まいどです!
ほーぷれす(@hopeless_orz)です。
派手なバイトと強烈な引きが楽しめるナマズ釣り。
ナマズの生態や食性などの基本情報から、時期別の傾向や狙い方、ナマズ釣りのタックルのご紹介など、記事にしてみました。
こんなに面白いナマズ釣り!まずは動画を見てみよう
もう見てるだけで楽しいですよね!
こんな水路、あなたの近所にもありませんか?
釣らないなんてもったいないですよ!
ナマズの種類
マナマズ
一般的にナマズと言ったらこのマナマズを指します。
この記事でナマズとして取り上げているのもこのマナマズです。
最大で70センチまで成長し、特定の地域を除くと日本の在来魚の中では生態系の頂点に立つ存在です。
沖縄を除く日本中に広く生息し、驚くほど浅く狭い場所まで入りこんでくるのでどこでも釣れるのが特徴です。
イワトコナマズ
イワトコナマズ
— バラ元 (@ykiakiahaka39) May 23, 2021
なんなら初めて見た。カッコよすぎる pic.twitter.com/kFH650o0Hd
イワトコナマズは琵琶湖、琵琶湖のすぐ傍にある余呉湖、琵琶湖水系にしか生息していない固有種です。
ナマズ類はどれも岩の隙間など暗い場所を好みますが、このイワトコナマズ(岩床鯰)は漢字が表すように、他のナマズ類よりも一層輪をかけて岩場を好む性質があります。
サイズは大きくても60cmぐらいで少し小型。
レアなナマズです。
ビワコオオナマズ
遠方から遊びに来てくれた友人をおもてなし。デイゲームにて、初めてのナマズがビワコオオナマズでM超。顎を掴んだ瞬間、みんなで叫んだ。
— ペスカトーレ中西 (@pescatore_nkns) December 27, 2021
お腹パンパンやったけど撮影中にウナギを吐き出した…じつはコレ3回目。どうやって食うとるんやろ。
ハブセン!本当におめでとう!!#ゲストの魚で振り返る2021 pic.twitter.com/2zLHcN2nwf
日本に生息するナマズ類の中では最も大きいのが特徴。
なんと最大で120センチ・体重20kgまで成長します!
イトウ・アカメに並ぶ日本3大怪魚の一角で、琵琶湖・琵琶湖水系にしか生息していません。
タニガワナマズ
旬なタニガワナマズ#2018年マイベストフィッシュを貼ってけ pic.twitter.com/oLjhmXYLMd
— t-98@生物 (@T98ver2) December 28, 2018
それまでマナマズだと思われていたのですが、2018年に新種だということが分かりました。
漢字で書くと谷川鯰でして名前が表すように河川上流域に多く、三重県・愛知県・岐阜県・静岡県・長野県・新潟県で発見されています。
特徴として他のナマズ類に比べて頭が小さく細長い体形をしており、流れが強い水域に特化して進化したことが分かります。
ナマズを知ろう!
生態
ナマズは平べったい頭と、横に長い口、2本のヒゲが特徴的です。
また鱗がない代わりに全身から分泌される粘液で体を守っています。
ニョロニョロ~っとした動きもそうですが、ウナギに近いイメージがありますよね。
ナマズは夜行性で、夜になると活発に動き回り餌を探します。
それに対して昼間はナマズの多くは岩の隙間や土管の中、水草の中など暗い場所に隠れることを好みます。
しかし全てのナマズがそうではなく、昼間に明るい場所を泳いでいる個体もしばしば目にします。
食性
稚魚の頃はミジンコなどを食べていますが、大きくなるに連れて小魚やエビ、カエル、ザリガニなどを食べるようになります。
ナマズは音に敏感で、水面を激しく叩くトップウォータールアーへの反応が極めて魚です。
しかしその一方で味蕾(みらい)という味覚を感じる器官が全身にあり、魚の切り身やレバーなどの置き餌を探すのも得意です。
味蕾は人間の場合は舌に7000個から10000個、ナマズは全身に約200,000個もあります。
産卵
ナマズの産卵期は5月~6月になります。
この時期にはオスとメスがペアでいることが多く、オスが体をくねらせながらメスに絡み産卵を促します。
3mm程度の黄色い小さな卵をウィードや川底に産み付け、3日前後で孵化します。
ナマズの分布
ここでいうナマズとはマナマズのことですが、日本・中国・朝鮮・台湾に分布しています。
ニゴイと一緒ですね!
現在は沖縄を除く日本中に広く生息していますが、元々は西日本のみに生息していました。
それが江戸時代に人間の手によって関東や東北まで生息域を広げ、大正時代に北海道にも移入されました。
ナマズのヒゲって何のためにあるの?
ナマズのヒゲって何の為にあるの?と思ったことはないでしょうか。
実は我々がヒゲと呼んでいるものはヒゲではなく、皮膚の一部です。
このヒゲは水の動きを感じ取ったり、対象物までの極理、硬さ・柔らかさなどの情報を得る為の大事な部位なのです。
デイゲームでナマズを釣っていたら、一度ヒゲでルアーを触ってからバイトしてくる姿を見ることが出来ますよ。
ナマズがいるのはこんな場所
大規模河川
当然ナマズは大河川にもいますが、フィールドが広すぎて密度が低くて居場所も絞り辛いです。
その為釣りというスタンスから考えると難易度が高いフィールドと言えるでしょう。
しかし決して狙えない訳ではありません。
急流の近くの淀み、沈み岩、瀬の下流などで狙って釣ることも可能です。
水路
このような住宅街の中を流れる水路は、ナマズ釣りにおいては最もメジャーなフィールドです。
足場がいいこともさることながら、大河川に比べるとナマズの密度が高いので釣りやすいフィールドと言えるでしょう。
バスが入っていない水路は多いですが、ナマズが入っていない水路はほとんどありません。
鯉が入っている水路には、まず間違いなくナマズはいます。
お手軽なのもいいですね。
仕事から帰った後にちょっと近所で遊び…なんてことが出来るのもナマズ釣りの醍醐味です。
池
ナマズについて調べれば河川や水路だけでなく、池にも生息しているという情報に辿り着くことでしょう。
しかしバス釣りに熱中していた頃にたくさんの池を周りましたが、止水域でナマズに出会ったことは一度もありませんでした。
釣れなかったというより、いないとだと思います。
バスと違って誰も放流しませんからね。
思うにナマズが生息していると言われる池は、魚が往来出来るぐらいの水深の水路が繋がっている池のことを言うのだと思います。
純粋な池というより、水路の一部的な感じの池ですね。
上の写真の酒津公園の池はまさにそんな感じで、ナマズもたくさん入っています。
池のナマズが釣りたいなら山間部の閉鎖水域ではなく、このような池を探しましょう。
ナマズを食べる
秀子食堂
— 食べ過ぎ🥴 (@tabesugimasita) June 27, 2020
ナマズの天ぷら定食
サクサクの衣の中身はクセの無い白身、歯が無くても噛み切れる柔らかさ👍
パートナーのピーマンの天ぶらもアクセントになって良いし仕事をしています!#春日部市#ナマズ#鯰#ネトウヨ安寧 pic.twitter.com/6F7clSWI2o
ナマズは昔から世界中で食べられてきました。
その外見からウナギをイメージする人が多いのですが、ナマズはウナギのように脂がありません。
とても淡泊な白身魚で、かば焼きやフライなどで食べられることが多いです。
私も釣ったナマズを食べてみたことがあるのですが、天ぷらと相性がいいですね!
皮がモチモチなのも良いのですが、皮に少し臭みがあったので身だけを食べました。
そこさえ解決出来れば素晴らしい食材と言えます。
綺麗な水で養殖ナマズや、専門店のような下処理技術が私にあればなぁ~
ナマズ釣りのタックル
ロッド
<<ナマズ用ロッドのポイント>>
・6フィート台半ば~7fちょいまで
・粘りがある
・バットパワーがある
フィールドにもよるのですが、以前は6フィート~6フィート6インチのベイトタックルが基本と言われていました。
その理由はナイトゲームが主である為、遠投よりも正確なキャストコントロールが求められるからです。
ナイトゲームでは昼に比べて視界が効かないので、対岸のブッシュなどに引っ掛けてしまうことが増えます。
それを防ぐためにキャスト精度の方が重要なんですね。
そしてナマズのバイトを弾きやすいようにグラス含有率が高い、粘るロッドが主流だったのです。
しかし他の釣りと同じように、ナマズゲームもまた進化します。
ナイトゲームは今でもたくさんの人が楽しんでいますが、次第にデイゲームが主流になってきたんですね。
デイゲームでは夜と違って視界がよい為、やや長めのロッドでも大丈夫。
またナマズがルアーを追尾する姿やバイトの瞬間まで見える為、釣り人側から積極的に掛けていくことが出来るようになりました。
ということで6フィート台後半にレングスアップした新生ナマンチュの69M。
カーボン含有率を高めて最新ナマズゲームに対応しています!
ライン
<<ナマズ用ラインのポイント>>
・PE3号…オープンエリア
・PE4号…基本となる太さ
・PE5号…ヘビーカバー向き
上に書いたようにナマズ釣りはナイトゲームが主体の為、対岸のブッシュやストラクチャーにルアーを引っ掛けてしまう可能性が高くなります。
そんな時にフックをひん曲げて回収できるよう太いPEラインを使用します。
ナマズ釣りにおいてはラインを細くすることによるメリットはあまりありません。
基本は4号PEとなります。
このバリバスのナマズマックスパワーはいいですよ~!
強度も強いし、トロピカルカラーで視認性はバッチリです!
リール
<<ナマズ用リールのポイント>>
・深溝スプール
・頑丈
・ハイギア
まず上で書いたようにPEの4号程度が一定量巻けないと話になりません。
ナマズ釣りに100mも投げることはありませんが、大場所では50m近く投げることもあります。
更に傷んだラインを切りながら使っていくので、80mぐらいはリールに巻いておきたいですね。
続いて大事なのは頑丈であること。
この辺は国産リールなら大丈夫でしょうが、軽量を謳い文句にしているリールは避けましょう。
ましてやベイトフィネス用リールなんて論外です。
完全な3面護岸の水路だけで釣りをする人ならギア比は問いませんが、岸沿いにブッシュがある川で釣りをすることもあるならハイギアにした方がいいです。
ナマズの引きは強く、ブッシュに巻かれると厄介です。
それらを考えると現状ベストと言えるのはダイワのタトゥーラですね。
パワーフィッシング向きのリールで糸巻量を確保しつつ値段も手頃です。
ナマズのルアー釣りにおすすめのアイテム
ナマズはバスなどと違ってフックを外しにくく、グリングリンとローリングします。
その為ナマズが可哀想なことにならないようにダブルフックがオススメ!
ちなみにナマズに対してはフックのバーブはフッキング率を落とすだけで良いことがありません。
その点でも最初からバーブレスのダブルフックは便利ですね。
夜釣りの人気が高いナマズなので、多くのルアーにはケミホテルが付けられるようになっています。
ナマズ釣りでは必須ですね!
ナマズの餌釣り
ナマズはベイトタックル+ルアーで狙うのが手軽でオススメですが、道具を集めるのはお金がかかります。
ルアー釣りは好きでもベイトタックルは苦手という人もいるでしょうし、ルアー釣りをしない人もいますよね。
ということでお持ちのスピニングタックルや、お子様用のチョイ投げ竿だって十分に楽しめるナマズの餌釣りもご紹介します。
仕掛けは簡単、上の3つだけ。
ラインにオモリを通してサルカンに結び、その先にまたラインを結んで針を結ぶだけ。
餌はサバの切り身、鳥のレバーなどがいいですね!
小さな針&小さな餌だと亀が釣れちゃうので気を付けて下さい。
ナマズが釣れる時期について
厳密には一年中狙えるのですが、一般的には3月~11月頃が釣りとして成立する時期です。
具体的に申しますと…
ナマズは6月~8月といった夏の方がナマズの活性が高くて釣りやすいです。
2時間もやればバイトが10回以上あることが多いです。
しかし春や秋でもバイトの数自体は減るものの十分に楽しめます。
バイトの数は2時間で3回~8回ぐらいで、低水温ほど少なく高水温ほど多いです。
真冬に関しては泥の中で冬眠するのですが、暖かい日が続けば泳いでいる姿を目にすることもあります。
また3面護岸の浅いではナマズが潜ることが出来ない為釣りやすいですね。
時間帯に関してはナマズは夜行性の為、季節を問わずナイトゲームが有利ですが最近流行っているのはデイゲームです。
春の時期(3月~5月)のナマズ釣り
ナマズ釣りって夏のイメージがありますよね?
しかし実際には水温はまだまだ低いというのに3月にもなるとガンガン食ってきます。
もちろんトップでも釣れるのですが、ハイシーズンに比べてバイトも控えめ。
セカンドバイトもまだまだ少ない時期。
この時期はあまりガチャガチャと騒がしいルアーは逆効果で、ポコココ…という優しい音と動きのキャタピーがオススメです。
夏の時期(6月~8月)のナマズ釣り
水温も上がってナマズ釣りが最高に盛り上がる時期です!
驚くほど浅い場所や水路の奥の奥まで入りこんで来ます。
トップウォーターへの反応は抜群によいので、それを満喫したい所。
ガチャガチャと派手なサウンドを出すノイジープラグで広く探りましょう。
でんぐりがえるは夏のナマズ用ノイジーとしてはかなり優秀!
ブレード、ペラまで兼ね備えていてアピール力は抜群な上に小技も効かせられます。
秋の時期(9月~11月)のナマズ釣り
夏に比べて活性は少し落ちるものの、まだまだナマズは元気な時期。
だんだんと下がっていく水温、ターンオーバーによる水質悪化、個体による活性の違いなど掴みどころがない時期でもあります。
この時期抜群に有効なのがスミスのナマジー。
ジョントで繋がった胴体とテール部がぶつかってサウンドアピールもするのですが、それよりも注目すべきは水面に引き波を出しつつも水を激しく動かす点です。
水面にプカプカと浮かぶノイジープラグと違って、水面~水面直下のウェイクベイトですからトップへの反応が落ち気味のナマズでもガンガン食ってきます!
あの手この手でナマズのバイトを引き出しましょう!
冬の時期(12月~2月)のナマズ釣り
冬のナマズならこんなポイント
ここは岡山県のとある水路です。
周辺にはいくつもの細い水路が張り巡らされているのですが、低水温の時期にはそれらからナマズは姿を消し、本流に集結します。
とはいえ本流筋の水路ならどこでもいいのか?というとそんな訳はありません。
この水路は写真奥の山の辺りに水門があり、そこから下流にはナマズは下っていけないのです。
よって多くのナマズがその周辺で足止めを食らうのです。
皆さんの近所にも似た状況の場所はありませんか?
水門じゃなくて堰などでも条件は同じです。
冬の時期のナマズの釣り方
低水温によりナマズの活性は低い時期。
この時期のナマズは泥に潜って冬眠するので釣るのは無理だとよく言われますが、すべてがそうではありません。
ストラクチャーの影やウィードの中でじっとしている固体もいます。
また、普段は泥の中に潜っている個体もタイミングによっては泥から出てきて捕食を行います。
しかしそのタイミングがシビア!
狙うべき時合は朝夕のマズメです。
朝マズメや夕マズメは一日の中で最も可能性が高くなる時間帯なのです。
ナマズ釣りには熱中的なファンの人達がいて、真冬でも朝夕マズメならトップウォータープラグを投げて釣る猛者もいます。
昼でも反応しない訳ではありませんが、確率が下がりますしトップにはなかなか出ません。
ただし冬のナマズは夏と違い、離れた場所から近寄ってきて食い付いてはきてくれません。
ルアーの移動距離を押さえてナマズの近くでスローに誘うことが重要です。
ストラクチャーのピンを意識!
逆を言えばトップにはなかなか時期ですが水中、とくにボトムなら冬でもナマズが釣れる確率はグッと上がりますよ。
冬の時期のナマズにオススメのルアー
冬にトップウォーターの釣りは、自分にはまだちょっと…という方にこの時期オススメなのはワームによるボトムの釣りです。
テキサスリグやライトリグでも良いのですが、アピール力と一点で誘うことを考えるとラバージグが有利。
レイドジャパンのバトルホッグとマスタージグの組み合わせは総合バランスが優れていて使いやすく、また大きなアームでアピール力抜群です。
根掛かりの可能性が少ないポイントならブラシガードを抜いて本数を減らしたり、切って長さを調整して下さいね。
また、ナマズもバスと同じで活性が低い時はリアクション要素で強引に口を使わせることが出来ます。
ワームで食わないならメタルジグが有効ですよ。
メタルマスターは水平姿勢でフォールがとてもスローなメタルジグです。
水路はせいぜい~2mぐらいしか水深がない為、フォール時間を稼げるメタルマスターは滅法強いです。
冬のデカナマズ!
背中に刻んだ無数の傷が歴戦の猛者であることを裏付ける。
一年間の集大成、あなたの実力が試される時期です!
ナマズ釣りの未来の為に…
ナマズは護岸工事などの影響から住処を失い、徐々にその数を減らしています。
バイトはたくさんあっても、実際には個体数は意外と少ないのです。
バーブレスフックで、素早くリリース。
満足したら必要以上に釣らない。
みんながそんなちょっとした心遣いが出来れば、大きな違いになると思います。
あなたの身近な水域で出来る手軽で楽しいナマズ釣り。
これから先もずっと楽しんでいけると、とってもナイスですね!
コメント
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俺の近所でスプーンで馬鹿みたいに釣れる川があるぜ!トップでもクランクでも駄目でスプーンしか釣れねえんだ!