エギングでコウイカを釣るのって難しいのかなぁ?
オモリの付け方や釣り方のコツが知りたいな~
エギングの場合はちょっとコツがあるんです。
それが分かれば初心者の方でも簡単ですよ!
手軽で楽しく、食べて美味しいコウイカエギングが大人気ですね。
でも簡単だってよく言われる割には、いざやってみるとなかなか釣れなくて苦労している人も多いのでは?
コツを掴んだ人たちはみんな今までが嘘のように釣れるようになる…コウイカエギングってそういう釣りなので心配は無用!
ということで今回は、コウイカエギングのよく釣れる仕掛けや釣り方を徹底解説!
この記事は3分ほどで読める内容となっていますので、仕事帰りにサクッとコウイカを釣って晩酌を楽しみましょう♪
時期
コウイカエギングでたくさん釣りたいなら時期には敏感になりましょう。
エギングは餌釣りに比べるとどうしても食わせ能力では劣るため、コウイカの数が少ないシーズンの始まりと終わりの時期は不利になります。
つまりコウイカエギングの時期はシーズン前後の一潮(2週間)を除いた最盛期と考えてください。
コウイカシーズンは地域にもよりますが春(3~6月)と秋(10~1月)がメインで、水温的には13度から始まり15度になると本番といったところ。
その頃になったらSNSや釣果アプリで地元の釣果情報をチェックしてください。
地元の人達がポロポロ釣りはじめたな~と感じたら準備に入り、釣果が減ってきたな~と感じたら深追いはしないこと。
コウイカエギングは見切りも大切なのです。
時間帯
エギングでコウイカを釣りたいなら時間帯にも注意が必要です。
コウイカは昼でも普通に釣れますが夜に比べると活性が低めで、シビアな時間帯ほど疑似餌ならではの不利が生じることを知っておきましょう。
そこをあの手この手で釣り上げるメソッドは後で書いているので参考にしてほしいのですが、その前にまずはエギングでもよく釣れる時間帯に行って練習するのをおすすめします。
コウイカの活性がもっとも高まる朝マズメ&夕マズメを絡めたナイトゲームならエギングで釣れる可能性がグッと高まりますよ!
タックル・仕掛け
全体図
ちょい投げ竿やシーバスロッドの流用でよくない?
コウイカエギングなんて何使っても同じでしょ~
…と思っている人が多いんですが、残念ながら道具は釣果に直結します。
コウイカはそんなに難しい釣りではないのですが、シンプル=誤魔化しが効かないのです。
なにも高い釣具を買えと言ってるのではありません。
シーバスを釣る時はシーバスロッドを、メバルを釣る時にはメバリングロッドを使うように、安くてもいいからゲームに適した道具を使いましょう、ということですね。
何時間、何日、何年もコウイカを狙っていればそれはスゴイ差になることを上手い人たちはよ~く分かっているんですね。
ということで1つずつ見ていきましょう!
ロッド
コウイカエギングでは長さ8.6フィート、Mクラスのエギングロッドがベスト!
8.6フィートという長さは年間を通してあらゆる釣り場で使えるスタンダードなレングスですし、エギやスッテを胴突き仕掛けで使用する時は仕掛けに応じた長さがロッドに求められます。
また繊細なシャクリや潮を捉える繊細なティップは必要ありませんので、操作性に優れたチューブラータイプが適しています。
コウイカエギングでは3.0(秋)~3.5号(春)のエギをするのですが、シンカーを追加することもあるため実質4号のエギまで対応している竿が扱いやすいですよ。
また春の親イカシーズンのコウイカはでかいですよ…とくにモンゴウイカなんて2kgアップも出ますからヤワな秋アオリに使うようなLクラスのロッドは到底おすすめできません。
リール
コウイカエギングで使用するのはスピニングリールのC3000番のシャロースプールで決まり!
その理由は3つあるんですが、1つめの理由は汎用性。
2500番だとドラグが緩いので、アオリイカやシーバス、チヌなど他のソルトで使いまわすことを考えるとC3000番の方が出番は多いでしょう。
2つめの理由はハンドル。
C3000番クラスにはダブルハンドルのモデルが多いのも理由で、自重で勝手に動いてしまうシングルハンドルよりもエギの操作面で確実に有利となります。
そんなに変わらないだろ?と思っている人は使いやすさに目から鱗が落ちるでことでしょう♪
3つめの理由は糸巻き量。
この解説しますが、コウイカエギングで使用する0.8~1.0号PEラインを下糸なしで丁度よく巻けるので、C3000番のシャロースプールモデルがコウイカエギングにおすすめです。
ライン
コウイカエギングでは0.8~1.0号PEラインを使用すると言いましたが、アオリイカに比べて太めなのでそれでちゃんと釣れるの?と心配な人も多いでしょう。
結論から言うとラインが太くなることによって食いが下がることはないし、ラインが受ける風や波の影響が…というシビアな釣りでもないので大丈夫。
それよりもキャスト切れや根掛かりでエギをロストするのを防ぐ方がよっぽど重要ですよ。
主に底を攻めるのでラインが傷みやく頻繁に先から2~3m切って使いますし、ライントラブルも考慮して100~150m巻いておくのが望ましいですね。
ボーンラッシュWX8はタイラバ用ですが最高クラスの品質でエギングにもバッチリで、300mを巻きを買えば2回分巻けて価格もお得!
リーダー
コウイカエギングではPEラインに合わせてリーダーも太めのフロロカーボン12ポンド~16(3~4号)を使ってください。
これも通常のエギングと比較すると太目ですが、リーダーの太さでコウイカがエギを見切ることはありません。
堤防も足元から数メートル先までは捨て石が入っていることが多いですし、砂地メインとはいえ根掛かりは避けられません。
リーダーの長さは80cm~100cmぐらいは取っておきましょう。
エギ
エギはアオリイカ用のものを流用し、サイズ的には春は3.0~3.5号、秋は2.5~3.0号を使いましょう。
通常のエギングでは晴天・澄み潮ならベイトカラーで曇ったらグリーン、マズメは金テープとか色んな説がありますが宗教みたいなものなので気にしないでください(笑)
ただコウイカは色彩は分からなくても濃淡は分かるので、何色がいいとかではなくスレさせないためのカラーローテーションは有効です。
またアピール度の高いグロー、ケイムラはコウイカには外せない鉄板なので必ず持っておきましょう。
コウイカに使う場合はエギにダート性能は必要なく、足がついていてパタパタ動いてくれるものが強い傾向があります。
おもり仕掛け
おもりの目的
潮が速いポイントや水深が深いポイントではエギ単体では底を取るのが難しくなってしまいます。
底付近を攻めるのがメインになるコウイカエギングで底が取れないのは致命的ですよね…。
そこでスナップを介してエギにおもりをセットする人が多いのですが、エギのアイは縦→スナップは横なのでおもりを付けたらエギが90度倒れてしまうんです。
それにこの方法は糸ヨレも激しいくエギのアクションの自由度も低くなりがち…そこでもっと優れた仕掛けの自作方法をご説明しましょう!
作り方
スーパーボトムトリプルの7号を使用します。
これがマダコや根魚にも使えるんですがコウイカにも抜群なんですよ!
シンカーは夜光にするとアピール力がアップ!
底を取るだけなら1号でも十分なんですが、遠投性と移動距離を抑えるには重い方が有利です。
でもボトムが荒い所では食い付きすぎて使いにくいので、地質によって使い分けてください。
釣り方
ズル引き&ステイ
コウイカエギングのもっとも基本となる釣り方がズル引き&放置。
コウイカはアオリと違って遊泳力が乏しくて底の砂に擬態or潜って獲物を待ち伏せするタイプなので、あまりエギを速く動かしてしまうと「こいつは俺には捕まえられないな…」と悟って反応が悪くなるんですね。
ステイに関してはコウイカが追うのが遅いから…という意見が多いのですが私はこれに懐疑的。
そもそもズル引き程度に追いつけないならコウイカはすでに絶滅していると思いませんか?
これはコウイカの足は短いのでしっかりエギを抱くまでに時間がかかるので、その時間を与えているだけだと考えた方が自然です。
ちょっとエギに触手が触れただけの状態でアワセを入れたりリールを巻いたらカンナが掛かる確率がグッと下がりますからね。
リフト&フォール
「コウイカは底を狙え」とよく言われますが、確かにコウイカの習性を考えるとそれは間違いではありません。
しかしだからといってエギをズル引きだけしてればいい…というのは短絡的なのですが、悲しいことにほとんどの人がそれしかやっていません。
逆を言えばあなたがそこをちょっと工夫するだけで、多くの人達よりも釣れるようになります!
浅い場所でサイトフィッシングをしているとよく分かるんですが、エギを高く持ち上げてカーブフォールさせると近くにいるコウイカがスーッと寄ってきて着底したら抱いてきます。
コウイカの大きな目は伊達ではありません。
視覚でエサを探すならエギは底ベタよりも少し上にある方が発見しやすいはずですから、これは当然と言えば当然。
ボトムには起伏や海藻、ストラクチャーなんかがあるのでズル引きではエギに気付いていない個体は割と多いんですよ。
ただしボトムから離れる距離が多い=コウイカのバイトゾーンを逃すということですし、激しいダートをさせるとコウイカに捕食不可能と判断されます。
またフリーフォールだとフォールが速すぎて周りのコウイカにアピールすることができないので効率が下がってしまうので注意。
竿先を下に向けてリールを巻いて糸フケを取ったら、竿先をすーっゆっくりと持ち上げてください。
そのまま時計の10時の位置でとめていればエギはゆっくりとカーブフォールするのでこれで十分です。
シェイク
コウイカってエギから餌に変えた時とかマズメのタイミングなど、何かの拍子に急にパタパタと釣れることありませんか?
そう…コウイカは足が速い回遊系イカではないので基本的にいつもその辺にいるのですが、我々のエギを見切っているんですね。
他の魚と同様にスイッチが入った瞬間に食ってくるのであって、よく言われる「コウイカなんか簡単」というのは「簡単に釣れる個体」を拾っているに過ぎません。
ただ自分には釣れないだけでコウイカ自体はその辺にたくさんいる…我々はその事実を受け入れないといけません(笑)
そしてそういう気難しい個体にズル引き&ロングステイなんて余計に見切られるだけで、唯一可能性があるのがシェイクなんですね。
アオリを狙う時のようなダートはコウイカには逆効果と書きましたが、逆に移動距離を抑えながらアクションし続けて見切らせないシェイクこそコウイカににスイッチを入れられるメソッドだと言えるでしょう。
コウイカ歴の長いおっちゃんが釣れない横で、バス釣りから入ってきた若いおにーさん達がたまに釣ってる時に高確率で該当するのがこのパターン。
でも広い海で一点シェイクなんてそんな効率が悪いことしてたらキリがありませんので、コウイカエギングの場合はズル引きの途中で2~3秒のシェイク入れたり、ステイの途中でシェイクを入れるなど色んな時に織り交ぜてください。
エギのセレクト
春は3.0~3.5号、秋は2.5~3.0号がメインと書きましたが、まずは大きいサイズからスタートしてください。
というのもコウイカは動きが遅いので釣り方もそれに合わせてスローになるため、最初から小さいサイズのエギで勝負するのは効率が悪いのです。
コウイカは自分と同じくらいのサイズのエギにも食ってきますから、まずは大きなエギで活性の高い個体を効率よく拾っていく訳ですね。
小さい方のエギを使うのはここぞというポイントで足を止める時だけでいいのです。
カラーに関しても同じで、まずはグローやケイムラでエギをコウイカに見つけさせてナンボで、スレてきたら発光しない系で居残りをを拾う感じ。
それだけやってダメならさっさと移動した方が効率的ですね。
あまり時間をかけてあの手この手で気難しい一杯を釣りあげるくらいなら、私はその時間を使って倍のポイントを打って歩きます。
アタリの取り方
同じエギングでもアオリならぎゅいーん、ぎゅいーんと引いてくれますが、コウイカのアタリは分かりにくいですよね。
気付いたらいつの間にか釣れていた…という人も多いのでは?
でもコウイカのアタリを取るコツはラインを張って待つ…これだけです!
エギを動かそうとしたら重い…そんな時はコウイカか根掛かりのどちらか。
そのままラインを張って5秒くらい待っていたらコウイカの場合はグイグイと引いてくれるので分かります。
待たずに即合わせしたり根掛かりと思って竿をあおって外そうとしている人は、コウイカを知らない間に逃しています…絶対に。
コウイカのアタリが取れればそこにコウイカがいて食い気もあると分かり、釣り人のモチベーションを高めることができます。
また乗り切らなかった場合もそのままエギを置いていれば抱いてくることもあるので、その判断にも活かすことができますよね。
そのためにも私はコウイカにもエギングロッドとPEラインの使用を強くおすすめしており、シーバスロッドでもナイロンラインでもいいや~という考えには否定的です。
まとめ
- 3~6月と10~1月がシーズンだが、始まり終わりの2週間はエギングでは釣りにくい
- デイゲームでも釣れるがエギングではマズメを含んだナイトゲームが釣りやすい
- タックル
ロッド…エギングロッド8.6f/M
リール…スピニングリールC3000番シャロースプールのダブルハンドル
ライン…PEライン0.8~1.0号
リーダー…3~4号フロロカーボンライン
エギ…3.0~3.5号(春)、2.5~3.0号(秋)、発光系と無発光系 - ズル引き&ロングステイが基本だがリフト&フォールやシェイクも有効
- エギが重くなったら糸を張ってアタリを確認する
- エギは大→小、発光系→無発光系にローテーションし、ダメなら移動する
いかがでしたでしょうか?
もしこれでも釣れない!という方は、コウイカのまとめ記事を読んでみてください。
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