ARスピナーって色んなシリーズがあるけど何が違うの?
この十数年ミノーを筆頭とした高性能なトラウトルアーが次々と世に出てきました。
そんな中でデメリットが目立ちやすいスピナーの使い手は減っていき、今はコアなアングラーが一部使うだけになっていったのです。
そうただ一つ…AR-Sを除いては。
ということで今回はAR-S(エーアールスピナー)を徹底解説!
キングオブスピナーことAR-Sとは如何なるものなのか?
種類、人気カラー、海でのインプレ、ストレスなく使える改造など分かりやすく書きました。
この記事を読んであなたもAR-Sを使いこなし、爆釣を味わいましょう♪
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
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評判・口コミ
ARスピナー無双 pic.twitter.com/ZUc7G4aVAi
— ほーじ (@ijohpng) May 16, 2021
至高のベイトチャミングロッドに仕上がった。鱗付がオイカワというのが非常に良い。
— Hiro (@Hiro_MHworks) December 10, 2021
ARスピナーが優秀なんだろうな。 pic.twitter.com/YkG8uZsXqI
夕方30分だけカワムツ狙い🐟
— kikuchi@渓流 高2 (@ChfXWN9pzff0DkP) August 8, 2022
ARスピナー強すぎ😂 pic.twitter.com/3GFXOkKSgE
真昼間。ドクリア。何もできなくなってぼーっとしながら巻いてたらウィードの中からバス湧いてきてあむって食べた笑#SMITH #ARスピナー #芦ノ湖 #バス釣り#huercojp #FF500_5c pic.twitter.com/QkLAGcTizF
— 杉岡 (@sugioka_doto) October 9, 2020
3週間ぶりのお魚!
— ゆるっ釣り39🦞🌱 (@yurutturi) August 22, 2021
ストローエビとARスピナーで。 pic.twitter.com/gg4oHohocJ
一般的にこの手のルアーはヤマメ、アマゴ、イワナ、ニジマスなど渓流魚に使われることがほとんどですよね。
ですがAR-Sスピナーの釣れっぷりは魚種を選びません。
オイカワ、カワムツ、バス、ナマズ、ニゴイ…見ているだけで楽しくなってきますね♪
パッケージ
パッケージはこんな感じ。
目立つ色なので釣具屋のトラウトコーナーにいけばすぐに分かるでしょう。
特徴
糸ヨレが少ない
スピナーというジャンルがあまり使われなくなったのはどうしてかご存知ですか?
それはクレビスというパーツを介して取り付けられたブレードが、本体を貫通しているワイヤーにを中心回って糸がヨレるからです。
ましてや細糸なら猶更のことで、渓流の釣りにおいてこれは大きなデメリット。
しかしAR-Sはインターラインと呼ばれるタイプで、ブレードに開いている穴に直接ワイヤーが通っています。
それによってシャフトとブレードの接点が一ヶ所だけなので、ブレードの回転による遠心力がシャフトに加わりにくいんですね。
さらにシャフトはスイベルと一体型になっているので糸ヨレを極限まで抑えられるようになっています。
レスポンスが高い
クレビスを介してブレードが取り付けられているスピナーはしっかり水圧を与えないとブレードが回転してくれません。
そのため着水から動き始めるまでにどうしてもロスが生まれてしまいます。
しかしインラインスピナーはシャフトのアイとブレードが一直線上にあるので水を掴みやすく、使ってみると巻き抵抗が強いと感じる人が多いはず。
AR-Sのブレードはシャフトが通っている周辺がくぼんでいるので更に水受け効率がよく、その薄さも相まって着水直後から脅威の立ち上がり性能を見せてくれます。
アクションが安定
AR-Sのボディはこのように低重心になっています。
ということはグルグル回ることがないのでアクションが破綻しにくいんですね。
ダートアクション
AR-Sは巻いて使うだけでなくトゥイッチにも対応しています。
ロッドで瞬間的にアクションを加えるとブレードが水の抵抗から逃げようとして斜めにスライドするんですね。
通常のスピナーでは起こせないイレギュラーアクションが起こせるため、巻いても食わない魚を釣ることができます。
フォールアクション
インラインブレードによってスライドするのはトゥイッチだけでなくフォール時も同様。
後ろにスライドしながら落ちる(キックバック)のも他のスピナーには真似ができない芸当ですね。
ラインナップ
AR-Sトラウトモデル
重量 | ブレード | ボディ | フック | スプリットリング |
---|---|---|---|---|
1.6g | #1 | 9mm | トレブル#12 | ✖ |
2.1g | #2 | 10mm | トレブル#12 | ✖ |
3.5g | #3 | 14mm | トレブル#10 | ✖ |
4.5g | #3P | 17mm | トレブル#10 | ✖ |
6.0g | #3P | 18mm | トレブル#10 | ○ |
トラウトモデルはAR-Sの基本となるシリーズ。
1.6g~6.0gといった幅広いラインナップなので渓流~本流まで広く活躍します。
もちろん海で使えますよ!
トラウトモデルトリックカラー
重量 | ブレード | ボディ | フック | スプリットリング |
---|---|---|---|---|
2.1g | #2 | 10mm | トレブル#12 | ✖ |
3.5g | #3 | 14mm | トレブル#10 | ✖ |
4.5g | #3P | 17mm | トレブル#10 | ✖ |
トラウトモデルトリックカラーはカラーによるアピール効果を狙ったモデル。
具体的にはブレードにV字でドットが刻まれていることや、2トーンボディ、カラービーズ仕様になっています。
シェル
重量 | ブレード | ボディ | フック | スプリットリング |
---|---|---|---|---|
2.1g | #2 | 10mm | トレブル#12 | ✖ |
3.5g | #3 | 14mm | トレブル#10 | ✖ |
シェルはアワビ貼りボディのモデル。
アワビの何とも言えない輝きはトラウト界では昔から有効とされてきました。
ゴールドやシルバーほどギラギラしておらず、天然素材にしか生み出せない絶妙なカラーと言えるでしょう。
トラウトモデルSH
重量 | ブレード | ボディ | フック | スプリットリング |
---|---|---|---|---|
1.5g | #1 | 9mm | シングル#8BL | ○ |
2.0g | #2 | 10mm | シングル#8BL | ○ |
トラウトモデルSHは1.5g&2.0gという軽量なラインナップ。
もちろん渓流で使うこともできますが、シングルフックがセットされておりエリアに特化したモデルと言えます。
バスモデル
重量 | ブレード | ボディ | フック | スプリットリング |
---|---|---|---|---|
7g | ST-36BC#6 | ○ |
バスモデルはその名の通りブラックバス用のモデル。
AR-Sの中でも一風変わった外観をしており、タコベイトみたいなラバーが付いています。
7gと全シリーズ中もっとも重く、ベイトタックルでもキャストできるのはうれしいですね。
ただメーカーは「ピッチング&フォールでカバー周りにも使えます!」といってますが、すぐ根掛かりするのでやめときましょう(笑)
バイブレーションを投げるのと同じようなポイントで使うことをオススメしますよ。
バス釣りでスピナーを使ってる人はほとんどいないのでバスもスレていないのでサクッと釣れることも。
人気カラー
トラウトモデル
人気…14.RSFR
アカキンは渓流に留まらず川釣りの定番カラー。
ヤワメ、アマゴ、イワナ、ニジマス、ウグイ、ハス、カワムツ、ニゴイなど魚種も選びません。
人気カラーなので売り切れていることも多いですが、在庫があれば是非もっておきたいですね。
トリックカラー
人気…02.TSPP
トリックカラーはフラッシングで食わせる攻めのシリーズ。
ということでその特徴を最大限に活かすのがこのカラーです。
勘違いしてる人も多いんですが、フラッシングはゴールドよりもシルバーの方が強いとご存知でしょうか?
更に水中で目立つホワイト&ピンクの組み合わせです。
シェル
人気…04.G/ABK
ブラックはアワビカラーでは外せない定番。
地味なのか派手なのかよく分からない、捉えようのないカラーでどんな状況でも使えます。
トラウトモデルSH
人気…23.MCB
ブロンズブレード&ブラウンカラーの地味な組み合わせですが、スレたエリアでは抜群に効きますよ。
もともとAR-Sスピナーはアピールが強いのでこれぐらいでちょうどいいんです。
バスモデル
人気…05.CRW
全カラー中唯一のゴールドブレードを使用しているのがこのカラー。
他のカラーブレードももちろん悪くはないのですが、せっかくスピナーをバス釣りに使うのならフラッシング効果は欲しいですよね。
海で使ってみた
AR-Sはスピナーというジャンル上、飛距離の面で他のルアーに比べて劣ります。
ということで海で使う場合、遠投がいらないシーンが前提ですね。
逆を言えば近距離戦で事足りるなら、他のルアーでは釣れない個体がアタックしてくることも。
チヌは浅場に多い、フラッシングが効く、上から落ちてる来るものに弱い…とAR-Sの性能がフルに活かせます!
AR-Sはシーバスにも使えます。
私がAR-Sをシーバスに使うシーンは2つあり、1つは港湾の外灯の周り。
灯りにベイトやシーバスが寄ってきているので飛距離はそんなにいりません。
また私が住んでいる岡山では早春や秋口にベイトがシャローに追いやられてボイルが起きることがあります。
ミノーやシンペンを投げても無反応なのにAR-Sでバッコバコに釣れてビックリしました(笑)
AR-Sの欠点と改善策
フック
AR-Sに最初からセットされているフックは細軸なのですぐ曲がるのですが、本体にスプリットリングが付いていないのでフック交換ができません。
岩に当たれば針先なんてすぐ鈍ってしまいますし、錆びることだってあるでしょう。
普通に考えれば分かることなのに何故こんなことになったのか?
実はABUのドロッペンやダイワが輸入しているブレットンなど歴史あるスピナーはみんなそうなんです。
※後発の6.0g、SH、バスモデルではスプリットリングが付いています。
ということで最初からついているフックの交換方法のご説明…と言ってもそのまんまですが、ニッパーでフックのアイを切断しましょう。
#0のスプリットリングを取り付けたら、後はお好みのフックを付ければOK!
通常はトレブルフックでいいですが、夏に浅い瀬を攻める時はシングルフックにすると根掛かりが減りますよ♪
塗装
AR-Sの塗装は弱めなので岩にぶつけたらすぐに剥がれてしまいます。
そこで使う前に釣り用アロンアルファでコートしちゃいましょう。
無色透明・低粘度で、固まっても白濁化しないのでオススメですよ。
ボディ以外の場所には接着剤が付かないように気を付けてください。
まとめ
- 糸ヨレが少ない
- ブレードのレスポンスが高い
- アクションが安定している
- トリックカラー…カラーアピール
- シェル…アワビ貼り
- SH…エリア用
- バスモデル…7gのラバーモデル
いかがでしたでしょうか?
AR-Sを使っても色んな魚種を釣りまくりましょう!
ARスピナーに負けない人気を誇るシルバークリークスピナーに関してはこちらをどうぞ!
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