ビビビームってどんな特徴があるの?
よく釣れるおすすめカラーも知りたいな
このビビビームというふざけた名前は漢字に直すと「美尾ビーム」と書きます。
奇をてらったかのようなネーミングとは裏腹に、その外観はコンパクトなパドルテールがついただけの無難なワーム。
それが私のビビビームに対する第一印象でした。
あなたもお店で見た時「ふーん」ぐらいにしか感じなかったのではないでしょうか?
しかしそこは天下のダイワ。
後に私は細部まで計算されて作られた秀逸なワームだったことを知ります。
他のワームよりも釣れるか、劣るか…使い手次第でどちらにも転ぶマニュアル的なワームと言えるでしょう。
そこで今回はビビビームを徹底レビュー!
効果的な投入シーンシーンや正しい使い方を知って、今まで逃していた魚を釣り上げましょう♪
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
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仕様
サイズ | 重量 | 入数 |
---|---|---|
1.5インチ | 0.3g | 10本 |
特徴
小型のベイトを偏食している時に効く
ビビビームは全長37mm、ボディ部20mmライトゲーム用のワームの中でも小さい部類に入ります。
とはいえいわゆるインチワームほどではなく、セミマイクロワームといった位置付けでしょうか。
小さなワームがどんな時でもよく釣れるわけではありませんが、サイズを落とさないと魚が口を使ってくれない時は間違いなくあります。
そう、アミやプランクトンを偏食している時ですね。
水面付近でピチャピチャとライズをしているのにこちらが投げたワームに見向きもしない時は、怒りでビッグベイトをぶち込みたくなった経験は誰もがお持ちでしょう。
そんな憎たらしいメバルやアジを攻略できるのがビビビームです。
飛距離が出る
そんな必要不可欠な小型ワームですが、共通する残念な弱点があります。
アミリンガー、アミアミマイクロ、アーミーベイト、メガロパ…
使ったことがある人は思い出してほしいのですが、これらを投げた時にどれだけ飛ばすことができましたか?
足元の常夜灯周りしか攻められず、ライズが起きている沖まで届かず悔しい思いをした人も多いのではないでしょうか。
ビビビームはアミ・プランクトンパターンを攻略できるよう「小型ワームと呼べる限界ギリギリ」までサイズアップ!
さらに全長に対して太いボディを採用することによって0.3gという自重を持たせ、十分な飛距離を確保させているのです。
アピール力が高い
ファットなボディには浅いリブが設けられており、それが周りの水を強く押して周りの魚にアピールします。
魚はたくさんいるのにバイトがない時に「そもそもこんな小さなワームじゃ気付いてもらえないんじゃないか?」と不安になったことはありませんか?
心配しないでください…その通りですから(笑)
シルエットは小さいままで存在感は落とさない…それがビビビームです。
操作感に優れる
小型ワームに共通する弱点として操作感が悪いことが挙げられます。
リールを巻いていても感触が伝わってこないので、どこにワームがあるのか分からないんですね。
増してやどれくらいの水深を引いてきているのか?というレンジの把握は困難になり、感触ではなく不確かなイメージの世界になってしまいます。
何やってるか分からないけど気付いたら釣れていた…そんなしょうもない釣果は素直に喜べませんよね。
ビビビームはファットなボディと浅いリブによって潮受けがよく、サイズの割にしっかりとした引き抵抗があります。
ナチュラルな波動
マイクロベイトに対応させるためにシルエットを小さく。
小さなシルエットでも気付いてもらえるように強い水押し。
それってシャッドテールでいいんじゃない?と思われた方も多いでしょう。
しかしそれで釣れるならグラスミノーSSさえあれば誰も釣果に困りませんよね。
でも実際にはそうじゃないのはあなた自身が身に染みてわかっているはず。
シャッドテールは左右にスイングしてまるで小魚のようですが、他のベイトがそんなアクションをしますか?
アジやメバルが「腹減ってるから近くに来たもの何でも食おう!」というイージーな状況では確かに関係ないでしょう。
しかしアミ、プランクトン、小イカなど特定のベイトだけを偏食している時は通用しません。
ビビビームに取り付けられた0.6mmの極薄パドルテールは極めてナチュラルな微波動を作り出し、そんな状況でも魚を連れてきてくれます。
バイト時間が長い
ビビビームはコアに高濃度な集魚剤が練り込まれています。
カラーによってイカとエビがあるのですが私の経験ではアジにはイカ、メバルにはエビが強い感じ。
ただでさえ一口でパクッとイケてしまうサイズなのにこれは卑怯では?という気もしますが、一匹で多く釣れるようにという開発者には頭が下がります。
おかげでバイトしてから口を離すまでの時間が長くフッキングは良好。
ビビビームを使うとグイグイ引っ張り続けるアタリが増えました。
高強度
小さなワームを使う上で避けては通れないのがフグとの戦い。
その可愛らしい外見とは裏腹に奴らは大きなワームにすらガジガジと嚙みついてきます。
その破壊力の前にワームが無残な姿にされることは日常茶飯事。
ましてやビビビワームのサイズでは一口でやられるんじゃないか?と心配な人も多いでしょう。
しかしビビビームは高耐久素材を使用しておりフグ相手にも相当戦えます。
いやむしろフグ用に使えると言っても過言ではありません。
付け方
そんな丈夫なビビビームですがその耐久性と引き換えに弱点があります。
それは月下美人シリーズに共通する針の刺しにくさ。
こればかりはあきらめるしかない…と思いきや、ダイワの開発陣も頑張ったようです。
ビビビームにはスリットが設けられており、ここから針を抜くことによってそこそこキレイにセットが可能。
通常の塩ビ素材のワームほどではありませんが、月下美人シリーズにしてはマシな方だと言えるでしょう。
ジグヘッドのノーマルセッティング。
基本的にはこの状態で使います。
今度は縦差し。
ベイトが沈んでいる時にはこちらの方が沈下速度が速くなります。
写真は#8のジグヘッドですが、もう一回り小さい#10がピッタリですよ。
おすすめカラー
もちろんどのカラーでも釣れないことはないんですが、ビビビームの特性が生きるのはアミやプランクトンといった小型のベイトを捕食している時です。
そこでおすすめは粒アミ、ブルードットグロー、オレンジドットグローの3色。
アミが寄りやすい常夜灯周りでは粒アミに入っているレッドフレークが赤く光るアミの目を忠実に再現します。
それって人間側のイメージじゃない?と思われそうですが、机上の空論じゃなくて実際に効果を感じるんですよね。
磯や闇波止など灯りがない場所ではフレークだけでは反射できる光自体がないため、点で発光するブルードットグローとオレンジドットグローが強いですよ。
極み
ビビビームにはノーマルとは違う極みという特別なモデルがありますが違いをご存知でしょうか?
極みには内側のコアだけでなく外側にも集魚剤が練り込まれているんです。
アミノXといって複数のアミノ酸類が含まれており、これはフカセ釣りの集魚剤にも用いられるほど強力なもの。
もはや鬼畜の所業としか言いようがありません。
価格は1パック10本入で定価500円(税別)→550円(税別)と1割増しになっています。
ふざけたことにオニギリの具材みたいなカラー名になっております。
カラーはどれもフレークが入った透過系ですが、微弱グローのゆかりがほどよいアピールで万能です。
まとめ
- 全長37mm、ボディ20mmというコンパクトなサイズ
- ボディは太くて0.3gの自重があり飛距離、アピール力高め
- 潮受けがいいので操作感がいい
- 0.6mm薄型パドルはナチュラルなアクションでスレに強い
- コアに集魚剤が練り込まれていてバイト時間が長い
- エラストマー素材で強度は抜群
- スリットがあってフックを刺しやすい
- おすすめカラーはアミの目を演出できる粒アミとドットグロー
- 極みモデルは値段1割アップで集魚剤が外側にも練り込まれている
- 極みモデルのおすすめカラーは微弱グローで万能なゆかり
いかがでしたでしょうか?
ビビビームはアミ、プランクトン、小イカを偏食しているメバルやアジには外せません。
是非使ってみてくださいね!
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