テキサスリグってチニングには不要なんじゃないかなぁ~
現在のチニングはまさに大フリーリグ時代!!
おかげでテキサスリグはめっきり使われなくなってしまいました…。
そんなことないですよ。
テキサスリグは今でも現役です!
あなたに使いこなせればなァ!!
ちょっと胸に手を当てて考えてみてください。
以下のどれかが当てはまっていませんか?
- テキサスリグでも釣れた、程度であまり恩恵を感じない
- 底を引いてたまにチョンチョンするぐらい
- 簡単な状況でしか釣れない
わたしたちは普段たくさんの魚を逃がしており、本当は1枚でもチヌが釣れたらその一帯にいる数は10や20程度じゃないんですよ。
しかし悲しいかな…ほとんどの魚にとってはワームなんて石を投げ込まれているようなもの。
だから釣り人は口をそろえてこう言うんです。
ここには魚がいない!
でも大丈夫。
そんな自分に今日でバイバイ!
この記事を読めばなァ!!
テキサスリグはそんな食わないチヌ・キビレを攻略するのに最も適していると言ってもよいでしょう。
ということで今回はチニングにおけるテキサスリグについて徹底解説!
この記事を読んで使い方を理解し、あなたのチニングの引き出しを増やしましょう♪
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
「釣りの楽しさをお届けする」をモットーに、初心者の方にも分かりやすく釣りの情報を発信中!
\SNSもよろしくね!/
テキサスリグとフリーリグの違い
チニングにおいてテキサスリグが釣れる理由を分かりやすくお伝えするために、フリーリグと比べながら考えていきましょう。
昔はチニングでもそこそこテキサスリグが使われていたんですが、そこに待ったをかけたのがフリーリグ。
チニングを世に広めたダイワのテスター・もりぞーさんが世に広めたこのリグは飛距離、ボトム感知、底の取りやすさなど色んな面でテキサスリグを超えていました。
それらはチニングにおいてメリットになりやすく、しだいにテキサスリグに取ってかわる存在となったのです。
もはや今の時代チニングをする人のほとんどがメインに使っていると言っても過言ではないでしょう。
そんなフリーリグですが長所は短所と言われるようにデメリットもあります。
ストンと落ちるので食わせにくい一面があったり、穴に落ちやすいので地形と釣り方によっては逆に根掛かりしやすいことも。
それに対してテキサスリグはフォール中にワーム姿勢が斜めになりやすいのでスライドしながら落ちてフォール速度を抑えることができるので、これらの条件を克服しやすいんですね。
つまりスローなフォールや横の動きを再現するのに好都合というわけですが、それこそがロックフィッシュなどでテキサスリグが今でもよく使われる理由だったりします。
テキサスリグが釣れる3つの理由
口を使わせやすい
勘のいい方はここまでお気付きのように、テキサスリグは横の動きを出しやすい=ドリフトで使うのに適しているんですね。
潮にのせてリグを送り込むというのは色んな釣りでもっとも魚に口を使わせやすいと言われます。
チニングにおいても例外ではなく、同じ回数だけ魚のいる場所にリグを送り込めるならばテキサスリグの食わせ能力はフリーリグよりも上でしょう。
※誰が何といおうと私には私の釣果が全てなので、異論は認めません(笑)
バイトが深い
合わせられない…スッポ抜けた…そんなチニングに付きまとうショートバイト問題ですが、ドリフトの釣りではかなり改善します。
潮に乗せて送り込まれたリグはバイトが深く、一発で奥まで吸い込んでなかなか離しません。
リグの違和感が減ることによってチヌ・キビレに警戒心をもたせにくいんですね。
ボトムで反応しない魚も釣れる
ボトムをゴロゴロ転がしても釣れるんですが、ドリフト→着底→リグを持ち上げる…を繰り返してボトムちょい上を流すのが1番テキサスリグの効果を実感しやすいでしょう。
今までそこで釣れなかったのが何だったの?ってぐらい連発することもありますから。
投げて、落として、底を巻いて、たまにチョンチョン…それぐらいしかしない人が多いんです。
おそらく底を取らないとチヌは釣れないと思っている人が多くて一種の固定概念になってしまってるんじゃないかなと。
普通に考えてバイブレーションにバンバン食ってくる魚なのに、ワームだと底ベタじゃないと食ってこない訳がありませんよね。
ボトムでは反応しない魚が実はこんなにいたんだ…と目から鱗が落ちるはずです。
全然釣れんな~…横にちょっと移動するか
空いた場所にイン!
同じとこにキャスト!
バイトが止まらない!
ぐ、ぐぎぎ…!!
実際にあった話です(笑)
テキサスリグのドリフトは使えると強力な武器になりますよ!
それでは続きを読んで実際にやってみましょう。
ドリフトの基本
ドリフトという行為を一言でいうならラインテンションのコントロールという言い方が適切でしょう。
これは例え話ですが、深場でアジングやメバリングをしたことがありますか?
根掛かりしたと思ってラインを引っ張ってラインを切ったと思ったら…
ティップに重みがある!
ラインは切れてなかったんだな
でもそのままリールを巻いていたら途中からスカッと軽くなり…
やっぱり切れてたのか…
…なんてことありませんか?
これがラインが受ける水圧です。
では流れの向き、流速、水深によって変わる水圧をどのように利用するのでしょうか?
釣り人側でできることは流れに対するライン角度と長さの調整であり、その為にロッドの角度の調整やリールで若干の巻きを入れて足らないテンションを補うんですね。
- そこに送り込む為にはどこに着水させればいいのか
- その為にはどんな角度で投げればよいのか
- そのためにはどこに立てばいいのか
テキサスリグは最終的に送り込みたいポイントから逆算して投げる釣りなんですね!
フカセ釣りでも自然条件(潮・風)に仕掛け(抵抗・投入点)を掛け合わせて狙ったポイントにサシエを送り込みますよね。
それと全く同じです。
逆に言えばテキサスリグで練習しまくるとチヌ・キビレの付き場がすごく分かるようになりますよ!
潮読みスキルは達人になるとkm単位で読めるそうで、私なんかはまだ全然ですが
- 水位が減ったからこっち!
- 潮が速くなったからあっち!
- ここにいないなら、今はそことそこ!
…とオープンウォーターでも指させるぐらいには魚の居場所は分かります。
3Dでレンジの変化までは把握できませんが、2Dで奥手前・左右で魚の移動は潮と地形で読めるようになりました。
これも全部テキサスリグのおかげです。
ウィンドドリフト
流れがないとドリフトなんてできないよ!
じゃあ風を利用しましょう!
風が強いとラインが流されて釣りにならない!
そんな経験ありませんか?
ウィンドドリフトとはそれを逆手にとって風でラインを流して強制的にドリフトさせるメソッド。
浅い、潮が緩いなどドリフトさせにくい条件で強制的にドリフトさせることができます。
ただしロッドや体が時折持っていかれそうになるほどの爆風では無理があるので、足場やロッドの角度を調整してラインへの風の影響を加減してください。
足場を低く、ティップを下に向けるほど空中のライン=風の影響を受けるラインを減らすことができます。
でも風でアタリが取れないじゃん
全然取れますよ!
絵心がなくてすいません。
横風に対してまずはロッドを風下に構えて糸ふけを取り…
今度は風が吹いてくる方に向けます。
するとPEラインが風で扇状に膨らんだ状態になります。
PEラインは弛んでいたらまったく手元にアタリが伝わらないので、風で張らせているわけですね。
もちろんこの状態ではコツン!とかガッ!というアタリはきませんが、PEラインにかかるテンションが変化するので割と明確に分かります。
テキサスリグで実釣
夏に浅場にたくさん見えていたチヌやキビレが、冬になるといなくなりますよね。
魚影が濃い地域では関係ないのですが、そういう恵まれた例外を除いた多くの地域では魚は深みに落ちます。
でも深いほどいいかというとそうでもなく、私の経験では水深6~8mに割と数が多いなぁと。
外気に冷やされた水は下がっていきますが暖かい水もまた浮いても冷やされるわけで、その不安定な水温層が4~5mぐらいでそのちょい下あたりを好むのでしょう。
そこにブレイクが絡んでいればなおいいし藻でもあればポイント確定!
ということでチヌの群れがいるであろう払い&当ての潮に対してボトム~50cm上をテキサスリグで流し、アタリが無ければ次の条件が合う場所を打つ…その繰り返しで安定的な釣果を得ることができました。
ではおすすめのテキサスリグのセレクトを見ていきましょう!
テキサスリグの重さ
テキサスリグって何gぐらいの重さにすればいいの?
テキサスリグ用のシンカーといっても軽い物から重い物まで色々なので迷いますよね。
結論からいうとバレットシンカーの重さは3.5g(1/8oz)~7g(1/4oz)を揃えておけば大体OK!
ロックフィッシュでは15m超えのディープも頻繁に攻めますから20g超えのシンカーもないと狙いの潮に送り込めませんが、チニングではそこまでのディープを攻めないといけない条件は凄く限られます。
それにシンカーが重すぎるとテキサスリグを流すことができませんからね。
また飛距離や沈下速度が足らないと思ったらなるべくシンカーよりもワームでバランスを取ってください。
塩入高比重ワームなら3.5gのシンカーでもかなり飛距離が出ますよ!
オススメはハリーシュリンプの3インチですが3.7gある為、3.5gバレットシンカーと合わせれば7g超えるのでベイトタックルでも投げやすいですね。
テキサスリグはフリーリグほど底にコツコツ当てながら巻いて来ません。
そのため針先が内側を向いて根掛かりしにくいものや、スクリューキーパー付きほど保持力の高いフックは不向き。
オススメは以下のフックで、#2なら多くのワームに対応できます。
あまりリールを巻かないドリフトの釣りではシンカーとワームが離れやすいのが難点です。
その為シンカーストッパーで半固定しておくのがオススメ。
ハードシンカーロックMならチニングで使用するリーダーにもドンピシャで、テキサスリグ以外にも使用できます。
では次にこれらを使ってテキサスリグを実際に作ってみましょう。
テキサスリグの作り方
まずはラインをバレットシンカーに通し、オフセットフックに結びましょう。
次にワームの頭に針先を刺します。
フックのアイをワームに埋め込みたい人はこの辺で抜いてください。
アイを埋め込むとラインの結び目にシンカーが当たらず傷みにくくなり、ワームとシンカーとの一体感も増します。
アイを出したい人はもっと手前で抜いてください。
シンカーとワームの接触が減ってワームがズレにくくなります。
フックを刺す場所、抜く場所を確認します。
中央に刺します。
最後に針先をボディ後方から抜いて、針先をボディに埋めて隠しましょう。
根掛かりの恐れがない場所で使う場合は針先は出しておいた方がフッキング率が上がります。
まとめ
- ドリフトで使う
- 魚に口を使わせる能力が高い
- バイトが深くて離しにくい
- ボトムで反応しない魚も釣れる
- ラインテンションのコントロールが要
- 立ち位置や着水点を逆算する
- 3.5g~7gシンカーがオススメ
いかがでしたでしょうか?
ぜひテキサスリグのドリフトを覚えて釣りまくりましょう♪
チニングのリグ一覧はこちらの記事をどうぞ。
コメント