
子供とカタクチイワシを釣りに行くんだ!



釣れるといいのですが…大丈夫ですか?
カタクチイワシと言ったら誰でも簡単にたくさん釣れるイメージがありますよね。
子供たちに釣らせてあげると喜ぶだろうし、晩御飯やビールのツマミにも最高!
…なんてイメージを膨らませている人も多いのではないでしょうか?
確かに大きな群れが入っていればそういうこともあるでしょうが、そんなに上手くいくことは少ないんですよ…
- 全然釣れね~
- 子供たちが釣れなくて退屈そう…
- 晩御飯は帰りにスーパーで買う
せっかくの休日は悲惨なものになり、楽しみにしていた子供たちは落胆し、惨めな気持ちで晩御飯…
「パパ、絶対釣れるって言ったぢゃん!!」
くぅっ…想像すると胸が張り裂けそうになりませんか?!



でも大丈夫!
子供たちも大喜び!!
この記事を読めばナァ!!!
ちなみにカタクチイワシは傷みやすいので、生の状態で市場に流通することはほとんどありません。
この記事では個人ブログの強みを活かしたリアルな釣り方やコツの解説をしていますので、家族みんなでカタクチイワシを釣りまくって美味しく食べましょう♪
動画だと分かりやすいので、お時間がある方はこちらもどうぞ。


餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
「釣りの楽しさをお届けする」をモットーに、初心者の方にも分かりやすく釣りの情報を発信中!
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回遊情報を知ろう


カタクチイワシを釣るために何よりも重要なことは回遊状況を把握をすることです。
カタクチイワシは「海の米」とも言われており、あらゆるフィッシュイーターに追われながら群れで移動しているのでとても足が速いんです。
だから毎日のように釣りをしている地元の人達がいい思いをできるのであって、下調べもせずにパッと行って誰もが釣れるほど甘くはありません。
だから私は釣果アプリやSNSで去年の何月に回遊してきたかを調べておいて、それに合わせて行きます。
ポイントと釣れる時期は毎年そんなに変わりませんからね。
ちなみに私がよく行く玉島E地区は毎年5月中がピークです。
もちろん外すこともありますが、カタクチイワシの回遊状況は日によっても違うので釣れないことは覚悟の上!
釣具屋さんの釣果情報を待ってからだとハイシーズンが終わっちゃいますよ。
ポイント


人気があるのは写真のような広くて水深があり、潮通しが良い港湾部ですね。
ここは玉島E地区といって思いっきり汽水域ですが、カタクチイワシは余裕で入ってきます。
ネットの情報や釣具屋さんで釣れるポイントは大体教えてもらえると思いますが、それだけでは不十分!
そして50mもポイントが離れると、釣果には雲泥の差が生まれてしまいます。
ということでいいポイントに入る方法を伝授しましょう…それは早めに行って釣り人が多い所に入ること!
常連のおっちゃん達はどこがよく釣れるか熟知しており、朝に一般人達が来る前にそこを占領します(笑)
その横に入らせてもらうわけですね。
できれば潮下側に入ることができれば最高で、みんなが撒いてくれたコマセが自分のところに流れてくるので安定して釣れ続けます。
仕掛け


- 磯竿1.5号、4m前後
- スピニングリール2500番
- 道糸…ナイロンライン2号
- サビキ…イワシ用2~3号
- ナス錘…2号
竿
よく釣れるカタクチイワシは6~10cm程度の小魚なのでどんなに弱い竿でも大丈夫ですが、錘の重量の負けてボヨンボヨ~ンと胴が揺れるようでは使いにくくてしょうがありません。
とはいえ硬すぎる竿では繊細なアタリを取れず「何やってるか分からない状態」になってしまうし、他の釣りへの応用も考えると1.5~2号程度がいいですね。
また長すぎる竿は重くてダルいし、周りの釣り人の竿や車にぶつけてしまうかもしれないので4m前後が使いやすいですよ。


リール
リールは2500番のスピニングリールがおすすめで、餌釣り全般に使える汎用性の高いサイズなのでこれ一択。
今回ご紹介する足元サビキ(逆サビキ)にリールの性能はほぼ関係ないのですが、すぐにゴリゴリ異物感が出て壊れるような激安海外メーカー品は避けましょう。


道糸
カタクチイワシは小さい魚なので道糸は細くても釣れるんですが、糸は使っていれば傷んでくるし細くしても釣果は伸びないので2~3号のナイロンラインにしてください。
カタクチイワシが釣れない時に他のターゲットを狙ったりチョイ投げに変更することができますよ。


サビキ





隣の人みたいにたくさん釣れない…
5mしか離れていないのにどうして?
きっと腕の差なんだろうな~…って思っているかもしれませんが、ほとんどの場合は針の大きさが釣果を分けるのです。
6cm程度の群れならサビキは2号がおすすめ。
3号でも釣れるよ!…と思っているかもしれませんが、あなたが気付いていないだけで相当な数を逃がしていますよ。


逆に10cm以上の群れなら3号を使いましょう。
サビキが大きければカタクチイワシに発見されやすいので有利になるんですね。
また小アジや小サバ、ママカリ(サッパ)も一緒に狙うなら3号にしておきましょう。
ハヤブサのイワシ専科のサバ皮はカタクチイワシ用としては最高ですよ!


オモリ
仕掛の一番下にはナス型オモリの2号をつけておきましょう。
1号では軽すぎて操作がしにくいし、3号では小さなアタリが分かりません。


ちなみにこの仕掛けは初心者の方向けの「足元サビキ」といいます。
シンプルで扱いやすく、魚を誘いやすいのでまずはこれから始めるといいでしょう。
ビギナー向きとはいえ、ポイントによっては無双する強力な仕掛けですよ。
釣り方
コマセで足止めする


サビキ釣りってコマセを撒いて魚を寄せるイメージがありますが、実際にはカタクチイワシを寄せることはできません。
しかし通り過ぎる時に足止めするぐらいの効果はあるので、やっぱりコマセは必要です。
だから一度に大量に撒くのではなく、柄杓で継続的に少量を撒くのがコツ。
タナ(水深)は上の方


カタクチイワシは沈むこともありますが、基本的には表層付近に多い魚です。
だから取り合えずは水面下1mから仕掛けを長さ分だけ探ればOK。
それで釣れない時だけもっと沈めて様子を見ましょう。
さびく


置き竿にしていても潮の流れや竿の弾性で仕掛けは動くので釣れます…が、それだけではアピール力がちょっと弱い。
雨の後など水が濁っているのような時はとくに顕著で、カタクチイワシにサビキを発見してもらえないのです。
ということでゆっくりと竿を上下に動かしながら誘ってやりましょう。
これを「さびく」と言って、サビキ釣りの語源です。
あまり速い動作でさびくと食い損ねるので注意。
追い食いさせる


カタクチイワシが掛かるとプルプルという感触が手元に伝わってきたり違和感を感じるのですが、すぐに仕掛けをあげて取り込もうとしてはいけません。
カタクチイワシは絶対に単独で行動をしないので、1匹でもかかればサビキは群れの中に入っているということ。
そのまま待っていると他のサビキにもかかるので10秒くらいは待ちましょう。
これが数釣りをする時には大きな差になるんです!
投げサビキも効果的


ここまでは足元サビキのご紹介をしましたが、実はポイントによっては足元サビキは無力になります。
ここは島と島の間の水道筋ですが、こういう潮が速くて足元が浅いポイントでは、カタクチイワシはなかなか足元を通ってくれません。
沖の潮目付近を回遊し続ける感じですね。
ちなみに上の写真の水面がざわついているところ、全部カタクチイワシです。
このようなケースではウキを付けて投げる「投げサビキ」が効果抜群。


足元では全く釣れないのに、沖に投げると一度にこんなに釣れることもあります。
こればかりはポイントによるので、足元サビキとどちらの仕掛けが有利かは断言できません。
直接カタクチイワシの魚影を目視で確認するか、常連さんの仕掛けで判断するのが確実ですね。
でも実はどちらにも対応できる裏技があるんですよ!
「ライト投げサビキ」と言うのですが、足元サビキに使う2号程度の磯竿に4号の軽いカゴを付けて投げるのです。
ウキが邪魔になったら外せば足元サビキに大変身!(笑)
仕掛けはこの動画で解説しています。
釣った後


カタクチイワシは鱗がはがれやすくてすぐに弱ってしまいます。
釣れたらすぐに針を外して海水を汲んだバッカンに入れ、一定数溜まったらクーラーボックスにまとめて入れてください。
またカタクチイワシは傷むのが早いので「捌くのは明日でいいや」なんて悠長なことを言わず、帰宅後はすぐに調理に取り掛かってください。
時間が立つとお腹が破れて中の黒い内臓が出てくるので、そうなる前に捌くのが理想ですね。
唐揚げや煮物も美味しいですが、新鮮なものは刺身でも食べられますよ!
まとめ


- 回遊状況を知るのが大前提
- 早めに釣場に行って常連の横に入る
- 磯竿…1.5~2号4m前後
- リール…2500番
- 道糸…ナイロン2号
- サビキ…2~3号
- オモリ…ナス型2号
- 撒き餌はカゴより柄杓が効率的
- アタリがあっても追い食いさせる
- ポイントによっては投げサビキが有利
- 傷みやすいのでしっかり保冷
- 帰宅後はすぐに調理する
釣って帰ったカタクチイワシは唐揚げで食べましたが、べらぼうに美味かった~!
個人的にはサビキで釣れる魚の中で1番だと思っております。
ぜひあなたも、釣って楽しく食べて美味しいカタクチイワシを釣りまくってください♪
サビキ釣りに必要な道具に関してはこちらの記事をどうぞ!


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