サビキは昼にやる釣り…というイメージが強いですが、むしろ夜の方がカンタンに釣れるということをご存知ですか?
- 夜=人が少ないので気を使わなくていい
- サビキ=誰でも簡単に魚がたくさん釣れる
夜のサビキ釣りは、そんな2つの要素が合わさった最強の釣りと言っても過言ではありません。
仕事帰りの2時間でサクッとお酒のツマミをゲットできることもあり、サラリーマンのお父さん方にも秘かに人気の釣りなんですよ♪
しかし夜釣りは昼とは釣り方が違うので、それを知らなければ折角の釣行が台無しになってしまうことに…。
ということで今回は夜のサビキ釣りについて分かりやすく解説!
この記事は約3分で読み終えることが出来るので、ぜひ参考にして頂いて楽しい夜釣りを満喫してください♪
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
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夜のサビキ釣りのコツ
灯りがあるポイントに行く
夜のサビキ釣りは明かりがある場所に行くのが前提です。
- 灯りにプランクトンが集まる
- それを食べる為に稚魚が集まる
- ベイトを捕食する本命の魚も集まる
という図式ですね。
漁港の常夜灯などが代表的で、強い明かりが海に差しこむので多くの魚が集まってきます。
しかしそのような場所は人気があって入れないことも多く、代わりに大きな橋や商業施設の明かりがボンヤリ効いているポイントでもOK。
集魚灯を使う
明かりがある場所は先行者がいて入れない…そんな人には集魚灯(投光器)を使うという手もあります。
地域によっては水産資源を守るために集魚灯の使用を禁じているのですが、逆を言えばそれだけよく魚が集まってくるということでもありますね。
ちなみに私が住んでいる岡山県も禁止されており、集魚灯を使っていた人が海上保安庁に捕まって罰金20万円払ったそうです。
職員の人達は船で接岸して拡声器で注意するわけではなく、車で来てそっと歩いてくるので逃げられませんよ~!
逆に集魚灯の使用が認められている県に住んでいるのなら、ぜひ利用しましょう。
バッテリーや車のシガーソケットから電源を取る本格的なタイプが多いんですが、こちらは乾電池で使えるのでお手軽ですよ♪
アジホタルを使う
「自分の地方は集魚灯は禁止かぁ…」と嘆く必要はありません!
そんな人におすすめなのがアジホタルで、コレがあると無しでは釣果が大違いですよ~。
使い方は道糸とサビキ仕掛けの間にホルダーを付けて、付属のウミホタル(発光体)を折り曲げてセットするだけ。
アジホタルは電気ウキやケミホタルと同じような扱いなので、基本的に集魚灯には含まれません。
集魚灯のような強い光はありませんが、それでも効果は絶大なので是非使ってみてください。
潮がヨレている場所
港に行くと水面にゴミが溜まっているところがあるんですが、何故そうなっているか分かりますか?
潮は足元の岸壁に沿って左右どちらかに動くので、波止の先端やコーナーなど急に地形が変わることろでは必ず潮のヨレが発生しています。
そこに流れてきたゴミが溜まる=その下にはプランクトンも溜まっているので、それを狙う魚達も集まってきているという訳ですね。
そういうポイントは昼でも一級なので普段は先行者がいるはずですが、常夜灯がなければ夜なら高確率で入れるはずですよ♪
夜光サビキを使う
釣具屋に行くと色んなタイプのサビキ仕掛けがあって迷うほどですが、この中から夜光(グロー)と書かれたタイプを選んでください。
夜光とは光を蓄えることができる素材のことで、試しに光を当ててから暗い部屋にもって行くとこのように発光します。
ちなみに人間には分からない程度でも魚たちは光をちゃんと認識しているので、毎回ヘッドライトで光を当てたりしなくても大丈夫ですよ。
ただしケイムラと書かれているタイプはダメですよ!
こちらは光を蓄えるのではなく太陽の紫外線を反射する素材なので、ほとんど紫外線が出ないLEDの光では効果は見込めません。
コマセの量は少なめ
コマセはたくさん使うほど魚がよく集まるイメージがありますが、夜は活動している魚の数自体が少ないので控えめにしましょう。
昼と同じ量を使うと魚達が早々に満腹になってしまい、むしろ逆効果なので少しずつ使うように心掛けましょう。
それで釣れなければコマセの量が足らないのではなく、そこに魚がいないと考えるべきで移動をおすすめします。
夜サビキの仕掛け
- 磯竿…2号4.5m
- リール…2500番スピニング
- 道糸…2~3号
- アジホタル
- サビキ…夜光タイプ
- カゴ…6号
全体的には昼と同じような仕掛けであり、実際昼と全く同じものでも魚を釣ることは出来ます。
しかし夜釣りでたくさん釣りたいなら、仕掛けもそれに応じて特化させるのがおすすめ。
竿は磯竿2号の4.5mがおすすめ。
夜は灯りが効いている足元付近に魚が集まるため、仕掛けを飛ばす必要が必要がないので3号など強い竿はいりません。
また夜は仕掛けが絡むなどトラブルも多く、長いほどサビきにくいので5mを超えるような竿は使いにくいのです。
リールは2500番のスピニングリールでOK。
これは夜だからといって昼と変える必要はありません。
道糸は2~3号のナイロンライン。
足元に仕掛けを落とすだけなので強度的には2号で十分ですし、とはいえ細くしたら釣果が上がる訳でもないので普段巻いている3号でも構いません。
ちょい投げなど他の釣りにも使いまわせる3号の方が汎用性があっておすすめ。
アジホタルは必須ではありませんが、使えば釣果が上がるし300円もしないのでケチる必要はありません。
青と黄色がありますがどっちも同じように釣れるので、好きな方を選べばOKです。
サビキは夜光(グロー)タイプを選びましょう。
よほど強く明かりが聞いているところは別として、夜はサビキ自体が目立ってくれないと魚に見つけてもらえません。
カゴは6号がおすすめ。
カゴには主に6号/8号/10号の3種類があり、それぞれS/M/Lとサイズ標記されていることがあります。
夜釣りではコマセの使用量が少ないのでは最小の6号でも十分。
いったん魚の食いが立てばコマセはカゴの1/4~1/5でも十分なので、アミ姫でも2時間は釣りができますよ。
釣り方
- 日付:2023/8/20
- 潮汐:中潮
- 満干:干潮19:40/満潮2:00(翌)
- 時間:20:00~23:00
この時期は日が暮れるのが遅いので、漁港の常夜灯も19:00頃からようやく付き始めます。
また常夜灯が点いてもすぐに釣れるわけではなく、アジの群れが回遊して来るまでの30分~1時間後からが本番!
クーラーボックスに座ってコーヒーでも飲んでスマホをいじり、少しゆっくりしましょう。
糸を竿のガイドに通したらサビキ仕掛けに結ぶ前に、アジホタルを間にセットしましょう。
この付属のうみホタル50を…
ケミホタルのようにバキバキッ!と指で折ったり潰したりすると発光します。
あとは付属のアジホタルホタルダーにはめ込めば完成。
上部に道糸を、下部にサビキ仕掛けをセットすれば完了です。
仕掛けを落としていくと海中でカゴからコマセが出ていきますが、明かりがあるとはいえ流石にそこまでは見えません。
よって潮が左右どちらに流れているか?流速はどれくらいか?など加味し、流されていくコマセの位置をイメージしてます。
そのイメージに同調させるようにサビキを右→左へとゆっくり竿で動かし、コマセの煙幕にサビキを入れます。
状況がよければそれだけで釣れるんですが、当日は極小の豆アジしかアタリません。
こういう時は大きめのアジは居場所をズラしている可能性が大です。
ということで位置をズラすとちょっとサイズアップ。
ポツンと常夜灯が1つだけの釣場なら、明かりのど真ん中ではなくてコマセが流れていく先の明かりと暗がりの境界も攻めてみましょう。
基本的にサイズが大きくなるほど警戒心が増すので、明かりの真下の表層にはポジションしにくくなります。
アタリが止まっても、食い気があるうちはアジは明かりの周辺からいなくはなりません。
そういう時の多くは仲間が釣られて警戒心が高まりレンジが下がっているので、サビキもタナ(水深)を下げることで再びアタリ続けます。
タナ(水深)を変えても当たらなくなったらアジが移動しましょう。
上で書いたように夜はアジの絶対数が少ないのですぐにコマセで満腹になってしまい食わなくなるのです。
広い漁港なら離れた常夜灯の下へ、もしくは別の釣場に移動しましょう。
しっかり密閉できるバケツなら車内でもコマセはこぼれませんから移動に便利ですよ。
ちなみに途中でサビキが絡まってグチャグチャにされたので、昼ならアジの鉄板であるピンクサビキに変更してみましたがアタリの数が半分以下になりました。
そして夜光(グロー)のサビキに戻すと再び連発…当日は濁りが強かったのもありますがやはり夜はグローが強いですね。
まとめ
- 明かりに餌が集まる→魚も集まる
- 集魚灯は超強力だが禁止されていないか要確認
- アジホタルを付ければ釣果アップ
- 先端やコーナーなど餌が溜まる場所も有望
- 夜は魚が少ないのでコマセは少なめにする
- 常夜灯が点いてからアジが集まるまでには30分~1時間かかる
- 明かりと暗がりの境界や深い場所を狙うとサイズアップする
- 釣れなくなったら移動する
いかがでしたでしょうか?
サビキ釣りの道具に関してはこちらの記事をどうぞ。
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