¥10,000-未満とは思えないハイコストパフォーマンスリール、21ナスキー!
実用性重視の方には目が離せません!
インプレ書きましたので購入を検討している方は参考にして下さい!
21ナスキーの価格
記事を書いている本日時点でのC2000Sをアマゾン・楽天・Yahooで調査時点での最安価格を比較してみました。
Amazon | 楽天市場 | Yahoo | |
---|---|---|---|
本体価格(円) | 8,100 | 8,393 | 8,364 |
配送料(円) | 0 | 0 | 0 |
付与ポイント | 0 | 83 | 0 |
合計金額(円) | 8,393 | 8,310 | 8364 |
Amazonはやはり安定。
楽天市場は楽天カードを持っている人がセールを上手く活用すると安く買えることが多い。
Yahooはsペイペイ使うとポイントが高還元。
自分が普段クレジットを使っているのか?使っているならどこのカードか?で選べばいいです。
21ナスキーの特徴
HAGANEギア
メーカーのホームページ見たらやたらややこしい説明がありますが、要は切削加工じゃないのです。
金属の塊に熱を加えずに常温のまま200トンの圧力を加えて形を作る技術です。
それによりミクロン単位の精度での加工が出来ます。
200トンってバキの世界ですね~。HAGANEと名付けていますが素材は鋼じゃなくて、超々ジュラルミンの冷間鍛造ギアです。
なおリールはピニオンギアやウォームシャフトギアなど色々なギアが使われていますが、HAGANEギアはメインとなるドライブギアだけですのでお間違い無きよう。
従来は安い?リールには亜鉛製ドライブギアが使われていましたが、HAGANEギアの方が明らかに丈夫でしかも軽いです。
X シップ
ドライブギアを大きくして、ピニオンギアとドライブギアの配置を最適にして、ピニオンギアのベアリング支持によってハンドルの回転をスムーズな駆動に変換する物です。
最初に登場したのは10ステラでした。
その頃のハイエンドの機構が今や1万円前後のリールにもあるのですから、釣具の進化はすごいですよね。
※ただし500番にはこの機構はありません。
サイレントドライブ
サイレントドライブ…直訳すると無音運動。
何か新たな部品を搭載したスンゴイ技術なのか?!という訳ではなく、ドライブギア・ウォームシャフトやその周りの部品やボディ全体のパーツの見直しをして、部品の間の無駄な遊びを無くしましたよ~ということです。
これによってパワーの伝達ロスや巻いた時の不快なガタ付きが押さえられ、より静かなリーリングがもたらされました。
※ただしこれも500を除きます。
コアプロテクト
メーカーのサイトを見ると水玉形成効果とはよく分からないことが書いてあります。一流企業シマノの社員さんは私のような低学歴を相手に分かりやすく説明するのが面倒なのでしょうか…
早い話がフッ素グリスです。
フッ素は摩擦が少なく変質しにくいので、それを混ぜて撥水させている訳です。
※でもやっぱり500は対象外です…
G フリーボディ
スプールを動かす為の部品であるウォームシャフトを従来よりもフット側(ロッド側)に配置することによって、
持ち重り感を軽減させロッドとの一体感を底上げしています。
ぶっちゃけ僅かな違いではありますが…。
AR-C スプール
今では当然のようにシマノのスピニングリールのスプールに採用されているのですが、要はスプールの上部のリング形状に工夫があります。
かつてのスプールはここが垂直だった為に、キャスト時にラインが減れば減るほどエッジに当たって飛距離が落ちていたのです。
それが斜めになることによってスムーズに放出され、飛距離が伸びるようになりました。
21ナスキーのラインナップ
番手 | 実用ドラグ(kg) | 重量(g) | 糸巻量PE(号-m) | ハンドル1回転 巻上量(cm) | ハンドル 長(mm) | ベアリング数 BB/R | 本体価格 (円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
500 | 2 | 170 | 0.6-185,0.8-140,1-110 | 69 | 40 | 4/1 | 10,400 |
1000 | 2 | 205 | 0.8-240,1-190 | 66 | 45 | 5/1 | 10,900 |
C2000S | 2 | 210 | 0.6-150,0.8-110,1-80 | 66 | 45 | 5/1 | 10,900 |
C2000SHG | 2 | 210 | 0.6-150,0.8-110,1-80 | 79 | 45 | 5/1 | 10,900 |
2500 | 3.5 | 240 | 1-320,1.2-270,1.5-220 | 73 | 55 | 5/1 | 12,500 |
2500SHG | 2.5 | 240 | 0.6-200,0.8-150,1-120 | 91 | 55 | 5/1 | 12,500 |
2500HG | 3.5 | 240 | 1-320,1.2-270,1.5-220 | 91 | 55 | 5/1 | 12,500 |
C3000 | 3.5 | 240 | 1-400,1.5-270,2-200 | 73 | 55 | 5/1 | 12,500 |
C3000DH | 3.5 | 270 | 1-400,1.5-270,2-200 | 73 | 40 | 6/1 | 13,500 |
C3000HG | 3.5 | 240 | 1-400,1.5-270,2-200 | 91 | 55 | 5/1 | 12,500 |
4000 | 6 | 285 | 1-490,1.5-320,2-240 | 75 | 55 | 5/1 | 13,500 |
4000XG | 6 | 285 | 1-490,1.5-320,2-240 | 99 | 55 | 5/1 | 13,500 |
C5000XG | 6 | 305 | 1.5-400,2-300,3-200 | 105 | 55 | 5/1 | 14,000 |
ライトゲームからライトショアジングまで死角無し!
16ナスキーからの進化した点
- サイレントドライブ
- ねじ込み式ハンドル
- デザイン
の3点です。
ねじ込み式ハンドルの差が大きいです。今までこの価格帯のリールには共回り式だったのですが。
ねじ込み式と共回り式の違いは以下です。
ねじ込み式
ハンドルの軸がネジになっていて、それを直にドライブギアにねじ込んで固定するハンドル方式です。
ハンドルの軸とドライブギアが一体化?することによって余計な遊びやがたつきが発生しないので、巻き心地が断然良くなります。
それはつまりリーリングのパワーのロスにも繋がります。
ライトゲームでの繊細な巻き心地、青物など引きの強い魚とファイトに必要なパワー…どちらを取ってもねじ込み式に軍配が上がります。
共回り式
主に安いリールに採用されているハンドル方式です。ハンドルの軸がドライブギアの中央を貫通し、リールの反対からスクリューで固定する方式です。
21ナスキー(C3000DH)のインプレ
まずデザインですが、普通にカッコイイと思います。
廉価リールのは安っぽさを感じやすいんすが、シルバーとブラックという渋くてシンプルな配色にしたおかげです。
デザインは○!
21ナスキーは折り畳みハンドルなのもグッド!
これなら移動中や部屋での保管も場所を取りません。
地味に嬉しいですね。
そして21ナスキー最大の?特徴!
ねじ込み式ハンドル。
これによって巻き心地は明らかによくなっています。
10,000未満の廉価リールでは多分NO1!
あとはこの大型ドラグノブが本当に使いやすいです。
ライとタックルでメバルを狙っている時に60アップのシーバスがかかった時なども瞬時にドラグを緩めることが出来ます。
強いていえばラインローラにはちょっと不満。
ベアリングではなくカラー(プラスチック)が入っているので、さすがに回転はよくありません。
ただこれは廉価リールならどこもそうですから21ナスキーが悪い訳ではありません。
下位機種サハラと21ナスキーの比較
21ナスキーの下位機種のサハラとどっちがお得なのでしょう?
ということで比較してみました。
21ナスキーの方が優れている部分
サハラにはない機能で21ナスキーに搭載された機能は以下です。
- コアプロテクト
- サイレントドライブ
- ねじ込み式ハンドル
- 軽い(C2000HGSの場合は10gほど)
- デザイン
いやいや、違いすぎでしょ…
性能的にはもはやサハラを潰しにかかったとしか思えません…
デザインの好みは人にもよるかと思いますが、シルバー基準の渋いデザインはどんなロッドともマッチします。
ただしサハラの価格は…
しかし価格においては定価で3000円以上の差があります。
ちなみにC2000Sの価格最安店を探したのですが、記事を書いている現時点でアマゾンで
¥5,918(送料無料)
と、驚異的な価格で販売していました。
上位機種21アルテグラと21ナスキーの比較
21アルテグラの方が優れている部分
- ロングストロークスプール…飛距離UP!
- マイクロモジュールギアⅡ…巻き心地UP!
- Xプロテクト…防水性UP!
- ワンピースベール…見た目UP!
などの21ナスキーにはない機能が備わっています。
同じ年に出た上位機種なので当たり前ですが、21アルテグラの方が性能は上ですね。
巻き比べてみたんですが、巻き心地はアルテグラの方が上でした。
ただ実釣でそれが釣果に影響するかというと答えはNOです。
番手 | 21ナスキー | 21アルテグラ |
---|---|---|
C2000S | 210g | 185g |
2500SHG | 240g | 220g |
C3000HG | 240g | 225g |
4000XG | 285g | 270g |
更に21ナスキーの惜しい!と思う重量に関しても解決しています。
お金が出せるなら21アルテグラがいいですね。
ただし21アルテグラの価格は…
C2000Sで調べたのですが、記事を書いている現時点で最安はAmazonで¥13,700ですね。
番外編!ダイワ18レガリスと比較
コストパフォーマンスに優れた廉価リールと言えばダイワ!と今までは思われてきたのですが、シマノが本気出してきましたね。
ということでどっちを購入しようか迷っている人向けの比較です。
ハンドル
キッパリ言うと21ナスキーの方が上です。
その理由はやはりねじ込み式のハンドル…ここが一番でしょう。
上で書いたように、ドライブギアに直接固定されるねじ込み式と、ドライブギアを貫通して反対から固定している共回り式では使用感があまりにも違いすぎます。
ここがある限り21ナスキーの優位は覆らないかと。
ギア
恐らくほとんどの人がイメージで「シマノの方がいいんだろ?」と思っているかもしれませんが、多分その通りですw
シマノは自転車のギアメーカーだから…という何となくの理由ではありません。
HAGANEギアの21ナスキーと、タフデジギアの18レガリス。
シマノ VS ダイワ……ファイトッ!
まず材質。
21ナスキーのギアは超々ジュラルミン製なのに対して、18レガリスのギアは亜鉛ダイキャストなのです。
素材的に超々ジュラルミンの方が軽いし強いし高額です。
次に製法。
シマノの場合は一発プレスで成形!
ダイワの場合はプレスで原型を作り切削して成形。
強い力が加わった時に欠けや割れに繋がるのは当然ダイワです。
ただまぁ…普通に釣りをしててそんなに強い負荷が加わるか?と考えると、そこまでで十分というダイワの企業判断なのかもしれません。
巻き心地
しつこいぐらに何度も書いてますが、ねじ込み式ハンドルの恩恵は大きいです。
ボディの素材に関して21ナスキーも18レガリスも両方とも強化プラスチック素材を使っています。この点21ナスキーは16ナスキーの頃から変わっていませんね。
とはいえ全く同じプラスチックを使っている訳ではないので、やはり差はあります。
18レガリスのボディはDS5というそざい柔らかいというか…たわむんですよね。ちなみにローターはDS4と言って、一つ下の素材です。
更にスプールの上下運動に関する仕組みにも違いがあります。
21ナスキーはクロスギアを採用していてハンドルからの回転を無駄なくスムーズに伝達しています。
18レガリスはS字カムといって、カム…すなわち溝に沿って部品が擦れあいながら動くようになっています。
ついにシマノもこの価格帯にまでクロスギアを採用するとは…シマノの本気が伺えます。
更にHAGANEギアの恩恵もあります。
結論、巻き心地では21ナスキーの圧勝です。
重量
この点ではレガリスが勝ります。
軽めの番手である2000Sで比較しましたが、20グラムもレガリスが軽いですね。
- 負荷はあまりかからない釣り
- 軽さを何より重視する
- 巻かずにフォールの釣りが主体
などの釣りにはレガリスもありだとは思います。
ただし18レガリスの価格は…
楽天市場で2000Sの値段を調べたのですが、記事を書いている現時点で最安はアマゾンで¥7,150(配送料無料)71ポイント
でした。
まとめ 優勝は…
どれを買うべきか?
個人的感想でまとめさせて頂きます。
番手 | 21ナスキー | 17サハラ | 21アルテグラ |
---|---|---|---|
C2000S | 10,900 | 8,500 | 13,000 |
2500SHG | 12,500 | 9,000 | 17,300 |
C3000HG | 12,500 | 9,000 | 17,300 |
4000XG | 13,500 | 9,500 | 19,500 |
定価は上の通り。
実売価格の比較は以下となります。
C2000S | 21ナスキー | 17サハラ | 21アルテグラ |
---|---|---|---|
実売価格 | 8,392 | 5,918 | 13,000 |
配送料 | 0 | 0 | 0 |
ポイント | 83 | 0 | 0 |
合計価格 | 8,309 | 5,918 | 13,000 |
最安店舗 | 楽天市場 釣り具のマルニシ | Amazon | Amazon |
う~ん…
VS 17サハラ
17サハラは値段差を考えても、十分に21ナスキーにする価値はあると思います。
¥2,391なら長く使うことを考えると微々たる差かと思います。
ただし家族4人分買うなら¥9,564の違いは結構大きいですよね。
これにロッドや仕掛けも絡んでくる訳ですし。
釣りに対する本気度や家庭の経済状況によっては十分アリです。
VS 21アルテグラ
私からすると正直
21アルテグラが高いと言ってる訳ではなくて、21ナスキーのコスパが神掛かっているのです。
- 釣りに対する本気度が高い
- やる釣りが決まっているのでリールは1~2個でいい
- すでにミドルクラス以上のリールを持っていて予備がほしい
…という状況なら21アルテグラもいいです。
VS 18レガリス
個人的にダイワの18レガリスは無しですね。
価格差は微々たるものですが、性能は21ナスキーの圧勝です。
結論!優勝は…
ということで、総合的に考えましたが実釣面とコストパフォーマンスで考えた結果
21ナスキーがオススメ
というのが私の答えです。
今後のシマノの廉価リールの顔になる機種です。
コメント
コメント一覧 (4件)
ご無沙汰しとります!ホープさんホームページの改修ご苦労様でした!釣りの方はいかがですか?私は夏から秋にかけてアコウばかり狙ってました。以前一度釣れたよー!と報告しましたが、あの後さらに三匹つれましたー!そしてたくさんのカサゴが釣れました!
おぉぉ!かめこさん、お久しぶりです!
アコウですか、素晴らしい!
私も来年はまたアコウやろうと思っております~
カサゴもいいですよね~。これから冬になると、釣ったカサゴで味噌汁作るとウンマイんですよね~
釣り行ってるんですが、なかなか時間が作れずブログアップが追いつきません!
やはり釣りにはいってるんですね(笑)今後の釣行記を楽しみにしとります!
かしこまりました!
ありがとうございます!