まいどです!
ほーぷれす(@hopeless_orz)です。
シマノのセフィアXR…エギング用のロッドとリール。
ついにシマノがガチになりました!
購入を検討されている方は是非記事を読んで下さいね。
店頭で触った瞬間、購入を即決意!
セフィアXR(ロッドの方)が発売してまだ間もない時のこと。
新製品ということで、まずは触ってから考えようと近所の釣具屋に行ってきました。
ご存知ですか?
ロッドというのはラインを通して曲げ、実際に投げ、魚をかけてみないと全容は分かりません。
ただし以下のことは大体分かります。
- 重量バランス
- 持った時、振った時の感覚
- 曲がり方
- パワー感
要は店頭で振ったり曲げてみることで、長年釣りをしている人達はある程度のブランク性能自体は分かるのです。
手にした瞬間…軽い!
自重だけではなくロッドバランスが良いので持ち重りが全然しません。
続いてロッドを振ってみますが、非常に軽快です!
自重自体は軽くてもロッドバランスが悪いロッドは持ち重りが酷いし(ダイワのエメラルダスの一部機種とか)、振ったら更に重く感じる上にボヨンと手元に反動が来るロッドとかよくありますからね~。
こ…これは!!
そんなセフィアXRシリーズを色々と触っていると…「これは!」というモデルがありました。
それはS83MLです。
60グラムのシンカーを2個吊るしてロッドの曲がりを確かめます。こんな感じから…
こんな感じです。
真横から写真が撮れないので申し訳ないのですが、ブランクの曲がりとガイドの位置で調子は大体ご理解頂けるかと思います。
ご覧のように先調子すぎずほどよくマイルドなんですね。
キンキンに先調子すぎる棒のようなエギングロッドは使いにくいですし、とはいえシーバスロッドのように胴調子すぎても使い物になりません。このバランスが大事なのです。
負荷をかけるとスムーズに先から胴に曲がりが移行していくこのロッドに惚れてしまいました!
だが購入はネットでw
実店舗で触り、ネットで購入する…だと?
何て野郎だ!
すいません。でも全ては貧乏が悪いのです。
あなたの手取りの給料に2をかけて、5000を引いて下さい。
そこに1.5をかけて1.8で割り、20000を足して2.5で割って下さい。
それが…私の手取りです。仕方ないのです。
店員さん、すいません。
今度、青虫でも買いに来ますから…w
ということで、間違いないこの組み合わせにうっとり。
やっぱりエギングにはダブルハンドルですよね~
セフィアXR(ロッド)の外観をチェック
リアグリップ
ではグリップからティップ側に向けて写真を撮っていきます。
S83MLとモデル名が書いています。
赤と黒のコンビネーションが非常にマッチしていてカッコイイですね~!
一番最初に目を引くのは、シマノ独自のメガフォン型カーボン一体グリップ。
正式名称をフルカーボンモノコックグリップと言います。
何か変な形だな~
この形状は今まで使ったことがない人には抵抗があるかもしれませんね。
この機能が搭載されたのは2013年。
シマノのバスロッドのハイエンドモデルであるアドレナ(初代)で初めて見た時は誰もが驚いたはず。
発表から発売前までは
「ただの奇抜なデザインが目的で意味はないだろう」
そんなことを言う人が多くいました。
しかし発売後にその評価は180度変わることになります。
ただ見た目が奇抜なだけで性能的にメリットがないならとうに廃止されているはず。
しかし今やバスロッドに限らずシマノの色んなロッドに搭載されており、当然このセフィアXRでも採用されています。
そのことから優れたグリップであることは容易に想像して頂けるかと思います。
具体的には軽くて高感度というのがフルカーボンモノコックグリップのメリットです。
中空カーボンだから純粋に軽いのはご理解頂けるかと思いますが、感度の良さは軽量だけが生み出している訳ではありません。
アオリイカがエギを抱くとその振動はまずPEラインに伝わります。
次にティップ、ベリー、バット、そこかからグリップへ。
最終的に人間の手へ振動が伝わるわけですね。
この時グリップで振動が増幅される仕組みになっているんです。
何となくとか曖昧な使用感ではなく、物理的に感度が上がるように設計されているんですよ。
メリットしかありません。デメリットは無いのです。
シマノが特許をとって無ければダイワが喉から手が出るほど欲しがりそうですねw
フルカーボンモノコックグリップ+AGSガイドとか、釣りによっては最強です。
組んだことある人いるんだろうなぁ~
リールシート&フロントグリップ
今度はセフィアXRのグリップの全体図です。
やっぱり黒と赤の組み合わせは格好いいですねー。
凹凸が少なく全体的にはストレート形状といった感じ。
リールシートはアップロック(下から上に締めこむ)式。
アップロックとダウンロックにはそれぞれ特徴があるんですが、エギングにはアップロックはとても相性がいいですね。
エギはキャストとシャクリの動作の時以外、全てティップを下に下げています。
アップロック式はリールフットから先がなだらかに掌にフィットするようになっているんですね。
ダウンロックに比べて親指が乗る部分に余計なスペース(ネジ部とか)がないので、とても握りやすい。
またデザイン的にも優れていると感じる人が多いようです。
バット部
セフィアXRのバット部には赤くセフィアのロゴとモデル名が入っています。
スレッド巻きも美しい。
エギを引っ掛けるパーツもついています。
一般的にルアーキーパー、フックキーパーなど呼ばれる部分ですね。
エギングは一般的にランガンが前提の釣りです。
エギをティップの先にブラブラさせたまま移動してると、何かに引っかかって竿が折れますよw
地味ですが必要なパーツです。
別に要らないという人に関しては、パチンと倒しておくことも可能です。
ガイド
ガイドは軽くて丈夫なチタンSic!
これは譲れない。
僅か数グラムの差ですが、ガイドの材質でロッドアクションは結構変わるんですよ。
エギングにおいては持ち重りがなしないこと、軽快なシャクリが出来ることはロッドに求められる重要な要素。
硬くて軽量なチタンSICは必須ですね。
セフィアS83MLの実釣インプレ
最近釣行記事を上げてませんがS83MLでアオリを釣りまくっておりますが、セフィアXRS83MLの使い勝手は最高です!
飛距離
エギングの標準は8.6フィートと言われますが、8.3フィートにしても飛距離は50cm落ちるかどうか?程度の微々たる差です。しかし軽快さ、感度は明確に差が出ます。だから自分は好んで8.3フィートを使用しますが正解でした。
この軽快さはエギをシャクるのに最適です。この2.5号~3.5号にベストマッチです。秋アオリはこの1本で完全にやり切れますね~。
このロッドの素晴らしい出来はソフトチューブトップのおかげですね。そのソフトチューブトップというのは高感度・軽量というチューブラーの良さを継承しつつもソリッド特有のしなやかさを持たせたものです。おかげで硬いだけのチューブラーじゃないので潮流が読み取れます。
「エギが着底したな」
「潮のヨレに入った」
「イカパンチがあった」など全て分かるので釣果を上げてくれます。
シャクリに関しても、2.5号はティップからベリーで、3号と3.5号はベリーでしっかり跳ね上げることが出来ます。
型のいいアオリにはバットが対応してくれる素晴らしいバランスに仕上がっています。よく先だけ曲がってバットはただの棒みたいなロッドがありますが別物です。
ベストな1本の選び方
スペックの見方
まずは上の表を見て下さい。
セフィアXRのロッドのラインナップは何と12本!
ということでまずは品番からスペックの読み解き方をご説明します。
ということです。
S73SULーS
73というレングスにSULというしなやかさ、それにソリッドの繊細を加えたモデル。
まさにヒイカ(岡山の場合はベイカ)など、いわゆるライトエギングスペシャルと呼ぶに相応しいモデルですね。
とはいえアオリイカをターゲットした通常のエギングには使用できないのかというとそんなことはありません。
1.5号から最大で2.5号まではシャクれますので秋以下9月終盤のトンカツサイズまでの秋イカにも良し。
S76ULーS
76で1.5号から3号までと、上記モデルよりレングス&パワーを少し上げたモデル。
もちろんライトエギングにも十分使えますが、より秋アオリにベクトルを向けたモデルになります。
ライトエギングと秋アオリが半々という人にはこちらのモデルがオススメですよ。
S83L
ヒイカから脱却し本格的にアオリイカに狙いを定めたライト系モデル。
最大で3.5号まで対応していますが、3.5号はちょっとキツいですね。
メインは2.0号~3.0号でしょう。
磯など飛距離が必要な場所でも使えるレングスを持たせながらも繊細な操作が可能な秋イカスペシャルモデルです。
秋しかやらないよ、という方には一番使いやすいスペックかもしれません。
S79ML
79というやや短いレングスと、MLのシャキッとした操作性をプラスしたモデル。
飛距離をあまり必要とせず、かつ取りまわしの良さが求められるフィールドにマッチ。
例えば後ろは岩、頭上は木などバックスペースがない磯で、手前のシモリや藻を狙ってテンポよくランガンするのに打ってつけのモデル。
割と尖った性能ですが、その分目的がピタリと一致した場合は強いですよ。
S83ML
私が持っているセフィアXRで一番オススメのモデルです。
以下はS83MLのシマノの解説です。
適度なパワーと適度なレングスで場所、季節を問わずに使えます。
飛距離的にも問題なく、足場もある程度の高さなら大丈夫。
何より86以上にはない軽快感と感度の良さが欲しい人はこれ!
後のインプレも見てね!
S86ML
86はエギングにおいてスタンダードな長さですね。
長さが生み出すパワー、沖まで投げられる遠投力、パワーなどエギングロッドの基本的な性能を高いクオリティで備えているのがこれ。
秋でも春でも使えますし、とくに使い所が定まっていない方にもオススメのモデルです。
軽さ的にも83には劣りますが、それでもセフィアXRだけあって他社に比べると軽く感じると思います。
S86ML-S
S86MLのソリッドバージョン。
ソリッドとチューブラーでどっちを選ぶか分からない人もおられるかと思いますが、より繊細にテクニカルに使いたいならソリッドです。
3.0号エギを無理なく遠投して小さなアタリを感じ取りたいという人に向いていますね。
またソリッドならではのしなやかさで穂先でアタリを視覚的に取ることも可能。
そういう使い方をしている人にとってはこの上ない武器になるロッドですね。
S86M
4号エギまで対応したミディアムパワーのモデル。
繊細さよりもパワーにベクトルを振っており、シーズン序盤の小イカには向いていません。
出番は10月中旬以降ですね。
また春イカを狙う人なら迷わずMパワー以上にすべきでしょう。
S86M-S
パワーをもたせつつもティップは繊細というなかなかに尖ったロッドです。
3.5号エギを遠投してディープを繊細に攻め、小さいアタリも取りたいといったテクニカルロッドです。
使いこなすのも楽じゃなさそうですが、使いこなせた時は強力なスペックです。
セフィアS83MLのインプレ
飛距離
2.0号~3.5号を投げてみました。
Lクラスには及びませんが2.0号でもさほどのストレス無く投げられましたね。
しかしこの竿が本領を発揮するのは2.5~3.0号。
シュワ~っと伸びるように気持ちよく飛んでいきます。
ソフトチューブトップなのでしなやかに曲がるけどチューブラーの反発力もあるのでこのようなことが出来るのでしょう。
逆に3.5号は8.6Mクラスの方が飛ばせるかな、といった印象。
シャクリ
やはりこちらもベストと感じるのは2.5号から3号。
3.5号ももちろんシャクれるのですが、もう一つ硬さが欲しいかなと言った印象。
やはりセフィアS83MLは秋イカスペシャルと言った感じです。
2.5号のエギを繊細に操作しつつ、3.0号をバシバシシャクれるので怖いほど使い勝手が良いですw
パワー
750gぐらいのアオリイカを釣ったんですが、パワー負けはしませんでした。
ティップが繊細なのにバットにかけては本当に強い。
スパイラルコアXとハイパワーXの恩恵でしょう。
シマノはこの手の竿を作るのが得意ですよね。
ティップまでこれだと強さばかりが際立つのに対し、ソフトチューブラートップを載せることによって1本の竿として上手くバランスを取った感じ。
感度
特筆すべきはこれ!
カーボンモノコックグリップのおかげで十分感度もいいのですが、私が釣りをしている岡山県ではボトムの底質やアオリのイカパンチを捉える感度だけではダメなんです。
潮流を把握する感度って、軽くてキンキンなだけの竿じゃダメなんですよ。
私がセフィアXR83MLを買った最大の理由がまさにそれ。
しなやかなソフトチューブトップによって、エギが潮を受けるとジンワリとティップが効いてくれるのです。
潮が流れている向き、強さなどが手に取るように分かるので本流にエギを乗せてヨレに送り込み、操作してアオリのバイトを引き出すという一連の流れが実にスムーズ。
結論
間違いなく買いです。
これで実売価格3万円はかなり安い。この竿は5万超えの竿にだって負けない性能です。
また、バランスが良い竿なのでエギングにおける基本性能をしっかり押さえつつもシーバスやチニング、ちょい投げにも使える汎用性がありますね。
メーカーの解説
以下は、セフィアXR(ロッドの方)の特徴で、シマノの一部引用です。長いので不要な所は飛ばしておりますw
スパイラルXコア
シマノ独自の設計・製造方法により、曲げ、ネジレ、つぶれなど、あらゆる方向に対して、さらなる高強度化を徹底追求。ロッド性能を根幹から高めるシマノ独自の基本構造スパイラルXに、ナノアロイ®テクノロジーにより実現した高強度樹脂を用いたカーボンテープを使用。選りすぐりの素材でさらなる高強度化を実現しました。一般的な構造との比較で、ネジリ強度1.4倍、つぶれ強度2.5倍を達成(当社比)。さらにスパイラルXとの比較でも、ネジリ強度10%アップ、つぶれ強度15%アップを達成(当社比)しました。
Xガイド
本来のロッド性能を引き出すシマノオリジナルガイド[Xガイド]。
ロッドメーカーの観点から生まれたXガイドは、ブランクスが備える潜在能力を十二分に引き出すために誕生しました。軽さ、トラブルレス、キャスト性能を高次元に融合させたシマノオリジナル高性能ガイドです。
カーボンモノコックグリップ
リアグリップをカーボン一体成型で中空構造化するという革新的なアイディアで、新たな高感度ロッドの歴史を創り上げたカーボンモノコックグリップ。従来にない情報伝達力を獲得し、かつてない軽さと感度を獲得しました。
ハイパワーX
キャスト時やファイト時に発生するネジレをさらに抑え込む強化構造。スパイラルXの最外層、あるいはカーボンシート縦横交差構造の上からカーボンテープをX状に締めあげていくのが特長。
ソフチューブトップ
特殊設計により軽量・高感度のチューブラー穂先にソリッド並みのしなやかさをプラス。よどみのない、きれいな曲がりも特長です。
タフテック∞(インフィニティ)
新開発、タフテック∞は一般的なソリッドに対して巻き込み強度3倍、巻き込み量5倍を実現(当社比)。強いタフテックαを凌ぐ高強度ソリッド穂先です。
CI4+
カーボン繊維によって強化したシマノ独自の素材CI4をさらに進化させたCI4+。従来樹脂と比較してより軽量で高い強度を備えているのが特長。
ということです。カーボンモノコックグリップはもう出て何年も経ちますが、当初は「なんじゃコレ?!」と思っていたのですが軽いし感度はいいし、素晴らしいと思いますね~。シマノの竿は軽くて強いのが特徴で、エギングでも大人気です。
セフィアXR(リールの方)
上位機種に迫るスペックですね~!
ちなみにシングルハンドルとダブルハンドルがありますが、個人的にはハッキリとダブルハンドルをオススメします。
リーリングしててロッドが無駄に動きませんし、ハンドルも無駄に回らずピタッと止まります。
旧機種との違いは簡単には以下のような感じです。
ロングストロークスプール
その名の通りなのですが、ロングキャストするとラインがたくさん出ていきます。
ということはスプール痩せします。
ということ繰り返氏スプールエッジとの角度がついて抵抗になります。
ということは飛距離が落ちます。
ロングスプールにすることによって飛距離がアップする仕組みです。
マイクロモジュールギア2
ステラやヴァンキッシュにも搭載されているギアです。歯を小型化することによって精密な噛み合わせを実現した訳です。
セフィアシリーズでは初めての搭載となります。巻き心地アップ!
サイレントドライブ
駆動系の部品全般のガタツキを無くす技術です。これで更に巻き心地アップ!
不快なシュルシュルカタカタ音が減りました。
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