まいどです!
ほーぷれす(@hopeless_orz)です。
まず挑発的なタイトルを謝罪させて下さい。
ごめんなさい。
その代わりにあなたに10枚釣らせます。
冬チニングのコツとは?
読んでやって下さい!
冬チニングの始まり。1人の天才が時代を変えた
15年ほど前、チニングというジャンルの釣りが生まれたばかりの頃のこと。
チニングは夏のナイトゲームに手軽に出来るルアー釣りということを売りにしていました。
技術も道具も荒削りな時代。
私達チニンガーも若かった。
そしてそれ以上に青かった。
しかしチニング界に一人のカリスマが舞い降りる!
寒波襲来、爆風チニングデイゲーム12枚キャッチ🐟
— もりぞー (@morizo57) February 18, 2021
スティーズホグでボトバン→ステイドリーム。今日みたいな寒くて風の強い日に、短時間でイメージ通り連発させられると、自分のやり込んできた事が報われた感がありますね✨#シルベラードプロトタイプ#ジリオンSVTW#匠ベアリング#スティーズホグ pic.twitter.com/Y1ZDoDmmgK
常識、定説…そんなものは俺がぶち壊す!
ダイワとテスター契約を交わし破竹の勢いのこと人、チニング界の神もりぞーさん。
冬という過酷な水温の時期においてもお構いなしに淀川でキビレ釣りまくる!
冬だから釣れない。
そんな私達の言い訳に、淡々と釣れる事実を突きつける!
チニングは夏の釣り?
いやいやもうそんな時代ではないのです!
あなたが冬に釣れないのには理由があります。
それを解決して、冬チニングの波に乗れ!!
冬が苦手な言い訳その①「淀川だから釣れるんでしょ?」
そりゃ冬に釣ってる人もいるけどさぁ…淀川だからでしょ?
うちの地域ではチニングじゃ無理だよ
冬にはチヌやキビレはショアからじゃ届かないような、水深何十メートルもある深場に落ちていると思っていませんか?
ところがどっこい、チヌやキビレは大きく生息域を移動する魚ではありません。
それは真冬でも同じなんです。
もちろん一年中同じ場所に居続ける訳ではありません。
でも検索してみて下さい。
あなたが住んでる地域でも冬にフカセでチヌを釣ってる人達はいませんか?
案外冬でも近くにいるんですよ。
確かにフィールドによってポテンシャルに差があるのは確かでしょう。
しかしリグをキャストすれば届く位置に魚がいるのは事実。
それを釣るのがチニングです。
冬が苦手な言い訳その②「水温が低くて口を使わない」
低水温だからチヌ、キビレは口を使わないんだよ
こちらが2022年の大阪湾の水温です。
平年は大体10度くらいまで下がるようですね。
チニングデイゲーム13キャッチ🐟寒冷前線通過で水温は6度に落ちたけど、北西風の激荒れパターンは今年も健在。白波が立つ状況でのボトバンアプローチでシルベラードプロトタイプ×ジリオンSVTWの8.5ギアが真価を発揮してくれました👍#シルベラードプロトタイプ#ジリオンSVTW#クレイジーフラッパー pic.twitter.com/39yU3hMsWt
— もりぞー (@morizo57) January 18, 2021
水温6度でもチニングで釣るもりぞーさん。
もりぞーさんが釣っているのも、あなたが狙っているのも同じ魚種。
水温が低くて口を使わないというのも言い訳ですね。
冬チニング実釣
最初にお伝えしておかないといけないことがあります。
私が住んでいる岡山県はチニングにおいてあまり恵まれていないので他県から来た人は例外なく苦労します。
実際広島でチニングをガチでやってた人が岡山に越してきて、あまりの釣れなさに辞めましたからねw
その証拠にSNSでも他県のように10枚もバンバン釣れるような投稿はありません。
そんなこんなでチニングが定着しない土地なのです。
つまり何が言いたいかというと岡山で冬にチニングでまぁまぁ釣れるなら、あなたの住んでる県ではまずこれよりも釣れるはずなのです。
だから私が釣ったら、あなたも私を信じて冬チニングを頑張って下さい。
お願いします!
では釣り開始!!
はぁはぁ……くっ!
しかし結果は…トホホ。
情けない。
恥ずかしい。
私の頬はリンゴのように真っ赤になりました。
ドンッ!
辺りに響く鈍い音。
私は自分の不甲斐なさに頭に血が上り、思わず壁を殴ってしまいました。
うぁぁっ!
ツー…
皮膚は破れ、肉が見える。
拳からは薔薇のように赤い血がしたたっていた。
だから…どうしたってんだ…!
これぐらいでいい…!
これが自分の不甲斐なさへの罰だというのなら……これくらいの痛みで、丁度いい!!
ということで謝罪させて頂きます。
ここまで偉そうに書いたくせに、本当にすいませんでした。
心から謝罪させて頂きます。
本気出しちゃって、本当に申し訳ありませんでした……!!
はぁ~……敗北を知りたい…!
今回はハードルアー縛りの釣行でしたが、もちろんワームも真冬にグッド!
攻略不可能と言われた冬の児島湾の攻略記事はこちら。
冬チニングのキモ①ポイント選び
冬にチニングで釣る為に一番大事なことはポイントの選定です。
分かってるよ、温排水でしょ?
うちの地方にはないんだよなぁ
いやいや温排水は関係ありません。
低水温でも近くにいるし、食ってくる。
それを説明したばかりじゃないですか。
じゃあ具体的にどこを狙えば?
ということになりますよね。
あなたがチニングで夏に釣れるのに冬に釣れないのは、ポイント選択を間違っているからです。
では私が住んでいる岡山県の高梁川の例で解説します。
餌が少ないポイントは捨てる
いくらチヌやキビレが汽水域を好むと言えども、冬に冷たい淡水がバンバン流れ込む場所にはいません。
夏にはウジャウジャとチヌやボラがいるような場所ですが、冬になると影も形も見えなくなります。
これはチニングだけやってる人には実感できないかもしれませんが、フカセも経験がある人なら分かるはず。
この辺りはフカセで夏に30ぐらい枚釣れますが、シーズンは11月半ばまで。
12月~2月はまず釣れません。
こういった場所で冬にチニングで釣れないのはワームが悪いとか動かし方が悪いとかではありません。
純粋にいないのです。
その理由は水温よりも、餌がないこと。
ここのチヌのメインベイトはウジャウジャいるカニとテナガエビ。
それらがないのにここにいる理由は無いでしょう。
逆に餌が他の場所より豊富なら真冬でもチヌは付くはずです。
実際低水温でも釣ってる人達はいるのですから低水温は一番の理由にはなりません。
温排水がチート要素とはいえ、それは二次的なものに過ぎないのです。
ベイトを知る
このポイントや…
このポイントも真冬でも釣れます。
下の方のポイントは近くに発電所の温排水があるじゃねーか!
…というツッコミが入りそうなので先にお断りしておきますが、それが目的ではありません。
実際、発電所から排水されてなくて水温が7度の時だってここは釣れるんです。
そして上の方のポイントはもっと上流なので温排水の恩恵は受けることはありませんが、同じように真冬でも釣れるのです。
だから関係ないと断言出来ます。
これらのポイントが冬にチニングの好ポイントとなる理由はただ1つ。
ここはアナジャコ獲りで有名なポイントなのです。
アナジャコはこの川では冬のチヌ、キビレのメインベイト。
餌が豊富な訳ですね。
ただし注意。
冬はシャローに常に魚がいる訳ではありません。
夏に水深50cmのシャローにウジャウジャとチヌがいるのに冬になったら見えなくなのは事実ですよね。
水温低下に伴いレンジは下がるのです。
冬でも同じシャローで釣れるのですが、餌を食いに上がってくるタイミングを通って知る必要があるのも冬チニングの特徴です。
潮の変化する場所
ここまで書いていいのかな~
ポインタがある場所の周辺で潮の変化が起きるのです。
- 潮が変化するってどういうこと?
-
流れの向きと強さが変わることです。
よし!じゃあココへ行ってみよう!
潮が変化する地点は固定ではありません。
本流の強さと角度、水位と地形で変わります。
立ち位置とキャスト方向を調整しながら移動して下さい
意味が分からない…
ウキ釣りをやれば分かります。
潮読みは海釣りの基本で、チニングでも例外でありません
潮が変化する場所は魚種全般においてポイントになります。
それは流れの中で定位するのに適している上に餌が勝手に流れて来るからです。
ブレイク
ここは高梁川に繋がっている漁港です。
一気に雰囲気が変わりましたが、ここも冬のポイントになります。
ここは船が通る為に深くなっており、水温低下に伴いレンジが下がるチヌ、キビレにとって住み良い環境です。
こういった港内は冬でも水温が安定してベイトもいるので。
海エリア
一般的には冬には河川上流域は魚が減って、下流域が安定する傾向がありますよね。
(※繰り返しますがベイトが豊富ならその限りではありません)
下流域を更に過ぎ、海エリアに行った方が良いこともあります。
海エリアには海藻、アミ、貝類など冬でも豊富にある所も珍しくありません。
わざわざ餌が減った冬に河川に留まる必要はないですよね。
私も冬に河川からいなくなったチヌを探して歩き回っていたら、となりの海エリアでバンバン連発連発することも。
魚は海と河川を行き来します。
冬チニングのキモ②食わせのリグ
ボトムバンピング
夏を中心とした高水温期はテキサスリグやフリーリグを投げて巻くだけで十分に釣りになります。
しかし一年中同じ攻め方で同じように釣れる…チニングはそんなに底が浅い釣りではありません。
季節に応じて攻め方を変えるのは当然で、冬は特にそれが顕著です。
具体的には水温が15度以上か、15度未満か。
それを境に今までの巻きの釣り方ではなく、短い移動距離でリアクションを誘えるメソッドが必要になります。
冬になり水の透明度が上がり警戒心が強いチヌ・キビレに口を使わせる有効な一手が、もりぞーさんが提唱するフリーリグによるボトムバンピング。
強すぎず弱すぎない2~3回のシャクリを行います。
緩急がハッキリした攻め方なので極めてリアクションの要素が高いのが特徴で、もりぞーさんはボトムバンピングのコツとして以下の2点をご説明されています。
シンカーストッパーを使用しない場合、シャクった際のロッドアクションがワームに伝わらないことがあり2段シャクリのつもりが1回しかアクションを加えていない…そんなことも起こりえます。
特にしっかりと流れが効いたフィールドではシンカーストッパーを使わないとワームだけが流されてしまい、遊びが多くなってしまいます。
アクションを加えた後のバイトを取ることにおいても重要で、巻きの釣りのように常にラインテンションが貼られていない為にアタリを逃すことにも繋がります。
この一手間で貴重なバイトが取れるかどうかが変わってきます。
またテンションフォールよりもフリーフォールの方が食いが良いとのこと。
テンションフォールは横の釣り、フリーフォールは縦の釣り。
より短い距離で強いリアクションでバイトを引き出せます。
ボトムワインド
ボトムワインドはもりぞーさんが提唱する冬のメソッドです。
使用するリグは3.5g~5.2gのジグヘッドにストレートワームの組み合わせ。
・高比重マテリアル
・テール部の質感が良い
・カラーラインナップが多い
などが理由とのこと。
普段テキサスリグやフリーリグを使っている人からすれば実感できると思うんですが、ジグヘッドリグは飛距離が出ません。
しかしこれはソルトの釣りにおいてはどうしてもそのままにしておけない問題。
その為飛距離を稼げるように空気抵抗となるパーツがないこと、高比重であること、ある程度の自重があることの3点を兼ね備えたワームが必要だったんですね。
それがドライブスティックだったと。
・ある程度の体積が自重が確保出来ること
・高比重で飛びやすいこと
・逆向きパーツなど空気抵抗になるものが無いこと
冬チニングのキモ③ハードルアーに頼る
ワーム利用したチニングでは基本的にリグはボトムにある形ですが、ハードルアーを使用したチニングではルアーはチヌ・キビレの目線か目線より少し上にある状態です。
これがキモで、ワームはもちろんチニングにおいてスタンダードなんですがボトムに反応しない時はよくあります。
実釣で見て頂いたように冬でもハードルアーは無双できるのことがあるのです。
ミノー
冬は高水温期ほど魚の活性が高くありません。
そんな時に魚の目線でジャークでかっ飛ぶミノーは強い。
X80通称ハチマルは私のチニングにおけるミノーの十八番。
オススメは断然「LBO」と名前がつくモデル。
これは重心移動システムの名前でウエイトがキャスト時は後方、巻き始めると前方に一瞬で移動するのです。
飛距離アップ!泳ぎ出しアップ!
良かった下の記事もこちらもご覧ください。
リップレスジャークベイト
今回もっとも活躍したのはインクスレーベルのエビコン60Sです。
実はリップレスジャークベイトって、チニングに凄く適しているってご存知でしたか?
同じジャークベイトでも、リップがあるミノーとは違うんですよ。
ミノーが横の釣りなら、リップレスジャークベイトは縦の釣り&ステイ。
リップがないから本体の沈下速度を上げないとレンジを維持出来ない作りの為、これを利用して縦に攻めることが出来るんですね。
中でもエビコン60Sは別格。
フワ~っとフォールしてボトムでゆらゆら~。
プラグならではのトリプルフックで、キビレならぬ20cmくらいのチビレのショートバイトまで絡め取る!
テキサスリグだと一発で根掛かりしそうな所でも根掛かり知らず。
もうチニング専用プラグと言っても差し支えないですね。
ナレージの開発の際に、チヌならフォールで落とした時に″しっかりとボトムで立つのがほしい″と提案したのを思い出した。時間は経ったけど加来さんとのコラボで誕生とか激アツすぎる!#エビコン #元テスターのつぶやき https://t.co/n0zQ1kmhNo
— 森岡紘士 -朔 (@saku7119) January 12, 2021
元ブルーブルーの岡山テスター、森岡さんには先見の明がありましたね!
時代が森岡さんに追いつかなかったということか…。
大人気のルアー・エビコンのインプレ書いてみたので、良かったら見て下さいね!
メタルバイブ
飛距離が出て深場のボトムも攻められる…そんなメタルバイブは冬のチニングには絶対に欠かせません。
オススメはこのトレイシー15g。
他のシーバス用メタルバイブと比べて動きがタイトで水平姿勢なことがその理由。
ブルブルと手元に強い振動が来るルアーは何度も遠投しては巻き、遠投しては巻き…は体力的に出来ません。
それにチヌ・キビレからの反応も悪いんですよ…警戒心の方が先に来るんでしょうね。
動きがタイトだと食いが明らかに良いし、チヌ・キビレは上から下に向かってメタルバイブに食ってくることはありません。後方や下からのバイトに対して、水平姿勢はフッキング的にも有利なのです。
…なんですが、ネットで今調べたら3980円とか言うアホな価格で売られておりましたw
実に定価の3倍以上!これはさすがにやりすぎです…。
でもたまに定価で売られていることもありますので、ちょくちょくチェックしてみると良いと思いますよ。
ということでオススメの代用品のご紹介w
メタルバイブだから根掛かりする可能性が他より高いので、値段は立派な性能の一つです。
この冷音14Gも実はチニングに優秀なのです。
14gという重量はシーバスにおいては軽めの部類に入りますが、チニングには好都合!
そしてこれもまた引き抵抗が軽いくとても使いやすい。
アイが2つあり、後ろは安定した泳ぎを見せますが前のアイを使用すると更に巻き抵抗が低減します。
ジャークするとダートを見せるのも素晴らしいのですが、ただ巻いているだけでもたまにテンションが抜けてアクションが変わるのです。
これが食わせの間になります。
定価でもトレイシーより安く、流通量も安定していて入手が容易なのもグッドです。
チニングに関するまとめ記事はこちらをどうぞ!
コメント
コメント一覧 (2件)
明けましておめでとうございます。
お久しぶりです。
最近は1枚釣るのも苦労してます。
ほーぷれすさんは、さすがですね。
タイミングが合えば、エビコンもトライしてみます。
岡山メイデンさん、お返事が遅くなりすみません!
最近でもチニングされてるんですか?
冬だというのにがんばってますね~!
エビコンもですがハードルアー全般面白いですよ~