クランクベイトでチヌを釣ってみたいな
おすすめや使い方を教えてよ!
チニングと言えばボトムかトップが有名で、それに続いてバイブレーションやシャッドの釣果が目立ちますよね。
ですがチニングにおけるクランクベイトの歴史は長くて、始めてのチヌ用ルアーであるMリグの次に使われ始めました。
じゃあ何で今はそれほど使われないの?…というと、確かにチニングでは使いにくい部分もあるのでフィールドによっては出番はないでしょう。
しかし昔も今も、型にハマッた時のクランクベイトの破壊力は他のルアーの比ではないので、チニンガーの皆さんには是非とも使ってほしいルアーです。
ということで今回はクランクベイトによるチニングを徹底解説!
- 投入シーンは?
- どうやって使うの?
- よく釣れるオススメは?
そんなあなたの疑問をバッサリ解決しますので、この記事を読んであなたの釣果アップにお役立てください♪
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
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メリット
根掛かり回避
ボトムゲームと言えばフリーリグが有名ですが、ゴツゴツと岩が転がるポイントでは根掛かりを避けることはできませんよね。
クランクベイトは幅の広いリップとファットなボディが持つ高浮力により、そんなポイントで根掛かり知らずでガンガン攻めることができる唯一のルアーなんです。
実際使い比べれば分かりますが、クランクベイトの方がずっと根掛かりにくいんですよ!
って言ってもプラグとワームじゃ値段が違いすぎるんだよな~…
でもフリーリグだって1つあたり400円ぐらいしますよ?
ワーム代だけじゃなくてタングステンシンカーやフックも入れるとワームのボトムゲームも結構なお金がかかっているんですよね。
ちなみクランクベイトは水中に張られたロープですら乗り越えてしまいますが狙っちゃダメですよ(笑)
アピール力
クランクベイトは巻けばブルブルと手元に振動が伝わってくるほど激しく水を拡販します。
最近のチニング用ワームがいくらよく動くからといって、水押しの力にかけてはクランクベイトには適いません。
ワームでは見切られる状況でもチヌが狂ったようにチヌが飛んできたり、台風後のコーヒーのような激濁りの中でもバイトを得たりとクランクベイトのアピール力には目を見張るものがあります。
レンジ
クランクベイトは一定層をトレースする性能に長けており、底を引きすぎたり底から離れすぎたりすることがありません。
これがバイブレーションの場合だったら読みを間違えると根掛かりしたり、ボトムから離れすぎてバイトが得られなかったりと難易度が上がってしまいます。
デメリット
飛距離
ピンポイントに正確なキャストを求められるバス釣りと違い、オープンなフィールドが多いチニングではルアーに飛距離が求められます。
しかしクランクベイトは一般的に浮力をもたせてあるため、どうしても飛距離が30m前後までになりがち。
よってクランクベイトは手前のゴロタや牡蠣瀬など、近距離にチヌ・キビレがいるシーンに適していますね。
水深
ワームの場合は投げて着水した地点で底を取れますが、クランクベイトは巻いて潜らせて底に到達させないといけません。
そのため水深が深いポイントではボトムをトレースできる距離が短くなってしまうのが痛いですね。
ただ使い方次第である程度は解決できるので、実際の使い方をこれからご説明しますね。
チニングでの使い方
ボトムノック
クランクベイトは根掛かりしやすいポイントで使うシーンが一番多いので、ボトムノックが基本的な使い方となります。
リールを巻いて底の岩に当たれば巻くのやめて浮き上がらせ、再び巻いて底を叩くの繰り返しです。
底に当たっているのに巻き続けたら岩の隙間に挟まってしまうので、いくらクランクベイトとはいえ根掛かるので気を付けましょう。
普通にボトムノックをしていたら根掛かりすることはほぼなく、仮にスタックしても何度か竿でチョンチョンとあおれば外れます。
それでもダメならラインをギュ~っと引っ張ってパンッ!と緩めてやれば、キックバックして外れますから試してみてください。
ボトムトレース
これは根掛かりの心配が少ない干潟で有効なテクニックですが、底に当たってもそのまま巻き続けるとでリップが砂埃を上げてチヌ・キビレにアピールにメッチャ効くんです!
これはチニングの始まりのルアーであるMリグと同じ原理であり、ワームの釣りにはできないことですよね。
中層ただ巻き
底がガキガキの岩だらけポイントでワームを使うと岩の隙間に落ちて根掛かりするし、藻場で底を引いてくると釣りになりません。
とはいえチヌやキビレはいつでもトップウォーターに出てくれる訳ではなく、そういう場所では中層を巻くしか攻略法はありません。
チヌやキビレがウロウロしているのが目視で確認できるようなポイントで、どんどん投げて巻いて数を拾っていきましょう!
チニングにおすすめのクランクベイト
チニングクランク40F
以前ダイワから出ていたチニング専用のクランクベイトですが、残念ながら廃盤になってしまいました。
40mmというコンパクトサイズに4.5gの重量、長いリップで2.5mまで潜るというものでチニングの盛んなオーストラリアのプロとの共同開発で生まれました。
しかしおそらく向こうはボートの釣りが主なんでしょうが、あいにく日本のチニングはオカッパリがメインなので軽すぎて飛距離が出ないルアーは敬遠されがちなんですね。
ピーナッツⅡSR
ダイワのバス用クランクベイト・ピーナッでのシャローランナー版で、チニングでもかなり愛好者が高い名作です。
SRは潜行深度が約1mと浅めであり、上で解説した藻の上をトレースしたり使った敷石の上を引いてきたりするのに好都合。
全長50mmと小粒ながら重量は8.9gもあってよく飛ぶし、アクションもなかなかのもので実際よく釣れます。
さらに値段も700円台と大変リーズナブルとあっては売れないわけながないですよね。
デカピーナッツⅡDR
60mmボディに15.5gという圧倒的な重量を搭載しており、ベイトタックルでもぶっ飛びのクランクベイト!
一般的にチヌに使われるプラグとしては大型な部類で、その飛距離を活かしてオープンウォーターを広くサーチするのに適しています。
潜行深度は1.5mとチニングにも適度で扱いやすく、お値段は700~800円台と破格!
レベルクランク
バス釣りで有名なレベルクランクはサイズ50.8mmと小型ながら重量約10.3gとかなり重めすが、その理由はなんと世にも珍しいスローシンキング仕様。
おかげで根掛かり回避力では他に比べると劣るのですが、着目すべきは同サイズのクランクベイトと比べて飛距離が2~3割増していること。
さらに着水後に沈ませてから巻き始めることによってボトムを長くトレースするなんて器用なこともできてしまうんです。
ワイルドハンチ
バス釣りをやっている人で聞いたことがない人はいないくらい有名なクランクで、全長52mmの重量9.6g、潜行深度1.2~1.6gというチニング向きのスペック。
特徴としては太いラインを使ってもちゃんとアクションすることと、それなのに引き抵抗がやや軽めで暴れすぎないアクションなのでタフなシチュエーションでもしっかりチヌ・キビレを釣らせてくれることですね。
言葉にするとそんな感じですがワイルドハンチ最大の魅力は安定してよく釣れることで、これはルアーとしてのバランス=総合力が高いということに他なりません。
タイニーブリッツMR
サイズ44mm、重量6.3gと小場所(水路、水門など)に向いており、潜行深度は最大2mとなっていますがそこまで潜ることはほぼありません。
1.5m程度までの水深を攻略するのに使い勝手がよく、レスポンスも高いチニング向きのクランクベイトと言えます。
幅の広いスクエアアリップは根掛かりにも強く、弱点がない秀逸なクランクベイトと言えるでしょう。
クランクベイトの釣りが苦手で釣れる気がしない…という人にオススメしたいのがこれですね。
ブリッツMR
サイズ51.5mm、重量9.5gとタイニーブリッツよりもワンサイズ大きく、飛距離とアピール力はこちらの方が上です。
だいたい30~33mぐらい飛ぶので大場所にも対応するので汎用性が高く、レスポンスが高くハイピッチなウォブンロールアクションは今回おすすめする中でも最高峰。
奇抜な特徴があるというよりも、クランクベイトの基本性能を高めたオール75点の優等生クランクベイトです。
ブリッツMAX
全長62mm、重量12.5gとブリッツシリーズ最大のサイズを誇り、飛距離やアピール力はNo1!
チヌやキビレは純粋なフィッシュイーターではないので活性が低い時は食性に訴えても口を使わないのですが、ブリッツMAXの大きなシルエットや強み水押しなら反射食いを誘うことができます。
大雨の後など強い濁りが入っている状況で滅法つよいのが特徴で、年無し(50cm超)の捕獲率も高いクランクベイトです。
まとめ
- メリット… 根掛かりしにく、アピール力が高い、一定レンジを引ける
- デメリット… 飛距離が不足しがち、底を引ける距離が少ない
- 使い方… 岩礁地帯ではボトムを叩いて止めるの繰り返し 根掛かりが少ない干潟では砂埃を巻き上げながらボトムを引く ウィードエリアでは藻の上を通す
- おすすめ…ピーナッツⅡSR、デカピーナッツDR、レベルクランク、ワイルドハンチ、タイニーブリッツMR、ブリッツMR、ブリッツMAX
いかがでしたでしょうか?
今まで手も足も出なかった凶悪な牡蠣殻地帯をクランクベイトで攻略しましょう!
チニングのまとめ記事はこちらをどうぞ!
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