デュアルビームってどんな時に使うの?
あまり特徴が無いように見えるけど…
ピンテールでもないけどダート系にも見えないその外見。
どんな時に使えばいいのかよく分からない人も多いんじゃないでしょうか?
結論から言いますね。
悪く言えば尖った特徴がなく、強烈にハマルことも全く釣れないこともありません。
しかしよく言えば万能でどんな人、どんな場所でもそれなりの釣果を上げられます。
- 持ち歩くワームの種類を減らしたい
- 基軸となるとパイロット・ワームが欲しい
- 頻繁にワームを変えるのが面倒くさい
そういう人に刺さるワームに仕上がっていますよ。
ということで今回は月下美人・デュエルビームを徹底レビュー!
この記事を読んでメバルを釣りまくりましょう♪
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
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評判・口コミ
メバル用ワームと思いきやみなさんアジもよく釣っているしカサゴ、アコウ、カマスなど色んな魚種が釣れます。
仕様
サイズ | 重量 | 色数 | 入数 |
---|---|---|---|
2インチ | 0.4g | 10色 | 10色 |
特徴
リトリーブとダートを両立
デュアルビームは細身なので、店頭でパッケージをパッと見たらストーレートワームだと勘違いしてしまう人も多いのではないでしょうか。
しかしデュアルビームの断面は緩いRの三角になっており、左右に飛び跳ねるワインド釣法にも対応しています。
デュアルビームのアクションを見て「これ絶対釣れるだろ!」と唸った方も多いのではないでしょうか?
非常に艶めかしいアクションなので巻いているだけでも十分釣れるんですが、ひとたびロッドアクションを加えるとダートアクションもこなしてしまいます。
これはキレキレのかっ飛びダートでリアクション食いさせるというより、ダート後のナチュラルなアクションで誘う食わせのワインドですね。
つまりデュアルビームはリトリーブとダートを両立させた万能ワームなわけですが、ボディ形状だけではこうはいきません。
そのもう1つの理由がこちら。
本来リトリーブでアクションさせるには軟らかい素材が向いていますし、ダートさせるには瞬間的に力を加えた時に水を切り裂さける硬さが求められます。
そこでデュアルビームは外側は軟らかい素材、内側は硬い素材を使っているハイブリッドボディを採用しているんですね。
フッキングしやすい
東京湾バチコンで最近マイブームがデュアルビームの常夜オレンジ🍊
— 橋詰大輔(月下の人) (@zume_d) July 17, 2022
透け感のあるオレンジ+金ラメってカラーに秘密がありそう…
メバル用のワームなのでアジ用としてはかなり硬い感じのマテリアルなのですが難なくフッキング出来る印象です。#月下美人 #デュアルビーム #常夜オレンジ pic.twitter.com/2d18G3P9VD
デュアルビームは一応メバル用のワームなので、アジングにはかなり硬めのマテリアルと言えます。
しかし実際にはアジングでも問題なくフッキングできるんですが何故だと思いますか?
デュアルビームは硬い素材と軟らかい素材のハイブリッドボディと言いましたが、実は硬いコアが入っているのはボディ部だけなんです。
テール部は従来のエラストマー素材なので軟らかく、結果として魚の口の中で折れ曲がりやすいんですね。
おかげで口の小さい魚や吸い込みが弱い時でも高いフッキング率を誇ります。
また外側の素材が軟らかいということは、魚が口の中で違和感を感じにくくバイト後から口を離すまでの時間を稼ぎやすいという点も見逃せません。
耐久性が高い
月下美人シリーズはエラストマー素材を使用しており非常に強度に優れています。
私は学がないので科学的なことは分かりませんが、このように引っ張ってもニュ~ッと伸びて千切れません。
根掛かりするまでロストしないのでコスパは抜群ですよ(笑)
フグやベラが多いポイントで釣りをしている人にはピッタリですね。
溶ける
ただしエラストマー素材は他のワームと一緒にボックス保管していたら溶けてしまいます。
可塑剤といってワームの硬度を調整するために液に弱いんですね。
デュエルビームを保管する時は他のワームと一緒にせず、パッケージに入れたまま保管しましょう。
デュエルビーム同士で色違いなら大丈夫ですよ!
おすすめカラ―
どの色も釣れるんですがアジ、メバル共に実績が高いのは常夜オレンジ。
元々デュアルビームは強アピールを狙ったワームではないので、発光系やどぎついカラーは方向性にあっていません。
透過系の薄いオレンジ&金ラメのちょいアピールはシーンを選ばずに使える万能カラーなので、デュアルビームのコンセプトに適しているのでおすすめです。
適したシーン
魚のサーチ
デュアルビームはストレートワームとワインドワームのいいところ取りとも言えますが、逆を言えばどっち付かずとも言えます。
三角断面なのでボディが上下以外には曲がりにくい=アクションの自由度が低いし、ガチなワインド系のようにキレのあるダートもしません。
バーサタイル=何かに特化していないということですね。
その特性を活かして釣り場について最初に投げるパイロットルアーとして使うのがおすすめ。
ただ巻きが効くのか、リアクションが効くのか?
繊細な方がいいのか、強く攻めた方がいいのか?
色んなワームにチェンジする時間ロスを減らし、その日のパターンを見つけるのが得意です。
ベイトが稚魚
デュアルビームのアクションはタイトなウォブリング&控えめなダート。
つまりハクやシラスなど小魚がのんきに泳いでいたり、追われてパニックを起こしている状況を演出しやすいんですね。
そのためアミではなく稚魚がベイトになっている時によく釣れます。
魚がスレている
スレていてただ巻きでは食わないけど、バシバシと激しく横っ飛びするダートは逆効果…そんな時にはデュアルビームがピッタリ。
デュアルビームはナチュラル系のアクション+軟らかいダートなので、低活性向けなシーンの攻略に向いています。
ゆっくり巻いて食わなければ時折チョンチョンと軽くダートさせてみてください。
ジグヘッドの付け方
デュアルビームはグニグニと伸びるエラストマー素材のため、フックを刺しにくいのが弱点。
いや刺せるんですけど、真っすぐに中心を刺すのが普通のワームよりは難しいんです。
しかしせっかくのアクションを活かすためには真っ直ぐに刺すのが重要!
コツは頭部の中心に針を刺した後、上の写真のスリットから針先を抜くこと。
これだで大体真っ直ぐになるので、後は微調整で合わせていきましょう。
月下美人シリーズのジグヘッドなら細軸で刺さりがやすく、カエシも小さいので付けやすいですよ。
リトリーブ時はスイムやフォール姿勢が安定するラウンドヘッドがおすすめ。
ダートさせたい時は専用のジグヘッドを組み合わせましょう。
フックサイズは#8が米ストです。
まとめ
- リトリーブでもワインドでも使える
- ただしどちらにも特化していない
- フッキングしやすい
- 高強度
- 他のワームと一緒に保管すると溶ける
- おすすめカラーは常夜オレンジ
- パイロットルアーに最適
- ベイトが小魚系の時に向いている
- ターゲットがスレている時に強い
- スリットを利用すればフックを真っ直ぐ刺しやすい
デュアルビームはリトリーブもダートもこなせる万能ワームですが、それぞれのアクションでは特化したワームには敵いません。
よってその日のパターンを見つけるまでのサーチ役として使うのがもっとも性能を活かせる使い方でしょう。
もっと強い釣り方にシフトするのか、もっと繊細に攻めるのか…その日の状況を把握する為の基準になります。
しかしハマるパターンが無いのかと言われればそうではありません。
ただ巻きにナチュラルな食わせのダートを時折入れたいというシーンではイチオシですよ。
ベイトがアミやプランクトンじゃないので小型ワームは効かない…
でもターゲットがスレていて口を使わない…
そんなシーンはあなたのフィールドもよくあるんじゃないでしょうか?
そんな時にも是非使ってみてください!
月下美人ワームの総まとめはこちらの記事をどうぞ!
コメント
コメント一覧 (2件)
今日沖磯行く前に購入してみました、これしか食わんかったです、先生ありがとうございました。常夜オレンジ良いかもです。
良かったです!
私もバンバンつかってますよ!