アタリはあるんだけどなぁ~
豆アジングって割と難しいね…
アジの魚影は地域によって大きな差がありまして、私が住んでいる岡山県も実に厳しいエリアです。
しかし(海さえあれば)誰もがアジングを楽しめる時期があります…そう、初夏~秋にかけての豆アジですよ!
豆アジングは言葉の響きとは裏腹にがゲーム性が高く、専用アイテムもたくさん発売されベテラン勢までハマるという流行っぷり。
ということで今回は豆アジングについて徹底解説!
この記事は約3分で読み終えることができるので、ぜひ豆アジ攻略にお役立てください♪
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
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実釣
岡山県某所。
よほどのパラダイスは別として、アジングでマストと言われる「潮通しがいい&常夜灯があるポイント」にはなかなか入れるものではありません。
しかし道路の外灯、民家や商業施設の明かりがうっすら効いている所なら意外とあるもので、人間目線では僅かな光量でもアジはちゃんと認識しています。
表層からボトムに向けてジグ単でレンジを刻んでいくと早速ヒットしました!
ポイントを手前/中/沖、右/中/左、上/中/底に分割してフッキング~キャッチまでの時間とハンドル巻き回数で群れの位置は大体把握できるかと思います。
後は最短最速で群れにリグを通し続け、食わなくなったら条件が同じところを探して歩くだけの単純な作業。
極小のバイトに気付かずポイントを素通りしてしまう人に多いことですが、「重めのリグで沖~手前まで一気に探る」のはよくありません。
おそらくほとんどの人は沖か手前のどちらかが雑になり、再現性が薄れているはずです。
手前は手前、沖は沖で分けて考えてリグを分けて攻略しましょう。
後半から15~20cmもまわってきて大漁に!
アジング不毛の地でもまだまだ知られざるポイントはありそうです♪
さぁそれでは豆アジング攻略について見ていきましょう~
豆アジングとは
アジの産卵はダラダラと長く続きますが、西日本では1~5月と言われ、北上するに従い遅くなります。
早く生まれたアジが何とか釣れるサイズまで成長したものが豆アジで、それが早くとも7月という訳ですね。
しかしまだまだ小さいのでフッキングするのは一苦労!
今でこそ10cmアンダーのアジを釣るためのジグヘッドもあるんですが、掛かるかどうかは運要素が強いのも否めません。
そこで一昔前は生後1年の15cmぐらいまで育ったアジがメインターゲットだったのもあり、小アジも含めて豆アジングと呼んでいます。
ポイント
豆アジングは主にナイトゲームで楽しむ釣りですが、常夜灯周りが主なポイントになります。
この辺は皆さんご存知の通り光にプランクトンが集まる→それを食べるベイトが集まる→アジも集まるの図式。
「じゃあ明るいところならどこでもいいの?」というとそうでもなく、10cmぐらいの豆アジは遊泳力がないので流れが緩い港内に居着きやすいんですね。
また水面に泡や浮いたゴミが溜まっているところがあれば、そこにはプランクトンも溜まっているので高確率で豆アジがいるはずなのでチェックしてみましょう。
逆に15cmの小アジサイズまで成長した群れなら潮通しがいいところを回遊するので、湾奥を狙っても望み薄になってきます。
さて豆アジの居場所が分かったところで、次は道具の勉強をしていきましょう!
ジグヘッド
豆アジングにおいてジグヘッドのサイズ選びはメチャクチャ大切で、大きすぎるとアジの口の中に入らないのでどうにもなりません。
昔はみんなフライフックを使って極小ジグヘッドを自作していたものですが、今はいい時代で#14や#16など豆アジ専用のものまで発売されています。
基本的に遠投はしないので0.6~1.5gまであれば大丈夫で、特に10cmぐらいの豆アジに至っては0.6gは主力で活躍しますよ。
また豆アジングのフッキング成功率は運による部分も大きいので、オープンゲイプ(針先が外を向いている)ものや、逆に吸い込みやすいナローゲイプ(懐が狭くなっている)など各社様々な工夫を凝らしています。
詳しくはこちらもどうぞ⇒豆アジ用ジグヘッドの記事を読む
ワーム
10cmクラスを狙うならワームはジグヘッドに合わせて極小のものを使いますが、15cmクラスなら一般的な1.5~2インチクラスのワームでも問題ありません。
またメバリング用のワームも使えるのですが、アジング用のワームは軟らかくて吸い込みやすく作られているのでそちらを利用しましょう。
写真のように大きめなワームでも豆アジをフッキングできることがあり、これは運だけでは不可能で素材に助けられている証拠ですね。
月下美人のアジングビームは細くて吸い込みやすく、節でカットして現場で調整できるのでおすすめですよ。
詳しくはこちらをどうぞ⇒アジングビームの記事を読む
ロッド
豆アジングには短くて軽量なロッドが最適で、5~6フィート半ばまでのアジングロッドが使いやすいですよ。
更に軽量ジグヘッドの加重が分かる感度のいいソリッドティップのものがベスト!
安いロッド(1万円台)でも豆アジングは楽しめるのですが、短いロッドは通常のアジングでも重宝するので予算に余裕があるならミドルクラス(2~3万円)をおすすめします。
詳しくはこちらをどうぞ⇒ソアレXRの記事を読む
リール
シビアなドラグ性能を求められる釣りではありませんから、リールは小さくて軽い物なら何でもいいです。
ただ聞いたことがないようなマイナー海外メーカー製のものはすぐに異物感(ゴリゴリシャリシャリ)が出てきますから、ダイワやシマノの安い機種にしておいた方が無難ですね。
ハイギアの方が巻きが重い=リグの抵抗感が分かりやすいし回収も速いのでおすすめですよ。
ライン
豆アジングにおいてラインはエステル一択と言ってもいいでしょう。
その理由は軽量ジグ単を多用するからで、PEラインは水中で一直線に張らないのでバイトの感度が下がるのです。
無風でない限りPEラインは風で張らんで沈ませることをすら困難…どころか、もう「何やってるか分からない状態」になってしまうでしょう。
豆アジ相手だから強度は1.5~2lbのもので十分足りそうに思えますが、エステルは伸びないのでビシッ!と強めにアワセると豆アジ相手で切れるので注意。
鯵の糸NightBlueは張りとしなやかさのバランスがよくて扱いやすく、240m巻きで値段も安いのおすすめ!
リーダー
そんな訳で軽量ジグ単使用におけるエステルラインの優位性は認めつつも、強度対策としてリーダーを組まないといけません。
そこで80cm~1mくらい0.8~1.0号のフロロリーダーを先端に結ぶのですが、ソフトでショックを吸収してくれるものがいいですね。
それでもフッキング時にノッブ部が切れることはありますから、しつこいようですが強いアワセは厳禁!
豆アジングの釣り方
水際へのアプローチ
常夜灯周りは豆アジの群れが集まりやすいですが、そのぶんこちらの存在にも気付かれやすいので注意が必要です。
自分の影を水面に落とさないのが近寄っていい限界でして、細かいテクニックよりずっと重要。
また最初に豆アジがいるのか調べるためにライトでパッと照らすぐらいならいいのですが、何度もやってたら警戒されてしまいます。
ライトを使う時は水際から離れ、後ろを向いて点灯しましょう。
攻め方
豆アジング攻略の秘訣というか基本は群れにゆっくりジグ単を通すことです。
重いリグでストンと落としたり早巻きが効くこともあるんですが、基本的にはやればやるほど釣果は下がると思ってください。
そこで0.6~0.8gといった極軽量リグを糸フケ回収+α程度の速度でゆっくりと通す訳ですね。
そういう釣りはラインが張らないので感度が落ちる傾向があるので、シビアな時にはロッドの持ち方を以下のように変えます。
グリップの握り方
普通はこのようにグリップを握ればいいのですが、本当に渋い日はこれだとバイトが取れません。
そんな日はリールフットの前を握ると持ち重りが減って感度が増しますよ。
ただし予想外のサイズが来たらビビリますので、ドラグは緩めておきましょう(笑)
バイトの取り方
豆アジングは言葉の響きとは裏腹に適度に難しく、サイズが下がれば下がるほど口にフックが入らず掛けるのが困難になっていきます。
故に半分は向こうアワセに頼らざるを得ないこともありますが、それは上記のリグ選びで確率を上げるだけのこと。
問題はもう半分である釣り人側の操作な訳ですが、正直にグンとラインを引っ張ってくれるばかりではありません。
豆アジとはいえ食い上げてくることもあれば、リグをくわえてこちらに泳いでくることもあります。
そこで「リグの重さ+ラインが受ける水圧」を感じながらフッ…とかヌッ…とか重さの変化でバイトを取るんですね。
ワームの変更
豆アジの脳の大きさなんてタカが知れていると昔は思っていたのですが、奴らは一丁前にスレるんですよ。
「1~2投目はアタるけどその後は無反応」という経験をされた方も多いでしょうが、それは警戒してるだけで豆アジの群れは留まっています。
あらかじめジグヘッドにワームをセットしたものを複数種類ボックスに用意しておき、バイトが止まったら交換しましょう。
ライトゲーム用のスナップを使うと便利ですよ。
詳しくはこちらをどうぞ⇒ライトゲーム用スナップの記事を読む
移動
セイゴが混ざり出したら移動の合図。
豆アジは基本的に食われる側の弱い魚なので、セイゴの方が上位に来る傾向があります。
まとめ
- ジグヘッドは~#16までの豆アジ専用がおすすめ
- ワームはアジング用でカットして短くできるもの
- ロッドは5~6フィート半ばの短く軽く高感度なもの
- リールは軽ければそれでよく、ドラグ性能は不要
- ラインはエステルの1.5~2lb
- エステルラインは強いアワセは厳禁
- リーダーはフロロカーボン0.8~1.0号
- 軽いジグ単をゆっくり巻くのが基本
- 感度優先時はフロントグリップを持つ
- ティップにリグの重みを乗せて変化を感じる
- バイトが止まったらワームを変える
いかがでしたでしょうか?
楽しくて美味しい豆アジングを満喫しましょう♪
デイゲームのアジングについてはこちらの記事もどうぞ!
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