まいどです!
ほーぷれす(@hopeless_orz)です。
ついに発売されたシルバーウルフMX
使ってみたんですが最高でした!
インプレ記事を書いたので、購入を検討している人は参考にしてやって下さい。
※記事内で使われている一部の画像元はダイワのHPです。
シルバーウルフMXの特徴
ハードソリッド
シルーバウルフMXは3機種にハードソリッドティップ搭載モデルというのも違いますね。
とはいえ、曲がりのピークが継ぎ目ではなくチューブラー側の設定なので、プロトHSのような尖り切った性格ではなく素直な設定です。
素直と言ってもスタンダードモデルにありがちな柔らかすぎる設定でもないので、そこは安心してOK。しっかり掛けられるロッドですよ。
とのこと。
今回発売されるモデルは76MLB-S、83MB-S、76MLS-Sの3機種となりますが全モデルでハードソリッドティップが搭載されています。
シルバーウルフMXの特徴と技術
特徴
・ルアーを飛ばす為の初速の獲得
・僅かな変化をとらえるボトム感知力
・ダイレクトな操作を実現するベリー
ダイワがホームページで書いていた3つのシルバーウルフMXのポイントですが、これらを実現する為にハードリッドティップの恩恵が必要だった訳ですね。
ソリッドティップは重いルアーを押し出すティップの力ではチューブラーに劣りますが、強度を保ったままでチューブラーより細く出来るのでティップアクションのロッドを作りやすいのが特徴です。
ハードソリッドティップモデルのもたらす感度、操作性はチニングに大いに役立ちます。
SVFナノプラス
何とこの値段でSVSナノプラスを?!
シーバスロッドのラテオAGS(49,000円ぐらい)ですらHVFですよ!
シルバーウルフMXは実売25,000円~28,000円くらいなのに。
言い換えればAGSガイドはそれだけ高いということか?
なんにせよ、これはありがたいですね~
SVSとはブランクスのレジン量を減らしてその分カーボン繊維を高密度化したブランクス構造でして、軽くて高弾性が特徴です。
チニングにはとても向いているブランクスだと思います。
てっきり下のグレードのHVFなんだろうな~と思っていたので嬉しい誤算でしたね~。
X45
X45とはブランクスのカーボン繊維を45度斜めに巻いて締めあげている構造です。
これによってロッドの捻じれ・潰れが起こりにくくトルクアップする形です。
チヌ・キビレの強い引きに対抗する為にはナイスです!
シルバーウルフMXの仕様とラインナップ
品名 | 全長(m) | 継数(本) | 仕舞(cm) | 重量(g) | 先径/元径(m) | 適合ルアー(g) | PE(号) | 価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
76MLB-S | 2.29 | 2 | 118 | 98 | 1.3~12.9 | 4~18 | 0.4~1.0 | 33,100 |
83MB-S | 2.51 | 2 | 129 | 108 | 1.4~12.9 | 5~21 | 0.4~1.5 | 34,600 |
76MLS-S | 2.29 | 2 | 118 | 93 | 1.3~10.8 | 4~18 | 0.4~1.0 | 33,600 |
76MLB-S
シルバーウルフMXのスタンダードモデル。
軽量かつ高い操作性が売りで、フリーリグを主にトップウォータープラグも使用出来ます。
ベイトデビューしたい人はここから。
83MB-S
沖のブレイクや牡蠣殻地帯など、普通のチニングロッドでは不安を覚えるようなシチュエーションを攻略する為の一本。
超遠投して未開のポイントを狙い撃ち、強いバットで一気に剥がす!
76MLS-S
また単なる76MLB-Sのスピニング版ではありません。
注目すべきはそのブランクスの径。
ティップは同じ1.3mmですが、76MLB-Sの元径が12.9mmに対して76MLS-Sは10.8mm。
同じブランクの使い回しじゃなくて、しっかり考えて作られてます。
デザイン
外観
竿袋は下半分がメッシュになって中身が見えます。
おかげでどのモデルかが竿袋に入っていても分かるので助かります。
私はシルベラードプロトタイプのベイトを3種類持ってるんですが、竿袋が同じなんでよく間違えて持っていきますからw
25,000円のロッドですからグリップ周りのデザインに期待してなかったんですが、普通にカッコイイです!
安っぽい感じもなく、飾りの金属パーツも控えめ&オシャレです。
グリップエンドにはエンブレムなど何もないです。
この辺は個人によって評価が別れるでしょうけど、私はこっちの方がいいです。
ダイワのロゴのエンブレムなんかついてもかっこよくないですしw
というかこの部分はノットを組んだりリグを交換する時など地面につくことも多いですし、下手に凝っていると傷をつけるのが嫌で気を使っちゃうんですよ。
リールシートもかっこいいですよ。
これ本当に25,000円?
シマノなんて上位機種との差を見せる為なのか、安い機種はあからさまにカッコ悪くしてくるんですけどねw
黒にシルバーやガンメタのパーツがほんと似合ってます。
継ぎは並継ですね。
並継は先調子の竿を作りやすく、曲がりも綺麗です。
チュブーラー部の先にはソリッドティップが搭載!
シルバーウルフのティップはハードソリッドなのでしっかりと強い張りがあります。
使用感
いよいよ皆さんが気になるインプレです。
76MLB-S
今までのチニングロッドの感覚で言うと、25,000円の竿じゃありません。
総合的な竿の良さでいうと、コスパ最高と言われた3万円の無印シルベラードと遜色ないです。
加えてハードソリッドティップが絶妙にいい仕事しています!
シルベラードプロトタイプ762ML-HSみたいに尖りまくった硬い先調子ではありません。
しっかりと張りがあって感度は十分ながらしなやかに曲がるので、巻きでもバイトを弾きにくい。
しかしベリーでグッと止まってくれるのでしっかりフッキングを決められます。
762ML-HSがカリカリにチューンしたマニュアル的な道具なら、シルバーウルフMXの76MLB-Sはそれをマイルドにした感じ。
小技を効かせたりなどマニュアル的に使うことも出来るし、オートマチックに釣らせてもくれる。
使い手によってはこちらの方が釣果は上がると思います。
83MLB-S
これは硬い!
MLじゃなくてしっかりとMです。
硬い分しっかり曲げてやれば重いリグの飛距離が稼げます。
遠投だけでなく手前にストラクチャーが多いポイントならこのロッドは強い!
もちろんその分感度や持ち重り感は76より劣ります。
それらを犠牲にしてでも上記の性能を手に入れたかったという、いわば諸刃の剣ですね。
使い手を選ぶでしょうが、合う人にはたまらなく合うロッドとなるでしょう。
今までに存在しなかったスペックのチニングロッドです。
76MLS-S
シルバーウルフMX76ML-S。
— もりぞー (@morizo57) February 23, 2022
ハリ強めのブランクに多点小径化したガイドを組み、パワーロスを抑えつつ風耐性を向上させたセッティング。グリップもショートで縦捌きも快適。もたれず10gシンカーが使える設定でチニング専用スピニングのnewスタンダードになりえる”攻め”の1本ですね。#シルバーウルフ pic.twitter.com/eRur9eyOaL
・張りの強いブランク
・小径ガイド多点セッティング
・ショートグリップで操作性良し
・10gシンカーに負けないティップ
個人的に今回一番良い!と思ったのがスピニング。
私はベイトタックル派なんですが、このスピニングは強力な武器になりました。
ガイドの多点小径化のメリットをあなたはご存じですか?
風があってもガイド間でラインが暴れず飛距離が出るし、ブランクにラインが近づく分バットパワーを活かせるのです。
言わばこのスピニングはスピニングの弱点を軽減し、ベイトに近付けています。
そうなると今度はスピニングのメリットばかりが出てきます。
もともとスピニングの汎用性の高さはベイトの比ではありませんからね。
シルバーウルフMXと無印シルベラードの違い
値段が近いこの2機種。
ちょっと比較してみました。
もりぞーさんの感想
・今回の3機種を自分は監修していない
・MX76MLB-Sはシルベラードのsicガイド風
・シルベラードを超えたとは言い切れない
・しかしシルベラード以外の選択肢が登場したと言える
・よく曲がり飛び掛けられる完成度の高いロッドである
シルバーウルフMXは全機種ハードソリッド搭載
上で述べたようにシルバーウルフMXは全てハードソリッド使用です。
シルベラードはトルザイトガイド
シルバーウルフMXと無印シルベラードの大きな違いはハードソリッドティップだけでなく、ガイドです。
もりぞーさんもsicガイドでシルベラードを作ったらこんな感じだったんだろうな、と仰られていますね。
ではトルザイトって何なのでしょうか?
…ということになるんですが、簡単にご説明するとトルザイトはsicに比べて硬度では劣ります。
しかしそれでも十分な強度があり、PEラインの使用ぐらいで削れたりはしません。
そしてトルザイトリングはsicよりも薄くなる為ガイド内が広くなり軽量で抜けがよく感度が良い。
つまり細いラインにも優しい。
…というものです。
私はチニングにはトルザイトの方が合っているように思います。
価格に差がある
とはいえシルバーウルフMXは安いです。
シルベラード無印…約32,000円
シルバーウルフMX…約25,000円
この差はデカイ。
結論!シルバーウルフMXは買いか否か
結論から言うと100%シルバーウルフMXは買いです。
その理由は以下です。
理由①ハードソリッドの恩恵が大きい
ティップセクション単体で考えても、操作時は高感度でシャキッとしてモタつかないほうがいいけど、バイト時の反発は抑えたい(バイトを弾きたくない)っていう相反する要素を両立しようとすればハードソリッドになりますね。
— もりぞー (@morizo57) February 16, 2022
単純にガイドと金額だけを見ればシルベラードの方が良いように思えますが、そうではありません。
ハードソリッドティップの恩恵はチニングにおいて非常に大きいのです。
理由②他社の商品供給力に疑問
シルベラードC762MLが修理上がってきたとの連絡!
— もりぞー (@morizo57) February 25, 2022
去年の3月23日に折ってからようやくです😭
オリムピックはシルベラードの在庫をたびたび切らせます。
折れた時の交換用の在庫すら持ってないほどです。
ここは良心的…というか普通の常識あるメーカーなら修理用のパーツは販売せずに確保しておくものです。
こんなご時世ですから色んな問題があるのは分かりますが、売ったらそれで終わりというのは酷いです。
理由③デザインがシルバーウルフMXの圧勝
シルバーウルフMXはカッコ良過ぎです。
釣具というのは性能もですが、デザインも超大事なのです。
100%買いです
高級なロッドが好きな人にはちょっと萎えることを書きますね。
高い竿を使っても釣果は変わりません。
「もう少し軽い方が…」
「もう少しハリが…」
こういうのは少しの快適さと自己満足の差がほとんどです。
上手い人はもうちょっと竿を下げたり後ろに引いたりとか、何とでも調整して結局は同じだけ釣るのです。
もりぞーさんがバスロッドで釣りをしていた頃から釣りまくっていたのが良い例です。
逆にあまり釣れない人が高級ロッドを使っても釣果は上がりません。
そしてシルバーウルフMXは、必要十分すぎる性能です。
ありふれた言葉ですがこうとしか言えません。
初心者から玄人まで納得の一本である、と。
まとめ
チニングロッドに関してはこちらの記事でまとめていますので、読んでね!
コメント
コメント一覧 (2件)
svfではありますがナノプラスなんですか?
ダイスケさん
ナノプラスですね。買って損はないかと!