手軽に釣れて食べても美味しいイイダコですが、冬になって水温が落ちると少しだけ釣るのが難しくなります。
しかしそれはシーズン初期よりも数が減っているだけであり、イイダコ自体が居なくなったわけではありません。
それなら釣りたい!…そう思いませんか?
冬はサイズがよくてイイ(卵)が入っているので、この時期を狙って行く人も多いんですよ。
ということで今回は冬のイイダコ釣りを分かりやすく解説!
この記事は約3分で読み終えることができるので、ぜひ参考にしてやってください♪
餌釣り、ルアー、フライなどジャンルを問わず身近な水域での釣りを楽しんでいます。
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冬のイイダコポイント
冬であってもイイダコがいるポイントは変わりません。
水温が下がったので深みに落ちていなくなったと思っている人が多いのですが、タコ類と魚は違うのです。
マゴチやハモなど天敵に食われたり、周りに散ってその場の数が減っただけに過ぎません。
だから「冬はここに居る」というよりも「ここは可能性が低いから外す」という考え方を持つべき。
具体的に言うと瀬戸内のように潮位差が大きく、干潮になると干上がるようなところは捨てましょう。
また沖の何もない砂泥地にもイイダコはいるのですが、密度が低いし時間がいくらあっても足りません。
そこで常に2m以上の水深があり、石が適度に混ざる範囲だけをひたすらランガンするのが効率的です。
そういう場所は基本的に手前に多いので、私は冬は30mほど投げて手前10mに来たら根掛かりする前に回収していますね。
冬に釣れる時間帯
イイダコが1番釣れる時間帯は朝マズメ~3時間程度で、それは冬でも変わりません。
「水温が高くなる午後の方がいいのでは?」と思う人もいますが、それはイイダコを擬人化しすぎというか、釣り人側の妄想です。
もちろんその後や夜間でも釣れるのですが、爆発力では朝マズメには敵いません。
数釣りしたい人は早起きしましょう。
冬向きの仕掛け
冬はイイダコチューンしたエギをメインに、場所によってテンヤを使います。
船なら別ですが、堤防から狙うならスッテは使う必要はありません。
一般的なイイダコ用スッテよりも2.0号エギの方が大きくアピール力があり、ステイ中でもフワフワ動くので冬にピッタリ!
作り方はこちらをどうぞ⇒イイダコエギの記事を読む
ただし潮が速い場所ではエギは流されやすいので、ボトムへの食い付きが強くて姿勢も安定するテンヤに分があります。
また集寄ブレードを使うことで格段に発見させやすくなるので、私は最初の1杯が釣れるまでは必ず使っていますよ!
ただし根掛かりしたら懐が寒くなるので、イイダコのたまり場が分かったら外しています(笑)
イイダコ仕掛けの詳しい記事はこちら⇒イイダコ仕掛けの記事を読む
冬の釣り方
居場所を探す
イイダコとはいえ釣れる範囲(=たまっている場所)は大体決まっています。
特に数が少ない冬はそこを探すのが何よりも最優先!
よって上で解説したようなアピール度の高い仕掛けを使い、釣れる可能性が高い範囲だけに絞ってランガンしましょう。
探ってみて反応が無ければ、同じコースに2度通すことはありません。
一投げごとに5mほど横に歩き、広いポイントをテンポよく探っていきます。
そして一杯釣れたらそこで腰を据えて、じっくり狙う感じですね。
止めて誘う
冬のイイダコは「ゆっくり動かし、止めて誘う」のがコツです。
もちろんズル引きっぱなしでも釣れるのですが、高水温期のように速く動くものには反応が悪く、長い距離も追いません。
具体的には10秒間かけて2m動かし、3~5秒止めて抱かせるイメージ。
即アワセ
冬でも即アワセが私の信条です。
即アワセのメリットは底に貼り付かれる=仕掛けをロストする確率を減らせること。
水温が低いとイイダコの動きが遅く、竿に重みが乗ってもじっくり待たないといけないイメージがありませんか?
しかし実際には冬のイイダコは大きいので針(カンナ)ごと抱きやすく、バラしはハイシーズンよりも少ないのです。
ただ冬でも平均サイズが小さいポイントはあるので、そのような時は重みを感じてから3~5秒待ってアワセるのも効果的ですね。
釣行記
今回は12月末のエリア選定ですが「冬でも餌が豊富にあるかどうか」で決めました。
魚ほどではないにしろイイダコも1日に数10m程度は移動するので、冬になると餌が減るポイントからはイイダコもいなくなるのです。
特に私が通う岡山県~広島県東部にかけては二枚貝が少ないため、この時期は小型の甲殻類が残っているエリアが有望。
そこに上で解説した地形が絡むかどうかがキーですね。
最初にたまり場を見つけるまでは時間がかかってしまいましたが、見つけてしまえば一投一杯のペース。
あまり釣り過ぎてはいけないと思い、1時間少々で切り上げましたが、その気になればいくらでも釣れそうな勢い。
ところで皆さんは香川県がイイダコ釣りに制限を設けたのをご存じですか?
イイダコ資源が減っていることを踏まえての措置だったのですが、今回の釣行で証明したように私には一概に減っているようには思えないのですよ。
そもそもイイダコの卵はマダコのものより大きく、孵化した時からタコの形をしており、その場所で生活します。
マダコの幼生のように海流に流されて分散していくわけではないんですよね。
つまり漁師の船が入らない、遊漁船が来ない、天敵(マゴチやエソ、ハモ)が増えていないポイントでは個体数は変わっていない気がするのです。
全国的にはどうなのでしょうね?
まとめ
- ポイント…常に水深2m以上をキープでき、適度に石が混ざる場所
- 時間帯…冬でも朝マズメ~3時間程度が一番よく釣れる
- 釣り方…大きめの仕掛けを使って効率よくサーチするゆっくりズル引いて止めて抱かせる竿に重みが乗ったら即アワセ
- 仕掛け…イイダコチューンしたエギをメイン、場所によってはテンヤを使う
いかがでしたでしょうか?
ぜひ冬のイイダコを釣ってみてください♪
イイダコ釣りの時期に関してはこちらの記事もどうぞ。
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