月下美人ジグヘッドの一覧！それぞれの比較や使用法

釣具の売上世界一をほこるダイワのライトゲームブランド「月下美人」

でもジグヘッドの種類が多すぎて把握できない…。

そんなあなたの為に、今回は月下美人のジグヘッドを徹底レビュー！

• メバル用なの？
• アジング用なの？
• フックサイズは？
• どんな時に使うのがオススメ？

そんなあなたの疑問にお答えします！

この記事を読んで楽しいライトゲームを満喫しましょう♪

月下美人SWライトジグヘッドSS

概要

インプレ

色んな種類のジグヘッドが存在する月下美人シリーズにおいて、もっとも基本となるのが月下美人SWライトジグヘッドSS！

ヘッドは低重心ラウンド形状なのでレンジキープ力に優れ、狙った水深を引いてくるのに適しています。

まず鉛製のためフォール速度もほどほどで、水受け面積が広いので操作感(水の抵抗感)もマル！

水面から1m、2m、3m…と水中をイメージするのが容易なので、初心者の人にありがちな「何やってるかよく分からない」を解決してくれます。

またフックはフッ素メッキ加工（通称サクサス）されており、針先の鋭さと錆び対策を高次元で両立。

あとジグヘッドのアイが小さいと夜はラインを結ぶのに苦労しませんか？

私は視力が0.3と悪いのですが、ラインアイが広いので結ぶのも楽ちん！

もちろんメバリングだけじゃなくてアジングにもOKと弱点らしい弱点がないジグヘッド。

困ったら取り合えずこれを投げておきましょう的な存在ですね。

また通常のピンクヘッド以外にもホワイトヘッド＆アカラメバージョンが販売されています。

こちらはなんとレッドグロー！

水中で赤く発光するという珍しいシロモノです。

　

赤い光は魚を警戒させにくいのでスレ気味のメジャーポイントだけど適度に目立たせたい…そんな釣り人のワガママを叶えてくれます。

ラインナップ

重量(g)	#10	#8	#6	#4	入数（本）	定価（円）
0.5	○	○	－	－	4	360
1.0	○	○	○	－	4	360
1.5	○	○	○	○	4	360
2.0	○	○	○	○	4	360
2.5	－	○	○	○	4	360
3.0	－	○	○	○	4	360

重量(g)	#10	#8	#6	#4	入数（本）	定価（円）
0.5	○	○	－	－	4	360
1.0	○	○	○	－	4	360
1.5	○	○	○	○	4	360
2.0	○	○	○	○	4	360
2.5	－	○	○	○	4	360
3.0	－	○	○	○	4	360

メバリング用の要となるジグヘッドだけに、基本となる1.0gと1.5ｇは必ず持っておきたいですね。

フックサイズは#8が標準です。

TG月下美人SWライトジグヘッドSS

概要

インプレ

鉛の比重が約11なのに対し、TG=タングステンは約18。

同じ重量ならこちらの方がヘッドがコンパクトになるのですが、本来ライトゲームにおいてタングステンヘッドはそれほどメリットはありません。

なぜなら鉛製に比べてストンと速く落ちるために食わせにくく、ヘッド部が小さいので水を受けにくい＝操作感が下がるからです。

じゃあなんで月下美人シリーズにはタングステンのジグヘッドが存在するの？ということになりますが、これじゃないと攻略できないシーンがあるからに他なりません。

１つめのメリットは風に強いこと。

1g前後という非常に軽いジグヘッドを投げるライトゲームでは風は大敵。

そんな中ではそもそもジグヘッドを魚がいる場所まで投げることができません。

そこで高比重なタングステン製のヘッドにすることによってジグヘッドのサイズを下げ、風の影響を低減するというわけです。

特に冬は西からの強風が強く、釣り場が向かい風になることも多いでしょう。

追い風になるポイントなら問題ないですが、釣り人も集中します(笑)

ヘッドが小さいってことは風も受けないけど潮も受けないんでしょ。

…と思いましたよね？

しかし天下のダイワ様は私たちが思いつくことなんて想定済み。

リールを巻いたら前方にあるカップによって、ジグヘッドがしっかり水を受けることが可能です。

風対策と潮受けというのは相反する要素ですが、そこはデザインの勝利という訳ですね。

2つめのメリットは深場を攻めやすいこと。

上で書いたようにフォールが速いということは魚に食わせにくい一面がありますが、そのぶん着底が分かりやすいのです。

「あれ？いつの間に底についてたんだ？」って経験はありませんか？

それはつまり魚からのアタリも逃していますし、底を引きずっているわけですから根掛かりも増えちゃいますよ～。

ディープエリアの攻略にはタングステンのジグヘッドは欠かせません。

TG月下美人SWライトジグヘッドSSで他の人が敬遠しがちなポイントを攻略してみませんか？

ウハウハな釣果に恵まれるかもしれませんよ！

ラインナップ

重量(g)	#10	#8	#6	#4	入数（本）	定価（円）
0.5	○	○	－	－	3	380
0.75	○	○	－	－	3	410
1.0	○	○	○	－	3	430
1.5	○	○	○	－	3	480
2.0	－	○	○	○	3	530
2.5	－	○	○	○	3	580
3.0	－	○	○	○	3	630

たくさん種類がありますが、私のオススメは2.0g。

基本となる鉛製ジグヘッド1.5gで届かないor沈まないシーンで応用力が高い重量です。

月下美人ダーティングジグヘッドSS

概要

インプレ

こちらは月下美人の新作ジグヘッドで、ダートアクションに特化したもの。

ダートというのはロッドでチョンチョンとアクションをつけることで、ジグヘッドが左右ジグザグに跳ね上がることでワインドとも言われます。

普通に巻いても食わない魚を反射食いさせるテクニックであり、釣り人が多いメジャーポイントやワームが見破られやすい日中にとても有効ですよ。

そんなダート用ジグヘッドですが、色んなメーカーから様々なものが販売されています。

これだけ充実しているのに今さら新しいものは必要ないでしょ…そう思いませんか？

しかし灯台下暗し！

各メーカーが差別化のために工夫を凝らしていることによって、逆にド真ん中ストレートなダート用ジグヘッドがなかったんですよ(笑)

• シンプルな三角形状
• 塗装されたヘッド
• 大型ラインアイ
• 細軸フッ素加工フック

この月下美人ダーティングジグヘッグSS、全てのダート用ジグヘッドのスタンダードと言ってもいいでしょう。

余計なことせず、シンプルにこういうのが欲しかったんですよ(笑)

かんじんのダート性能は文句なし！

その秘密はヘッド形状だけでなく、やや下向きに取り付けられているフックの角度にあります。

ロッドアクションを加えたらジグヘッドは斜め上に跳ね上がりますが、その際にこの角度によってワームが水の抵抗を受けにくくなります。

抵抗を受けにくい＝ジグヘッドにブレーキがかからないので跳ね上げた勢いで左右どちらかにかっ飛ぶ訳ですね。

ストレートポイントのサクサスフックですから刺さりは抜群で、悪いところが見当たりません。

ラインナップ

重量(g)	#10	#8	#6	#4	入数（本）	定価（円）
0.8	○	○	－	－	4	380
1.0	○	○	－	－	4	380
1.5	－	○	○	－	4	380
2.0	－	○	○	－	4	380
2.5	－	○	○	－	4	380
3.0	－	－	○	○	4	380

誤解を恐れずに言うなら私は2.5～3gをオススメします。

ダート用ジグヘッドを使わないといけない時＝普通にやっても食わない時ですから、基本的には魚の活性が低い。

そういう時は魚はある程度水深がある場所に沈んでいることが多いので、必然的にボトム（底）ワインドが有効になってくるからです。

特にアフター（産卵後）のメバリングではディープの攻略がキモになってきますからこの釣り方は極めて有効！

でも水深7～10mの深場になってくると2.5～3gぐらいないと着底がつかめないので、こういう釣りが難しくなってしまうんですね。

あと遠投して本流をボトムワインドで攻めるのは大物の夢がありますよ(笑)

月下美人アジングジグヘッド

概要

インプレ

ここまでに解説した月下美人シリーズのジグヘッドはどれもメバル・アジ両方狙えますが、どちらかというとメバリング向きでした。

それに対してこれから説明していくのはアジング向きになりますが、もちろんメバリングにも使えるものです。

あなたが行く釣り場でどっちがメインターゲットになるかで選ぶとよいでしょう。

さてこの月下美人アジングヘッドですが、これまたスタンダードな形状に仕上がっています。

まず一番最初に目がいくのはなんといってもこのフックですね。

針先が外側を向いているオープンゲイプと言われるタイプで、アジングの王道的な形状。

上で解説したメバル向けのジグヘッド類はいずれもストレートでしたから、そこがまず大きく違います。

アジングは向こうアワセではなく、アタリがあったら即座にこちらから掛けにいく攻撃的スタイルの釣り。

アワセが遅れるとアジが反転した時にフックが口側面の薄皮にかかり、そこが千切れてバラしてしまうんです。

でもアタリの瞬間をとらえてバシッ！と合わせると硬い上顎にかかって外れない。

現在のアジングはそんな考え方から成り立っており、その為に掛かり重視のオープンゲイプが主流ということなんですね。

そしてアジに有効とされる金針仕様！

金は濁りや曇りの日に強くそれ単体の煌めきだけでもアジが釣れると言われ、昔からアジ用の針で標準的に使われてきました。

実際のところはアジにしか分かりませんが、古くから実績があることと反射光によるフラッシングがあるのは事実。

そしてこのジグヘッドで全国でアジがバンバン釣られていることから、ダイワがサクサスを封印してまで金メッキ仕様にしたのは正しい判断だったのでしょう。

…と考察はここまでにして実際の使用感を。

この日は雨の後で濁りが入っていたんですが、他のアジンガーもいる中で私にアタリが集中しました。

使っているワームはお互い同じような大きさのストレート形状だったため、金針＆大きなリアルアイのアピール効果はあったと言えます。

またヘッド底面がこのようにフラットになっているので水をしっかり受けるので、自重に対してフォールが遅め。

そのためアジングに多いフォールで食わせるシーンでは抜群によく釣れますね！

紛れもなくアジング用ジグヘッドのスタンダードと言ってよいでしょう。

ビギナーさんからベテランまで満足できる完成度の高い一品です。

ラインナップ

重量(g)	#12	#10	#8	入数（本）	定価（円）
0.5	○	○	○	4	360
0.8	○	○	○	4	360
1.0	○	○	○	4	360
1.3	○	○	○	4	360
1.5	○	○	○	4	360
2.0	－	○	○	4	360
2.5	－	○	○	4	360

オススメは1g。

アジングは基本的に常夜灯下での釣りですから、メバリングのように遠投しません。

むしろふっくりフォールさせて食わせる方がいいので1gの使用頻度は高いですよ。

月下美人アジングジグヘッドTG

概要

インプレ

鉛製の1.6倍程度の比重のタングステン素材だから、同じ重量でもワンサイズ小さいのが特徴です。

上で”アジングはそれほど飛距離を必要としない”と書きましたが、それは基本的なシーンの話。

やはり風が強い時など、重めのジグヘッドが使いたくなる時はあるんです。

そんな時単純に1g→2gにジグヘッドを重くするのも1つの手でしょう。

しかし高比重なタングステンにすることによって、重量増加を最低限に抑えながら強風の中でも投げることができるんですね。

アジングシーズンともなれば条件のいいポイントは釣り人だらけで平日だって入れません。

しかし他の釣り人が避けるような向かい風になるポイント、釣りをお休みするような強風の日は別です。

フォール速度が速くてアジに食わせにくい一面がある高比重なタングステンですが、そういう条件を克服するには外せません。

悪条件で人が入っていないポイントこそ魚がよく釣れるんですよね。

またタングステンは高比重なので、同じ重量の鉛製ジグヘッドに比べてフォールが速くなりがち。

そうなるとアジのバイトも減ってしますのですが、ヘッド部にある潮受けカップがまた優秀なのです。

ここで水を受けた抵抗によって、ジグヘッドがストンと落ちるのを軽減してくれてるんですね。

もちろんこちらもアジに効く金針仕様＆上顎に即掛けするためのオープンゲイプ。

これ以上どこを改善したらよいのか分からないスペックですね。

ラインナップ

重量(g)	#12	#10	#8	入数（本）	定価（円）
0.5	○	○	－	3	380
0.75	○	○	○	3	410
1.0	○	○	○	3	430
1.5	○	○	○	3	480
2.0	－	○	○	3	530
2.5	－	○	○	3	580
3.0	－	○	○	3	630

たくさん種類がありますが、私のオススメは1.5g。

風が強いけどアジの食いを落としたくない…そんな状況を打開するのにちょうどよい重量です。

月下美人SWライトジグヘッドSS極み

概要

インプレ

なんと1インチの以下のワームもセットできる超小型のジグヘッドです！

どんなシーンで使うの？というと、もちろん豆アジ（15cm以下）専用です。

そりゃ25cmくらいのアジがバンバン釣れたらいいんですけど、そうもいきませんよね。

ポイントによっては豆アジしかいない地域もあるでしょう。

ひと昔前はこんなに小さなジグヘッドなんてなかったんですがいい時代になりましたね。

一般的にライトゲームに使用される#8と極みの#14を比べた写真。

ヘッドは極小ですがアイは大きいのでライン結びが楽です。

黒い塗装に金のラメが入ってちょいアピール強め。

口の小さいターゲットを釣るための約3.5mmのゲイプ幅。

針先はストレートになっており魚の口中に入るのを邪魔しません。

サクサス（フッ素加工）で刺さり抜群の超細軸！

これで豆アジをたくさん釣ってアジフライや南蛮漬けにしたら美味しいですよ～！

ちなみに私が住んでる岡山はアジが少ないので、このフックでママカリやヒラを釣っています。

他にもイワシなど狙えますし、色んなターゲットが釣れる可能性がありますね。

ラインナップ

重量(g)	#14	#12	入数（本）	定価（円）
0.3	○	○	4	430
0.6	○	○	4	430
0.9	○	○	4	430
1.2	○	○	4	430

私が私用しているのは#14の0.6gです。

せっかくなら極小＆軽量に舵を切って、今まであきらめていた難攻不落のターゲットを攻略すると楽しいですよ♪

ジグヘッド用便利ツール

月下美人ランガンケース

月下美人シリーズにはジグヘッドを収納する専用ケースがあります。

一番人気はBタイプですね。

予備の新品ジグヘッドはもちろん、ワームを装着した状態でもキレイに整理して収納できる優れものです。

これがあれば釣りの効率が上がりますよ！

月下美人ナインスナップ

どれも完成度が高い月下美人シリーズのジグヘッドですが、残念ながら多くの人がその性能を活かしきれていません。

それを簡単に解決してくれるアイテムが月下美人ナインスナップです。

そもそもルアーフィッシングというのは状況に応じて最適なルアーを使い分ける遊びです。

だからジグヘッドの交換をサボるのは本末転倒と言えます…とはいえ確かに面倒ですよね(笑)

ジグヘッド交換＝結び直すたびにリーダーが短くなっていくのも精神的によろしくありません。

指のかじかむ寒空の下、しかも強風が吹いていたらリーダー組み直すのも一苦労じゃないですか？

それらによって時間をロスしてチャンスタイムを逃しているのも事実…悩ましいですね。

そこで月下美人ナインスナップを使えばリーダーを切ることなくジグヘッドの取り外しが可能になります。

さらに見逃せない効果がもう一つ！

アイに直接ラインを結ぶのに比べ、スナップを経由するとジグヘッドの自由度が高くなるんです。

それによってジグヘッドやワームのアクションを最大限に活かせるんですね。

安いものですから使わない理由がありません。

まとめ

まとめるとこんな感じですね。

月下美人シリーズのジグヘッド全てに言えることですが、他社の一部のように特殊な形状を売りにしたものではなく至って普通の形状です。

いわば基本性能を高めたスタンダード・ジグヘッド。

それが私の感想です。

今回ご紹介したジグヘッドを使い分けることができれば大抵のシーンで魚を釣ることができますよ。

メバルの釣り方に関してはこちらの記事をどうぞ。