夏だ！トップだ！チニングだ！

あらすじ

チニングが生まれた頃。
「投げて巻くだけで釣れる手軽な釣り」
それがメディアの謳い文句でした。

皆が「そりゃあいいや」と始めてみたものの全く釣れず、漏れずに全員辞めていきました。
「こんなことをして本当にチヌが釣れるのか？」
自分以外のチニンガーをまったく見ない中、そんな疑惑に心が折れそうでした。
「何を大袈裟な…」と思われるかもしれませんが、岡山のチニングは最初の頃は２０回ボウズは当然で、普通の人は辞めるのです。

https://www.fimosw.com/u/saku711
そんな中、岡山に救世主が現れました。
チニングがメインという当時としては異端な？テスター…元ブルーブルーの森岡さんです。
彼が岡山でチニングで釣ってくれることは私の心の拠り所でした。

しかししばらく経ったある日、異変に気付きました。
（あれ……？最近ブログが更新されていないな…）
そしてある日、嫌な予感は現実となりました。テスター契約終了のお知らせです。

…マラソンと釣りをこよなく愛していた森岡さん。しかし、憶測ですがご結婚や将来の生活…年齢的にもいつまでも二足のわらじを履き続ける訳には行かなかったのでしょう。森岡さんは当然ご職業であるマラソンの方を選び、釣りから身を引くのは仕方がなかったのです。

（このままでは僅かに残った岡山チニンガー達がまたいなくなる…）
森岡さんの今までの努力が無駄になる。それだけは避けねばならない！
泣いている暇はない。
自分は、憧れだった森岡さんにならなければいけないのだから。

そんな思いもあり岡山3大河川制覇を始め、県内最東から最西まで、開拓しブログアップしました。岡山全域でチニングは成立する…それを実証してブログアップする必要があったのです。
　
いつか誰かが岡山でチニングを始めた時にくじけないように。
身近なフィールドでチニングが成立すると心の支えになれるように。
以前自分がくじけそうな時に、森岡さんがそうしてくれたように。
そして月日は経ち、先日のこと…

　

　

　

　

２年ぐらい前？にチニングを始めた倉敷の努力家ともさん！
メキメキと腕を上げ、コンスタントに釣果をアップされるようになり名実共に倉敷を代表するチニンガーの一角へとなられました。
しかも今回はチヌキビレを８枚も。素晴らしい！ここは岡山ですよ！ｗ
　

ともさんだけではありません。
気が付けばまだ少数ながら、岡山も色んなところでポロポロとチニンガーを見かけるようになりました。このブログでもたくさんの方からチニングへのご質問等頂くようになりました。私などが大それた心配などせずとも、岡山のチニングは少しずつ根付いていっているのです。
偉大な森岡さんが残してくれた岡山チニングの灯火は、こうして若い人達に、そして次の世代へとこれからも引き継がれていくのでしょう。私も随分チニングを頑張って来ましたが、森岡さんに届くことなどなく、ただその背中をこれからも追い続けるだけです！

最後までお読み頂きありがとう御座いました。
またどうぞ。
　　　
…と綺麗にまとめて終わりという訳にはいかず、この話には続きがありますｗ
昨日のこと…

本編

つ抜け＝10匹。
ご自分がいっぱい釣ったからって、こちらのハードルまで上げられてしまいました。
8枚を超えてみろということですね…くぅ～にくい～ｗ

しかしチニンガーならば、困難だからと言って逃げてはいけないのです。
ましてや一流のチニンガーを目指すなら、予想は裏切り、期待は超えなければいけません。
分かりました…岡山チニングの発展に寄与すべく、頑張ります！

　

　　
　

　

　

　

いつも高梁川じゃつまらないので、本日は岡山市の児島湾水系へ。
こっち方面は詳しくないのですが、地図を見ながら目星をつけていた所に行ってみます。

釣り場についたらまずはシンカーのみをラインに結んでキャスト！水深、地質、地形、流速を大まかに把握します。自分のルーティーンです。

　

　
釣り開始。
ルアーを投げる！投げる！投げまくる！！
しかし…
　
「ちくしょう！」

まったく話になりません…。

「何やってんだ、俺は！！」

ドン！と地面を殴りつけます。
拳の皮は裂け、血が流れます。
今まで本当に真剣にやったきた釣りだからこそ不甲斐ない自分が情けなくて、悔しくて、やるせない。
　　

謝罪

…ということで。
今日は頑張ってみたんですが、結局自分はチニンガーとしてまだまだ…ということを再認識させられる結果となりました。　

「だったら、エラそうにブログにうんちくを書くな！」
と言われればその通りです…情けない。
　

でも何より。
ともさんに対して申し訳ない気持ちでいっぱいです…。
ともさんはちゃんと釣ったのに。
せっかく期待してくれたのに。
一緒に岡山チニングを盛り上げると…
約束したのに…
　
言い訳はしません。
許してもらえないかもしれませんが、せめてこの場を通じて謝罪をさせて頂きたいと思います。
　
申し訳ありません。
本当に…申し訳ありません。
　

　　

　　　

　

　

　　

　　

　

本気出して、申し訳ありません！！
　

　

　

…冗談ですｗ
いい季節ですので、今回はトップウォータープラグだけで楽しみました。
・身近な水域で楽しめる
・デイゲームでも釣れる
・40ｃｍの魚がバコバコ水面割る
こんな釣りはあまりありません。
岡山県のチニングだって、まだまだ捨てたものじゃありませんよ！
是非みなさんもチニング、やってみて下さい！！　

　

ということで、ともさん
これで夏休みの宿題、提出完了ですｗ
　

　

　

ルアー

トップウォータープラグと言えばスイッシャーやノイジーなどもありますが、チニングでは基本的にペンシルかポッパーが主となります。
自分の使い分けはペンシル＝広範囲用。ポッパー＝小場所用です。
使用頻度は9割ペンシルなのですが、その中でも溺愛しているのが上の釣果の大部分を占めているレッドペッパーです。
　

往年の名作ですからバサーの方はご存知の方も多いかと思いますがレッドペッパーは一応分類としてはペンシルなのですが、自分的には別物です。

ペンシルは基本的にはロッドアクションに合わせて左右にドッグウォークするのですが、レッドペッパーは垂直姿勢から水中にダイブし、ピュンピュンと水を切り裂くようにダートします。
そして止めた瞬間に頭を水面に出し、再びアクションが加わるとピチャッと水飛沫を出してダイブします。小魚逃走アクションとはよく言ったものです。
　
つまりリアクション要素に加え、水面と水面下の両方を一度に攻められるのです。水面に出きらないチヌまで水面下で食わせられるのは強力です。
　
デメリットとしては手首が疲れるのと、水中で食うやつも多いのでガボッ！という捕食が見れないことが増えることぐらいでしょうか。　

それと、お店には置いていません。もし置いているとしてもバス用のマイクロか、メバル用のナノでしょう。チニングにおいて主力となるjrサイズはネットで購入しましょう。

つ抜けのコツ　

トップウォーターもボトムゲームも同じで、魚がいる場所に投げ続けられるか。これに尽きると思います。それに比べれば、ルアーのカラーがどうかなどは実に小さな問題です。　

ランガン派と回遊待ち派の人がいると思いますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。
ランガンは良い場所だけ撃って即移動が基本ですが、出鱈目に数撃ってもなかなか当たりませんし移動の時間もかかりますし、良い時合を逃してしまうこともあります。

回遊待ちは絶対的な経験が必要になるのと、ある程度傾向が掴めたとしても生き物相手の遊びなので、パターン化には限界があり、外す日も多いのは避けられません。決まった条件で高確率で釣れるのはよほど良い条件の所だけです。　
そこで自分の場合は「群れの位置を把握して追い続ける」ようにしています。

「ＡＢＣＤＥ」
地点Ａでアタリが出なくなったら、次に皆さんどこに投げますか？
おそらく隣の地点Ｂに、ダメなら地点Ｃに…と順に投げてみる人が多いと思います。　

私は、一気にＥに投げて、次にＣ。
その２投で調整しておいて、最後にＢかＤに投げて食わせます。

Ａ～Ｂ間は単純に物理的なポイント間の距離だけではなくて、潮や地形なども考慮した地点した物となりますので現実にはもっと複雑なんですが、上手く把握出来たら数投ごとにアタリが出続けます。
特に高梁川みたいな広い浅い変化がないフィールドは流動性が高くてすぐに魚が移動するので、これが出来るようにならないと安定して数が出せるようにはならないと思っています。メバルをやってる人は潮が読めるから得意なはず。

良かったらこちらの記事もどうぞ！