梅雨メバルを狙ってるんだけど釣れないんだよなぁ…
ポイントとか釣り方とかコツがあるの?
冬~春のメバルとは全然違います!
楽しかったメバル釣りもそろそろ終盤に差し掛かり、残念だけど次シーズンまでおあずけ…な~んて思うのはまだ早いッ!
メバルは一般般的にオフシーズンである夏を迎える前に、華々しく最後の盛り上がりを見せるのをご存知でしょうか?
それこそがよく言われる梅雨メバルなんですが、その辺で適当にピュッと投げてグルグルッと巻いて釣れるほど簡単ではなく私もずいぶんと辛酸をなめさせられたものでした。
でもそれは梅雨メバルが難しいというよりも、ハイシーズンとはポイントも釣り方も違っていたからなんですね。
ということで今回は梅雨メバルの釣り方を徹底解説!
この記事は約3分で読み終えることができるので、ぜひ参考にしてください♪
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
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梅雨こそメバルのハイシーズン
メバルというと冬~早春の釣りイメージがありますが、実は産卵後は痩せており一番美味しくない時期だって知っていました?
水温が低い時期は釣りのターゲットが少ないのでメバルが流行っているだけ…そう、メバルを美味いと喜んでいたあなたはまだメバルの本当の美味さを知らないのです!
産卵から回復し餌を食べてたっぷりと脂をつけた梅雨のメバルはまさに絶品で、引きも強くて病み付きになっちゃいますよ~!
だから本当にメバルが好きなベテラン勢達にとっては梅雨こそメバルのハイシーズンなのです。
さぁそれでは真のラスボス・梅雨メバルについて学んでいきましょうか!
メバルと水温の関係
実際には産卵やベイト(餌)の関係で食いはずいぶん変わってくるんですけど、メバルは冷水性の魚であり適水温は14℃を基準として12~16℃くらいと言われます。
ただメバルの釣れ具合と水温は必ずしも一致するわけではなく、例えば3月はまだまだ低水温ですがメバルの餌になるキビナゴやハクが増えるので大変よく釣れるハイシーズン。
また水温が高くなるとメバルが適水温を求めて沖の深場に移動するので、岸周辺に居残る個体は減ってしまうというのは事実です。
梅雨のキーとなる要素
この記事を書く前に梅雨メバルについて検索してみたところ、多くのサイトでは「雨によって水温が下がってメバルの活性が上がる」と、つまり水温がキーであると解説していました。
でも2021年の岡山の梅雨入り(5/12)~梅雨明けは(7/13)は約17~24℃まで順調に水温が上がっており、メバルの適水温から大きく外れてしまっています。
これならさっさと適水温のエリアに移動すべきであり、梅雨にメバルの食いがよくなる理由にはなっていませんよね。
また岡山でバリバリ適水温(13℃)である4月後半からメバルの数が減り始めるのことや、東京湾のハイシーズンが5月になってからである説明にもなっていません。
以上のことから他のサイトの方達には失礼ですがハッキリと異論を唱えさせて頂きますと、梅雨メバル最大のキーは水温による活性の変化ではなくベイトです。
ちなみに岡山では4月後半からアミが減ってそれに連動してメバルが減り、東京湾はカタクチイワシなど小魚系のベイトが増えます。
梅雨に釣れるポイント
ワンド
(※地図は実際のポイントではありません)
水温が高い時期は潮通しがよくて藻が多いポイントがいい…そんなイメージがありませんでしたか?
そんな風に解説しているHPも多く、私もそうだろうな~と思っていたのでずいぶん遠回りをしてしまいました。
それも1つの正解なんですが、意外と梅雨メバルは潮が緩いポイントで釣れるんですよ。
ハイシーズンで鉄板の潮通しがいいポイントは完全に終わっていたのに、ほとんど水が動かないワンドの奥で良型が連発した時は私も驚きました(笑)
もちろん釣ったメバルを持ち帰って胃の中を調べたのですがメインはなんとバチ!
7月といっても全てのメバルが沖に落ちるわけではなく、磯に残っている定着性の強い個体説が有力です。
港内
(※地図は実際のポイントではありません)
この時期に港内の水面でピチャピチャッやってたらほとんどの人はセイゴだと見逃しますが、実はそれがデカメバルの群れだったりするんですよ。
もちろんこちらもキープして数年に渡り胃の中を見ていますが、メインベイトはハク(ボラの子)でした。
完全にベイト付きの付き居残り組ですね。
当潮
(※地図は実際のポイントではありません)
ようやく夏らしい潮が速いポイントの解説となりますが、これは渡船を利用しないと厳しいかと思います。
ジカタの潮通しのいいエリアもメッチャ通ったんですが、波止は潮が左右に流れるだけだし地磯は強い当潮は期待できません。
地図のように島じゃなくて海に浮かんでる岩みたいところがよく、特に大型船が通ったら一発で波にさらわれそうなところが最高ですね(笑)
胃の中は小魚~プランクトンまで五目で、流されてきたベイトを何でも食ってる感じ。
梅雨パターンの釣り方
ここまで読んで頂いてお分かり頂けたと思いますが、メバルには梅雨特有のパターンなんてものはなく小魚かアミ・プランクトンに合わせるだけで年間通して変わりません。
バチパターンではワンドの出入り口を結ぶ線から潮が動かなくなる奥まで流すので、フロートを使うことが前提にはなります。
ほとんど潮が動かないから回収するか…みたいなところでバイトが連発することも多いので、繰り返しますが最後まで流しきってください。
ちなみに集魚成分(味・ニオイ)で食わせるタイプのワームが圧倒的に強いです。
ハクパターンでは通常のメバリングと同じ感覚で投げて巻けば釣れますが、梅雨は表層から底までまんべんなく釣れてしまうので絞りにくいのが難しいところですね。
1.0~2.0g程度のジグヘッドと組み合わせてリトリーブするだけでOKですが、それで食わないならたまに誘いを入れてやりましょう。
この時期はメバルがいないのか、いるけど食わないのか不安になると思うので最初っから熟成アクアを使うことをおすすめしますよ。
梅雨メバル実釣
- 6月前半
- 満月の大潮
- 岡山県の地磯
バチを食っている磯の梅雨メバルは潮が緩いワンドが好き…そうは書いたものの、全体の潮が緩い小潮周りでは群れの位置がボヤけるので大潮を選んでの釣行です。
沖は川のごとく流れてはいますが、私が降り立ったワンドは地磯の間にある小さな砂浜になっており流れはごく弱い。
ワンドの出口を結ぶ線上にFタイプのフロートリグを投げると、徐々に潮でワンド奥へと流されていきます。
10秒…20秒…30秒…余計な糸フケを取って張らず緩めずの状態で流し続ける。
40秒…50秒…60秒…もう流れがほとんどない状態で、普通のメバリングならとっくに回収しているはず。
…クッ(アタリ)
バシッ!(アワセ)
ギュイ~ン!(引き)
小魚を食ってる個体と違ってバイトは小さいのですが、掛けたら小チヌか?というぐらいに走るんですよね(笑)
最初に食ってきた奴が最大の26.5cmで、その後は16~22cmがポロポロ釣れて終了。
まとめ
- ベイトが多い場所=梅雨メバルのポイント
- ベイトの種類は地域によって異なる
- 磯のバチパターン…フロートリグををワンドの入り口から奥まで流しきる
- 港内のハクパターン…表層から底までジグヘッドリグを巻き、たまに誘いを入れる
- 梅雨時期はワームの自発的アクションよりも集魚剤(味・ニオイ)が大切
いかがでしたでしょうか?
一年でもっとも引きが強くて美味しい梅雨メバルを釣りまくってください!
メバルの釣り方に関してはこちらの記事をどうぞ。
コメント
コメント一覧 (2件)
サノヤス梅雨メバルってワームでできます?
そこはやってみたことがありませんので何とも言えませんね~
ぜひやってみて教えてください♪