まいどです!
ほーぷれす(@hopeless_orz)です。
まいどです。
話題のダイワの新リール「月下美人AIR TW PE SPECIAL」のインプレを書かせて頂きます。
皆さんのご購入の判断材料になれば幸いです。
月下美人AIR TW PE SPECIAL とは
2021年9月にダイワから発売されたばかりの産まれ立てホヤホヤのベイトリールです。
バス釣りから生まれたベイトフィネスリールが、ソルトでもキャスティングの釣りに使用されるようになってそこそこ年数が経ちますが、それらはあくまでバス用リールの転用でした。
今回発売された 月下美人AIR TW PE SPECIAL は完全にソルトのキャスティングゲームに主眼を置いて開発されたリールとなります。
スペック
品名 | 巻上量(cm/ハンドル一回転) | ギア比 | 自重(g) | 最大ドラグ力(kg) | 推奨糸巻量PE(号-m) | 限界糸巻量PE(号-m) | スプール径(mm) | ハンドル長(mm) | ベアリング(ボール/ローラー) | 価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
8.5R | 74 | 8.5 | 165 | 3.5 | 0.6-50 | 0.6-100 | Φ28 | 80 | 12 | 45,400 |
8.5L | 74 | 8.5 | 165 | 3.5 | 0.6-50 | 0.6-100 | Φ28 | 80 | 12 | 45,400 |
デザイン
コーテイング掛けながらガッちゃんこしてるとまた居ても立っても居られなくなるんだな。😅#ガッちゃんこ#居ても立っても#Daiwa#月下美人#PE SPECIAL#MX72MLB#海行ってこ pic.twitter.com/ItlLdBSeOE
— ymg0123@TEAM YMG (@baitfiness) November 6, 2021
ちょっと~!
これカッコ良過ぎません?w
この組み合わせだったら魚が釣れなくても幸せですね~!
アルファスAIR TWとの違い
ダイワからはアルファスAIR TWというベイトフィネスリールが発売されています。値段的にはそちらの方が安いので、一体何が違うの?と気にされる方が多いと思います。簡単に述べますと…
- ハイパードライブデザインで巻き心地と耐久性がアップ
- ラインの巻き幅がナロー化された(スプール自体は同じ28mm)
- ブレーキシステムがPE用に最適化された。
- ベアリングが7個→12個に増えた。
- ドラグクリック音がついた。
特徴
ダイワの商品説明の中から特徴を抜粋しました。
ハイパードライブデザイン
「細けぇこたぁいいんだよ」という方は読み飛ばして下さい。早い話が巻き心地がよくて頑丈らしいですw
ハイパードライブデジギア
いつまでも滑らか。使い込むほど真価は判る。
強く滑らかな回転が持続することを追求したベイト(両軸)リールにおける新設計のギアシステム。耐久性に直結するギアの歯のモジュール(大きさ)は小さくせず噛合い率アップを達成し、初期の滑らかさが長く続くことを実現させたDAIWA独自のテクノロジー。
ハイパーダブルサポート
巻上効率の向上。
滑らかさの持続と、巻きの強さ・軽さを実現した駆動サポートシステム。ピニオンギアの両端を2つのボールベアリングで高精度に支持することで、ハンドルからの入力を減衰せず、負荷が掛かった時でも力強く、軽く巻上げることを可能にした。
ハイパーアームドハウジング
ギアとスプールを強く高精度に支持。
内部構造を高剛性、高精度でしっかりと支え、精緻な巻き心地とパワーを生む筐体システム。要であるフレームに金属素材を用いることが必要条件で、サイドプレートやセットプレートとの組合せにより、基本性能をさらに長く発揮し続けることを可能にする。本シリーズでは、フレーム、ギア側サイドプレート、ダイヤル側セットプレートにアルミニウム合金を採用。堅牢無比な強度を実現したフルメタルハウジング仕様となっている。
ハイパータフクラッチ
固着しにくく作動し続けるクラッチシステム。
何千回、何万回でも摺動し続けるメリハリのきいたオン・オフ性能だけでなく、塩分濃度の高い海水域でも極めてトラブルの少ないクラッチシステム。過酷なソルトシーンにおける固着修理件数を、当社比で既に99%削減する実績をもたらした、最先端の絶縁構造を誇る。
TWS
TWSは、スプール回転数が一番上がるスプール至近のラインガイドでの抵抗を大幅に削減し、バックラッシュの少ない、快適な釣りを約束する。よく飛び、コントロール性が上がり、フォールも速く、バックラッシュが少ない。TWSはベイトリールの全ての基本性能を向上させる。
UTD
ドラグ効き始めの初期の食い付きを解消し、スティック(ムラ)のない滑らかさを実現しながら締めれば締めるほど効く最大ドラグ力を兼備する。
Φ28mmG1ジュラルミン製PE専用AIRスプール
アルミ系の最強素材としてスプールに用いられる超々ジュラルミンと比較しておよそ1.3倍の強度を持つ素材である「G1ジュラルミン」製。よりフィネス性能をアップさせたい時は、巻糸量をスプールハーフライン以下に抑えると軽量リグが扱いやすくなる。
※推奨巻糸量は、PE0.6号-50mです。
※本製品は推奨巻糸量でのブレーキセッティングを施しております。
※組み合わせるロッドによってマグダイヤルの目盛りは変わります。
※PE専用スプール:PEラインでのセッティングを極めたため、糸の伸びが大きく、スプール強度にダメージを与えるナイロンやフロロラインは使用不可です。
ゼロシャフト
スプールはBBによって支えられているのみ。シャフトレスにより余分な抵抗がゼロになり理想のスプール回転が得られる。つまりはキャスティング性能を最優先した高出力エンジンの要。かつてスピードシャフトと呼ばれたスプール機構は2021年、その名も新たに「ゼロシャフト」と名付けられる。
ゼロアジャスター
はじめに“ゼロアジャスター”を調整し、“スプールガタ ゼロ”設定を実施することで、マグネットブレーキの進化により全てのルアーをマグダイヤルのみで制御することが可能となった。“ゼロアジャスター”は、釣りを開始する前に“ゼロ設定”に調整することで、釣りの間に誤作動が起こることなく、快適に釣りを楽しんで頂くための機構。
※“スプールガタ ゼロ”設定とは、微細なガタつき (0.2mm程度)を残した状態で、スプールを押さないギリギリの設定のこと
エアブレーキシステム
アキュラシー性能を大幅にアップさせつつ、極めてバックラッシュが少ない、ストレスフリーな使い心地を実現したブレーキシステム。軽量インダクトローター構造と軽量スプールとの組み合わせでスプールユニットとしての回転レスポンスを大幅に向上。同時にオン&オフがハッキリした効きの良いマグブレーキとの相乗効果を狙ったセッティングでフルキャスト時にはしっかりブレーキが効くが、ピッチング等の低回転時にはインダクトローターが飛び出さず低弾道で撃ち込める。つまり、小さい力でもスプールがスパッと立ち上がり、力まなくても驚くほどルアーがよく飛び、逆に力みにより発生するバックラッシュゾーンに対してはきっちりブレーキを掛ける。結果、同ブレーキ設定で、ピッチングとキャスティングが高レベルで両立する快適さをもたらした。
ドラグ引き出しクリック
ドラグ引き出しクリックとは、魚とのファイトでラインが引き出される際、ドラグ作動を音で判別できるようにクリックが鳴る構造。
月下美人AIR TW PE SPECIALの元であるアルファスAIRはこのドラグ音が無いことが不評だったのです。
まぁ正直基本的には無くても実釣には差し支えない機能なんですが、根に巻かれるような場所かつドラグを出す釣り方をする場合は、どの程度ライン出されたかを知る為には有効になります。
しかしトラウトならともかくメバルやアジングでそういうシチュエーションには私はあまり出会ったことがないのです。
おそらく大多数の人はテンションが上がるからという理由ぐらいしかないと思います。
まぁそれはそれで大切と言えば大切ですよね。
インプレ
重要なのはカタログスペックではなく、実際の使用感ですよね~。ということで実際に比べてみました。
巻き心地
ん~!アルファスAIR TWより巻き心地と剛性感がアップしています!
月下美人AIR TW PE SPECIAL とアルファスAIR TWはボディは同じですから、これはハイパードライブデザイン(※後に説明文有り)とベアリング数が増えた恩恵ですね!
ベアリングの数なんかスティーズ並ですからね~。
飛距離
やはり皆さんが気になっているのはここでしょう!
1グラム台を快適に扱えるというのがメーカー売りですから、遠慮なしに1グラム台を投げてやりましたよ!
ジグヘッド…メバリー速掛け(1.3グラム)
ワーム…アジリンガー(0.38グラム)
合計約1.68グラム
私がスピニングでよく使用する信頼のリグです!アルファスAIR TWでも投げられないことはないんですが、投げにくいし飛距離的にも不満だしバックラッシュもするので結局スピニングに頼っています。
さぁ 月下美人AIR TW PE SPECIAL 、見せてもらおうか…その実力を!
シュパッ!
シュルル~~
お…?おおぉ~!
素晴らしい!
確かにメバリング・アジングに使用することを主眼に開発したリールなだけはあります。飛距離もアップしていますね~。自分はブレーキを6で使用しているんですが、20mほど飛んでいるようです。
しかしスプールの重量を計ってみると…
月下美人AIR TWのスプール重量は8.6グラム。
アルファスAIR TWのスプール重量は8.1グラム。
何とアルファスAIR TWよりも軽いルアーの飛距離が出るのに、月下美人AIR TWのスプールの方が重いのです!
恐らくこれはスプール重量の差というよりもスプール形状の違いなのでしょう。写真のように 月下美人AIR TWのスプールはラインを巻ける有効幅がアルファスAIR TWよりも狭い=ナロー化されているのです。
これにより何が起きるかというと、キャスト時にラインがレベルワインダーを抜ける際の抵抗が減るのです。この抵抗が1グラム台という極軽量なルアーを投げる時には大きな差なのです。
ブレーキ
アルファスAIR TWはバス用のベイトフィネスリールでしたから、ナイロンやフロロカーボンラインの使用を前提としていました。
しかし 月下美人AIR TW はPEライン専用です。結局アルファスAIR TWと何が違うんだろう?と思って投げて見たら使用感はまるで別でした。
明らかにバックラッシュが起きにくくなっています。1グラム台のリグをキャストした場合、アルファスAIR TWだと失速が勝ってバックラッシュしやすかったのですが、 月下美人AIR TW PE SPECIAL だと最初にスプールの初速を押さえるブレーキが働き、その後不要なブレーキがかからなくなる感じですね!
使い道は多い
・渓流
・エリアトラウト
・ハゼクランク
・チーバス(セイゴ)
・ベイカ
・バス
・ギル
月下美人AIT TW PE SPECIALの使い道は主にメバリングとアジングです。
メバリングやアジングをベイトタックルで楽しめるというのは素晴らしいことですよね。
しかしそれだけではありません。
上記の目的にも使用出来ますからバンバン流用しちゃって下さい!
対抗馬はアルデバランBFS
22アルデバランBFSとどっちにしようか悩んでる人は多いそうです。
そりゃ悩みますよね~、なんたってシマノ初の29mmスプール機ですから。
確かに新しい22アルデバランBFSはいいとは思いますよ。
極限までブレーキを弱めることが出来る仕組みも画期的ですし、ダイワと違ってインダクトローターレスですからね!
ただシマノとダイワでは得意分野が異なるのです。
色々試してきたから分かりますが、フィネスに関してはダイワの方が扱いやすいのです。
その差は何か?
というとレベルワインダーです。
使うリグが軽ければ軽いほどその差が大きく出ます。
シマノ機もレベルワインダーが中央にあれば全然OKなんですが、端によっていたら明らかに実感できるほど飛距離が落ちます。
いくらナロースプールにメガホンワインダーを付けた所でどうしても角度がついて抵抗になります。
勿論シマノのリールでもロッドをしっかり巻げて振り切ってやれば大丈夫なんですが、1g台という軽量ルアーを前提にしたものですからね…。
万全の状況での一発勝負なら分かりませんが、極軽量リグを安定して投げやすいのはTWSです。
コメント
コメント一覧 (5件)
アルファス air twのレベルワインドは、1往復ハンドル4回転ですよ。
Tartanさん、お返事が遅くなりすみません!
手持ちのアルファスで確認したら確かに4回転でした。記事も該当部分を削除しておきました。
ツイッターで誰かが書いたのをそのまま信じてしまっていましたw
教えてもらってありがとうござました!
ほーぷれすさん
はじめまして。
チヌ、キビレ釣りが1番好きなボルトーと申します。
いつも楽しく読ませて頂いてます。
ブログ読んだ勢いで月下美人AIRTWを買いました。まだ使ってませんが
チヌ、キビレで使う上で、スプールの強度とかは大丈夫そうでしょうか?使っていらっしゃれば教えて下さい。
よろしくお願いしますm(_ _)m
ボルトーさん、お返事が遅くなりすみません。
はい。チニングにも強度は全く問題ありません。
ただし根がかりした時にドラグを締めて親指でスプールを押さえてギュ~っと引っ張ってラインを切るのはダメです。
これは変形に繋がります。
頑張って下さいね!
お返事ありがとうございます。
チニングに使えて良かったです。
ヽ(´▽`)/
早速、この週末にも初陣させたいと思います。
ブログをこれからも楽しみにしています。
また(以前のような)楽しい記事も待ってます。
応援していますのでこれからも頑張って下さい。
m(_ _)m