マイクロジグとは一般的に7g以下の小さなメタルジグのこと。
金属の塊だからよく飛ぶし、シルエットが小さいので色んな魚種が狙えるし、プラグに比べて安いと3拍子揃った優秀なルアーですよね!
あちゃ~、また根掛かりしちゃったよ…
とはいえ釣具メーカーの物は500円を超える物も多いですよね。
マイクロジグは金属の塊なので沈みやすく、ボトムの岩に引っかかることもしばしば。
しかもライトゲームタックルは4lbなど細いラインを使用するので根掛かりしたら回収はまず不可能です。
1回の釣行で3回ロストしたら1,500円の出費…これは妻子持ちのサラリーマンにはキツイ。
ということで今回はダイソーのメタルジグマイクロを徹底解説!
ぜひこの記事を参考にして頂き、あなたの楽しい節約フィッシングライフにお役立てください♪
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
「釣りの楽しさをお届けする」をモットーに、初心者の方にも分かりやすく釣りの情報を発信中!
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仕様
- 価格…100円(税別)
- 重量…3g&5g
- カラー…イワシ、アカキン、シルバー
⇒ミドキン、チャート、ブルーピンク - 3g…全長34.1mm、高さ6.2mm、厚み2.9mm、重量3.5g
- 5g…全長40mm、高さ7.4mm、厚み3.5mm、重量5.8g
パッと見ではこれが100円なんて信じられませんよね!
トレブルフックだけじゃなくてティンセル付きのアシストフックまでセットされているなんて最高♪
…と言いたいところなのですが、残念なお知らせがあります(笑)
新色のミドキン、チャート、ブルーピンクが最高!…と喜んでいたら、なんとアシストフックが付いていません。
ただ店舗によっては旧カラーもまだたくさん置いていますから、置いていたらそちらを優先して買うのがおすすめです。
3gと5gのサイズの違いです。
どちらも十分小さいのでメバルやアジといったライトゲームのターゲットに好適。
重さのは差は水深の深さで決めるといいですよ。
目安としては1,5mまでの水深には3g、それを超えるなら5gがおすすめ。
あとは潮の速さや距離に応じて使い分けてください。
7gまであるとライトゲームには完璧なんですが、ダイソーの今後に期待しましょう。
釣れる魚
海のターゲット
・アジ
・メッキ
・サバ
・カマス
・メバル
・カサゴ
・タケノコメバル
・ムラソイ
・セイゴ
・チヌ
ダイソーのマイクロジグのパッケージに書いてある魚種はかなり控え目。マイクロジグは小型のフィッシュイーターなら何でも釣れるんです。
アジやサバなどは回遊魚なので接岸してこない地域もありますが、メバルやカサゴだって当然釣れますよ。
また街中を流れる河川や港湾など身近なフィールドでセイゴ(シーバス)やチヌを狙うのも嬉しいですね!
淡水のターゲット
・トラウト
・バス
・ギル
・ナマズ
・ニゴイ
・ウグイ
・ハス
・カワムツ
海がない、もしくは海まで遠くて気軽に釣りに行けない人には川や池がオススメ。マイクロジグは3g&5gと軽量なので淡水域でも使えます。
野池の小バスやギルを狙うのも楽しいし、淡水って以外と釣れる魚多いんですよ。
他のルアーが使いにくいほど流れが速い場所にいるハスや、巻かずにリフト&フォールでボトムで攻めないと口を使いにくいニゴイなどにマイクロジグはすごく効果的!
フックサイズ
トレブルフック
ダイソーのマイクロジグはトレブルフックが付いています。
表層や中層で使用する時はシングルフックよりもトレブルフックの方が魚のバイトを絡めとることが出来るから有利!
ただしこの記事を書いている2022/9/14現在、ダイソーには交換用のトレブルフックは#4,#6,#8の3種類しかありません。
ダイソーのマイクロジグのトリプルフックは#12がピッタリです。
またトレブルフックにはデメリットもあり反面ボトムのアジや根魚を狙う時は根掛かりしやすいのですが、後でご説明する改造を参考にして下さい。
アシストフック
ダイソーのマイクロジグには何とアシストフックが標準装備されています!
しかもティンセル付きで100円はやりすぎですよw
※追記…アシストフックは無くなりました。
釣具屋さんへの影響と、製造している下請けさんが不憫でなりません。
アシストラインの長さは3gが6mm、5gが7mmでした。
アシストフックのフックポイントが鈍っても大丈夫!ダイソーに売ってますよ。
ただしこれもあまり刺さりはよくありません(笑)
できれば釣具メーカー製の針先キンキンのものに交換しましょう。
特徴
重量表記
本体後方には重量が表示されていますから「あれ、これ何gだっけ?」なんて悩むことがないのがありがたいですね。
センターバランス
メタルジグには重心が前方(ラインアイ側)寄りのフロントバランス、後方(フックアイ)寄りのリアバランスの3種類が存在しますが、それぞれの特徴をご存じでしょうか?
フロントバランスは…
・飛距離が出にくい
・ロッドワークでイレギュラーなアクションを演出しやすい。
・ただ巻きではロールアクションになりやすい。
・水平姿勢でスローにフォールする。
リアバランスは…
・飛距離が出る。
・ロッドワークでイレギュラーなアクションが出にくい。
・ただ巻きではウォブリングアクションが強め。
・尻下がりで素早く沈下する。
センターバランスのマイクロジグはこの2つの中間的な性能を持っており、シチュエーションやターゲットに左右されにくく安定した釣果が期待出来るのが特徴ですね。
アイシール
100円(税別)の安物とは言えちゃんとアイシールが貼られています。このアイは時に魚からのバイトマーカーになるので貼ってある方がいいですよ。
使っていたら剥がれてしまうこともありますが、ダイソーにはちゃんとアイシールも販売されているから安心です!
ただ別売りのアイシールは一番小さいサイズでも4mmです。マイクロジグに最初から貼られているアイシールは3mm程度なのでちょっと大きくなっちゃいますね。
食性に訴えるバイトマーカーの赤か?
ナイトゲームでハイアピールのグローか?
お好きな方をどうぞ!
飛距離
<使用タックル>
- アジングロッド6.10f
- PEライン0.3号
さてダイソーのマイクロジグの飛距離はどんなもんか?と投げてみました。
3gの方は18~20m程度、5gの方は24~27m程度飛びました。
一般的なマイクロジグの飛距離で、とくにダイソーだから飛ばないといったことはありませんでした。
使い方
フォール
ダイソーマイクロジグの主な投入シーンは日中の岸壁です。
足元の岸壁は釣り人が思っている以上に魚がたくさん居着いていることがあるので見逃せないポイント!
まずは足元のボトムまでマイクロジグを落としましょう。
着底したらリールからラインが出ていくのが止まるので分かります。
でもこの時に中層でメバル、アジ、シーバスが食ってくることが結構多いんですよね。
特にスピニングタックルで使用する場合、ベールを返してラインフリーのままボトムまで落とすのではアタリがとれません。
だからスプールエッジに軽く人差し指を当ててラインの放出を制限しながら落として下さい。
フォール時はラインの抵抗がある為少し尻下がり姿勢になるものの、大体水平に近い姿勢でヒラヒラとスライドアクションを起こしながらフォールします。
これがフィッシュイーター全般に効き、ワームにスレたターゲットにもリアクションで口を使わせることが出来るんです。
ボトムが取れたらロッドでピッピッピッ!と3回ほどしゃくりあげてまた落とす。
これが基本的なマイクロジグの使い方で、ボトムではカサゴ、タケノコメバル、メバル、ソイなど根魚やチヌなど色んな魚が釣れます。
ボトムで3回ほどシャクって落としてもアタリが無ければ魚がいないと判断して良し。
マイクロジグを巻き上げて回収し、横に5mほど移動してまたボトムまで落としましょう。
この繰り返しがスタンダードな釣り方です。
ミソはアタリがないなら一か所で粘らずにどんどん移動することですね。
ただ巻き
フォールには及びませんが、マイクロジグはただ巻きでも釣れるルアーです。
ちなみにただ巻きでよく釣れる改造もご説明していますので最後まで読んで下さい。
投入シーンは朝夕マズメなどターゲットの活性が上がる時間帯。
マイクロベイトにボイルをしているのが確認出来たら、ボイルの向こう側までキャストして巻いて下さい。
スピードは状況や対象魚によって色々試すべきですが、基本的に魚は人間が思っているよりもずっと速い動きに対応します。
そうじゃないと自然界でベイトを捕食することは出来ませんからね。
だから一つの目安としては1秒ハンドル1回転。リールによってギア比が違いますが、1秒で巻き取り80cmぐらいならメバルもシーバスもアジもメッキも余裕で食って来ますよ。
ただ巻きっぱなしではなく、途中でストップしてピッピッ!とロッドワークでアクションを付けることで食わせの間を与えられ、バイト率がグン!と増えます。
それで駄目なら巻き速度を落としたり色々試してみて下さい。
カラーセレクト
ダイソーマイクロジグの3種類のカラーの使い分けをご説明します!
イワシ
ベイトカラーですから澄潮のデイゲーム、マイクロベイトが入っている時はこのカラーで決まり!これには異論がある人はあまりいないでしょう。
リアルカラーであると同時に適度なフラッシングを伴うのでオールマイティーに使うことも出来ます。
赤金
朝マズメや夕マズメなど光量が少ない時に有効なアピールカラー。また濁りの中でも適度に馴染む実績の高いカラーでもあります。
シルバー
シルバーは最もフラッシングが強い攻めのカラー。手早く広範囲をサーチしたい時に使うパイロット的存在。ただしナイトゲームでは外灯化ではフラッシングが効きすぎて見破られる&スレさせてしまう一因にもなるので注意!
実釣
今回は私が住んでいる岡山県の市街地からほど近い港湾にやってきました。
この垂直護岸の下にはどんな魚がいるのかな?
ベイトリールのクラッチを切って、足元の岸壁にダイソーマイクロジグを落とします。
着底したら3回シャクってフォールを繰り返しながら横に歩いて広範囲を探っていきます。
するとシャクろうとした時にロッドに重みが!
マイクロジグのフォールで釣れたカサゴです!
その後は岡山市街地からほど近い小さな河川にやってきました。
流心に目をやると細長い体系の魚が見えます。
とはいえ川魚も色んな種類がいますから、フィッシュイーターではない可能性もあます。
ということでマイクロジグをキャストし巻いてくると、バイトこそないものの興味を示して追尾してきました。
これは釣れる!
次に流れの上流側にキャストし竿先を上に向けてただ巻きします。
自分から見て下流側まで流されたマイクロジグがUターンするポイントでピッピッとロッドアクションを入れて食わせの間を与えるとガツン!
ダイソーマイクロジグで釣ったハスです!
改造
地獄針チューン
マイクロジグ永遠の定番である爆釣ジグで採用されている地獄針セッティングをご存じでしょうか?
シングルフック(縦アイ)を2つ、向かい合うようにリアのスプリットリングにセットするだけの簡単なフックチューンなのですが、これが効果絶大!
マイクロジグが着底している時はフックポイントが斜め上を向き根掛かりを防ぎ、いざ魚がバイトすると口の中で2つのフックが開き左右あるいは上下からロックする仕組みです。
本来根掛かり回避性能とフッキング性能は相反する要素なのですが、これらを高次元にまとめたのが地獄針仕様なんです。
オススメはフッキングに優れながらも安全なバーブレスがオススメ。
ブレードチューン
インクスレーベルから発売されているナッゾジグという他に類を見ないメタルジグをご存じでしょうか?
上の地獄針チューンを踏襲しつつ、ウィロ―ブレードで釣果アップさせている珠玉のメタルジグで、これをダイソーのマイクロジグにも応用可能です!
リアに取り付けられた極小ウィロ―ブレードがスイングし、無機質なマイクロジグがただ巻きでまるでミノーのようなアクションを起こします。
この極小ブレードの波動がマイクロベイトの波動と同質である(と言われている)為、キスやスズメダイなんて非フィッシュイーターまで釣れるんですよ!
オススメは極薄&ハイレスポンスのナッゾブレード。3gと5gなら#0がピッタリ!
まとめ
- カラーはシルバー、ブルー、オレンジの3色
- サイズは3gと5g
- センターバランス
- トリプルフック、アシストフック付き
- 海も淡水も釣れる魚種が豊富
- 使い方はフォールとただ巻き
- 地獄針チューンとブレードチューンがオススメ
ちなみにセリアでもマイクロジグが発売されていますので、違いを知りたい方はこちらの記事も読んで下さい。
ダイソーの釣具の一覧記事はこちら!
コメント
コメント一覧 (4件)
DAISOのマイクロジグってコスパ最強だよな❗俺はメッキに使いたいです。ぽーぷれすさんコツ教えてください。
メガキングさん、こんにちは
ダイソーのマイクロジグいいですね~。
ただ私が住んでいる岡山にはメッキはほぼ回ってこないので、使い方のコツをお伝え出来ないのが残念ですm(_ _)m
僕は今日の朝、マイクロジグ片手にバス釣りに出掛けると1、2投続けてバスが釣れました。僕はジャッカルのワームよりこっちをお勧めしたさ
バスおめでとうございますm(_ _)m