まいどです!
ほーぷれす(@hopeless_orz)です。
魚種を選ばず何でも釣る!
そんな私の右腕的ロッドであるローディーラー。
その中でも最も汎用性が高いと言われるR711RR-Sのインプレです。
スペック
品番 | R711RR-S |
名前 | The Trial By Fire |
継数 | 2(バットジョイント) |
全長 | 7フィート11インチ(241cm) |
仕舞寸法 | 201cm |
重量 | 202g |
先径 | 1.6mm |
元径 | 10.5mm |
適合ライン | PE1.0号~2.0号 |
適合ルアー重量 | 3/16oz~5/8oz |
パワー | ミディアムライト |
RR711R-Sで釣れる魚
・シーバス
・チヌ
・ヤズ
・アオリイカ
・コウイカ
・メバル
・カサゴ
・タケノコメバル
・ソイ
・アコウ
・バス
・ブルーギル
・ナマズ
・マゴイ
・ニゴイ
・ニジマス
・アマゴ
・カワムツ
これらは私がRR711R-Sで釣ってきた魚でしかなく、他にも色んな魚が釣れるはずです。
RR711-Sの外観
竿袋
ローディーラーの竿袋は全てこのデザインで統一されています。
シンプルなデザインですね。
ロゴがカッコイイですね~。
グリップ
これがRR711R-Sのグリップです。
リール固定はアップロック。
まだ世にセパレートグリップが無かった頃にブームを起こした元祖セパレートグリップです。
バットエンドのバランサーがイカつい!
ただ周りがコルクなので地面に置いたら削れていくのだけがネックです。
リールシートにはウィップラッシュファクトリーの文字が入っています。
ブランク
バットにはローディーラのロゴとスペックが記載されています。
ガイド
PEラインの使用を前提にされているのですが、このガイドセッティングがまた秀逸なのです。
写真はバット側の最初のガイドですが小さく背が低いのが分かるかと思います。
少し話が脱線しますが、今流行りのストローガイドセッティングをご存じでしょうか。
小径ガイド多点配置によりラインをバットに近付けバットのパワーを活かし、ガイド間のPEラインを風で暴れさせないというスピニングの弱点を克服するものです。
すでにそれに通じるものがあるのです。
ストローセッティングはカリカリの専用設計なのでモノフィラメントラインの使用は不可、ロングリーダーや太いリーダーだとノット抜けの問題で飛距離が落ちやすい一面があるのですが、こちらは極端な小口径化はあえて避けて使いやすいようにされています。
インプレ
快適に投げられるルアーの重量
スピニングなので投げようと思えば1gでも投げられるので、それは置いといて。
実用的にはメタルルアーなら3gから、プラグなら5g程度からです。
快適なのは私の感覚では7g~20gです。
カタログスペック上でも~5/8oz(約18g)とされています。
ただ勘違いしてほしくないのが、ローディーラーの適合ルアー重量標記はとても控え目。
Max重量を本気で振りぬくのが怖いロッドも多い中、その2倍の重量を背負っても折れる気はしません。
ただし重量の上限を大きく超えるに従って、ティップの反発力が足らずに飛距離が出せなくなります。
つまり強度的にはまだまだ行けるけど快適ではない、ということ。
ローディーラーは良心的なのです。
最適なシーン
小型(7g)~中型(20g)のミノー、シンキングペンシル、バイブなどの巻きの釣りに最適です。
巻きの釣りというとダルいロッドのイメージがありがちですが、RR711R-Sはレギュラーファーストで操作性もちゃんと残しておりジャーキングやトップウォーターの操作も◎。
更に主にPEラインの使用を前提にしていることからもR711R-Sが得意とする釣りが見えてきますね。
河川下流域のバス、本流トラウト、港湾のシーバス、プラッキングによるチニングなどに無類の使いやすさを発揮します。
もちろんバーサタイルロッドですから使おうと思えば他にも様々な釣りに使えますよ。
専用ロッドのように感度はよくありませんがエギング、チニング、メバリング(重量系リグ・キャロ・フロート)などにも普通に使えます。
飛距離
ティップがしなやかなのと中弾性カーボンを使用していることにより軽いルアーでもバックキャストで竿がちゃんと曲がるので軽量プラグの遠投力が素晴らしいです。
シーバスでよく使用される7~9cmミノーやシンキングペンシルが気持ちよく飛んでいきます。
パワー
ローディーラーはカテゴリー上の問題で仕方なくバスロッドに分類されていますが、製作者の新家氏いわく「バスロッドじゃなくてルアーロッド」だそうです。
実際一般的なバスロッドのMLと比べたらバットパワーはかなりあります。
50cm程度の青物なら不安なく普通に釣れますので。
勘違いしている人もいるのですがローディーラーは硬くありません。
強いのです。
硬いの反対は柔らかい。強いの反対は弱い。
硬い竿が強いとは限らず、しなやかな竿が弱い訳ではありません。
この感覚はツララやフィッシュマンのロッドを使った人は分かるはず。
R711RR-Sに付けられたThe Trial By Fire(トライアルバイファイア)というのは過酷な試練という意味だそうですが、大抵の試練は乗り越えられると思います。
ローディーラーの凄い所
性能面
最新の素材云々の話に弱いのが釣り人ですが、ブランク素材は一般に旧素材と言われる時代にすでに完成されています。
最近で言うとインクスレーベルのレオンさんがそのように名言し、ビーテスラ―2ndに旧素材を利用した上で「最新のその他のロッド達より性能は上」と言われていたのが記憶に新しいです。
大人気のツララのロッドもそうですよね。
このR711R-Sは10年前に発売されたロッドでありながらある意味完成されたロッドだと私は思っています。
ブランクの設計はもちろんですが、上で解説したガイドのセッティングに関しても完璧です。
10年使い続けていますが、これに代わるロッドが未だに見つかりません。
強度
中弾性ブランクの厚巻きにより曲がりやすくも頑丈です。
普通に使っていておれることは考えられず、転んだりしない限り末永く使えるロッドです。
10年無茶に使い続けていますが、性能もまるで衰えていません。
作りが丁寧で美しい
製作者の新家さんは本業はデザイナーらしく、そのセンスが随所に活かされています。
高いくて雑な作りのロッドもありますが、ローディーラーは各部まで丁寧に作りこまれていて美しいのもポイントです。
私の写真だと伝わないですが…。
ローディーラーが売ってない?!
ウィップラッシュファクトリーは新家さんが一人でやっているメーカーですから大手メーカーほどの商品供給力がありません。
モデルによっては普通に変えますが、切れているモデルは基本納期未定なんでいつになるか分かりません。
ローディーラーは一期一会です!
気になるモデルがあったら取り合えず買うのが吉。
上で書いたようにローディーラーは末永く使えますし汎用性がありますので、買って後悔はしないと思います。
ちなみにローディーラーでセンターカット2ピースをお探しなら以下の記事もオススメ。
スピニングだけでなくベイトモデルもあります。
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