厳しい冬も終わりを告げ、今年もいよいよアジングシーズンが到来!
しかし産卵期のアジはどうやって釣ればいいか分からない…という方も多いのではないでしょうか?
今回はそんなあなたのために、産卵期のアジングパターンを分かりやすく解説!
ぜひこの記事を読んで大きなアジを釣りまくってください♪

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産卵期について

アジの産卵期は地域によって差があり3~7月と言われます。
ちなみに私が住んでいる岡山県では、残念ながら一部の離島を除いて春はアジはいません(笑)
ただ数年に1度、暖冬の場合は魚が抜けずに残るため、春に釣れることもあります。
余談ですが上の写真はそんな貴重な岡山の春アジ(田之浦港)なんですが、残念ながら猫にとられました。
さて岡山の沖から広島のしまなみにかけては4月中頃にアジが接岸し、5月頃から産卵が行われ、6月中旬から豆アジが見られるようになってきます。
これは日本海側の鳥取でもだいたい同じ感じですね。
産卵に加わるサイズはだいたい全長20cm ぐらいからと言われ、この時期は捌いたらお腹の中にまこや 白子が入っていることからもそれが分かります。
また産卵期は秋のように数こそ釣れないものの、良型が多いのも特徴です。
ポイントの選び方

アジは回遊魚ですから、多くの人が潮通しがよいポイントを想像するのではないでしょうか?
しかし卵を持ったアジのことを、お腹が大きくなった妊婦さんだと思ってみてください。
はたして泳ぐだけで疲れるような、潮が速い場所に留まりたがるでしょうか?
できたら 流れががゆるくて安全なところがいいに決まってますよね。
ということで 産卵期は潮がゆるい港内がおすすめです。
ただし餌を食わないと死んでしまうので、池みたいに潮が緩ければどこでもいいのかというとそうでもありません。
そこで具体的なポイントを解説すると、例えばこの港。
ここは港の奥に位置するので潮は緩いですが、上げ潮には海面がモワモワ~となります。
これは港に入ってきた潮が奥にぶつかっているためであり、勝手に餌が流れてくるということでもあるんですね。
また夏~秋にかけてのハイシーズンに豆アジがいる港であることも、手っ取り早く確実なポイント開拓のためには必要な要素です。
それさえ分かれば、後は通常通り。
夜ならその近くの常夜灯、昼ならシェードがキモとなります。
私は岸壁によってできる影を打つようにしています。
ボートの下なんかは鉄板ポイントなんですが、マナー的に狙いにくいですからね~。
釣り方

釣り方自体は他の時期とそう変わりません。
キャストして一旦底を取ってから、チョンチョンと跳ね上げてカーブフォールが基本です。
ただし産卵前はともかく、産卵真っただ中なシーズン(5月中旬)になると警戒心が高まり、あきらかにショートバイトが増えます。
というか、それ以前になかなか口を使いません。
対策としてはまず、0.5g 前後のごく軽い軽いジグヘッドでしっかり見せてやること。
ただし風や水深の影響で「ボトムが取れてるか分からない…」というぐらいなら無理をせず1.5gぐらいのジグヘッドを使った方がいいですよ。
そんな時は粘り過ぎず適度にランガンしてやる気がある個体を探しましょう。

次にラインテンションの管理。
エステルラインが前提で、アタリが分かるように張り気味に、とはいえリグが浮かないように張り過ぎず。
「そんなの当たり前だろ」と思われるかもしれませんが、 高級なタックルを使っているのにアタリが取れていない人が多いんですよ。
自信がない人はラインは緩め気味にして、ティップじゃなくてその先のラインに注目してください。
常夜灯まわりやデイゲームなら、視認性の良いラインなら見えるはず。
ラインが不自然に張ったり緩んだりしていれば、それがアタリです。

ただこの方法は風が強い日や常夜灯がない場合では使うことができません。
その場合は手に伝わる感度でショートバイトを取らないといけないので、ラインは張り気味にしておきましょう。
リーリングじゃなくて、じわ~とロッドを引いてティップにリグの重みをかけるのがコツです。
おすすめのタックル


ジグヘッドはストリームヘッドの0.3~0.8gがおすすめ。
この製品のポイントは「掛かりやすい」ではなく「吐き出しにくい」点にあり、勝手にフッキングしちゃうんです。
ちょっと軸が細くて弱いですが、アジに折られることはまずありません。
アジングの難易度を下げてくれます。

上の画像と違って申し訳ないのですが、ぶっちゃけ熟成アクアの活アジストレートが一番釣れます。
餌要素が強いので苦手な人もいると思いますけど、ボウズよりは良くないですか?
渋い産卵パターンでは頼りになりますよ!
この2つが釣果を左右するアイテムであり他の道具は適当でもいいんですが、私が使用しているものをご紹介しますと…
ロッドは極軽量ジグ単に対応したモデルなら何でもよいのですが、私はデザインとコスパでコルトUX572UL-HSを使っています。
リールは軽ければ何でもいいのでレガリスLT1000Sで十分。
ラインは0.3号のエステルラインで、感度と視認性から月下美人の鋭感1.5lbを使っています。
リーダーはフロロの3lb程度がマッチするため、しなやかさが売りのグランドマックスFX0.8号が使いやすいです。
釣行記
2024年5月
この年は暖冬で、岡山では珍しく春アジが回遊してきました。
ぜひ産卵パターンの実釣シーンをご覧ください。
いかがでしたか?
産卵後から始まる豆アジングに関してはこちらの記事をどうぞ!

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