風が強いなぁ…釣りに行くか悩むな~
つらい平日を乗り越え、ようやく迎えた週末。
釣りにいくのを想像してワクワクしていたのに風がビュービュー!
何もできずに月曜からまた仕事…なんてイヤですよね?
ということで今回は釣りにおける風対策の分かりやすい記事を書きました!
この記事を読んで計画性をもって釣りを楽しみましょう♪
- 風速ごとの釣りのしやすさを知りたい
- 風が強い時に行くべきポイントが分からない
- 風が強い時の釣り方を知りたい
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
「釣りの楽しさをお届けする」をモットーに、初心者の方にも分かりやすく釣りの情報を発信中!
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風速ごとの釣りのしやすさ
風速0~1m/s
風速(m/s) | 陸の状態 | 水面の状態 |
---|---|---|
0~0.2 | 煙がまっすぐ昇る | 鏡のような水面 |
0.3~1.5 | 煙で風向きが分かる | 小さなさざ波が立つ |
無風、あるいはそれに近い状態です。
どんな釣りでもは大変しやすいですが、夏は暑苦しいくらいですね。
また止水域では水面が鏡のように静まり返っており、魚の活性は低いことが多くなります。
風速2~3m/s
風速(m/s) | 陸の状態 | 水面の状態 |
---|---|---|
1.6~3.3 | 顔に風を感じる 木の葉が揺れる | はっきりしたさざ波が立つ |
一般的にそよ風と言われるぐらいの気持ちのよい風です。
水面には少し波が立つ程度であまり影響はありません。
釣りはしやすい状態で、これぐらいが普通だと思っておけばよいでしょう。
風速4~5m/s
風速(m/s) | 陸の状態 | 水面の状態 |
---|---|---|
3.4~5.4 | 木の葉や小枝が揺れる | 波頭が砕ける 白波が現れ始める |
海では波がはじけて白波が立ち始める状態。
この辺りから風の影響でリーダーが組みにくかったり、糸フケが出てライントラブルが起きてきます。
バス釣りではノーシンカーやライトリグなど繊細は釣りに支障が出ますが、バイブレーションなど飛距離が出るプラグを使えば問題ありません。
シーバスでは7cmミノーは飛距離が出ないので港湾部での釣りに影響が出てきます。
足元狙いに徹するか9cmミノーに結び変えましょう。
バイブレーションを使えばまだ快適に釣りはできる状態です。
しかしアジングやメバリングなどライトゲームはやりにくいレベル。
1gクラスの軽量ジグヘッドを操作するのは厳しくなり、2gなど重めのジグヘッドやキャロライナリグに頼ることになるでしょう。
エギングでも2.5号や3.0号のシャロ―タイプのエギでは着底をとらえることが難しくなってきます。
3.5号やディープタイプなど沈下速度が速いエギに頼るシーンが増えるでしょう。
風速6~7m/s
風速(m/s) | 陸の状態 | 水面の状態 |
---|---|---|
5.5~7.9 | 砂埃が立ったり小さなゴミや落ち葉が宙を舞う | 小さな波が目立つ 白波が増える |
波が目立つレベルで、一般的に強風と言われるのがこのあたり。
バス釣りでは遠投はあきらめて足元のカバーを打ちながらランガンする方がよいでしょう。
シーバスではマッチザベイトはあきらめキャストとアピールを優先した方がいいですね。
もっぱらメタルバイブや12cmクラスミノーに頼ることになります。
ライトゲーム、エギングあきらめるか、後に紹介するポイント選択やメソッドを駆使して何とか釣りが成立するぐらい。
風速8~10m/s
風速(m/s) | 陸の状態 | 水面の状態 |
---|---|---|
8.0~10.7 | 葉のある灌木が揺れ始める | 水面に波頭が立つ |
ザパンザパンと大きく波が立ち海が時化っています。
木々は揺れ体や竿が不意の突風で持っていかれそうになるレベル。
帽子やワームのパッケージを取り出した時に風で飛ばされることもあります。
リーダーの結び変えも苦労するし、あらゆる釣りがやりにくい状態。
危険を伴うので釣りはできれば控えた方がいいでしょう。
バス釣りでは軽量プラグやワームの釣りはできなくなり、釣り方が極めて限られます。
シーバスでも14cmシンキングミノーや25g以上のシンキングペンシルなど飛距離が出るルアーしか投げられません。
ライトゲームやエギングにいたってはよほどの風裏でない限り不可能です。
風速11~m/s
風速(m/s) | 陸の状態 | 水面の状態 |
---|---|---|
10.8~13.8 | 木の大枝が揺れ、傘がさしにくくなる。電線が唸る | 白く泡立った波頭が広がる |
海は大荒れで危険な状態です。
波戸に打ち付けられた波が頭上に降りそそぐことも。
歩くことも大変なほどで、釣りができるレベルではありません。
おとなしく家にいましょう。
数日後の風速の確認
まずは釣行予定日の風向・風速を確認するのは基本ですよね。
ということでまずは釣り人ご用達の「タイドグラフBI」の力を借りましょう。
風だけじゃなくて潮や天気や気圧なんかも見れちゃう便利なアプリです。
もちろん予報が外れることは普通にありますが、まずはこれで「週末はこんな感じなんだな」という目安にしましょう。
当日の風速の確認
しかし釣りアプリや天気予報サイトはよく外れます。
あなたも実際に釣り場についたら予報より風が強かったことありませんか?
あるいは逆に予報より風が大したことなくて釣りに行けばよかった…なんて。
ということで当日の私のオススメはコチラのWINDY(ウィンディ)です。
精度はなかなかのもので、漁師の人も参考にしてるんですよ。
ただし初期表示の風速単位はkt(ノット)になっていて分かりにくいです。
コメント欄で「ままかりさん」がコメント欄で変更可能であることを情報提供してたので、下の方法を参考にしてください。
- 目的地を長押ししたら「この位置の予報」をタップする
- 画面下に出てくる風速の「kt」をタップする
これでm/sに変更できます。
ちなみにスマホにアプリを入れるとよく分からず課金しちゃうケースがあるみたいなので、上のリンクからweb版で見る方が安全ですよ。
風に強いポイント
西から風が吹くんなら山の東側に行けば風がさえぎられるんでしょ?
風裏というやつですね。
急角度の坂のすぐ下がポイントの場合はその通りです。
でもこんな感じで緩い斜面の場合は吹き下ろしの強い風が直撃するのでダメ。
こういう場合は背中に風を受けられるポイントを選ぶのが正解です。
向かい風や横風と違い、追い風ならよほどの強風じゃない限りだいじょうぶ。
風の影響が少ない釣り
とはいえ考えることはみんな一緒ですから、風に強いポイントには人が集まります。
ベストポジションに入れることは稀でしょう。
ということで空いた場所に入るしかないんですが、強風下だと何やってるか分からない釣りもありますよね。
- ウキ釣り…水面が荒れてウキが見えない
- エギング…着底が分からない、エギが流される
- アジング…何やってるか分からない
このような釣りは避け、強風下でも成立する釣りを楽しむのも1つの選択肢ですね。
- 探り釣り
- 岸壁ジギング
- ロックフィッシュ
これらは一例ですが勘のいい人は気付いたでしょう。
強風時に遠投したら糸がブワーッと風で膨らんでしまい、仕掛けやルアーは流されるし根掛かりしますが足元周りを攻めるなら風の影響を受けにくいのです。
もちろんチヌの落とし込みのような軽すぎる仕掛けではないということも大事ですね。
ちなみに8f半ばのエギングロッドはムチャクチャ汎用性が高く、これらを全てこなせるので安いものでいいから1本持っておくと便利ですよ。
私はシーバスやエギングはもちろん、ちょい投げやサビキまで何にでも使ってますが快適です。
予備竿として常に車に積んでおくのもいいですね。
風に強い道具を使う
- 重いオモリを使う
- よく飛ぶルアーを投げる
- 細い糸を使う
- 高比重な糸を使う
風で流されないように普段よりワンランク重いオモリを使用したり、風の中でも飛距離が出るルアーを使うのが望ましいです。
また糸は太ければ太いほど風の影響をモロに受けるので、可能な範囲で細くした方が釣りやすいでしょう。
しかし細くても普通のPEラインのように比重が軽いものだと風で大きく流されてしまいます。
ピットブルG5は高比重PEラインなので風に流されにくいのでオススメですよ!
風の影響を抑えるテクニック
フカセ釣り編
強風が吹くと海面が荒れるほか、表面の水が風によって流されて2枚潮が発生することも。
これはフカセでは致命的で、マキエを効かせたところにサシエを届けることすら困難になります。
そこで00号など余浮力のないウキにそれを上回るガン玉を打ち、ウキを沈めることで上層の潮をいち早く交わすわけですね。
これは沈め釣りと言われますがウキが見えなくなるのでアタリはラインで取らないといけません。
そこでラインを張らず余計ない糸フケは出さず、適度なたるみを持たせて道糸から針までを一直線にするイメージ。
ウキが流されたらその分だけ糸を出して送り込む感じです。
糸の出が急に早くなったり止まったりと違和感を感じればそれがアタリという訳ですね。
ルアー釣り編
風によって海面が荒れるため、水に浮くPEラインなどは特に影響を受けてしまいます。
そこで普段のように竿先を斜め上や水平に構えるのではなく、思い切って水に突っ込んでください。
風の影響を受けている表層のレンジを抜けてしまえば問題ないという単純な理屈。
理屈はフカセの沈め釣りと一緒で、沈下の遅いルアーやエギなどに有効なメソッドです。
風を利用するテクニック「ウィングドリフト」
トップウォーター
私はキャストが下手だし貧乏なので、,500円もするようなルアーを際どいポイントに投げることができません(笑)
そこで風向・風速によってはウィンドドリフトというメソッドに頼ることがあります。
強風時にトップウォーターを投げて放置し、風の力でオーバーハングに送り込むだけの簡単なお仕事。
ウィンディサイド(風が当たる面)にはプランクトンが寄せられる→ベイトが集まる→バスが待ち構えるの法則ですね。
コメント
コメント一覧 (2件)
ほーぷれすさんこんにちは!
強風時の攻略法、勉強になりました。
Windyについてですが、設定から風速の単位表示をktからm/sに変更できますのでご参考までに…
ままかりさん、まいどです!
情報提供ありがとうございます!
さっそく本文を修正させていただきました。
今後も何かあれば教えて頂けると助かります。