
ラフトリックってチニング専用設計らしいけど実際どうなのよ?



とても完成度の高い優秀なペンシルベイトですよ!
SNSやメディアで噂になっているチニング用のペンシル・ラフトリックがついに発売されましたね。
ということで今回もレビュー記事を書きますが、私はペンシルにはちょっと厳しいですよ(笑)
またメーカーや大手メディアが書きにくい他社製との比較、気になる点なんかについてもズケズケ書かせて頂きます。
この記事を読んで購入の参考にして頂きチヌ・キビレを釣りまくりましょう♪


餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
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評判・口コミ
よそ見してたら出た😅
— KK (@KK_tsuriaka) May 17, 2023
今年初チヌトップ!
ラフトリック、釣れる(^_^;) pic.twitter.com/Azsqwdkp02
新製品のシルバーウルフ·ラフトリックで今年初DETA❗早朝潮止まりのタイミングだったので、アクション見るだけのつもりがまさかの3キャッチ、バイト多数でした。かなり縦浮きでほぼ水面に出てるところはないくらいのバランス、なのでかなりの水押しトルクを感じます。 pic.twitter.com/gYyM5ixP13
— ジャークの牙 (@masatugusato290) May 15, 2023
今日の朝活。
— sega (@segatime220222) May 19, 2023
5〜8時で6枚、活性高くておもしろかったー
風強くてトップはあかんかったけど、ラフトリックの飛距離にびっくり。ぶっ飛ぶ。#チニング#甲子園浜#クレイジーフラッパー#アーバンクローラー#セブンハーフ#ラフトリック pic.twitter.com/Mp0xlQ69Pk
ラフトリックでシーバスがてらトップチニング
— HN男 (@HN_315) May 17, 2023
飛ぶしアクションも秀逸!
目玉がすぐにぶっ飛んだのは残念😅
トップでのショートバイトがわかりやすくドリフト時はかなり使いやすい🤗
その後シーバスするもデカいのをネット入れ目の前でバラシ笑
後はセイゴとキビレ😂 pic.twitter.com/JCh9skdtMa
本日もラフトリックでDETA🤩#ダイワ#ラフトリック pic.twitter.com/DthYlcpbPi
— YOSHIKI(田中 良樹) (@fishing_life1) May 12, 2023
よそ見してたら出た😅
— KK (@KK_tsuriaka) May 17, 2023
今年初チヌトップ!
ラフトリック、釣れる(^_^;) pic.twitter.com/Azsqwdkp02
ラフトリック使用感😆
— N兄 (@N83113207) May 17, 2023
本家イマペンに比べ水面に出てる部分がほぼ無くてリーダーの種類や長さに少し工夫が必要かな😙
飛距離とラトル音が本家よりUPした気がします🤩🤩🤩🤩🤩
早よ釣りたいなぁ🤣 pic.twitter.com/XaI1PMaGZ8
TOPにボトムに難しいながら楽しい1日でした👍
— YOSHIKI(田中 良樹) (@fishing_life1) May 12, 2023
波系立ってる水面でもしっかりアピールして魚を誘ってくれるラフトリック!
ボトムも楽しいけど水面を割って出てくれるトップゲームも最高すぎる!
ラフトリックでDETA‼️の瞬間を感じてください🤩#ダイワ#ラフトリック#イマペン pic.twitter.com/WlIBzTJxWn
ラフトリック誕生について
ラフトリックの元になったのはハンドメイドルアービルダー・今村健治朗さんの作ったイマペンというペンシルで、チニングの聖地・淀川でもりぞーさん始めチニングエキスパートの方達から絶大な人気を誇っていたものです。
従来のチニング用トップは65mmなど小さめなものが多かったのですが、淀川は川幅が広くて風もあったり濁りもあるため飛距離やアピール力が必要なために生まれたのですね。
もちろんダイワのテスター・もりぞーさんも使われており、今回それを元にダイワが作ったのがラフトリックという訳ですね。
私もイマペン90に興味はあったんですが、通販で販売されていないので手に入らずあきらめていたのでラフトリックの発売は非常に助かりました。
でもオリジナルの売上が落ちるはず…しかも商品名にイマペンという名前が入っていないところを見ると、ダイワはかなり金を積んだのではないか?と想像しています(笑)


インプレ


岡山県を流れる一級河川・高梁川はメチャクチャ川幅が広くて遠浅地形なので、10gにも満たない従来のチニング用トップでは飛距離が足らずお話になりません。
こういうフィールドでは飛距離が出ることはルアーに求められる前提条件なので、今まではブラックバス用の重めのルアーを流用してきました。
しかしラフトリックはいままでのチニングの常識を覆す重量を有しており、これは期待出来るぞ~といざ出陣。
沖まで干上がった平坦なボトムにもなだらかな地形変化があり、潮が満ちてくると掘れている範囲に水が入ってきてチヌもそこを通ってきます。
大潮の干潮に地形を把握しておき、狙いの深みの水深が50cmに達したであろう頃にキャスト。
バビュ~ン!
ラフトリックの飛距離に開いた口がふさがらないッ…のですが、おかげで目視もできない(笑)
流れの速さと引っ張られるラインがトレースする位置を予測し、大体あの辺に今あるんだろうな~と感覚で動かしていると突如アタリが!


外海から入ってきたであろうアフター回復個体で腹パンパン!


もちろんキビレも釣れる!
ラフトリックはボディの大部分が沈んでいるので視認性はイマイチですが、その分ミスバイトしにくい印象。
またラトル音や水押しがメッチャ強かったので大河川にもってこいでしたね。
さぁそれではラフトリックを細かく見ていきましょう!
サイズ感


ラフトリックのサイズは90mmとチニング用ペンシルの中では大きな方に入りますが、今までのものが小さすぎただけでむしろ
90mmは適正です。
ルアーサイズが大きくなると型狙いにはいいけど数が減る…というイメージがあるかもしれませんが、私は110mmのペンシルで1度の釣行で71枚釣りました。
30cmぐらいのキビレでも普通に食ってくるので90mmなんて全く問題ありませんから自信をもって投げましょう。
飛距離


ラフトリックは90mmというサイズに13.5gという重量を搭載していてメチャメチャ飛びます。
ちなみに通常のペンシルにこれだけ自重を持たせるには110mmぐらいのサイズにしないといけません。
しかもラフトリックはラインアイとリアフックアイを結ぶ直線上にウエイトを配置して飛行姿勢を安定させており、横風が吹いている中でもしっかり飛ばすことができるんです。
これは大河川では圧倒的なアドバンテージになりますよ。
アクション


ラフトリックのウキ姿勢はほぼ垂直で、浮力が低めなのでボディのほとんどが水中にあります。
糸フケを取りながらチョンチョンとロッドアクションを加えると素直にドッグウォーク(左右に首を振ること)しながらしっかり水を押してくれます。
ただターンするような派手は首振りはせずいたって普通のドッグウォークなので、過度な期待をしている人は「ふーん…」となるかもしれません(笑)
しかしあまり振り幅の大きなドッグウォークはチニングにおいてはミスバイトを誘発するマイナス要因になりやすいので、おそらくは狙ってのことでしょう。
フッキング


トップチニングはミスバイトとの戦いなので、プラグには高いフッキング性能が求められます。
チヌはバスやシーバスと違ってプラグに回り込んで頭から食ってこず、後方もしくは側面からバイトしてくることがほとんど。
そのためラフトリックはフロントフックの位置を5mmほど後方に配置しており、さらに上で書いたように派手すぎないドッグウォークも相まって高いフッキング性能を誇ります。
ラトル


ヘッド部に内蔵されているウェイトボールはキャスト時は後方の穴にはまりますが、ドッグウォークさせると前方に振り出されて左右に動いてカラカラという高めのラトル音を出します。
またボディ後方にある移動式のウエイトも左右の壁いぶつかってゴトゴト低音を奏でて周囲に強烈にアピール!
フック


平打ちトレブルフック#6とスプリットリング#3がついており、サクサス(フッ素コート)で刺さりは抜群です。
フロントフックを5mm後方に配置したとは言えリアフックと絡むことはないので心配はいりません。
おすすめカラー


- マットチャート
- ライムチャートクリア
- ピンクバッククリア
- イエローボーン
- グリーンバッククリア
- マットシャンパンゴールド
- パロット
- マイワシ
身も蓋もないことを言うとどんなカラーでも釣れるので、自分が一番釣れそうな気がする=集中力を保って投げ続けられるカラーが一番です。
カラーというのは絶対的なことは言えないし、そもそも魚よりも釣り人を釣るためのメーカー戦略の側面の方が強いですから。
ただそんなことを言われても困ると思いますので、ここでは私の経験と考え方でおすすめのカラーを2つご紹介します!
ピンクバッククリア


背中がピンクでボディがクリアになっているカラーで、バス釣りで大人気のいわゆる長谷川ピンクですね。
ラフトリックの開発には関わっていないと思いますが、ダイワが売れるからってことで採用したんでしょう。
カラー考案者の長谷川氏の考えは以下です。
魚に限らず生き物は肌や保護色の下にピンク(肉・内臓)を隠しているが、ピンクはそれをむき出しにしている弱い生き物として認識されるからよく釣れる
…とのことですが皆さんはどう思いますか?
プロの意見に素人の私がケチをつけて申し訳ないのですが、これはぶっちゃけ魚を擬人化しすぎて根拠になっていないかと。
背中のピンクは釣り人にとって視認性しやすいですが魚にとってはあまり関係なく、むしろ側面から腹面にかけてのクリアがキモ。
クリアは色がない=色で嫌われることがない究極のナチュラルカラーであり、見えにくい=見破られにくいという極めてシンプルな話です。
チヌやキビレは追尾しながら「じーっ…」とかなり観察してきますので、トップには見破られにくさは大事な要素。
そこに「シラウオとか透明な生き物は弱者だから…」とか「見えにくいから近寄りすぎてバイトを誘発しやすい」と言う人もい
ますが、それは魚にしか分からないことなので根拠に乏しい=妄想に近いと言わざるを得ません。


ライムチャートクリア


カラーはメーカー側売りやすさや釣り人側の妄想的な要素で決まっている…的なことを書きましたが、そうではないカラーがあります。
魚に限らず生き物の目は餌を発見しやすいように進化してきたことをご存知でしょうか?
ちなみに人間の目は青を認識しにくいのですが、これは人間目線で自然界に青い食べ物が少ないから。
そう考えると普段食っている餌に近いカラーは見つけやすい、また違和感を感じにくいというのは説得力が高いですよね。
つまりチヌやキビレの場合は甲殻類(ブラウン)や藻(グリーン)など。
同じプラグでカラーを変えながら検証しまくったので言えますが、チヌにブラウンなんてメッチャ効くんですがプラグでは不人気カラーなのでほとんど存在しないのが残念です(笑)
同じようにグリーンはチニングの定番と言われるほど実績が高いカラーですから間違いありません。


まとめ
- サイズは大きめだが問題なく釣れる
- 13.5gという自重により飛距離は抜群
- ドッグウォークの幅は適度で水をしっかり動かす
- フロントのウェイトボールはラトルを兼ねる
- フロントフックが後方寄りに調整されていてフッキングしやすい
- #6のMトレブルフックを搭載
- ピンクバッククリアとライムチャートクリアがおすすめ
現在のチニングシーンは大河川のオープンウォーターが一般的ですが、従来のチニング用ペンシルはどれもアピール力が不十分だし、そもそも飛距離的にポイントまで届かないものばかりでした。
だから本格的にやり込んでいる人たちはバス用やシーバス用のものを流用する人が多かったんですが、ようやくちゃんと使えるものが登場したな~…という感じです。
従来のペンシルが不要になる訳ではありませんが小場所やボートなど、今後は使い分けが進んでいくでしょう。
またレッドペッパーでなどのリアクション特化型ペンシルベイトは魚にスイッチを入れる性能は高いものの、一方でミスバイトは増えるし誰もが扱いやすいとは決して言えません。
以上のことからラフトリックは今後のチニングにおけるスタンダード的な存在だと言えます。
分かりやすい目新しさや爆発力よりも、誰もが使いやすくて釣果を上げられる…そんなコンセプトを感じました!


チニング用ペンシルのまとめ記事はこちら!


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