ソードビームって変な形だな~
こんなので本当に釣れるの…?
これはヤバイですよ!
私は以前、このワームが信用できなくて買いませんでした。
変わったデザインでユーザの目を引きたいだけじゃないの?…と思っていたのです。
しかし実際に使っていくうちに、それが先入観による決めつけだと気付きました。
他のワームに反応しないメバルが釣れる…
しかも釣れるアベレージサイズが大きい?!
これは只者じゃないぞ、と。
ということで今回は月下美人ソードビームを徹底レビュー!
この記事を読んでソードビームの特徴や使い方、よく釣れるカラーなど参考にしてください!
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
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仕様
サイズ | 重量 | 入数 |
---|---|---|
2.2インチ | 0.4g | 10本 |
特徴
安定した直進スイム
普通のワームには断面が丸いものが多いのですが、月下美人ソードビームはなんと六角形!
この形状によって回転しにくく姿勢が安定し、横からの潮を角と平面で受け流しやすくなっているんです。
つまり姿勢が安定しやすいんですね。
更に後方に取り付けられた薄い縦型のテール…これにはどんな意味があると思いますか?
これは魚の尾びれの形を真似たわけじゃなく、ソードビームが左右にブレずに直進するのに役立っているんですね。
このヘキサゴンボディとソードテールによる安定感のある直進スイムこそ、月下美人ソードビームの真骨頂なんです!
メリハリのあるアクション
ここまでで月下美人ソードビームは派手なアクションをしない”弱”のワームであることが分かって頂けたかと思います。
でもただスーっと棒のように引いていれば釣れ続けるわけじゃないですよね。
時にはロッドアクションをつけてリアクションで食わせないといけないのは、もはやライトゲーマーには常識でしょう。
そこで役立つのがこの3つのクビレ!
これじゃ弱すぎない?というぐらい小さくティップで弾くだけでちゃんとボディが曲がります。
世には色んなメバリング用のワームがありますが、その中でも特にナチュラルなアクションと言えるでしょう。
さらに六角形状のおかげで角で水を切って横スライドさせやすいので、ワインド系ジグヘッドと組み合わせると左右に大きく跳ねます。
巻きでは自発的アクションを排除した直進し
ロッドでアクションを加えたらボディが折れ曲がり
ジグヘッドとの組み合わせでワインドも可能
ソードビームはメリハリのある攻め方ができるんです。
高強度
ソードビームはこのようにギューッと引っ張っても伸びてくれるので千切れません。
フグの猛攻にすらある程度立ち向かえるのでコスパは抜群です。
大事に使えば1パッケージで一生使うことも可能!
良型メバルが釣れやすい
パッケージにも「デカメバルを魅了するノウハウを凝縮」と書かれていますが、私は以前「ああハイハイ…」と受け流して気にもしていませんでした。
ですがソードビームはデカメバルハンター・岩崎林太郎(通称:りんたこ)さんが監修に携わっており、この文面は伊達ではなかったのです。
1つめの理由はアクション。
メバルに限らず大きい魚ほど警戒心が高く、ルアーの派手なアクションを嫌うんですよね。
これは絶対じゃないので時と場合にもよるんですが、そういう傾向があるのは確かです。
そのためソードビームはスーッという直進性を何よりも重視しているんですね。
2つめの理由はボディサイズ
当然ですが大きいメバルほど大きい餌を好んで捕食します。
春先なんかがいい例ですが小型のメバルはアミをメインに食ってますよね。
しかし25cmを超える良型の胃の中を見るとイカナゴなど小魚がよく混ざっていませんか?
狡猾な老魚ほど少ない回数で摂餌を済まようとする訳ですね。
ソードビームの大きなシルエットはデカメバルに最適と言えるでしょう。
フッキング率が高い
ソードビームはデカメバルによく効きますが、それは小メバルが釣れないということと同義ではありません。
実際に使ってみると2.2インチというやや大きめのワームですが、15cmぐらいのアベレージサイズのメバルもよく釣れるんですよね。
これには上で説明したクビレが一役買っているってご存知ですか?
メバルが食ってきた時にソードビームはクビレを中心に折れて約半分の全長になります。
つまり小さい口にもワームが難なく収まるということですね。
おすすめカラー
どのカラーでも釣れるんですが、小メバルを量産したいならそもそもビームソードを使用する必要がありません。
なのでサイズを出しやすいカラーを使うのが正しい方向性だと思うので、これからご説明する2色は持っておきましょう。
1つめは玉露クリア!
多くの良型を仕留めてきた私の溺愛カラーです。
もっともサイズを出しやすい春に効くグリーン系をベースに、見切られにくい透過系+ゴールドラメで少しだけアピールという贅沢なカラー。
迷ったらこれを投げておけば間違いありません。
2つめはイカゴロブラック!
よほど水深があるポイントは別ですが、良型が常夜灯の下でピチャピチャやってることはありません。
警戒心が高いので灯りが届かないところにおり、だからこそ釣り人に抜かれていないともいえます。
デカメバルは磯や闇波止での実績が高いのはそういう理由なんですね。
そして灯りがない場所では最もシルエットがハッキリするのはブラックに他なりません。
釣れる時はとにかくよく効くジョーカーカラーとも言えますね。
3つめはレッドグロー!
通常のグローは緑色に発光するのですが、レッドグローはその名の通り赤く光ります。
電気ウキも基本は赤ですしヘッドライトもレッドライトがついているものが多いですが、その理由をご存知でしょうか?
ヘッドライトの場合は虫が寄りにくいというのもあるのですが、赤い光は魚が警戒心を持ちにくいんですね。
とはいえ魚は光そのものは認識しているのでワームを目立たせることはできるという、相反する矛盾を解決するのがレッドグローという訳です。
アジングでの釣果
私だけなら説得力がありませんが、SNSで調べると多くの人がアジを釣っていました。
ソードビームはクビレで折れ曲がりやすいのでアジの吸い込みバイトにもきっちり対応します。
相性のいいジグヘッド
基本的には月下美人シリーズのSWライトジグヘッドSSジグヘッドと組み合わせてください。
ソードビームは汎用性に富んでいるので、ジグヘッドもノーマルなものが相性がいいんですね。
ストンと沈みやすいタングステンや、巻くだけで自発的アクションを生みやすいものはソードビームの個性を奪ってしまいますから。
それで食いが悪いと感じた時はダーティンジグヘッドがおすすめ。
ただしソードビームの場合はジグザグの横の動きで反射食いをさせるわけではありません。
左右に跳ね上げた後のカーブフォールこそがソードビームのメインアクション。
メバルのバイトのほとんどはこの時に集中します。
付け方
ソードビームというか月下美人シリーズのワームはどれもそうなんですが、耐久性が高い素材を使用しています。
おかげで何度も繰り返し使うことができるんですが、少しフックに刺しにくいのは否めません。
付け方は他のワームと同じなんですが曲がりやすいんですよね。
そこで注目すべきは上面についているスリット。
ヘッド部中心に刺して、このスリットから針先を抜くようにすると上手くセットしやすいですよ。
この時ソードビームは優しく保持してジグヘッド側を刺していくのがコツ。
ソードビーム側をフックに刺そうとするとグニュッと潰れた状態で刺していくことになるので上手く中心を通りません。
まとめ
- 安定した姿勢で直線的に泳ぐ
- 自発的アクションはしない
- ロッドで力を加えるとボディが折れ曲がる
- ワインド系ジグヘッドと合わせると振り幅が大きい
- 耐久性が高くて長持ちする
- 大型メバルが釣れやすい
- 玉露クリア、イカゴロブラック、レッドグローがおすすめ
- アジングでもよく釣れる
- ラウンド型&ワインド型のジグヘッドと相性がいい
- フックにセットする時はいろんな角度で見ながら慎重に行う
いかがでしたでしょうか?
ピンテールやシャッドテールしか使ったことがないという人、大きいメバルが釣りたいという人には是非使ってほしい一品です。
使いこなせれば強力な武器になることは間違いありませんよ~!
月下美人ワームの総まとめはこちらの記事をどうぞ!
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