イイダコっていつから釣れるの?
イイダコ自体は簡単に釣れるタコであり、大事なのはむしろ確実に釣れる時期を逃さないことです。
ということで今回はイイダコが釣れ始める時期、数釣りに向いている時期、大型が出る時期などを分かりやすく解説!
この記事を読んで美味しいイイダコをたくさん釣りましょう♪
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
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イイダコと言えば秋というけど…
みなさんが思うイイダコの時期っていつ頃でしょうか?
一般的には秋と言われますよね。
確かに半分は当たっています。
イイダコはマダコのようにほぼ周年、時期を問わずに狙えるターゲットではありません。
ただし秋だけでもないんです。
イイダコは早ければ夏から始まり冬まで楽しめるターゲット。
最長で半年もの時期に狙うことが可能なんです。
ただし時期によって釣れる数やサイズはもちろん、ポイントや味まで変わってきますので以下を読んで適切な狙い方をしていきましょう。
7月
いや早すぎるだろ?!
ところがどっこい、釣れるのです!
夏真っ盛りの7月後半。
時期的に早いと思う人が多いですが、実はイイダコは釣れ始めます。
とはいえまだ稚魚ならぬ稚イイダコ。
頭のサイズはそうですね…人差し指の先くらい。
だから個人的にはこの時期に狙って釣ることはないんですが、一部の人たちはこの稚イイダコこそが美味いと言って料亭に卸す人もいるとか。
この時期はハイシーズンにイイダコを狙うような砂浜や波止からの遠投よりも、もっぱら港内の岸壁沿いがベストです。
イイダコは岩礁帯や牡蠣殻帯など外的に襲われにくい隠れ蓑に産卵し、その後卵が孵化するまでオスが守ります。
一ヶ月ほど経つと孵化した後は潮流に任せて漂うのですが、ある程度の大きさまで成長する夏になると接岸します。
潮流が弱く常に水深がある港内は小さなイイダコにとってとても過ごしやすい環境なのです。
8月
サイズが上がって本格的に釣りの対象サイズになるのが8月。
お盆くらいにはイイダコの頭は、親指よりも一回り大きいぐらいになります。
狙うのは7月と同じく漁港内の岸壁で決まり!
時期を同じくするベイカを小さなエギで狙っていたらよくイイダコも釣れます。
もちろんイイダコなので底は取らないとダメですよ。
オツマミには良い時期でしょうね。
ちなみにこの時期は型は小さいものの、身が柔らかくて美味しいのが特徴です。
9月
9月に入るとイイダコの全盛期に突入します。
この時期になるとイイダコは通常サイズへと成長し岸沿いや漁港岸壁から離れて、餌を求めて沖に広く移動します。
9月はイイダコのサイズ、食味の良さが揃う時期。
イイダコテンヤを遠投して広く探るのが得策です。
ただし9月はハイシーズン前半とはいえまだ走りの時期。
特に前半はイイダコテンヤは大きな物よりも小型の物を選ぶと良いですね。
ただサイズはその年とフィールドによって変わるので、9月後半にもなれば大き目の方が効率が良いこともあります。
10月
10月も9月に引き続きイイダコがよく釣れる時期です。
10月にはイイダコのサイズがグッ!と良くなりいわゆるランカーイイダコも狙えます。
イイダコのランカーの定義はありませんが、小型のマダコと見紛うようなサイズと思っておけば良いでしょう。
更に10月がオススメの理由の一つとしてイイダコ狙いの釣り人が減るということが大きいです。
釣りは何でもそうですが走りの時期に人が集中しますから、9月に比べると釣り場が空いていることが多いのです。
また10月と言えばイイダコ以外にも釣りものがたくさんある時期ですから、釣り人が分散されるんですね。
9月みたいに人が多いのはイヤ!という人は是非10月に行ってみて下さい。
11月
11月になるとイイダコの数は減ってきます。
とはいえまだまだ釣れますから、オカズの確保は容易いはずです。
この時期にイイダコを狙っている人は数ではなく型狙いの傾向があります。
釣れれば大体良いサイズが多いのでこの時期を狙っていく人もいるんですよ。
この時期になるとイイダコテンヤは完全に大きいサイズに分があります。
小さなイイダコテンヤではアピール力が少ない為にイイダコに発見されにくく、またカンナが小さいので針掛かりしにくくバレやすい傾向があります。
12月
12月は完全に型狙いの時期です。
数は9月10月に比べると明確に減っているのですが、その分釣れたら大きいことは確定しています。
ただしハイシーズンの頃に比べて大きくなっているので身がしわい(伝わるかな?w)ので、食味では柔らかくプリプリしている初期やハイシーズンの方が良いという人が多いです。
とはいえイイダコなので料理法次第でいくらでも美味しく頂けます。
12月の釣行記はこちらをどうぞ⇒記事を読む
1月
長く楽しませてもらったイイダコもそろそろ終盤。
漁港内や砂浜などでも相変わらず釣れますが、数はめっきり減ります。
日によってはボウズもあるでしょう。
ただしこの時期はイイダコが卵を持っています。
イイダコの卵は4mm~7mm程度の、まさにお米のような外観です。
イイダコ=飯(イイ)ダコという名前の由来はここから来ています。
イイが入っていないイイダコなんて、イイダコじゃない!
…と1月を楽しみにしているイイダコ釣師もいるんですよ~!
雨が多い時期ってどうなの?
さて一通りイイダコのシーズンについてご説明しました。
しかし半年という長い期間の中で、やはり雨が多い時期があるんですね。
9月の台風シーズンはもちろんですし、冬だって場合によっては結構な雨が2日くらい続くこともあります。
タコは淡水が苦手っていうから、雨の後は釣れないんじゃないかな?
程度にもよりますが、ほとんど関係ありません
例えばですが、2021年には「西日本豪雨災害に匹敵する」と言われるほどよく雨が降ったことがありましたが、私は大雨が何にも続いてる間や、大雨が止んだ直後でもイイダコを問題なく数釣りしました。
釣ったのはこんな漁港。
場所的にも思いっきり汽水域です。
イカやタコがダメージを食らうのは、卵や孵化して浮遊生活をしている時です。
その頃に大雨が続くと発育に悪影響を及ぼし、その年は外れ年となります。
逆を言えば釣りのシーズンに突入したらほとんど関係ないのです。
走りの時期の釣り方は?
7月~8月は港の岸壁がベストなんだよね?
それってどうやって狙うの?
イイダコテンヤよりも1.5号程度のヒイカ用のエギの方が釣りやすいですよ。
足元で釣るから飛距離も不要ですし。
イイダコというと、重いイイダコテンヤを投げ竿でビューン!…というイメージがありますが、時期によるんですね。
上でご説明したように走りの時期は漁港の足元で釣れます。
そこで重宝するのがナオリー。
ナオリ―と言えばヒイカエギングの代名詞ですが「シャロータイプ」「シャローベーシックタイプ」「ベーシックタイプ」「ディープタイプ」と同じ種類でも沈下速度別に4種類あり、更にエギの目の色で見分けがつくようになっているのです。
イイダコ釣りに向いているのは目が赤いディープタイプです。
これが初期イイダコ専用か?というほどマッチするんですよ。
7gとライトタックルでも投げられるしチョイ投げも出来る重量、そして2.5秒/mという類を見ない沈下速度。
使用するのはメバリングタックルがベスト。
沖に向かってフルキャストする横の釣りに比べ、縦の釣りですので底に貼りつかれてアウト!なんてこともありません。
釣り方は何も難しいことはありません。
足元に落としてチョンチョンして岸壁についている個体を狙うか、それでアタリが無ければ8mほど投げて敷石のちょい向こう側が探れれば十分です。
ここまで書いた時点で想像された方もおられると思いますが、扱うエギの重量や飛距離不要であること、縦の釣りであることなどからベイトタックルも非常に使いやすいですよ。
昔はソルトのベイトタックルなんて選択肢がほぼありませんでしたが、今はたくさんの選択肢があります。
月下美人AIRなんてソルトライトゲームを楽しむ人なら絶対1台は持っておくべきだと思います。
逆にイイダコ狙いならロッドの方はライトゲーム用じゃなくても何でも大丈夫です。
冬のイイダコ攻略法に関してはこちらの記事をどうぞ!
イイダコの釣り方全般に関してはこちらの記事をどうぞ!
コメント
コメント一覧 (2件)
さすがです!
こんな底がダベの所にもいるんですね!
どこにでもいるんでしょうかー?
今回エギだったのはなにか意図があるんですか?
匿名さん、こんにちは!
どこでもいますよ!探り歩いてみて下さい。
エギの理由は
浅い
飛距離不要
イイダコ不発ならハゼクラをする予定だったのでライトタックルが良い→テンヤはタックル的に重い
などです。