オイカワはどこにでもいるね
ルアーで釣れたらいいのにな~
ライトゲームブームもあって、近年では魚種にこだわらず釣りを楽しむ人がたくさんいます。
そこで微妙に注目されているのが日本の淡水魚で生息数No1のオイカワ(ハエ)というわけです。
ルアーで狙って釣れたら海が遠い人や車をもっていない人にもいいターゲットになるはずですよね。
ということで今回はオイカワのルアー釣りを徹底解説!
この記事を読んで、見過ごしていた身近なターゲットを楽しみましょう♪
動画で見たい方はこちらをどうぞ!
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
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オイカワはルアーで釣れる
キタッ…ってまたカワムツかよ
カワムツが普通にルアーで釣れるのは広く知られていますよね。
私も渓流が遠いので近所の小川でよく楽しませてもらっています。
しかし姿形も生息域も似ているにも関わらず、一般的にオイカワはルアーでは釣れないと言われます。
同じ雑食性でもカワムツのように肉食性が強くはないんですよね。
スプーンやミノーでカワムツを狙っていたら50匹に1匹混ざるかどうか…
いやいや、そんなことはないですよ!
な、なんだってー!!
すいません…本気出しちゃって…
- 1年でもっとも水温が下がる2月
- 指がかじかむまでの1時間
それでこの釣果ならオイカワはルアーで狙って釣れると言ってもいいのではないでしょうか?
それでは解説していきますよ~!
ルアーでオイカワを釣る方法
オイカワはルアーを食っていない
オイカワに限らずですが、上のような写真を見たことはありませんか?
口に入るわけないのにバカだなぁ(笑)
な~んて魚を笑わない方がいいですよ。
魚はそもそもルアー本体ではなくフック目掛けて食ってきているんです。
んなアホな…と思うのはルアーマンの先入観。
フライフィッシングやテンカラの経験があるなら「そりゃそうだ」ぐらいにしか思わないでしょう。
そもそも魚が針を食ってくるのは別に珍しいことではなく、水中ではごく普通に起きていることです。
おそらく流下するゴミ(ルアー本体)に虫っぽいのがぶら下がって動いているように見えているんでしょう。
勘のいい人はもう気付いたのではないでしょうか?
そう…オイカワをルアーで狙う時は巻いてはダメなんです!
巻いた瞬間それは小魚へと変貌し、オイカワの食性の対象外になってしまうんですね~。
ドリフト
オイカワはドリフトで食わせるべし
オイカワがいる上流側にルアーをキャストして流す…それだけなんですが、早い流れの中ではこれがまた難しいのです。
というのも狙ったポイントのすぐ上流に投げたらオイカワにとって石を投げ込まれていると変わりません。
地形にもよるんですが5m以上は離れた場所に着水させるのが望ましいんですが…
- 送り込みたいポイントはどこか
- そのためにはどのコースを通すか
- そのためにはどこに着水させるか
…ということを逆算して投げないといけません。
シンキング系のルアーならもっと複雑で、それを2Dじゃなくて3Dで考えないといけないんですよね。
同時にラインスラッグも管理しないとラインが流されて不自然にルアーを引っ張ってしまいます。
またナチュラルドリフトでは食わない時もあるのが厄介。
そんな時に餌釣りの場合はガン玉の数を減らしたり、竿で軽く誘いを入れることがあります。
ルアーの場合もそれは同じですが、小さな練り餌やチョンチョンと跳ね上げるような動作を入れるのはバツ!
小さな紅サシや練り餌とは大きさが違いすぎるのです。
これは実際にオイカワの群れに対してそれを行うと群れが散るのが確認できるので間違いないでしょう。
そして見えるところでそれが起こるということは、見えていない遠くや深場でも同じことが起きていると私は考えます。
そこで有効になってくるのがテンションドリフト。
…というとラインを張って流れの力でUターンさせるような状態が想像されやすいのですが、そこまでいくとやりすぎです。
スピニングリールのベールを返してラインフリーの状態を作っておき、人差し指でラインの放出量をコントロールしながらラインテンションを張る→緩めるを繰り返すだけで十分です。
優しくフックを揺らすイメージで行うといいでしょう。
実際のドリフトの様子は動画で確認してください。
ステイ
今回の釣行で大活躍したのがステイ。
12~3月といった低水温期に強いメソッドです。
ただしこれができるルアーは限られ、アゴを接地させた状態で水流でテールがふわふわユラユラと動くものに限ります。
目の前で虫っぽいのが動いているのでオイカワも辛抱できないわけですね。
オイカワ向きのルアー
トップウォーター
水温が高い夏はトップウォータープラグだけで7割OK。
難しいことはなく、水面に浮かべて流せば活性が高いオイカワから飛びついて来ます。
ただしラインにドラッグがかかって不自然に水面を引っ張られますので、余計な糸フケはとってください。
また他魚種同様にオイカワも水深が深い場所ほどトップへの反応は悪くなり、浅い場所ほど反応しやすくなります。
また「俺は真冬でもトップでオイカワを釣りたいンだッ!」変な人のためにヒントを書きます。
水深30cm程度だろうが越冬場所になるポイント…例えば逆ワンドには2月でもオイカワはいますし、暖かい日が数日続けばそういう場所ではトップウォーターゲームが成立します。
トラウトのオフシーズンにはフライフィッシングでオイカワを狙う人が増えますが、ドライブをしていてそういう人を見つけたらポイント確定といってよいでしょう。
中層~ボトム
オイカワは冬は底であまり動こうとしないため、ボトムの少し上をドリフトさせるのが効果的になってきます。
ただし昔はそれができるルアーが少なかったんですよ。
バイブレーションでは底取りが速すぎるし、スプーンではアクションが強すぎるし、シンキングペンシルでは根掛かりするし。
アミコン40Sはゆっくりフォールするしラインテンションを張れば浮きやすいので、ボトムちょい上ドリフトに最適なルアーです。
また根掛かりしにくいのも見過ごせないポイントで、ステイメソッドにも完全対応!
岩が多い場所ではフロントフックを外しておけばほぼ根掛かりはしません。
20秒ぐらい待ってたら食ってくることもあります。
深場・足場が高いポイント
さらなる深場や足場が高い場所ではフォール速度が速めのルアーを使用する必要があります。
ただバイブレーションやメタルジグではフォールが速すぎてなかなか食いません。
そんな中結果を出しやすいのがナッゾジグ。
極小ウィローブレードとフックが小型の水生昆虫をイミテートしているのか、明らかに実績で他のルアーより抜きんでています。
魚種限定解除ルアーの名に偽りなし!
おかけに根掛かりしくいとあってはオイカワのルアー釣りにも外せません。
ちなみにカラーは何でもいいんですが、フラッシングはダイレクトに釣果に関わるのでブレードは気にした方がいいかと。
ゴールド、シルバー、コパーとありますが、私はコパーの実績が高いです。
フロート&ワーム
これはある意味反則?かもしれませんが、極小のワームとフックを使用するの手です。
ようは毛鉤の代わりにワームを使うようなものなので釣れて当然ですね。
具体的にはメバリングやアジング用のピンテールワームのテール部だけを使います。
私のオイカワ実績NO.1はアジリンガー(のテール部)。
テールだけ取ってボディはポイ!なんてのはもったいないので取っといてください。
カワムツやカサゴに使えるので。
ワームに見合った小さなサイズのフックが必要になりますが、オイカワのハリス付きの針を流用するのがベストです。
リーダーの先に抜けないように結びコブを作っておき、その後ろにクリンチノットで結べばOK!
しかしそれを重いスプリットショットリグで投げたら普通のルアー釣りなので釣れません。
ここでもやはりドリフトさせる必要があるため、フロート(飛ばしウキ)を利用しましょう。
フロートはシマノのソアレタイディの2.5gが応用力が高いです。
この手の商品にしては細身&軽量でもっともオイカワに適しているかと。
ラインを切らずに脱着できるのもいいですね。
ハリス部にはG8のガン玉を1~2個つけると安定します。
オイカワに適したタックル
ロッド
オイカワ専用ルアーロッドなんて存在しないので、既存のライトゲーム用ロッドを流用しましょう。
狭い渓流や水路なら5f、本流なら7f、間をとって6fが万能です。
ボヨンとした胴調子のロッドは操作性が悪いのでダメ。
とはいえ先までキンキンの硬い竿でもオイカワのバイトを弾くし軽量ルアーも投げにくいですよね。
ということでアジングロッドがベストとなります。
リール
基本的に軽い方がいいので1000~C2000番の小型スピニングが適しています。
ベイトリールでも出来なくはないのですが、ドリフト時に手で糸を出してやらないといけないのでやりにくいですよ。
ライン
オイカワのルアー釣りはナイロン、フロロ、PEのどれでもできるんですがPEがオススメです。
理由は巻き癖がつきにくいことと、強度が高いので底を攻めて根掛かりしても回収率が高いから。
0.1号は根ズレを考慮したら怖いし、0.3号ほどは必要ありません。
よって0.2号を選んでおけばOKで、バリバスのライトゲームスーパープレミアムPEが品質が安定して強度も高くオススメです。
まとめ
- ドリフトorフォールで食わせる
- 高水温期はトップウォータープラグ
- 低水温期はシンキングプラグ
- 極小ワーム&フロートも有効
- タックルはライトゲーム用を流用
いかがでしたでしょうか?
オイカワのルアー釣り、面白いですよ!
ぜひあなたも身近な水域で楽しんでみてください。
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