まいどです!
ほーぷれす(@hopeless_orz)です。
一年の中で最も簡単にシーバスが釣れるバチ抜けパターン。
シーバスが好きな人ならこの時期はソワソワしますよねw
でもバチ抜けとはどこででも起きる訳ではありません。
岡山県内のバチが抜けるポイントの一覧を載せておきました。
他の地域に住んでいる人達にも
「あ、こういう場所でバチが抜けるんだ」
という参考にして頂けるかと思います。
その他岡山のバチ抜けの時期や釣り方、タックルなどもまとめておりますので最後まで読んでくれると嬉しいです!
倉敷市のバチ抜けポイント
玉島港
倉敷方面で一番の有名なバチ抜けポイントは玉島港ですよね!
バチ抜けの時期になると多くの人が訪れます。
バチ自体は玉島全体で抜けるのですが、特に多いのが湾奥となります。
玉島港の奥には里見川と溜川の2本の川が繋がっていてどちら側の水門でもバチは抜けるのですが、特に有望なのは里見川側の水門です。
里見川の水門近くは、バチ抜けの数時間前になるとズラッと橋の上に路駐してみんなが釣りを始めます。
おかげで近所から苦情が来たようで警察も出動しております。
たとえ遠くても、車を停めていい場所から歩いて行くようにしましょう!
溜川側はバチも少なめ&電線や係留ロープがあって釣りがしにくいのも不人気の理由でしょう。
高梁川中電排水口
高梁川も当然バチは抜けます。
しかし玉島港と違ってとにかく広い!
その為バチを目視は出来ません。
しかしやはり淡水が流れ込む周辺では確実にバチは抜けています。
中電の排水口から排水されている時はそのど真ん中ではなく、周辺の流れが緩い辺りを広く狙うのが吉です。
呼松港
呼松の湾奥の水門もバチが抜けます。
ただ玉島港ほどのポテンシャルはありませんし、釣りが出来るのは2人かせいぜい3人まで…といった感じ。
係留ロープなんかもありますし足場も限られますが、その分釣り人も少ないので早めの時間に行けば場所は確保できるでしょう。
岡山市のバチ抜けポイント
児島湾締切堤防は岡山では湯梅内バチ抜けポイントですよね。
ただ足場が高いので、大きなシーバスがかかると抜き上げられなくて困っている人もいます。
干潮時は下に降りていけるんですが、バチ抜けは満潮時ですからね~…。
タモは長めの物を準備していきましょう。
北側の敷石護岸一帯でも釣れますよ。
旭川大橋
旭川大橋の下もバチ抜け有望ポイントです。
港に小さな常夜灯があるのでその周りにバチが集まる他、橋の明かりも有望です。
その分人も多いのは難点ですが、橋の下に先行者がいてもあきらめる必要はありません。
バチが下流に流されていくので岡港大橋下まで釣り下りならが狙うことが出来ます。
児島湾大橋
児島湾大橋の周りも明かりが効いているのでバチ抜け有望ポイントです。
バチが抜ける満潮前後は下の敷石は水没する為、護岸の上から釣りをする形になります。
その為長めのタモを準備していった方がいいですね。
ちなみにオススメなのは少し北側にある三蟠港。
ここには南側の波止に小さな常夜灯があり、ここが確保出来れば釣果は固いです。
人気ポイントなので早めの時間から入るようにしましょう。
笠岡市のバチ抜けポイント
今立川河口
今立川は笠岡市を流れる小さな川ですが、ここの河口でもバチが抜けます。
ただ釣り場に入れるのは1人~2人なので、遠くからわざわざ笠岡に来たのにぃ~!と嘆く方も結構いるようですw
一応東側の大島川の河口でもバチは抜けますが、そちらは数が少ないですね。
寺間水門
今立川に入れなかった人はここに行きましょう。
寺間水門は笠岡の有名シーバスポイントで、バチも抜けます。
水門付近が最も有望ですが、全体的にバチは抜けるのでどこでも可能性はあります。
釣り場は割と広いのでここなら竿を振ることは出来るでしょう。
瀬戸内市のバチ抜けポイント
永安橋
永安橋も岡山市方面に住む人にとってはかかせないバチ抜けポイントですね。
惜しいのは西側(西大寺側)は立入禁止になってしまったことです。
西側も釣れるんですけどね~…。
よって釣りが出来るのは東側に限定されるのですが、橋のすぐ近くの明かりが効いている所が一番狙い目です。
その代わり人も多いので、空いてなければもう少し下流側でもバチは抜けているので大丈夫です。
乙子水門
永安橋に比べ、早めの時間に行けば場所取りしやすいのがここ。
小場所ですが横にある小さな港の波止には常夜灯があり、ここが狙い目となります。
おさらい!バチ抜けとは?
バチ抜けとは大潮周りの満潮時にゴカイ類が底から抜けて浮いてきて繁殖行動を行うことを言います。
大量のゴカイが水面でウネウネと動いているので、知らない方からしたら気持ち悪い光景かもしれません。
しかし産卵を終えて戻ってきたばかりの体力の無いシーバスにとっては、バチは簡単に捕食できるご馳走なのです。
まぁ栄養はそんなに無さそうですが。
ちなみにイワシの群れが入ってきた時などはそれにシーバスも付いてくるんですが、残念ながらバチ自体にはシーバスを接岸させるほどの集魚力はありません。
ですのでバチが抜けている=シーバスが釣れるではなく、シーバスが産卵から戻ってきているエリアでバチが抜ける=釣りやすい…というものですので、そこをお忘れなく。
バチが抜けているからとそこに固執している人もいますが、シーバスが戻ってきていないならどうにもなりませんよ~。
岡山県のバチ抜けの時期
バチ抜けが起きるタイミングってエリアによって全然違うの知ってました?
東京など関東地方では1月にはバチが抜けます。
それに対して大阪など関西地方や日本海側に関しては5月でも抜けます。
ネットで適当に検索したり雑誌を読んで
「そうか!」
と思ってもあなたが住んでいる地域では全然当てはまらないこともありますから気を付けて下さいね。
さてここからが本題。
ここ岡山県を中心として、西の広島県側の福山市~東の兵庫県側の赤穂市にかけてのバチ抜けは1月から3月の大潮の満潮前後に起きます。
厳密に言うと大潮以外でもバチは抜けますし、4月になってもバチは抜けます。
しかしバチ抜けパターンが成立するほどたくさん抜けるのは上記のタイミングという訳です。
例外として大潮後の中潮初日はなかなか大目に抜けます。
バチ抜けはポイントが限定されるので釣り人のポイント争いが激しく、あえて大潮の日を避けてその後の中潮に行く人だっているんですよ。
ただタイミング的には深夜0時~1時とかなり遅くなってしまいますけど。
中でも最も熱いのが2月中旬~3月後半の大潮です。
このタイミングではバチが抜けるポイントに上記のタイミングで行けば、水面をウニョウニョとたくさんのバチが泳いでいることでしょう。
といっても10年ほど前には1月でもバチ抜けでいい思いが出来てたんですよ。
それがだんだんとタイミングが遅くなってきたのです。
どういうことかというと、水温の上昇によりシーバスの産卵が遅れるようになったのです。
以前は年末にはアフター個体が帰ってきていたのですが、最近では2月中旬頃に帰ってくる感じ。
もちろんもっと早く帰ってくる個体もいるんですが、数が減りましたねぇ。
これはシーバスに限らずメバルなどでも実感しており、岡山の海が変わってきている証拠です。
もっと細かく言うと、岡山周辺に限定してもタイミングがエリアによって変わります。
1つの目安ですが西側の広島県の福山市から倉敷市にかけて早く始まり(2月前半)、2週間後の大潮で岡山市から兵庫県側の赤穂市でも始まる傾向があります。
西から東へ…という感じですね。
これも水温の問題でしょう。
岡山県のバチ抜けの時間帯
バチ抜けは大潮の満潮前後2時間に起きますので、時間帯としては23時~1時くらいのタイミングになります。
つまり必ず深夜という訳です。
この時間帯は車のドアの開け閉め一つにも気を使って下さい。
釣場の近くに家がある人に迷惑がかかりますからね。
ましてや連日のようにたくさんの釣り人がうるさいと、気性が激しい人だったら怒ってくるかもしれません。
場合によっては市に文句をつけてそこが釣り禁止になるかもしれません。
岡山のバチ抜けに有効なルアー
鉄板はやはり細身のシンキングペンシルですね。マニック、にょろにょろ、エリア10、カームなど色々あります。
「細身のルアーなら何でも良い」という方もおられますしそれも一理あるのですが、とはいえやはりシーバス。
バチ抜けパターンとはいえちょっとしたことで反応に違いが出ることもあります。
ということでカラー、動き、サイズ、沈下速度などの違いで数種類もっていくのが良いでしょう。
とりあえず以下は抑えておくことをオススメします。
岡山でバチ抜けを攻略するコツ
最後に岡山のバチ抜け攻略のコツを書きます。
常夜灯がない場所に行く
まずバチは明かりに寄る習性があります。
その為上でご紹介したような常夜灯ポイントが取れれば確かにベストなんですが、そういう場所は間違いなく人が多いです。
早めの時間に行かないとポイントを抑えることは至難の業でしょう。
早めの時間に行ってもポイントが空いてないこともあります…。
ということで常夜灯にこだわりすぎるとそもそも釣りができません。
またあまりにもバチが抜けすぎているとその中の1つのルアーにバイトさせることは困難なので、とにかくバチが多ければよいというものでもありません。
ということでオススメは釣り人が群がっている常夜灯周りから少し離れた暗がりですね。
こういう所でもバチはちゃんと抜けています。
町の明かりなどボンヤリと明かりが効いていたら可能性はかなり高いです。
河川なら下流で待ち構えるのも手
旭川大橋や永安橋など明かりが強いポイントに釣り人も集まりますが、その下流側で流されてくるバチを狙っているシーバスもいます。
港と違って河川なら下げの潮が効きやすいので、満潮から下げに切り替わったらチャンス大!
みんなより下流側の潮が当たるポイントで投げてみましょう。
上手くいけば下げに入ってから3時間近く経っても釣れることがあります。
底バチを狙え!
バチ=表層というイメージがありますが、水面にバチが見えなくてもあきらめ必要はありません。
水面をゆっくり引けるルアーが多いのですが中には沈みが速い物もあります。
そういったルアーを上手く使うことで長い時間バチ抜けを楽しむことは可能です。
例えば満潮の1時間前だとまだバチは全然見当たらないかもしれませんが、底付近では結構バチがいるんです。
いわゆる底バチなんですが、上手く沈みが速いルアーを使って底をトレースすることでバイトが連発することもあります。
同じく満潮から時間が経つと目視出来るバチの数は減りますが、同じように底付近にはまだ残っていることが多いんですね。
良い時間を開拓にまわせ!
バチ抜けは限られた時間帯しか盛大には起きないので、いったん入ったポイントに固執したい気持ちは分かります。
逆を言えば決まったポイントにしか行かないと、ずっと釣果の向上は見込めません。
限られた時間だからこそ開拓に費やすことで、あなただけのポイントを見つけられるかもしれません。
一度いい場所を発見してしまえば、毎年一人で楽しみ続けることが出来ます。
開拓も遊びの一つと割り切って、バチ抜けポイントを探してみませんか?
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