エステルラインって色々あるな~
どれを選んだらいいのか教えて!
今やアジングにおいてエステルラインは定番となり、これなくして成り立たないほどに普及しました。
しかしエステルラインは商品によって特性に差がありすぎるため、なかなか自分に合うものに巡り合えないんですね。
でもエステルラインって高いしポンポン買って試せるものではありません…。
ということで今回は定番~最新までアジング用のエステルラインを徹底比較!
同じ号数(太さ)でも商品によって強度が違いますし、視認性や価格も変わってきます。
しなやかで扱いやすいことを売りにしているものもあれば、張りがあって感度に特化したものまで様々。
この記事を読めば大きく外すことはありませんから、最後まで読んでやってください♪
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
「釣りの楽しさをお届けする」をモットーに、初心者の方にも分かりやすく釣りの情報を発信中!
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アジング用エステルライン性能比較
ティクト ジョーカー | ティクト ジャック・ブライト | 34 ピンキー | ダイワ 月下美人TYPE-E白 | ダイワ 月下美人TYPE-E鋭感 | シマノ サイトレーザー | よつあみ D-PET | よつあみ S-PET | サンライン 鯵の糸 | サンライン 鯵の糸ナイトブルー | バリバス アジングマスター | バリバス アジングマスターレッドアイ | バリバス あじングマスターレモニー※9月発売 | ゴーセン アンサールミナシャイン | ユニチカ ライトゲームTHEアジエステル | ヤマトヨ エステルライトゲーム | |
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0.2号(lb) | 1.0 | 1.0 | 1.0 | 1.0 | 1.0 | 1.1 | 1.0 | 1.1 | 1.1 | 1.0 | 1.05 | 1.15 | 1.15 | 1.1 | 1.0 | 1.0 |
0.25号(lb) | 1.2 | 1.25 | 1.25 | 1.3 | 1.3 | 1.4 | 1.35 | 1.35 | 1.42 | 1.42 | 1.3 | 1.25 | ||||
0.3号(lb) | 1.4 | 1.4 | 1.4 | 1.5 | 1.5 | 1.5 | 1.6 | 1.7 | 1.6 | 1.6 | 1.4 | 1.75 | 1.75 | 1.6 | 1.5 | 1.4 |
0.35号(lb) | 1.75 | 1.75 | 1.8 | 1.9 | 1.85 | 1.85 | 1.75 | |||||||||
0.4号(lb) | 1.8 | 1.8 | 1.6 | 2.0 | 2.0 | 1.8 | 2.0 | 2.1 | 2.1 | 2.1 | 2.3 | 2.3 | 1.9 | 2.0 | 2.0 | |
0.5号(lb) | 2.2 | 2.2 | 2.5 | 2.5 | 2.4 | 2.4 | 2.5 | 2.6 | 2.5 | 2.5 | ||||||
0.6号(lb) | 2.3 | 3.1 | 3.0 | |||||||||||||
長さ(m) | 200 | 200 | 200 | 200 | 200 | 240 | 200 | 200 | 240 | 240 | 150 | 150 | 200 | 150 | 200 | |
中間マーク | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ✖ | ||||||||
カラー | クリア | グリーン | ピンク | 白 | 白桃 | オレンジ 蛍光グリーン | 失透ピンク | 失透グリーン | フラッシュイエロー | ナイトブルー | レッドアイ | 高発色イエロー | ピンク イエロー パール | クリア | 蛍光オレンジ | |
比重 | 1.38 | 1.38 | 1.38 | 1.38 | 1.38 | 1.41 | 1.41 | 1.38 | 1.38 | 1.35 | 1.35 | 1.41 | 1.38 | |||
定価(円) | 1,848 | 1,848 | 1,650 | 1,925 | 2,090 | 1,980 | オープン | オープン | オープン | オープン | 1,760 | 1,760 | 1,600 | オープン | 1,925 | 1,300 |
実売(円) | 1,851 | 1,523 | 1,865 | 1,441 | 1,524 | 1,585 | 1,135 | 1,120 | 1,527 | 1,434 | 927 | 1,118 | 1,205 | 1,246 | 1,658 | 999 |
「使いやすさ」部門おすすめエステルライン
最初にアジングにエステルラインを使った時、ライントラブルやアワセ切れなど使いにくさに戸惑うでしょう。
そのためエステルラインデビューは使いやすさに特化したものを選び、慣れてから硬いものを使うのが無難ですよ。
使いやすさとは具体的に言うと「しなやかさと強度」であり、リールに馴染みやすいし伸びて急な衝撃を緩和できるんですね。
おすすめはダイワの「ダイワ 月下美人 TYPE-E 白」で、軟らかめなので誰にでも扱いやすく必要な感度は確保されています。
視認性も最強クラスですし太さ(号数)も豊富なので、最初はここから始めて慣れてから硬いエステルに挑戦するといいですよ。
「感度」部門おすすめエステルライン
アジングにエステルラインを使う理由は感度の高さ以外にありませんから、慣れてきたら感度がいいものにステップアップしましょう。
感度がいい=硬質パリパリなので使いにくさもありますが、今まで気付かなかった極小バイトが取れるようになりますからね。
おすすめはダイワの「月下美人TYPE-E鋭感」で、数あるエステルラインの中でもかなり硬質で感度がよく視認性も優れているのが特徴です。
切れやすい硬質系エステルはは「丁度よい強度」を選びたくなりますが、号数(太さ)のラインナップも細かくあるのがうれしいですね。
「コスパ」部門おすすめエステルライン
エステルラインは水を吸ったり紫外線で徐々に傷んできますが、そもそも強度が低いラインなのでケチらずに巻き替えないといけません。
でも釣りはお金がかかる趣味ですし、世のお父さん方は消耗品にはなるべくお金をかけたくないですよね?(笑)
よってコスパ重視の人に私がおすすめしているのがサンラインの「鯵の糸ナイトブルー」です。
感度としなやかさのバランスがよい万人受け系のエステルラインで性能も申し分ないし、240m巻きなので80m×3回使用できるのでコスパは最強ですよ!
アジング用エステルラインおすすめ15選
ティクト ジョーカー
元祖アジング用エステルラインと言えばジョーカーというほど有名な定番商品。
ずいぶん前からあるにも関わらず完成度が高いので「これが一番!」という人もいます。
硬くて感度重視なので扱いやすくはないのですが、そのぶん張りがあって感度はいい方ですね。
ただ硬質系に多いクリアカラーなので視認性はあまりよくないし、どちらかというと中級以上の方におすすめです。
またコーティングのせいなのか滑りがあまりよくないので、飛距離がちょっと少なめ&ギギ・・・と糸鳴りがすることがありました。
決して悪いラインではありませんが釣具は後発の方が有利だし、今の時代では「これじゃないといけない感」はないなぁ…。
金額的にも高い方なので私は今は使っていません。
ティクト ジャック・ブライト
パリッとして尖ったジョーカーに対し、ジャックブライトは少ししやなかでマイルドなタイプです。
とはいえエステルらしい感度はちゃんとあるバランスが取れているラインで、視認性が高めなグリーンも好印象。
200m巻きで中間マーキングもあるのでハーフカットして2回に分けて使えます。
値段は安くも高くもなくラインナップも豊富というほどではありません。
よく言えば弱点がない、悪く言えば良いところもない…そんな特徴が乏しいのが特徴なのでTICTが好きな人にはおすすめです(笑)
34 ピンキー
こちらも昔からあるアジング用エステルラインですが、やや張りがあっていかにもエステル!という感じ。
ネットの口コミを見たら「ブチブチすぐ切れる」と書かれていましたが、確かに強度が高い方ではないものの特別弱い訳ではありませんよ。
別に悪いところがない可もなく不可もない普通のエステルなんですが、ピンクだからよく見えるかと思いきや常夜灯の下でも見えません(笑)
ダイワ 月下美人 TYPE-E 白
釣具の売上世界1のダイワが放つエステルラインで、白(ハク)はどちらかと言うと軟らかくて扱いやすい系。
でも鯵の糸(黄色の方)ほど伸びる訳ではなく、感度は平均を少し下回るくらいなので実釣には十分使えますね。
適度に伸びて扱いやすいというだけなら他にも選択肢はあるんですが、このエステルラインは商品名通りのホワイトカワーで視認性が最強!
アジングに置いて見やすいラインのアドバンテージは大きく、ワームのトレースコースが分かるので攻略イメージを落とし込みやすいのです。
これからエステルラインを使ってみたいという人に特におすすめ!
ダイワ 月下美人 TYPE-E 鋭感
鋭感は白とは対照的に打って変わって硬質系で、他の製品と比べてもパリパリに仕上がっています。
おかげで0.6g程度の極軽量ジグ単でもよく飛ぶし、風速4~5m時でも風でラインを張らせてやれば小さなバイトも伝わってきました。
これはエステルラインの短所を補う(軟らかくて扱いやすい系)のではなく、長所を伸ばす方向に特化させたエステルラインの1つの答えでしょう。
ですがメリットは裏を返せばデメリットでもあり、伸びない=衝撃吸収能力がないのでパシッ!と合わせると簡単に切れてしまいます!
ドラグはユルユルの状態から少しずつ締めてフッキングできるギリギリに調整しておくのが吉。
またラインの伸縮性の無さを補うためにしなやかなティップのロッドを使うとか、リーダーを長め(80cmくらい)に取るなどタックルバランスの調整が必要です。
リールへの馴染が悪いので巻きすぎるとライントラブルに繋がりやすく、やや少なめに巻いたりテンションを張ってから巻き始める技術も要求されるでしょう。
初心者に扱いやすいエステルラインではありませんが、使いこなせた時のメリットは計り知れません!
シマノ サイトレーザー
サイトレーザーはどっちかというと硬めのエステルラインですが、ダイワの鋭感ほどパリパリではないので、エステルラインの扱いに慣れた人が「もうちょい感度が欲しいな…」という時におすすめ。
カラーはオレンジと蛍光グリーンの2色展開ですが視認性はオレンジの方が上です。
感度は十分ですが硬めなのでライン表面がザラついてきたと感じたら早めにカットしないと肝心な時にアワセ切れを起こすので気を付けましょう。
ライントラブルの頻度は並~やや気を付けた方がいいレベルかなと。
240m巻きで黒い中間マーキングがあるので1つ買えば2~3回分巻けるのでコスパがいいのも見逃せませんね♪
よつあみ DPET AJING
トップクラスに軟らかいエステルラインで、初めて使った時は「げっ…エステルなのに伸びる!」と戸惑いました(笑)
もちろん伸びるといってもエステルラインなので必要最低限の感度はありますが、エステルラインに感度を期待してる人は選ばない方がいいかと。
ただしピンクで視認性もよく、リールへに馴染みやすく、アワセ切れも少ないといったソフト系ならではメリットがあるのも事実。
今までナイロンやフロロを使っていてエステルにステップアップしたいけど不安…そんな人でも違和感なく扱うことができますよ。
よつあみ SPET AJING
DPETがしなやか系であるのに対してSPETは硬い系ですが、特別パリパリという訳じゃなくて平均的な硬さなのでご安心を。
通常エステルラインの比重は1.38なんですがSPETは1.41なので風に強く、潮馴染みがいいので一早く海中で一直線になるので感度面も優秀。
細いラインは製品によって品質にバラつきがあるものですが、流石よつあみというか外れ製品に当たることがまずないのも安心です。
何かに特化させたというよりも平均点の高さが売りで、ネットなら価格も安めなので愛用者が多いエステルラインです。
サンライン 鯵の糸
エステルラインがアジングにまだ十分に普及しきっていなかった頃、その強度不足や扱いにくさから敬遠する人が多かったのです。
そんな中で使いやすさを全面に出して発売されたのが鯵の糸(黄色)で、この後ご紹介する鯵の糸ナイトブルーとは色だけじゃなくて性能が違いますのでお間違いなきよう。
鯵の糸はエステルラインの中ではかなり軟らかい方に分類され、よつあみのDPETよりも少しだけ張りがある程度。
そのため感度は大したことないので、接近戦や水深が浅いポイントで使うのがいいでしょう。
またエステルラインは強度不足を補うためにリーダーを組むのが必須なのですが、鯵の糸は伸びるのでリーダー無しで使うことも可能です(付けた方がいいけど)
そんなこんなで昔からアジング初心者の方に愛されてきたラインではありますが、最近は後発の月下美人TYPE-E(白)に押されています。
視認性は並ですね~。
サンライン 鯵の糸ナイトブルー
鯵の糸(黄色)を使ってるけど感度面で不満が出てきた人は、高感度な鯵の糸ナイトブルーにステップアップしましょう。
エステルらしい硬さを残しながら軟らかさも合わせ持っており、感度と使いやすさのバランスが優れた初心者~ベテランまで使えるエステルラインです。
号数(太さ)は0.2、0.25、0.3、0.35、0.4、0.5、0.6と全て揃っており、痒いところに手が届くラインナップはありがたいですよね。
またエステルラインは「硬ければ高感度だが扱いにくい」という相反する要素があるのですが、鯵の糸ナイトブルーは太さによって硬さを変えてるって知ってました?
0.2~035号は硬めで感度重視、0.4~0.6号は柔軟にしてスプールに馴染みやすくされているあたりメーカーの本気がうかがえます。
0.5~0.6号のエステルラインは意外と少なく、大物狙いのボートアジングファンは助かりますね~。
バリバス アジングマスター
パリッと感としやなかさのバランスが取れた平凡な使用感のエステルライン。
クリアなので視認性はあまりよくないので光量が少ないポイントではほとんど見えないので、どっちかというデイゲーム主体ですね。
またエステルラインにおいて0.2号と0.25号の差は結構大きいので0.2号、0.3号、0.4号の3種類しかラインナップがないのが残念。
ここまで読むとちょっと残念な印象を受けたかもしれませんが、そこはバリバスなんで品質(強度ムラ、使用感)は流石のものです。
記事を書いている現在、Amazonで1,000円を切っている点にも注目!
バリバス アジングマスターレッドアイ
バリバスが放つ扱いやすいしなやかで系のアジングマスターレッドアイ。
軟らかいと言ってもDPETや鯵の糸(黄色)よりは少し硬めでエステルっぽさがある「ほどほどにマイルドなエステルライン」と言った感じ。
リールにピッタリ巻き切れる150m巻きであること、価格が抑えめなことから「ちょっと試してみたいな…」という人におすすめ。
実際にはこの釣りは75mも巻ければ十分足りるため、2回に分けて巻くこともできるのでコスパもいいですね。
バリバス アジングマスターレモニー
2023年9月発売です。
また使用したらインプレを追記します!
…でもバリバスの新ラインが悪い訳ないんですよね~。
値段も現在Amazonで1,205円と控えめなのでメッチャ期待しています(笑)
ゴーセン アンサールミナシャイン
メーカーは感度がいいと謳っていますが、エステルラインの中では感度は悪い方です(笑)
一応エステルらしい感度は残されていますが、鯵の糸より少しマシぐらいなので感度重視で買うと失敗しますよ~。
アンサールミナシャインの強みは感度ではなく、フッキングや急な走りなど瞬間的な負荷に対して伸びて対応することでしょう。
スプールに馴染みやすく、ラインがパラパラと零れ落ちることもないので初心者の方にも扱いやすいです。
200m巻き1,246円(Amazon調べ)と割と安価で、中間に黒いマークもあるのでカットして2回巻けるのでコスパもなかなか。
またピンク、イエロー、パールと3色もあるのでタックルに好みのカラーを合わせられるのもいいですね。
集光効果のある染料が使われているので透過系のラインにしては見えやすいのも評価できますが、光量が少ない釣場ではやっぱり見えにくいなぁ~というのが正直なところ。
ぶっちゃけ視認性を重視する人なら、同じくしなやか系の月下美人Type-E(白)の方がいいですね。
強度も割と高めで号数ラインナップも豊富なので「とりあえず無難で安くて使いやすいのがいいな~」という方にはおすすめ!
ユニチカ ナイトゲームTHEアジエステル
ユニチカは少しマイナーなイメージがありますが、このナイトゲームTHEアジエスエルは性能的には申し分ありません。
世のエステルラインには大きく分けて2種類あり、「硬くて高感度」なものと「しなやかで扱いやすい」ものです。
このラインはどちらかというと高感度系に入るパリッとしたタイプですが、高感度系の中ではややマイルド寄りですね。
比重が1.41とやや高めなおかげで硬さを抑えつつも高感度な印象。
数あるエステルラインの中でも号数(太さ)に対する強度はトップクラスなので合わせ切れは明確に減るのもデカい!
つまり「感度のいいエステルラインが使いたいけど、あまりパリパリなのは怖い…」という方にベスト!
ただクリアなので視認性はあまりよくないので、光量が少ない場所でのナイトゲームではちょっと不便です。
それとお金の価値は人によって違うのですが、私の経済力では「150m巻きで1,658円(現時点Amazon調べ)という価格はどうなのかなぁ…」と感じます(笑)
いいエステルラインなので安くなってたら買いですね。
ヤマトヨ エステルライトゲーム
ヤマトヨと言えば安くて使えるリーダーなんかでも知名度がありますが、このエステルライトゲームの実売価格はなんと脅威の900円台(笑)
ただ残念なことに中間マークがないので半分に切って使いにくく、手持ちのリールの巻上量を計算しつつハンドル回転数で計算してやらないといけません。
次に特徴としては昼夜問わず視認性がいい蛍光オレンジを採用したとのことですが、暗いオレンジなので特別見えやすいというほどでもありません。
暗い場所ではシマノのサイトレーザーと同じかちょっと下かなぁ…という感じですね。
またエステル最高クラスの強度とのことですが、素材の特性的に伸びが少なく結束強度が低いのはどうしようもないので特に恩恵は感じません。
逆を言えば「安いから弱い」なんてことは全然なく「高い製品にも劣らない」とも言えます。
ちょっと硬めで感度がよく普通に使えますが、気になったのが使っているうちにギシギシ感が出てきました。
コストカットのために良いコーティング剤が使えないのかもしれません。
印象としては「安くて普通に使えるが別によくもない」「エステルを試してみたい人にはおすすめ」と言った感じでした。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
あなたにピッタリのエステルラインを見つけて、今まで釣れなかった難攻不落のアジを攻略しましょう!
アジングの釣り方に関してはこちらの記事をどうぞ!
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