オイカワの釣り方!仕掛けや時期を分かりやすく解説したまとめ記事

オイカワ まとめ
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オイカワってどうやって釣るの?
時期や釣れるポイントはどこ?

目次

オイカワとはどんな魚?

オイカワ まとめ

オイカワは川や水路など身近な場所にいるコイ科の淡水魚で、日本では古くから釣りの対象として楽しまれてきました。

体長は大きくても15cm程度までしか成長せず、子供から大人まで手軽に楽しめるライトな部類のターゲットですね。

食性は草食よりの雑食性でうどんやパスタなど台所にあるものから虫餌まで広く使われ、釣り方も餌を中心として毛鉤やルアーなど色んなもので狙うことができます。

また食べても美味しい魚なのでアフターフィッシングの楽しみもありますよ。

オイカワが釣れる時期

オイカワ まとめ

オイカワは一年中狙うことができますが、もっともよく釣れるのは初夏から秋にかけてです。

具体的には6月~10月頃で、この時期のオイカワは非常に活性が高く積極的に餌に食ってくるので、誰でも釣れるとまで言われるほど。

水面への反応もよいので毛鉤で狙うにも最適で、初心者の方やお子さんには特にオススメですね。

ただし冬(12月~3月頃)のオイカワは臭みもなく大変美味で、「寒バエ」の名称で各地で親しまれてきました。

ベテラン勢の人達はこの頃を好んで釣りに行く傾向があります。

寒バエ釣りについてはこちらの記事もどうぞ。

オイカワがいる場所

オイカワ 釣り

オイカワのいるポイントの考え方、全国共通版をご説明しちゃいましょう!

川も水路も考え方は同じで、ポイントは大きく4つに別れます。

  • 流れが速い
  • 流れが遅い
  • 水深が浅い
  • 水深が深い

この4つの組み合わせに過ぎません。

 

  • 夏~秋の水温が高い時期は流れが速くて浅い場所
  • 冬~春の水温が低い時期は流れが遅くて深い場所
  • 季節の変わり目はその中間

これが基本となります。

冬はちょっと居場所を探すのが難しいんですが、30cmの水深しかない小川では1mほど水深があるポイントがあればそこに密集します。

どこも水路はどこも水深が同じように見えますが、近くの水深がある水路筋に移動していることが多いですね。

水路がせき止められている水門の上側なんかも水深がありますし、水路が水路の下をくぐっている所なんかもあったりします。

グーグルマップとにらめっこしながら探してみてください(笑

オイカワの年間スケジュールとしては春(4月頃)から徐々に河川で泳いでいる姿を見かけるようになります。

そして5月頃には田植えのために水路の水量が増えるのですが、その時にオイカワも町中の水路の隅々まで広く入っていく感じですね。

そして地域によりますが11月後半から徐々に姿を見なくなり、12月中旬には越冬場所に移動して春まであまり動かず底でじっとしています。

ウキ釣り

スタンダードなウキ釣り仕掛け

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  • 竿…3.9m~4.5m
  • ウキ…ハエウキ5~7号
  • ガン玉…各種
  • 道糸…0.4号
  • ハリス付き針…2.5号
  • エサ…うどん、パスタ、パンなど

これがオイカワのウキ釣りの基本となる仕掛けで、まずはここから始めるとよいでしょう。

竿の長さは3.9~4.5mが基本で、ほとんどの川や水路は攻略することができます。

それより短いと打てるポイントが減るし、長いと取りまわしが悪くなっちゃうので注意。

ウキはトウガラシウキやハエウキという名前で売られている細めのものを買ってください。

ガン玉の重さはウキの号数と合わせるんですが、例えば5号と書かれたウキはG8(0.07g)のガン玉5つが釣り合うという意味です。

だから0.07g×5つ=0.35gですが、もっとも近いG2(0.31g)のガン玉を1つ使うといった感じ。

道糸は釣具屋の渓流コーナーで販売されている0.4号のナイロン素材のものを使ってください。

釣り針はハリスとセットになっているものがほとんどで、2.5号というサイズを選んでおけば大丈夫。

エサ

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エサはご飯粒、うどん、パスタ、パンなど家にあるもので大丈夫。

オイカワは草食寄りの雑食性なので色んなもので釣ることができます。

ただしオイカワ専用の練り餌を使った方がもっと釣れるのでオススメ!

撒き餌(寄せ餌)も合わせて使った方がたくさんオイカワが集まり釣りやすくなります。

釣り方

撒き餌をピンポン玉くらいの大きさに握ったら目の前に投げてポイントを作りましょう。

あまり近くに投げると竿が長いと釣りにくいし、オイカワも人影を恐れますから竿の長さより少し先ぐらいがいいですね。

オイカワが寄せに群がってきたら釣り開始。

仕掛けを撒き餌の上流側に投げて、撒き餌の近くを通るように下流側まで流します。

オイカワが食ってきたらウキがピョコンと動くので竿を立てて釣りあげてください。

詳しくはこちらをどうぞ⇒オイカワのウキ釣りの記事を読む

テンカラ

仕掛け

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  • 竿…3.3m~3.9m
  • 道糸…レベルライン3号
  • ハリス…0.6号
  • 毛鉤…オイカワ用の小さいもの

テンカラ用として販売されている竿で3.3m~3.9mのものが使いやすいでしょう。

テンカラでは斜め後方に毛鉤を跳ね上げてからポイントに打ち込むため、これ以上長い竿だと周りの木々に引っかかることが増えてしまいます。

ただしウェーダーを履いて河川本流で釣りをするなら4.5mでもかまいません。

テンカラではフロロカーボン製の道糸を使います。

糸の重さで毛鉤を運ぶ釣り方ですから、糸はある程度重くないといけません。

しかし重くしすぎると糸の重みで毛鉤が手前に戻ってきてしまうので、2~2.5号ぐらいの太さのを使いましょう。

ハリスはエサ釣りに比べると太めですが0.6号を使ってください。

テンカラではアワセを入れた時にハリスにダイレクトに負荷がかかりますし、毛鉤を空中でターンさせるのも太めのハリスの方が得意です。

毛鉤はオイカワ用に売られているものを使ってり、フライフィッシング用の#20以下を流用するのがオススメ。

また一部のマニアックな人達は「テンカラ竿はオイカワに強すぎる」という考えからハエ竿を流用し、仕掛けも一回りライトなものを使います。

釣り方

毛鉤を結んだ道糸を竿で後ろに振り上げ、伸びきる直前に前に振り込み毛鉤をポイントに運びます。

簡単に言うとこれだけなんですが、要はムチを振るのと同じ原理ですね。

ポイントに送り込んだ後はそのままに流れに乗せて流すだけでOKですが、食いが悪いと感じたら誘いを入れるのも効果的。

誘いは毛鉤ではなく空中にある糸を揺するぐらいで十分なのでやりすぎには注意しましょう。

オイカワが食ってきたら水面にパシャッと出るか、水面下でギラッ!と平打ちが見えるのでアワセて釣りあげてください。

詳しくはこちらをどうぞ⇒オイカワテンカラの記事を読む

フライフィッシング

仕掛け

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  • ロッド…7f~8fのフライロッド
  • リール…小型で軽量なフラリール
  • フライライン…#0~#2程度
  • リーダー…1号程度のフロロカーボン
  • ルアー…トップ、スローシンキング系プラグ

ロッドに関しては、オイカワ自体が小さくて引きが弱いので#0~2程度の繊細なものを使いましょう。

今はオイカワ専用のロッドも発売されているのでそちらがオススメです。

リールはフライフィッシングではただの糸巻き機みたいなもんなので、軽くて小さければ何でもOK。

安くて見た目が気に入ったものを選んでください。

フライラインは昔は選択肢がなかったんですが、今はオイカワ専用の#0~1が発売されているのでそちらを利用しましょう。

重いフライラインを流用するとロッドの方が負けてキャストしにくくなります。

リーダーは7.5~9mのやや短いもので、太さは7Xがオススメ。

オイカワ用ロッドは柔らかくラインスピードが出ないので、短いリーダーを使わないとフライをターンさせにくいのです。

ティペットはリーダーと同じか少し細目の8X(0.3号程度)を使ってください。

オイカワを釣る場合は浮くフライを使用することが多いので、沈みにくいナイロン素材のものがいいですよ。

フライ(毛鉤)は#20~24程度のミッジと言われる小さなサイズのものを使いましょう。

オイカワは口が小さいので渓流で使われるような大きなものは口に入らないんです。

使用率は水面に浮くドライフライが80%、浮かないウェットフライが20%くらい。

ただし冬や深場では沈むタイプのニンフフライを使う人もいます。

釣り方

※右利きの場合の人の説明なので、左利きの人は反対で考えてください。

ロッドの1.5~2倍ほどのフライラインをトップガイドから出したら、左手でフライラインを持って右手でロッドを後ろに振ってください。

するとラインも後方に伸びていくので伸びきる直前にロッドを前方に振り込み、ラインを鞭のように扱ってフライをポイントに運んびます。

もう少し詳しく説明すると、後ろというより後ろ上に振り上げる気持ちでやるのがコツ。

テンカラだとそんなにシビアじゃないんですが、フライラインは重いので軌道が低くなり後ろの草や岩に針がひっかかりやすいんです。

ポイントの上流側にフライを落とて流していくのですが、そのままではフライラインが水で流されてUの字のように弧を描くことでしょう。

これをドラッグといってフライが不自然に引っ張られている状態なので、これを回避するために定期的にフライラインを上流側に打ち返すのですが、これをメンディングと言います。

オイカワが掛かればロッドを立てて、左手で掴んでいたラインを手繰り寄せて釣りあげてください。

詳しくはこちらをどうぞ⇒オイカワのフライフィッシングの記事を読む

ルアーフィッシング

仕掛け

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  • ロッド…5.6~7.6fのライトゲームロッド
  • リール…1000~C2000番のスピニングリール
  • ライン…PEライン0.2号
  • リーダー1号程度のフロロカーボン
  • ルアー…トップ、スローシンキング系プラグ

ロッドはULの柔らかいライトゲーム用のものを流用しましょう。

水路なら5fクラス、広い本流なら7クラス、間をとって6fクラスが万能です。

トラウトロッドやメバリングロッドでもできますが、アジングロッドがティップの繊細さと張りのバランスがよくてオススメ。

リールは小さくて軽いものがオススメで、オイカワのルアーフィッシングにはスピニングリールに分があります。

6f台までのロッドには1000番、7f以上のロッドにはC2000番を合わせておけば間違いありません。

ラインは何でもいいと言えば何でもいいのですが、オイカワが好む速い流れの中では太いラインは抵抗が強いので細めのものがいいですね。

細くて強度が高いといえば…ということでPEラインの0.2号がベスト。

リーダーに関してはナイロンよりも傷が入りにくいフロロの方が安心です。

ルアーフィッシングだと頻繁に底を取ることになるのでリーダーが傷みやすいので。

ルアーは夏ならトップウォーターだけでほとん足りますが、晩秋~早春には水面への反応が悪くなるのでゆっくりと沈むタイプのプラグが必要になります。

釣り方

オイカワがいる上流側にルアーをキャストして流す…簡単に言うとそれだけです。

オイカワは流れてくるルアーをゴミ、揺れているフックを虫か何かだと思って食ってくるって知ってました?

下手にアクションを入れてしまうとそれはルアー本来の姿である小魚や大型昆虫に変貌をとげ、オイカワの食性から外れてしまいます。

余計なことはしちゃダメですよ~。

詳しくはこちらをどうぞ⇒オイカワのルアーフィッシングの記事を読む

オイカワのおすすめ料理

オイカワ まとめ

万人受けするのは唐揚げで、誰が食べてもおいしいと言います。

オイカワの骨はやわらかいのでそのままバリバリ食べられるのでお子さんにも大人気!

ビールのオツマミにも最適ですよ♪

手間はかかりますが一番美味しいと言われるのは南蛮漬け。

片栗粉をつけたオイカワを油で揚げて、ニンジンやタマネギなどの野菜と一緒に三杯酢に付け込みます。

甘酸っぱい物が好きな人にはたまりません!

10cmを超える大きなオイカワは骨が残るので、揚げ物よりも塩焼きの方が合っています。

素材の味がダイレクトに楽しめる通好みの食べ方で、臭みのない冬がオススメ!

詳しくはこちらをどうぞ⇒オイカワ料理の記事を読む

まとめ

  • エサ釣り…

    もっとも確実に釣れる釣り方であり、エサは家庭にある麺類やパンなどでもOK。数釣りを楽しみたい人は専用の食わせ餌や寄せ餌を使いましょう。
  • テンカラ…

    毛鉤を使った釣り方で、もっともシンプルな仕掛けでとにかく手軽。オイカワ専用の小さい毛鉤を使えばよく釣れます。
  • フライフィッシング…

    フライ=毛鉤を使った釣りですが、リールを使うぶんテンカラよりも応用力は高いです。道具の扱いには練習が必要。
  • ルアーフィッシング…

    夏はトップ、晩秋~早春はスローシンキングプラグを使用。ルアーそのものではなくフックを虫として食ってくるので余計なアクションは入れてはいけません。

いかがでしたか?

身近な水域で楽しめるオイカワ釣りですが、こんなにもたくさんの楽しみ方があるんです。

あなたの好きなスタイルで楽しいオイカワ釣りを満喫してください♪

\残り時間わずか!/

オイカワ まとめ

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