
サヨリがたくさん泳いでる…
ルアーで釣れたらいいのにな



サヨリングは面白いですよ~
美味しいので家族も大喜び!
シーバスや青物を筆頭に海にはルアーで釣れる魚がたくさんいますが、そう簡単には釣れないのが現実ですよね。
でも難しい魚をストイックに狙い続けていたら疲れませんか?
「気晴らしにやってるんだから、適度に釣れて楽しければそれでいいのに…」
そんなルアーフィッシングがあっても良いのではないでしょうか。
そんな時に水面を見るとサヨリの大群が…これは釣りたいッ(笑)
ということで今回はサヨリのルアーフィッシング「サヨリング」を徹底解説!
この記事は約3分で読め終えるので、ぜひ参考にして頂き美味しいサヨリを釣りまくりましょう♪


- 経歴…釣具屋の元店員
- 釣歴…20年超
- 住所…岡山県在住
- 釣種…ルアー、フライ、餌OK
釣りのコツ/釣具インプレ/釣場紹介など、初心者の方にも分かりやすくお役立ち情報を発信しています!
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サヨリがルアーで釣れる理由


ルアーフィッシングとは小魚を捕食する魚をルアーで騙して釣る方法なので、本来サヨリはこの釣り方の対象外なのです。
しかしサヨリが主食にしている動物性プランクトンを始め、多毛類や甲殻類なんてほとんどの魚が食べるんですね。
つまり「肉食魚」という視点で広く見た場合、ほとんどの魚達はルアーで釣れるはずなのです。
釣れないのは視覚ではなく臭いで餌を探しているか、あるいは単純にフックが大きすぎて口に入らないだけなんですね。
特にサヨリは目が大きく好奇心も強いので、ルアーを投げていると追尾してくるが多々あります。
活性が高い時はコマセ無しのサビキにだって食ってくるし、回収する時にジャンプして空中のサビキ針にアタックしてくるんですよ。
これはルアーで釣れない訳がないッ!
サヨリ専用フロートリグ
自作する方法


- ぶっ飛びRockerⅡEVO LL/F
- FIXPIPE…0.8mm
- ナイロンライン…5号
- サルカン…5号
- 流線シモリストッパー…5号
サヨリ用のフロートリグシステムなんて販売されていないので自作しましょう。


フロート(飛ばしウキ)は「ぶっ飛びRockerⅡEVO」を使います。
サイズは飛距離が出るようにLLを、タイプはしっかり浮くようにFを選んで下さい。
ただしそのまま使うと仕掛けが絡みやすいため、1.6mmの内径に合う絡み止めパイプを通す必要があります。
東邦産業のFIXPIPEの0.8mm(内径)がピッタリなので、フロートに通したら上側1cm&下側5cm出してカットしましょう。
このパイプによってメインラインとリーダーの間に距離が出来るので絡みにくくなります。






ナイロンラインをパイプに通して、フロートの上側(太い方)でスイベルに結んでください。
次にリーダーの反対側を60cmほど取ってカットしておきます。






次にリーダーにシモリを取りけます。
1つでは視認性が悪いので2色付けておくとアタリが分かりやすいですよ。




リーダーの先端に直径2cmほど小さなチチワ(輪っか)を作ります。


先ほど作ったリーダーの輪にハリス付きサヨリ専用針を結びます。
針のサイズは秋の小型なら3~4号、春の大型なら4~5号ぐらいがいいでしょう。
ワームはパワーイソメソフト(中)を短く切って付けます。
フッキングしやすいように針先は抜いておき、違和感を感じられにくいようにチモトまでスライドしてください。




釣り方


ルアーフィッシングではコマセを撒いてサヨリを足元に集めることができないため、群れを見つけるところから始めないといけません。
基本的にサヨリは表層~水深1mほどに多いので、よほど濁った水で無ければ目視で魚影を確認できるはずです。
基本的には潮通しがいいポイントにいることが多い魚なので、歩きながら目視で魚影を探してみましょう。


群れを見つけたら釣り開始!
すぐ近くにフロートが投げ込まれるとサヨリは驚いて逃げてしまいます。
なるべく群れの向こう側に静かに着水させて、そこからリールを巻いて群れの中に入れましょう。


餌釣りの場合はこの状態でアタリを待てばいいのですが、ワームではよほど活性が高くない限り待っていても食ってはきません。
そこでロッドでチョンチョンと軽く誘いを入れてリアクションバイトを誘発するのが効果的です。
またこの時フロートとシモリは写真のようにくっ付いた状態になっています。


サヨリが食ってきたらフロートとシモリが離れていくので、ビシッ!と鋭くフッキングしてください。
サヨリの口は硬いので強めにアワセないと針が貫通せずにバレやすいので注意。
ただギュイーン!と仕掛け自体を持っていくようなアタリばかりではなく、シモリの向きが変わるだけの微妙なケースもあります。
とにかくシモリに変化があればアワセるぐらいの気持ちでやりましょう。


フッキング成功したらそのままリールを巻いて素早く釣り上げましょう。
大型になると引きも強いですが、ハリスをブチ切るほどの遊泳力はありませんから慎重にファイトする必要はありません。


せっかく釣ったサヨリは持ち帰り美味しく頂きましょう!
寒い時期なら活かしバッカンに入れておいてもいいですが、気温が高いならすぐにクーラーボックスに入れないと傷んでしまいます。
スプーン/ジグ単
タックル


サヨリはスプーンやジグ単で狙えばより繊細でゲーム性が高くなるため、アジングの練習代わりにサヨリングをやる人もいます。
ただしこの釣り方はフロートリグのように飛距離は出ないため、近距離オンリーに限定されるのは知っておいて下さい。
お持ちのアジングタックルがそのまま流用できるのですが、使用するルアーが極軽量なのでエステルラインの方が圧倒的に使いやすいですよ。


サヨリは下アゴが長い代わりに上アゴがメチャ短い!
スプーンやジグヘッドで狙うと書きましたが、これでは小~中型はまずフッキングしません。
なんせスプーンに付いているフックはトラウト用ですし、ジグ単はフックサイズ#16でもヘッドが邪魔になりますからね。


そこで小物釣りに欠かせないのが鬼爪!(アシストフック)
サヨリングは基本的に後方からバイトしてくるので、ルアーやワームで誘っておいてコチラに食い付かせるわけですね。
脱着可能で使い回せるし、慣れたら手放せない存在になりますよ!
最近頼り過ぎなので封印しようかと悩むぐらいです(笑)


釣り方


釣り方はフロートリグと同じように、巻いて追わせて止めた瞬間に食わせましょう。
ただしスプーンやジグ単は沈下速度が速く、サヨリは沈めると食わないケースがよくあります。
だから止めるのは1秒程度&ラインテンションを張ってフォール速度を抑えた方が食わせやすいですね。


サヨリは派手はものが好きなようで、フラッシング系やアピールカラーがよく効きます。


基本的には表層で食わせるのがイージーですが、サヨリが浮いてこない時はジグヘッドを50cmほど沈めるのが有効な時もあります。
こちらもアシストフックは忘れずに!


サヨリング、めっちゃ面白いですよ!
最後に


今回はフロートリグ、スプーン/ジグ単という2つの釣り方を解説させて頂きました。
このうち釣果が出やすいのは前者で、フロートの遠投力やパワーイソメの力は何だかんだで強力です。
後者はどちらかという難易度を上げて楽しむ系の釣り方なので、初心者の方にはあまり向いていないかもしれません。
まずは釣れなきゃ楽しくないと思いますので、最初はフロートから始めるのがおすすめ!
すでにアジングをやっている人なら、スプーン/ジグ単の釣りも問題ないでしょう。
それではぜひ記事を参考にして頂き、美味しいサヨリを釣りまくってください♪
サヨリの餌釣りに関してはこちらの記事をどうぞ!


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