期待したほど釣れないなぁ
誰でも簡単に釣れますよ…
この記事を読めばナァ!!
「冬でも手軽に狙えるし、食べても美味しい」
そんなキャッチフレーズに興味が出て始めてみたヒイカ・エギング。
だけど思ったほど釣れなくてお困りではありませんか?
ヒイカは小さいので10杯やそこら釣れても大したオカズの量にはなりませんし。
そこで「周りも釣れてないし数が少ないんだろうな…」と自分を納得させるのは簡単なことです。
しかし残酷な事実を言わせてもらうなら、1杯でも釣れたならその一帯にいる数は100や200程度ではありません!
みんなが釣れていない中で爆釣している人を見たことがありませんか?
あれは特定の人しかできない達人技や偶然などではなく、正しい釣り方を知っていれば誰でも再現できるメソッドです。
じゃあ僕もたくさん釣れるかな?
はい、釣れますよ!
実際初心者の方でもコツさえ掴めば100は楽に超えるでしょう。
ということで今回はヒイカの釣り方「エギング編」を徹底解説!
この記事は約4分で読めるのでぜひ参考にしていただき、美味しいヒイカを釣りまくってください♪
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
「釣りの楽しさをお届けする」をモットーに、初心者の方にも分かりやすく釣りの情報を発信中!
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ヒイカエギングのポイント?
ヒイカが釣れるのは明かりが効いている周辺であり、それはエギングでも餌釣りと変わりません。
しかしいい時期になるとメジャーポイントは場所取り合戦で、思うようにポイントに入るのは難しいですよね。
そしてようやく常夜灯の下を取れた人たちは、決まって同じ間違いを犯します。
「せっかく明かりの下に入れたから粘りたい」
この考え方、アウトです。
餌釣りなら実績場所で腰をすえてやるのもアリですが、食わせ能力で劣るエギングでそれは無謀というもの。
10や20で満足できるなら話は別ですが、あなたはもっとたくさん釣りたいのでしょう?
それならエギングの圧倒的な利点である「フットワークの軽さ」を活かさないと無理です。
心配しなくてもヒイカは港内をグルグルまわっていますから、歩きながら空いている場所を投げてまわればOK。
それでも激戦区で入る場所がない…という人は昼間に行く手もありますよ。
夜より難易度は上がりますが、釣れないことはありません。
詳しくはこちらをどうぞ⇒ヒイカのデイゲームの記事を読む
まずはヒイカの群れを探そう
- 活性が高い時…明かりに入って浮きやすい
- 活性が低い時…ほどほどな光量でボトムに沈む
- 警戒心が高い時…暗がりでやや沈む
必ずではありませんが、ヒイカは状況によって定位するポジションにこのような傾向が見られます。
よって最初に群れを見つけるまでは、明かりの真ん中の表層~中層に絞ってランガンするのが効率的ですよ。
理由は以下の通り。
- 明かりの中で浮いている高活性な群れから狙うのが手っ取り早い
- 中層まで沈ませれば底から浮いてくる個体も多い
- 底や暗がりから離れない低活性な群れは優先順位が低い
他にも釣れている人達の近くに入らせてもらったり、浮いている個体を見つけたりなど方法は問わないのでまずは最初の1杯を見つけましょう。
そしていざ群れを見つけたら本腰を入れて探り、釣れなくなったらすぐ移動するのがヒイカエギングの基本です。
エギの選び方
サイズ
ヒイカ用のエギは1.5~1.8号が主流ですが、ランガン時は迷わず大きい方(1.8号)を使って下さい。
理由は大きい方がヒイカに発見されやすいから。
もちろんサイズダウンが有効なシーンはありますが「抱くか抱かないか?」という選択肢はエギを見つけた後にしか発生しません。
とはいえ2号以上になると嫌う個体も多いので、バランスを考えるとやや大きめの1.8号を使うのが無難なんですね。
また大きい方が沈下速度が速いものが多く、レンジを入れやすいので効率よく探りやすいのも理由です。
カラー
カラーは派手系と地味系の2パターンがあればOK。
実際にはイカ類は色盲なので釣り人が思っているほどカラーにこだわりません。
水色や天気うんぬんの話は釣り人がイカを擬人化しすぎている節の方が大きいのです。
しかしヒイカは色の濃淡は確実に分かっており、全くバイトがないのにカラーを変更すると連発することは珍しくありません。
つまり色そのものよりも「スレさせないためのローテーション」がカラーチェンジ本来の意味なんですね。
よってヒイカは両極端な2色があれば足ります。
沈下速度
ヒイカ用のエギはだいたい1秒あたり3.2~4.5秒で沈むものが多いです。
この沈下速度はヒイカが反応しやすいのと同時に、ロッド操作やラインテンション管理によってある程度レンジコントロールもできる汎用性が高い設定だと言えるでしょう。
しかしヒイカは表層から底までレンジが変化しますし、水深もポイントによってさまざまなので1つのタイプで全状況を攻略するのは不可能です。
- 表層付近や食い渋り対応のシャロー
- 間を埋めるためのベーシックシャロー
- 深場や潮が速い時に使いやすいディープ
- サイトフィッシング専用のサイトハンター
など色んなタイプがあります。
釣り方|基本編
サーチ
まずはベーシックタイプのエギで明かりの真ん中から探っていきます。
投げて着水したら秒数を数えて任意のレンジまで沈めますが、多くの堤防は足元から10mもないでしょうから3〜4mほど沈めればOK。
運がよければフォール中に釣れますが、そうでなければそこからアクションに入ります。
ヒイカはアオリイカのようにバシバシ!とシャクるのではなく、シェイクするか軽くチョンチョンと誘いを入れる程度で構いません。
バシバシ跳ね上げてもいいんですが、逆にエギを警戒されるので基本的には釣果が下がると思って下さい。
その後はラインを張って、ステイ(実際にはカーブフォール)でバイトを2〜3秒待ちましょう。
それで反応が無ければ少し巻き上げて同じように繰り返し、下から上に向かって探っていきます。
アプローチ
1杯目が釣れたらそこからヒントを取り出します。
中層ならそのままベーシックタイプを使えばいいですが、表層付近で食ってきたらシャロータイプに変更しましょう。
ヒイカはエギ回収時に水面直下で抱いてくることも多く、そんな状況ならシャローが無双するので交換の手間を惜しんではいけません。
逆に中層~表層にかけてアタリがないならディープタイプで一気にボトムをサーチしてください。
ヒイカ用エギの代名詞・ナオリーは目の色で沈下速度が見分けられる他、シンカー部にも刻印があるので迷うことがありません。
全層探ってもアタリがなければ明かりの外の暗がりを攻めて、それで釣れなければ歩いて他のポイントに向かいましょう。
釣り方|応用編
パターン化
目の前のポイントを「近~遠」「浅~深」「右~左」に3×3×3のキューブ状に捉えます。
そして27個のマスを1個ずつ消去法で潰していく感じ。
これは物理的な距離自体に意味があるのではなく、位置ごとに光量、流速、活性を区分けしたものです。
「明かりはほどほどでやや沈み気味、流れの中に入っている」など、釣れた位置からヒイカがどのような条件を好んでいるか=当日のパターンを探り当てるんですね。
群れがいなくなっても、条件が合うポイントに投げてまわれば必ず次の群れに出会います。
いつ来るか分からない回遊に賭けた運頼みではなく、自分から群れを追いかけること。
それが毎回安定して釣るコツです。
効率化
ヒイカが掛かったら何も考えずに取り込む人が多いですが、これは数釣り視点ではアウトです。
- リールのハンドル1回転あたりの巻上量は何cmか
- 何回リールを巻いたらヒイカは水面を割ったのか
- そこからリール何巻きで足元まで寄ってきたのか
これによってヒイカが掛かった位置までの距離と水深をほぼ正確に割り出します。
そして2投目からは群れを狙い打ち。
無意味に遠くまで投げません。
無駄に足元まで攻めもしません。
釣り上げた瞬間に外して次のキャストに移ります。
最短・最速・最大効率で群れから抜けるだけ抜く作業ですね。
ヒイカエギング用タックル
ロッドは7フィート前後が応用が効いて使いやすく、7g程度(1.8号エギのDEEP)+αまで投げられるものがベスト。
それほど飛距離は必要ないし、エギの操作も考えると強めのアジングロッドが1番向いていますね。
もちろんトラウト/メバリングロッドでもできますが、数釣りが目的なら残念ながら道具の差は出てきます。
詳しくはこちらをどうぞ⇒コルトUXの記事を読む
リールは小さくて軽いものが向いているので1000番スピニングがベスト。
許せてC2000番までで2500番以上は合わないのでおすすめしません。
ヒイカにドラグなど使わないので手頃な値段のもので大丈夫ですが、ワゴンセールの激安海外品はすぐ壊れるので手を出さない方が無難です。
コスパ重視なら長く快適に使えるでレガリスLT1000番がおすすめです。
詳しくはこちらをどうぞ⇒レガリスの記事を読む
ラインはPEの0.4号がおすすめです。
「PE0.2号で十分」とか書いている他の釣りメディアサイトも見ましたが根掛かりしたら回収できませんよ。
「エステルラインがいい」とか書いている釣りメディアサイトもありましたが、1.5号しか投げずにボトムも攻めないつもりなんでしょうか…?
ナオリー1つ1,000円もするし、ノット組み直しで時間ロスが増えるだけです。
詳しくはこちらをどうぞ⇒ボーンラッシュWX8の記事を読む
リーダーは8lb(2号)のフロロカーボンライン。
ヒイカごときに太すぎない?と思うかもしれませんが、リーダーを細くしても食いはよくなりません。
これならよほどガッツリ根掛かりしないかぎり大体回収できますし、多少傷んでも釣りの途中でノットを組み直さなくてすみます。
ヒイカ用のエギもいろいろ種類がありますが、カラーや号数が豊富なナオリーの一人勝ち状態。
ラインアップの豊富さ=戦略の幅の広さですから、迷ったらナオリーを買っておけば間違いありません。
詳しくはこちらの記事をどうぞ⇒ナオリーシリーズのまとめ記事を読む
釣行記
今年は水温が高かったおかげで冬の釣り物が遅れていました。
12月に入りようやく水温もいい感じになってきたので、もうさすがに始まっているだろうと調査を決行。
とはいえヒイカ(≒ベイカ)なんてどこでもいるので、好んで人爆有名ポイントなんて行くつもりはありません。
Googleマップとにらめっこして見つけた良さそうな釣場へ行ってみると、思った通りほとんど釣り人はいません。
この手の釣りは「人が多すぎる」なんて話も聞きますが、それはYoutubeやSNSに頼り過ぎなだけで実際にはポイントなんていくらでもあるのです。
先行者のうち1人がライトエギングをしていたのでお話を聞いてみることに。
「サッパリ釣れません」とのことですが、果たして…?
確かに群れを見つけるまでは時間がかかりましたが、そこからはシャロータイプで無双モードに突入。
200を超えたあたりから数えるのをやめましたが、300は軽く超えています。
これ以上バケツに入らないので帰りましたが、他に入れ物があれば400はいけたかもしれませんね。
途中でイージーモードが終了し見切られてる感があったので、号数を1.5に落としてベーシックシャローでフォール速度をわずかに上げて再び連発。
そこから再び反応が落ちましたがレンジは下がっていないので、サイトハンター1.3BSに変更してサイトフィッシングで丁寧に攻めて追加。
そうこうしてる間に干潮になり群れがいなくなったので、水深があるミオ筋のボトムをディープタイプで攻めると連発。
潮位が下がって一帯の群れがそこに集中していたのか、再び無双モード突入です。
そろそろ帰らないと翌日の仕事に差し支えるので、この後に解説している爆釣仕掛けで乱獲して終了。
これでしばらく食材には困りません!
爆釣仕掛け
エギングっぽくない…なんか邪道な気がする
何をあまいことを言っているのですか!
最後に反則的に強力な仕掛けをご説明しましょう。
まずリーダーを130cmほど取り、PEラインに接続します。
この時に出るリーダーの余りを切らずにスナップを結んでください。
そこにナオリーおっぱいスッテ0.8号を取り付けます。
次にノット部から約50cmの位置にスナップに結び、ナオリーおっぱいスッテ1.2号をセットしましょう。
さらに余りの先にもスナップを結び、エギを付ければ完成!
この仕掛けは約1mのレンジを一気に探れるのはもちろんですが、アピール力自体が上がるのがミソ。
隣の人の方にいるヒイカの群れがこちらに寄ってきて、たくさん人が並んでいる中で一人勝ちすることも珍しくありません。
また違うカラーを組み合わせることにより、スレさせずに釣り続けることができます。
まとめ
- 群れを探してランガンが基本
- ベーシックタイプの1.8号がサーチ向き
- 明かりの表層~中層を探るのが手っ取り早い
- エギは軽く動かして止めるだけでいい
- 釣れるレンジに適した沈下速度のエギに交換する
- 目の前のポイントを分割して釣れるパターンを割り出す
- 掛けて取り込むまでのリール巻き数で位置を把握する
- スッテで簡単爆釣仕掛け
いかがでしたでしょうか?
ヒイカエギング、めっちゃ釣れますよ♪
ナオリーシリーズのまとめ記事はこちらをどうぞ!
エギングが苦手な方は餌釣りの記事をどうぞ!
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