最高のバーサタイルロッドと言われるツララのグリッサンド77がインクスレーベルとのコンボでkonbe(コンベ)として生まれ変わりました!
でも実際どうなのか?気になる人も多いはず。
それではインプレをどうぞ!
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
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まずグリッサンドのコンセプトを知ろう
ツララの名竿と言われるグリッサンド。
「グリッサンド」とは高音域と低音域をスムーズに移行する音楽用語だそうです。
釣りに置き換えるなら小場所から大場所、小物から大物、ピン狙いからオープンウォーターまでこれ1本で色んなことをやろうという汎用性のことで、性能では専用ロッドには敵いませんが様々な釣りに使えます。
ツララはグリッサンドを旅に持っていくことを強く想定しているんだそうです。
私は貧乏なので家から下道1時間ぐらいの場所しか行きませんけど。
ガソリン代がかかるので…w
多ピースロッドやパックロッドのような携帯性はありませんが、そのぶん大物がかかっても大丈夫なバットジョイント。
魚種によって複数モデルのラインナップがありますが、長さも小場所にはちょっと長くて大場所にはちょっと短い感じ。
何か中途半端なロッドだな~
中途半端=バーサタイルなのです。
特にソルトの岸釣りはタックルを何本もガチャガチャと持ち歩けるものではないので汎用性も大事な要素。
何かが特別に優れている訳ではない。
けど特別悪い所もないオール60点…それがバーサタイルロッド。
そんな中でツララのグリッサンドが名竿と言われるのは、オール75点という全ての平均点が高いのが理由です。
スペシャルではなくスーパーなロッドという訳ですね~。
コンベとオリジナルの違いを確認!
72
グリッサンド72はシーバスのウェーディングに中心を置きながら、淡水の小場所やライトジギングなどでの使用も想定して作られています。 7フィート2インチという長さは野池や水路のバス釣りでも使いやすい長さの限界。 プラグの巻物はもちろんですが、グリッサンド72はティップが結構強いのでテキサスリグ、ラバージグなどの打ち物にも対応します。 そしてここからがグリッサンドの真骨頂! ラインを太くすれば2オンスクラスのビッグベイトまで投げられます! ソルトでは72の取り回しの良さはウェーディングだけなく、都市部の運河などでもとても使いやすいですね。 また、40gまでのメタルジグを使ったボートでのライトジギングなどにも最適です。
<<72オリジナル>>
●全長:7フィート2インチ
●タイプ:バットジョイント2Piece
●アクション:レギュラー
●仕舞寸法:180cm
●リアグリップ長:32.5cm
●自重:170g
●ライン:ナイロン・フロロ16lb、PE2号まで
●キャストウェイト:1.8~45g
Prine:税別価格42,800円 税込み価格47,080円
<<72コンベ>>
●全長:7フィート2インチ
●タイプ:センターカット 2Piece
●ジョイント:スピゴットフェルール(印籠継ぎ)
●仕舞寸法:113cm
●リアグリップ長:36cm
●自重:164g ※サンプル数値
●ライン PE2号、リーダー30lbまで
●キャストウェイト:5~40g
Price: 税別価格 50,800円 税込み価格 55,880円
77
グリッサンド77は72に続いて発売された「何でもロッド第二弾」です。 72よりも5インチ(12.7cm)長くなり、ティップはややしなやかになりました。 このしなやかさにより、72よりも軽量ルアーの遠投や操作性に磨きがかかりました。 77はバス・ナマズ・ニゴイ・本流トラウト・シーバス・サバ・根魚など、日本のルアー釣りの対象魚のほとんどをカバーしてしまいます。 72が大物を釣るのに有利なのに対し、77は逆に小さい魚への視野を広げて汎用性をさらに高めたモデルな訳ですね。 小さい魚を視野に入れたといっても、4kgから6kgまでの青物まで普通に狙えるほど強いのですけど。 ティップが72に比べて弱くなったといっても、それでもメタルジグの操作性をキープする為の張りはちゃんと残していますのでオフショアもOKで、人気度では72を上回ります。
<<77オリジナル>>
●全長:7フィート7インチ
●タイプ:バットジョイント2Piece
●アクション:レギュラー
●仕舞寸法:183cm
●リアグリップ長:30.5cm
●自重:175g
●ライン:ナイロン・フロロ16lb、PE2号まで
●キャストウェイト:1.8~45g
Prine:税別価格42,800円 税込み価格47,080円
<<77 コンベ>>
●全長:7フィート7インチ
●タイプ:センターカット 2Piece
●ジョイント:スピゴットフェルール(印籠継ぎ)
●仕舞寸法:120cm
●リアグリップ長:34cm
●自重:170g ※サンプル数値
●ライン PE1.5号、リーダー24lbまで
●キャストウェイト:3~30g
Price:税別価格 51,100円 税込み価格 56,210円
コンベってどういう意味?
コンベってどういう意味なんだろう…?
皆さんはコンベって何のことか気になりませんでしたか?
私は気になってしょうがありませんでした。
自分が使ってる竿の名前の意味が分からないのは嫌なのです。
そこで私は考えました。
そうだ、レオンさんに聞いてみよう!
インクスレーベル代表、このロッドを監修したLEONさんは釣りの神様とでも言うべき存在。
今年で御年73歳ですが若々しく、釣りはもちろん色んなことに博識で、とはいえ私達のような一般人にもちゃんと接してくれる人。
ありがたいことに「質問箱」というサービスを使って匿名からの質問に対して一つずつ丁寧に答えてくれるのです。
今思えばなんということをしてしまったのか…
私はこともあろうか、レオンさんにカマをかけてしまったのです。
壮大な大地…?
民族の中の優位的な…?
歴史…荒地…作物…
もう自分でも何を言ってるか、訳が分かりませんでした。
これが低学歴な私に思いつく限りの奥深そうな言葉だったのです。
しかし…
な、なぜ当たる……?!
ということでkonbe=コンベとは優位的な位置で支配する竿という意味です!!
罪悪感でいっぱいです…
匿名で安全な場所から訳の分からないことを書く。
我ながら恐るべき卑怯者です。
レオンさん、すいません…!
グリッサンド77konbeのインプレ
竿袋
竿袋はこんな感じ。
ブランクカラーに合わせてダークグリーンでインクスのロゴが追加されています。
両端はマジックテープで留められるようになっていますね。
カッコイイ!
グリップ
グリップエンドは頑丈そうな硬質プラスチックで出来ています。
ここは地面に立てた時に傷が入る部分なので、これで良しです。
リールシートにはツララのロゴがちゃんと入っています。
集積コルクとEVAの組み合わせがちょっとイカつくてカッコイイですね!
反対側には「Ford Every Stream」と書かれています。
「全ての川を渡る」という意味です。
英語が読めないのでグーグルで翻訳しました。
ブランク
ではいよいよブランクのインプレをしていきます。
バット部はこのように、大物と対峙した土岐にブランクを掴んでも滑らないように加工が施されています。
私が住んでいる岡山ではエイとボラぐらいにしか使う事はないかもしれません。
ガイド
センターカット2ピースと並ぶコンベの特徴であるストローガイドセッティング。
バット側の最初のガイドでですが、大変小さいのが分かりますか?
ティップ側のブランク。
バット側も足すと、ロッド全体としてはガイドが15個もあります。
グリッサンド77コンベの付属品
フェルールワックスとタックルエリクサーがついて来ます!
決して安いロッドではありませんが、その分大切に末永く使いたいものです。
グリッサンド77konbeの保証
こちらがグリッサンド77コンベの保証内容になります。
修理は一ヶ所に限り1回、免責26,400円です。
グリッサンドはコンベになって何が変わった?
携帯性アップ
当然ですがセンターカット2ピース化が一番の違いですよね。
バス釣りしてる人なら1ピースに違和感はないでしょうが、2ピースに慣れているソルトアングラーは受け入れられない人もいるでしょう。
仕舞寸法はコンベ72が113cm、コンベ77が120cmと大幅に短くなりました。
車に積めるかどうかの問題だけではありません。
バイク釣行、自転車釣行、電車釣行…
2ピース化によって、そういう人達にも寄り添える竿になりました。
konbeにはスピゴットフェルール(印籠継ぎ)が採用されています。
主にハイエンドクラスのロッドに採用されることが多い継ぎ方で、見た目がスッキリしていて竿の曲がりを妨げない方法です。
美しい緑のブランク
インクスレーベルのロッドのブランクカラーはレオンさんが好きなグリーンで、コンベもそれを踏襲しています。
写真じゃちょっと分かりにくいですよね。
すいません。
風耐性アップ
ストローガイドセッティング
前田製作所によるPE専用ガイドセッティングでいわゆる小径多点配置ガイドのことです。
釣りにおいて無風状態というのはあまりなく、張りがなく比重が軽いPEラインはキャスト時に風の影響を強く受けます。
その為リールから放出されるライン(ループ)がブランクを叩いてしまったり、リールとガイド、ガイドとガイドの間でラインが暴れてガイドフレームに当って抵抗となり、ルアーの飛距離が落ちてしまうのです。
そこで小径のバットガイドで一気にラインを絞り込んでおいて、その後は小径ガイドの多点配置で風の影響を抑える…ということです。
この方法だとPEに比べて張りが強いナイロンラインやフロロラインだと小径バットガイドの抵抗が強すぎるのですが、PEは張りがないのでそんなに大した抵抗にはなりません。
この辺がPEライン専用と言われる所以ですね。
更にグリッサンド77コンベはバットセクション側のガイド2つ、ティップセクション側の元から3つのガイドは逆付けにされています。
径が小さく足が高いガイドを逆向きに取り付けることによって、ガイドフレームよりもリングを手前に持っていきブランクやガイドフレームにラインを干渉させない訳ですね。
これによって糸抜け向上!
シュワ~っと抵抗感なくスムーズにラインが出ていきます!
じゃあトップガイド以外全部逆向きにすればいいんじゃねーの?
…というとそういう訳でもありません。
ループ収束前は効果がありますが、ティップに近づきガイド径が小さくなるほどループの暴れは減りますので逆向きの意味は薄れていきます。
それどころかガイドには傾斜があり本来の向きで使用することで性能が発揮できるように設計されているので無駄な逆付けは逆効果です。
実際ガイド逆付けを採用しているロッドの多くがバットガイドに限定していることや、グリッサンド77コンベもティップ側10個は順付けであることにもそれは見て取れます。
コンベの逆付け個数の設定に関しては設計者の腕の見せ所、と言った所でしょう。
ティップの張りが強くなった
これインクスレーベルのHPには載ってませんが、実はオリジナルに比べてコンベはティップにやや張りを持たせています。
感度やロックフィッシュ適性が上がり、よりソルトの釣り人の好みに合うように調整された訳ですね~。
グリッサンド72 & 77コンベの入手法
コンベはWeb限定予約オーダー企画の為、アマゾン等では買えません。
購入する為にはインクスレーベルのHPから予約して下さい。
ただしこんなご時世ですから今の所次回生産は未定のようです。
結論、コンベは買いか?
つまらない答えですいませんw
ただやはりそこに尽きるかと。
1ピースに近いスムーズなパワー伝達ではオリジナルのバットジョイントに分があるでしょう。
と言ってもコンベも意図的に継部が分かるような曲げ方をしない限り、使用中に2ピースであることを感じることはないと思いますが。
後は価格の問題ですね。
ストローガイドセッティングということもあり、コンベはオリジナルに比べて1万弱値段が上がります。
その2つを許容出来るならコンベはオススメですよ!
良かったらこちらの記事もどうぞ!
コメント
コメント一覧 (2件)
ガイドが逆についてるメリットデメリットはどこにまとめてあるの?
匿名さん、こんにちは!
まとめると書いてましたが、あれは嘘です。
というのは冗談で忘れていました、すいません!
記事一つ書くのに4~5時間はかかってるんで、眠かったので勘弁して下さいW
記事の方に追記しておきましたのでまた読んでやって下さいね~