「使い方が分からず性能を持て余している」
他に類を見ないワーム・ジュラクロー。
「使ったことないけど何が特徴なの?」
そんなあなたの悩みを一刀両断!
ぜひ最後までお付き合いください♪
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
「釣りの楽しさをお届けする」をモットーに、初心者の方にも分かりやすく釣りの情報を発信中!
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ジュラクローとは?
ジュラクローはインクスレーベル初のクロー系ワーム。
2インチ、2.5インチ、3インチと揃っており死角無し!
一応ロックフィッシュワームなんですが、それだけではない様子。
このジュラクロー、メーカーサイトではこんな言葉が目を引きます。
ついでにフナムシにも化けるんですよ!
一般的なクロー系ワームがエビ、カニ、シャコなど明確に何かを模して開発されるのに対して、ジュラクローは何とも言えない形状をしており、様々な生き物のイミテーションが可能です。
基本性能+応用力の高さはインクスレーベルのお家芸ですね!
それでは見ていきましょう!
パーッケージ
インクスレーベルのワームはどれも形が崩れないようにブリスターパックに入っています。
こうして上側がパカッと開き…
下側はこうして繋がっており、パカパカと開けやすく締めやすいようになっております。
これはナイス!
ただ他のワームに比べてジュラクローは幅がある為、2列になっています。
その為バッグの中で少しかさ張るのはマイナスですね。
その為私はこのように、上部の要らない部分を切り取っております。
これだけでだいぶ違うんですよ!
ジュラクローの特徴は?
とはいえ世の中にクロー系ワームは腐るほどあります。
この競合の中で買っていく為にはメーカー知名度の他に、性能と個性が必要です。
それでは見ていきましょう!
20本のこだわりレッグ
何も考えずに作っているメーカーはレッグに全然こだわらないんですよね。
3本ずつぐらい適当に付けときゃいいだろ、みたいな…
この2つの要素はとても大事。
試しにレッグを切り取ると食いが落ちることはありますし、ボディの存在感が弱いとバイトがアームに集中して千切れることもしばしば。
ジュラクローはレッグが片側10本ずつ、合計20本生えています。
それらがただの爪楊枝の先っぽみたいな考え無しのレッグではなく、平べったい&先端が逆向きに反れていてしっかり水を噛むように設計されています。
でもこれ投げる前までは不安だったんです。
これだけパーツがついていると投げる時に空気抵抗になって飛距離が出ないんじゃないか?と。
しかし全体的には順向きに取り付けられている為、空気抵抗はそれほどでもありませんでした。
よくバランスを考えていますね!
独特のカーリー
薄っぺらくて大きく僅かな水流でもヒラヒラと動くカーリーが主流になりつつありますが、ジュラクローのカーリーは小さいものがアーム先端にちょんと付いているだけ。
それに写真で見て頂くと分かるように厚みもそれなりにあります。
それに加えてジュラクローの素材自体もやや硬めな為、カーリーのレスポンスはそれほど良くありません。
でもここがミソなんですね。
レスポンスがいいということはその分水から逃げているだけ、とも言えます。
ジュラクローは動かす止めるのオンオフがはっきりとしていて、アクションを加えた時にしっかりと水を押せるんですよ。
扁平ボディ
ジュラクローはこのように扁平(平べったい)ボディをしています。
これも大きな特徴です。
以前レオンさんがガルプのクリケットというコオロギみたいなワームを愛用していた頃、どこかの失礼な記者wが「ガルプのワームってどう思いますか?」的な質問をしたことがありました。
ガルプとは臭い汁をたっぷり染み込ませたワームで、餌の代わりとして使ったりするワームです。
この記者はどうやら
「臭いと味がついてるガルプが最強=ワームは餌には敵わない」
的ないうことをレオンさんから引き出したかったようなのですが、残念ながらレオンさんがクリケットを使っていたのは別の理由でした。
それは扁平ボディが生み出すスライドアクション。
ジュラクローの底面は平らになっており、ノーシンカーや軽量ジグヘッドを使用した場合スーッと左右にスライドアクションを起こすのです。
ジュラクローの仕様を確認
サイズ (インチ) | 入数(本) | 重量(g) | 全長(mm) | 税別価格 (円) |
---|---|---|---|---|
2.0 | 6 | 2 | 47 | 720 |
2.5 | 6 | 4.9 | 62 | 770 |
3.0 | 6 | 8.3 | 75 | 800 |
メーカーサイトでは2.5インチと3.0インチの重量は公開されていません。計ってみたので参考にして下さいね。
カラー別使い分け
2.5インチ&3.0インチ
モイカホロ(仔アオリSP/スティックホロ+コアカラー+コアグロー)
モイカとはアオリイカの事ですね。
ということでアオリの新子を模したカラーです。
ジュラクローはイカパターンにも使えるんです!
ミミイカピンク(堤防ナイトSP/ケイムラ+フルグロー)
ミミイカ・ヒイカなどが漁港に湧いている時に使うことを意識したカラー。
私の場合はライトで照らさずに常夜灯の灯りだけで使っています。
それでも十分魚には発光が分かるので。
ケイムラ&フルグローなんて強すぎじゃない?と思う方も多いのですが、灯りの効いている場所での発光はステルスカラーになりスレた魚にも効きやすいんですよ。
ベンケイレッド(キジハタSP/コアグロー)
コア(ボディの中)だけがグローで光るようになっています。
それに加えてラメが入っておりアピール度高めのカラー。
ロックフィッシュのマストカラーですね。
ガザミブルー(闇夜SP/ケイムラ+コアグロー)
ケイムラ+コアグローということで闇夜にぴったり。
黒いラメはゾエア(カニやエビの幼体)の目をイメージしたもののようです。
イシガニブラック(月夜SP/コアカラー+コアグロー)
ガザミブルーに比べてケイムラがなくなって発光ダウン。
名前にも月夜と入っているように、光量が確保できる状況ならこちら。
プエルルスグリーン(幼エビSP/スターグロー+コアグロー)
コアグローとスターダストグロー(小さいグローが沢山入っている)ということで、ガザミブルーとイシガニブラックの中間を埋める光量として。
イイダコチャート(濁り潮SP/フルケイムラ+コアカラー)
蛍光ケイムラ。
シリーズ中最もよく光るアピールカラー。
水が濁っている時はこいつの出番!
ゆでだこオレンジ(アカハタSP/マットフルグロー)
マットフルグロー+オレンジということでロックフィッシュで欠かせないアピールカラーです。
ハタ類の鉄板ですが、割と万能カラーです。
2インチ
堤防アーク(常夜灯SP/ スターグロー・スティックホロ)
スティックホロといって、長細いホロがたくさん入っております。
胴にはスターダストグローも散りばめられており、アミが入っている状況で常夜灯など光量がある場所で活きるカラーです。
堤防ナトリウム(常夜灯SP/ 蛍光・スティックホロ)
クリアボディ+オレンジコア+スティックホロ!
アピールカラーだけど発光はしないしデイゲームでもナイトゲームでも使えるという万能カラーです。
熟れメロン(ボトムSP/オーロラグリッド)
カニなどの甲殻類を模したカラーですね。
ボトムで甲殻類を食ってる魚を攻めるならこのカラーは万能です。
泥虫シナモン (ボトムSP/スティックホロ)
熟れメロンより色が薄く、若干ぼやけたシルエット。
熟れメロンで通してスレてきたらこちらをセレクト!
チャートゴールド (濁り潮SP/スターグロー・スティックホロ)
はい、私のオススメカラーです!
クリアボディ+チャートコア+ゴールドラメ+スターグロー+スティックホロという、やや濁りが効いているシチュエーションで滅法強いカラーです。
とはいえガンガンにケイムラやグローが効いている訳ではないので使えるシチュエーションは多く、ジュラクロー2.0ではナイトゲームのパイロットカラーにしています。
ブルーパールPro (ゴロタSP/スティックホロ)
紫がかったボディにスティックホロが特徴。
弱めのリアルベイトカラーにちょっとアピールを足した感じ。
澄み潮でスレに強いカラーです。
セトグリーンPro (瀬戸内SP/スティックホロ)
8~9月などアオリの新子が湧く時期に。
夏メバルはこれから産卵の為に荒食いする、一番美味しい時期って知ってました?
ライトゲーマーを名乗るなら春だけやってるようじゃ駄目でしょ!
ゾエアクリアー (サーフェイスSP/ケイムラ)
ゾエア=エビ、カニなどの幼体。
サーフェス=水面下。
クリアボディに無数に散りばめられたラメはゾエア集合体の目を表します。
ボイルはしているけど食わないという状況ではゾエア類を捕食しているメバルが多く、攻略にはこのカラーは有効です。
ブラックパールPro (闇夜SP/スターグロー・スティックホロ)
スターダストグロー+シルエットが際立つブラック。
私は闇夜の地磯にはこいつをよく持っていきます。
ピンクキャンディー(闇夜SP/スターグロー・スティックホロ)
ブラックパールProと同じでスターグロー&スティックホロの闇夜SP。
闇磯など光量が少ないシチュエーションでのローテーションに組み込んでいます。
ジュラクローの使い方
ノーシンカーリグ
レオンさんの動画の通りです。
ジュラクローは重量を持たしているのでノーシンカーでもそこそこ飛びます。
また扁平形状で横幅が広いので表面張力で沈まず、トップで使用出来ます。
2.0インチのノーシンカーリグではメバルが連発することも!
私もある程度ライトゲームをやってきて基本的なことは分かっているつもりだったのですが、既成概念をぶち壊してくれました。
ジュラクローは「自分は魚のことを何も分かっていなかったんだ」と教えてくれたのです。
更に浮いた状態からピッ!とロッドアクションを加えると水面を突き破り、スライドしながらゆっくりとフォールします。
これはまさに小イカそのものです。
ジグヘッドリグ
ジュラクローの動画を見た時に
「なるほど~、そういう考え方もあるのか!」
と感心したジグヘッドリグ。
キュッと脚を伸ばして泳ぎながら逃げるタコを演出するとのこと。稚タコがベイトになっている時に。
レオンさんがウミガメメソッドとよんでいるジグヘッド逆刺し。
2つのアームがバタバタ~っと動く様はまさにウミガメ!
無数のレッグも逆向きになり水押しはとても強い。
攻撃の為に防御を捨てた、ジュラクローの真の姿です!
カサゴなどアグレッシブなバイトをしてくる魚には最強です。
フリーリグ
遠投性&根掛かりしにくい&底取りが早いと3つ揃ったリグで、ジュラクローとも相性抜群!
またペグ止めを離すことによって、リフト&フォールのフォール時にノーシンカー状態を作り出すことが出来ます。
大き目のリフトで興味を引き、ジュラクロー特有のスライドしながらフワ~と落ちるアクションで誘います。
この動きに根魚は滅法弱いのです。
またフリーリグは上に書いた特性からチニングにも相性が良く、現在は最もスタンダードなリグになっています。
ジュラクローの強い水押しとスライドアクションはチヌにもスンゴイ効きます。
チニングに試したことがない人は、是非一度使ってみてほしいですね!
テキサスリグ
テキサスリグもジュラクローの基本的なリグですね。
フリーリグとの違いは以下です。
私が根魚狙いの時に多用する使い方ですが、底取りが感知出来るギリギリの重量のテキサスシンカーを使用しながら遅い巻きを組み合わせて使用します。
横の動きを意識してなるべくスローにボトムちょい上を流すのが大事なんですが、この釣り方は強力ですよ。
テンポよく歩きながら探りたい時はやはり横の釣りですね~。
ちなみにジュラクローとは真逆ですが、このワームも釣れすぎです!
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