後9月にまた釣れ始めますが10月に入って水温が下がってくると深場が隣接したサーフがおすすめで、遠浅な場所は釣れる可能性が低いのでやめておきましょう。

サーフというこだわりがないのなら足元から水深がある漁港に行く方が釣れる確率が高くなります。

また11月からはヒラメに狙いを切り替える方がいいでしょう。

時間帯

マゴチ 釣り方 サーフ

マゴチがよく釣れる時間帯は朝マズメと夕マズメです。

もちろんそれ以外の時間帯でも釣れるんですが、ヒット率は半分以下に落ちるので朝夕どちらかのマズメを絡めて釣行しましょう。

また「昼よりも夜の方が釣れる」と主張する人もいれば「夜も昼も変わらない」と言う人もいて、マゴチに関しては意見が大きく二分されているのが面白いですね。

結論を言えばマゴチは夜行性なので夜の方が手前の浅場まで入ってくる傾向があり、逆に昼は鳥など外敵のプレッシャーや視界が効きやすいから一段深みにいることが多いです。

ただしマゴチはそれほど水深を気にしない魚なので深みと言っても水深1mもあれば十分なので、それほど気にすることはありません。

ちなみに夜は水深30cmの場所にもいるんですが、知らずに横を通り過ぎてザブザブ沖に歩いていく人が多いです(笑)

食いの良さに関しても昼/夜それほど変わらないというか、ベイトの群れが差してきた時に活性が高まるため昼でも連発することはよくありますよ。

サーフのポイント

払い出し

マゴチ 釣り方 サーフ

サーフの潮が流れている→入ってくる水がある→出ていく水もある…ということで潮が沖へと出ていく流れを払い出しといってサーフで最大のポイントになります。

サーフに入ってきた水がそこに集まって出ていくので周りより深くなっており、餌となる小魚の回遊ルートになりやすいんですね。

払い出しの見つけ方は水面のゴミや泡を見るのが手っ取り早いんですが、そこだけ水面が鏡面のように穏やかな筋があればそれもヒントになるでしょう。

ナイトゲームだと視界で判断できないのでルアーを投げて着底までの秒数を数えるぐらいしか手はありません。

隣接する磯・波止

残念ながら私のホームである瀬戸内海は遠浅なので沖への払い出しが生まれにくく、地形に沿って流れることがほとんど。

そういうケースでは砂浜の両端にある磯やサーフなど、地形変化を起点に潮が出ていき払い出しの代わりとなります。

シモリ

マゴチ 釣り方 サーフ

シモリとは水中に沈んでいる岩のことですが、根魚でもないマゴチが何故シモリ周りに付きやすいかご存知でしょうか?

マゴチの餌となる小魚はフィッシュイーター全般に捕食される側の立場なので、オープンウォーターであるサーフではストラクチャー以外に身を寄せられるものがないのです。

マゴチはそれをよく知っているため、ストラクチャー周りで底に潜って獲物を待ち構えているんですね。

もちろんサーフに付き出した石積みの波止なんかも有望で、潮が当たる面の方がバイトが率が高いですよ。

干潮時に下見に行って潮位が上がると水没する岩を見つけておきましょう。

流れ込み

マゴチ 釣り方 サーフ

海に淡水が流れ込む場所は見逃してはいけません。

大きな川ならともかくこんなチョロチョロとした流れなんて意味あるのか…?と思う方もおられるでしょうが、これぐらいの干上がりそうな水路が流れ込む場所でもいいポイントになりますよ。

流れ込み周辺にはマゴチの餌となるハゼが集まる他、プランクトンが多いためキスなども回遊してくるんです。

ブレイク

急に深く落ち込んでいるブレイク(カケアガリ)は魚種全般が釣れますが、変化が乏しく遠浅なことが多いサーフにおいては一級ポイントです!

急激な水深変化に潮がぶつかりプランクトンが滞留し、それを餌にする小魚が集まるのでマゴチもそれを狙っている訳ですね。

ただ基本的にサーフのブレイクは緩やかなので、見つけるためには視覚要素に頼りましょう。

沖から寄せてきた波はブレイクにぶつかって大きく立ち上がるので「あそこだけ波が高いな」という所は重点的に攻めてください。

また私が住んでいる瀬戸内海のように波が穏やかな水域では、周辺の地形から位置を判断するのがいいでしょう。

例えばサーフの横に護岸があるケースでは潮は護岸に当たって斜めに蛇行しますから、浅い内角と本流の間は斜径が大きくなってブレイクが形成されます。

サーフのベイト

マゴチ 釣り方 サーフ
サーフのマゴチのベイト
  • 中層系小魚イワシ、ママカリ(サッパ)、ハク(ボラの子)、ケッケ(ヒイラギ)
  • 底物系小魚ハゼ、キス
  • 甲殻類カニ、シャコ
  • 軟体類イイダコ、ベイカ(ヒイカ)
  • その他ゴカイ類

これらは私が実際にサーフで釣ったマゴチを持ち帰り胃の中を見てきた結果です。

複数種類のベイトが出てくることも多く、近くを通ったものは何でも食っている感じ。

ただ特にマゴチの活性が高くなるのは中層系小魚の大きな群れが回遊して来た時です。

サーフに向いたタックル

マゴチ 釣り方 サーフ

ロッド

サーフでマゴチを釣るためのロッドはヒラメ用の流用が最適。

元々ヒラメ用ロッドはシーバスロッドから派生したもので、サーフで必須の遠投性能を確保するために10フィート前後の長さでML~MHが一般的。

またヘビーシンキングミノーやメタルジグなど重量があるルアーをかっ飛ばせるようバットが強めに作られており、ワームの操作感を向上させるためにやや先調子気味なことが多いです。

逆を言えばこれらを満たすならシーバスロッドでもいいし、実際シーバスロッドでも高感度系はこれに近い使用感がありますから。

ダイワのオーバーゼアが高性能でお値段控えめで大人気ですが、その中でも一番汎用性がありシリーズの中核である1010M/MHを選んでおけば間違いありません。

マゴチゲームに適した重量のルアーを投げやすいティップと、座布団ヒラメや青物にも対応したMHバットのいい所取りですよ!

リール

サーフで釣りをするなら10フィートクラスのロッドと合わせるためにも4000番スプールのリールを1つは持っておきましょう。

ぶっちゃけマゴチ自体はあまり走る魚ではないのでリールにドラグ性能はさほど求められません。

首振りはゴンゴン!と強いですが、一定を過ぎるとバレた?!と思うぐらいスーッと寄ってきますし安いリールで十分ですよ。

ただサーフで遠投する訳ですからHGやXGといったハイギアモデルを選ばないとストレスが半端無いので注意しましょう。

おすすめはカルディアですがパワーもあって巻き心地も良く、本当に釣具の進化はすごいなと思わせれました。

何より安いのにカッコよくシンプルで飽きないデザインなので合わせるロッドを選びません。

特にこだわりでもない限り迷ったらこちらにしておけば十分ですね。

ライン

サーフでマゴチを狙うならラインは飛距離が出るPEライン一択ですが、10フィート前後の長いロッドを使うのでガイド絡みは極力抑えたいので張りがあるものを選んだ方が無難です。

また砂の粒子でラインは思った以上に傷みやすく、30g以上のルアーを何度もぶん投げるわけですからキャスト切れも考慮しないといけません。

太さは1.0~1.2号が標準ですがそのうち飛距離が欲しくなって40gのメタルジグをぶん投げることもあるでしょうし、長くやっていればヒラメや青物がかかることもありますから1.2号にしといた方がいいですよ!

リールに巻く長さは最初の頃は150mで十分足りますが、リーダーを組むたびに短くなりますしライントラブルも考慮すると200mを買っておいた方が安心です。

マゴチ釣りに求められる特性、品質、コスパを考慮するとバリバスのマックスパワーPEX8がおすすめ。

リーダー

リーダーは25ポンドのフロロカーボンラインがおすすめです。

マゴチ自体の引きの強さやスピードはそれほど問題ではないのですが、ボトムか少し上を攻める釣り方ですからどうしてもリーダーが傷みやすいので硬くて傷が付きにくいフロロが有利。

またサーフとはいえストラクチャー(いいポイントになる)が沈んでいることもあれば、40gのルアーを投げることや牙の鋭いヒラメや引きの強い青物が掛かることもありますから25ポンドぐらいは必要です。

長さは1ヒロ(1.5m)が標準ですが釣場で正確に測る必要はないので、成人男性が両手を伸ばした長さと覚えておくとよいでしょう。

リーダーはこまめにチェックして傷んできたらカットし、1mを下回ったらPEライン保護のためにもリーダーを交換した方がいいです。

サーフで使うルアー

ミノー

サーフで使うミノーはフラットフィッシュ用として販売されている25~30g前後がメインになりますが、シーバス用でもスペックが適していれば流用しても問題はありません。

飛距離だけ考えればミノーよりもメタル系ルアーの方が飛ぶのですが、マゴチはかなり手前(波打ち際)まで差してくるんですね。

むしろシャローはベイトとの距離が縮まることからマゴチにとって有利な訳ですが、そんな美味しいポイントはミノーじゃないと泳がせることはできません。

次にフローティングorシンキングという選択肢が出てくるのですが、どちらにも活躍の場面はありますが万能に使えるのはシンキングミノー

というのもヒラメなんかは浮き上がって食ってくるのでミノーが底から離れても大丈夫ですが、マゴチは底~50cm程度にバイト率が極端に偏るのでボトムをトレースできるシンキングに分があります。

対してフローティングミノーは浅場をスローに引くことができるのがサーフにおける利点であり、使用頻度は劣りますが状況に応じて使い分けることが大事ですね。

メタルジグ

サーフのマゴチには20~35g程度のメタルジグが主に使用されます。

着水した次の瞬間にボトムにつくような遠浅サーフでは軽いメタルジグじゃないと底を引きずってしまうし、沖にブレイクがあるなら重いもので届かせて沈める必要がありますからポイントによって使い分けてください。

形状に関しては細長いタイプではなく「ショアスロー」と呼ばれる釣り方に使われる幅が広くてヒラヒラとスローにフォールしてくれるタイプに分があります。

マゴチは待ち伏せタイプのフィッシュイーターなので獲物を長距離追いかけ回すことはしないので、なるべく短い距離でスローに誘えるのが理由ですね。

カラーに関しては自分が自身を持って投げられる実績カラーが一番ですが、私の経験ではグロー系が最も安定した釣果に恵まれます。

浅いクリアウォーターでも普通に釣れるし深場や曇り、ナイトゲームでもよく釣れるので迷ったらグローがおすすめ!

ワーム

サーフでマゴチを狙っていると「いるはずだけど食ってこない…」という状況がよくありますが、これは活性が低いのでハードルアーの速い動きに反応が悪いんですね。

そういうシーンではスローに攻められるワームに圧倒的に分があります。

ワームにも色んな形状がありますが、サーフでは広範囲&巻きの釣りを展開することになるのでリトリーブで使いやすくサーチ能力に優れるシャッドテールがおすすめ。

ワームの付け方にはテキサスリグやフリーリグなどワームのセット方法には色々ありますが、飛距離が出るキャロライナリグ/感度や操作性に優れるジグヘッドリグの2つが汎用性が高いので使いやすいですよ。

サイズは3.5~4インチがベストで、3インチではアピール力が弱すぎて効率が悪いし4.5インチだと食いが渋い時はスッポ抜けることがあります。

釣り方

ただ巻き

マゴチ 釣り方 サーフ

サーフマゴチの基本中の基本にして8割はこの釣り方だけで攻略できますし、他のアクションもただ巻きとの組み合わせになるので絶対に覚えておきましょう。

ルアーを投げたらまずはボトムを取りますがサーフはそれほど水深がないことが多いため、メタルジグやワームならキャスト後の糸フケを取っていればすぐに着底します。

シンキングミノーに関しては何秒でどれくらい沈むかをあらかじめ覚えておき、キャスト後はカウントダウンして底近くまで沈むまで待ちましょう。

後はボトムから50cm以内を意識して底から離れすぎないようにゆっくりと巻くだけでOK。

メタルジグやワームは時々リトリーブを止めてボトムを取り直すのですが、このフォールが食わせの間になってバイトしてくることが多いので気を抜いちゃダメです。

ミノーの場合は勝手にレンジキープしてくれるんですがティップを下げて底を小突いたり、底に当たりすぎるようならティップを上げるなど大まかなコントロールをしてください。

リフト&フォール

マゴチ 釣り方 サーフ

ただ巻きが横の釣りならリフト&フォールは縦の釣りで、時にマゴチにめっちゃ効くアクションなので覚えておきましょう。

ただし広いサーフでずっとやってたら時間がかかりすぎるので、ただ巻きで食わない時に織り交ぜる感じで使っていきます。

具体的にはいったん底まで落としたメタルジグやワームを、ロッドで大きくフォールしてそのまま落とすだけで難しいことは何もありません。

ただメタルジグはしょせん金属片なので動かなければ海底のゴミとしてマゴチ見切られるため、フォール後に底を取ったらまた素早くリフトするかリトリーブに移行しましょう。

逆にワームは止めていても見切られないどころかポーズも有効な釣り方になりますから、食いが渋い時は着底後に2秒程度止めてみるのも手ですね。

ズル引き

マゴチ 釣り方 サーフ

ズル引きはワームでしか出来ない釣り方で、活性が低い時にもっとも効果を発揮します。

キャロライナリグで遠投したらズルズルとゆっくり底を引いてくるだけで、何も説明することがあまりないんですよね(笑)

ヒラメなんかは目が上に付いているのであまり適していませんが、マゴチは底ベタなのでズル引きがメッチャ効くのでお試しください。

実釣

釣行データ
  • ポイント…岡山県サーフ
  • 潮汐…中潮(干潮9:19/満潮14:49)
  • 時間…13:30~14:30

上流に水路からの流れ込みがあるサーフに行きました。

普段はロクに水量がない水路ですが、梅雨時期のため増水中でチャンスとにらんだポイントセレクトです。

大河川の河口付近のサーフは汽水域が広すぎてポイントが絞りにくいのですが、普段から淡水流入量が少ない水域なら割とピンでマゴチが釣れるので。

ここのサーフはキスやメゴチなんかもよく釣れるので潮位が高くなるとベイトを狙って岸に寄ってくるはず…。

まずは手前をジグヘッドで手前を打つ!打つ!!打つ!!!…がリリースサイズのソゲしか釣れません。

ということは沖か?とジグヘッドリグで沖をずる引きますがアタリなし…どうも反応が悪いようです。

ということでハードコア・ヘビーミノーS70mm(16g)をフルキャスト!

もっと重いミノーで飛距離を出したかったのですが、「マゴチが釣れなきゃチヌでも釣ろう」と保険をかけてチニングタックルしか持ってこなかったのが裏目に出ました。

皆さんはちゃんとマゴチ用のタックルで挑んでくださいね(笑)

遠投ができないのでカニのように横歩きしながら広く探っているとゴン!

キタッ!とアワセを入れるとゴンゴンゴンと首振りがスゴイ。

こりゃチヌか?と疑いましたが、その後は手応えがなくなってすんなり寄ってくる…これはマゴチに違いない!

………

……

… 

マゴチ 釣り方 サーフ

これはナイスサイズ!

お刺身がいっぱい取れそうです(笑)

まとめ

  • 時期…5~7月が一般的なサーフの最盛期で、10月は深場が隣接したサーフが有望
  • ポイント…払い出し、隣接する波止・磯、シモリ、流れ込み、ブレイク
  • ベイト…イワシ、サッパ、ハク、ヒイラギ、ハゼ、キス、カニ、シャコ、イイダコ、ヒイカ、ゴカイ類
  • ロッド…10f前後、ML~MHのフラットフィッシュ用
  • リール…4000番スプールのスピニングリール
  • ライン…1.0~1.2号のPEラインで張りのあるもの
  • リーダー…25ポンド程度のフロロカーボン1.5m
  • ルアー…ミノー、メタルジグ、ワーム
  • 釣り方…ただ巻き、リフト&フォール、ズル引き

いかがでしたでしょうか?

ワームを使ったマゴチの釣り方についてはこちらの記事をどうぞ。

\残り時間わずか!/

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