チニングを始めたけどワームの付け方がよく分からない…
そんなあなたの為にこの記事ではワームの付け方を分かりやすく解説しています。
正しく付けないとワームが本来生み出すアクションも活きないし、魚も口を使ってくれません。
この記事を読んで正しい知識を身に付けて、チヌ・キビレを釣りまくりましょう!
■チニングを始めたばかりだからワームの付け方がよく分からない…
■基本的なことは分かるけど、応用的なワームの付け方ってないかな?
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
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正しいワームの付け方を知るメリット
ワームのポテンシャルが活かせる
正しくフックをワームに刺すということはそのワームの持つアクションを最大限に活かせるということです。
絶対に釣れるワームがないなら、絶対に釣れないワームもありません。
しかしよく釣れるワームと、あまり釣れないワームはありますよね。
その差は何かというと、最終的にはバランスなのです。
サイズ、形状、比重…本気で作られたワームは、最高のアクションを得る為に徹底的に計算されて作られています。
フックの正しい付け方を知るということは、そのワームのポテンシャルを最大限に活かすということなんですね。
チニングでは何十枚と釣る猛者もいます。
そんな人達は、みんなが見過ごすような事にもきちんと気を配っています。
小さなことを積み重ねる。
それだけが沢山の釣果に辿り着く唯一の方法なのです。
そして見逃せないのがワームの付け方。
といってもチニングにおけるワームの付け方はシンプルです。
バス釣りの一部のように複雑なフックの通し方を使用するものはありません。
しかし逆を言えばシンプルだからこそ分かりやすく、誤魔化しが効かない。
パターンが少ないからこそ、一つ一つを丁寧に。
ワームが長持ちする
正しいワームの付け方=フックの刺し方を知らないと、何度も何度もフックを抜いたり刺したりを繰り返していくことになります。
そうしているうちにワームの内部はボロボロ!
特に塩入り高比重ワームはすぐに使えなくなります。
これはボトムゲームメインのチニングにおいて致命的で、すぐにワームがズレて根掛かりしたり不自然なシルエットになったります。
ワームってハードルアーに比べて販売価格は安いですけど、チニングにおけるワームの消費度はハンパない!
1つあたりの値段は70~100円くらい年間に直すと結構なお金がかかっています。
正しいワームの付け方を知って節約しましょう!
残念な付け方①フックを刺す位置がズレている
針先を抜く位置が手前すぎる場合はこのようにワームの尻尾が上に曲がります。
逆に針先を抜く位置が奥すぎる場合はワームの尻尾が下に曲がります。
ちょっと曲がっちゃったけど…まぁいいか!
あなたはそう思ったことありませんか?
前述したようにフックが曲がってセットされると、ワームは最高のポテンシャルを発揮出来ません。
フックは左右どちらかにズレず、とワームの中心を貫くことが大切です。
また、左右どちらかにズレているとワームがその方向に倒れやすくなってしまうことも挙げられます。
な~んだ、フックを真っすぐ付けなくても釣れるじゃん!
確かに多少曲がっていても釣れるんですが、だからこそタチが悪い。
無関係ではないのに、僅かな釣果でそうなのだと判断してしまう。
結果、間違いに気付かないまま突き進んでしまいチニングの釣果が下がってしまうのです。
残念な付け方②ワームとフックのサイズが合ってない
チヌやキビレがバイトしてきたら我々釣り人はロッドを煽ってフッキングします。
この時、魚の口内でどのようなことが起きているでしょうか。
オフセットフックの場合は下側のシャンクとワームの本体が上下から押し潰されるように力が働いた結果、針先が露出します。
この時に掛け代が少ないと針先の露出が減ってしまい、チヌやキビレの口内に針先が触れる可能性が減るんですね。
だから厚みがあるワームを使用する場合は、オフセットフックもそれに見合ったワイドな物を選択します。
逆にストレートワームやシャッドテールなど細い物に関してはチヌやキビレの口は小さいのでナローなフックの方が小型でも口に入りやすいパターンもあります。
正しい付け方①オフセットフック
ノーマルセッティング
オフセットフックの付け方ですが、まずワームに当てて針先を出す位置を事前に確認しておきます。
次にワームの頭にフックを刺します。
ワームの頭から下側に向かって真っすぐに刺すのではなく、クランクがそこに収まることを考えて90度の角度で刺して抜くと収まりが良くなります。
今度は最初に確認したフックを通す位置に対して、ワームの下から上に向かって刺します。
これで完成!
…と言いたい所ですが、オフセットフックを使用する場合は基本的に根掛かりを避ける為です。
その為最後にフックの針先をワームに埋め込むのですが、ただ針先を刺すだけではワームが曲がってしまいます。
ですからいったんワームをフックのアイ側に引っ張った後、針先に向かって押し込んでやるのが良い付け方です。
これで完成。
応用セッティング
応用といっても針先を埋め込まずに出しただけです。
適度にボトムがゴツゴツしているけれど、根掛かりはあまりない場所で有効。
これだけでも渋い時の針掛かりはかなり変わってきます。
・ストレートフックを持っていない
・ストレートフックへの交換→また戻すという時間ロスを防ぎたい
正しい付け方②スクリューキーパーオフセットフック
皆さんはスクリューキーパーのオフセットフックをチニングに使うことはありますか?
ワームの保持力が大変高いので、ワームの頭が裂けやすいチニングにおいても大変有効です。
まずこのようにスクリューキーパーの先端部分をワームの頭に刺します。
そのままグリグリと回していけば勝手にネジ部がワームに埋まっていきます。
針先を下から刺して抜いたら通常のオフセットフックと同じように、針先を埋めるなりちょっと出すなり自由に使って下さい。
#2を買っておけばチニングでは万能です。
正しい付け方③ストレートフック
下穴を開ける
ストレートフックを真っすぐに付けるのは、実はとても難しいのです。
ということで簡単な方法をご説明します。
ステンレスバネ棒を10cm程度に切って下さい。
それを何か台の上に置き、ワームの中心部と高さを揃える…のですが、そんな都合のいい台はあまりありません。
ということで本やノートを使うのが楽。
ステンレスバネ棒を任意の高さのページに挟んで下さい。
そこへワームを真っすぐに押し込んでいきます。
これで下穴が開きました。
こうやってあらかじめ下穴をあけたワームを何個か準備して釣場に持っていくのです。
現場ではオフセットフックと同じようにあらかじめ針先を抜く位置を確認しておき、刺すだけです。
太さは1mmでいいです。
天秤とかルアーのアイとか色んな自作に使えるので便利ですよ。
応用セッティング
ワームの頭から斜めにストレートフックを刺す付け方です。
フックの針先はワームから出しません。
完全にワームの中に入っています。
・オフセットでも根掛かりするほど根が荒い場所
・オフセットフックへの交換→また戻すという時間ロスを防ぎたい
このワームの付け方をする場合はフックのアイには外掛け結びで結んで下さい。
こうするとアワセた時にテコの原理で針先がワームから出やすくなります。
正しい付け方④ジグヘッド
ノーマルセッティング
ジグヘッドの場合もストレートフックと同じように下穴を開けておくのが一番ですが、ここではもうちょっと手軽な方法を書きましょう。
まずは針先を抜く位置を確認した後、ワームの頭に針先をセットします。
次に多くの人がフックをワームに刺していくのですが逆です。
ジグヘッドを持った手を動かさずワームの方を押し込んでいくのが簡単な付け方なんです。
何でかというと、常に針先とワームの位置関係を指で確認している状態だからです。
ジグヘッドはヘッド部がある為ストレートフックよりも手で持ちやすいのを利用する訳ですね。
こんな感じで真っ直ぐ刺されば完成!
ジグヘッドはチニングにはFINAパーフェクトジグヘッドの#1/0が鉄板です。スイミングなら3.5g、下で説明するボトムワインドなら5.2gを選択すれば間違いありません。
ワインドセッティング
ワームの頭の下の方から斜め上に向かって刺す付け方です。
こうすることによってロッドアクションを加える時に、引っ張り方向に対してワームが直進しやすくなります。
ノーマルセッティングだとワームの背中が水圧を受けやすいのですが、これなら受けません。
他の釣りの場合は独特の形状のヘッドを持つジグヘッドとこの付け方を組み合わせることによってワインド(=左右へのダート)を生み出して釣ります。
ただチニングの場合は左右へのダートによるリアクション狙いの為ではなく、ロッドアクションを加えた時にワームを上に跳ね上げて落とす食わせの釣りに適しているからです。
付け方のちょっとしたコツ
ワームにはこのように真ん中に線が入っているものが多々あります。
フックを付ける時は、この線を上手く活用して下さい。
あともう一つ!
フックをセットする時は正面から見るだけじゃなくて、時折角度を変えて色んな方向から見て下さい。
曲がって刺さっていたら分かりますからね。
- 足元からストンと水深があるのでトップに出ない
- ロープが張り巡らされてバイブは使えない
- ボトムは牡蠣殻だらけでチヌ用ラバージグが使えない
などです。つまり従来のチニングメソッドでは手が出せないんですよね。
ワームの付け方が釣果を左右する例
サイト
こちらからチヌ、キビレが見えるということは向こうからもこちらが見えています。
そんなチヌを釣るにはノーシンカーが極めて有効。
基本的にチニングのワームは餌としてではなくワームとしてアクションさせて誘うのですが、ことサイトフィッシングにおいては逆効果。
ユラ~っとゆっくり自然に流し込めるからどうかが大事です。
シルエットや姿勢に違和感を感じさせない為にも正しいワームの付け方は大事。
それが出来ればこのように気難しい年無しも釣れます。
ヘチ
足元からストンと水深がある港湾は、岸壁にチヌが付きます。
その為落とし込みで釣っている人が多いですよね。
それをワームでチニング風にやったら全然釣れない…
そんな経験ありませんか?
ヘチのチヌは沖と違ってプレッシャーが高いのです。
我々の足音も全部聞こえてるんですよ。
ワームの付け方が悪いと警戒しているチヌは口を使いにくくなります。
クリアウォーター
低水温期や水質の良いフィールドでは水の中はくっきりはっきり。
濁りがあるフィールドでは魚の目を誤魔化せても、クリアウォーターではそうは行きません。
付け方が悪いワームだと食いが落ちますよ。
最後に
以下のチニングで使用するワームのまとめ記事も読んでね!
コメント
コメント一覧 (4件)
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年無しおめでとうございます!
チヌキビレカレンダーありがとうございます!!!永久保存版にします!笑
これから岡山方面での自分の釣果と照らし合わせていこうと思います!
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enasheさん、まいどです!
すいません、カレンダーは消して新たにちゃんと記事にします。
昨夜、猛烈な眠気の中で書いたので今見ると酷いw
巻き刺すフックで頑張ります。早く釣りたい。前打ちシーズンになってしまいます。
巻刺はいいですよ!
オススメです。
前打ちも楽しいですよね!