まいどです!
ほーぷれす(@hopeless_orz)です。
この記事ではメバルのサイズアップの方法と、実釣による裏付けを書いてみました。
良かったら最後まで読んでやって下さい。
メバルのサイズと呼ばれ方
小メバルとか良型とかよく聞くけど、サイズとの関係は?
大まかにでよければですが…
こんな感じですが、一般的には30cm(=尺)が「ランカー」としての1つの壁でしょう。
ただブラックバスの50cmやシーバスの80cmと比べて、メバルの30cmは難易度が高いと思います。
普通に釣りをしていたら一生釣れないサイズかと思います。
だから尺メバルを本気で狙っている人は通うフィールドも釣りに対する姿勢も一般の釣り人とは異なりますね。
メバルの成長速度
これは福島県の資料なので、この記事を読んでくれているあなたの地域に必ずしも正確に当てはまる訳ではありません。
しかしおおよその参考にはなるでしょうし、メバルの成長とサイズについて統計をとっている貴重な資料です。
このように20cmまで成長するのに約3年。
ここまでは早い?ですね。
その後25cmまで成長するのに約6~7年。
ここらへんになると同じメバルでも引きの強さや見た感じのサイズ感がまるで別物になります。
そして我らが釣り人の憧れである30cm…尺メバルまで成長するのには約10年という長い月日がかかります。
全てのメバルが30cmになれる訳ではなくその手前で成長が止まってしまう個体も少なくありません。
また総じてオスよりもメスの方が大きく成長する傾向にあるようですね。
それまで(私の知る限り)釣り人の間では3年で15cm、5年で約20cm…というのが定説(根拠は不明)だったので、地域差もあるのかな、とは思います。
サイズ狙いなら日本海?
メバルは住んでいるフィールドによって平均サイズや体型に違いが見れます。
例えば日本海は瀬戸内海に比べてメバルの数は少ないのですが、サイズが大きいと言われます。
尺メバルを狙うなら日本海!という人も多く、遠征してる人達だっているんですよ。
メバルの最大サイズは?
こちらは皆さんご存知ダイワのテスター「りんたこ」こと岩崎林太郎さんの釣ったとんでもないサイズのメバル。
40.5cm。
メバルという「種の最大級」ですね。
これより大きいメバルも日本中探せば非公認ながらポロポロ話を聞きます。
同じ日本とは思えませんね~。
サイズなら赤メバル
メバルには大きく分けて3種類います。
正確には胸ビレの軟条数(ヒレの筋のこと)を数えないといけないのですが、大体はこれで分かると思います。
白メバル
胸鰭軟条数は17本。
漁港などみなさんが一般的にメバルのポイントとして通うフィールドで一番最初に釣れるのがこの白メバル。
白い地肌に黒っぽい縦縞が見られるものもいれば、全体的に茶色っぽい個体も多いです。
私が住んでいる岡山県でも一番多いのがこの種類ですね。
黒メバル
ほんのり色づく元気なブルーバックちゃん❤️
— あかねん🎣めばch (@koakanen) July 26, 2020
夏メバル最高ぴゃ〜🥺✨#ベイティ pic.twitter.com/fWW3TLw2o3
胸鰭軟条数は16本。
「ブルーバック」と言われて背中が青みがかっているのが特徴。
回遊性が高く、潮通しの良い水道で釣れることが多いです。
フィールドによるんですが白メバルに比べるとあまり多い数が多い種類ではありません。
また味覚では3種類の中で一番良くない…と言われます。
赤メバル
デイメバル!珍しくアカメバルが釣れました!😆 pic.twitter.com/282aVVlniS
— TomayA@ゆるりと釣りに行きます (@TomayA09086389) December 19, 2021
3種類の中でもっとも大きくなる個体です。
胸鰭軟条数は15本。
頭は他の2種類に比べてやや小さく、スラッとした長い魚体の印象があります。
岩場で釣れることが多いのが特徴です。
余談ですが岡山県では赤メバルというとカサゴのことを表すことが多いです。
逆にメバルのことはウキソと呼ばれます。
アフターメバルは平均サイズが良い
1月~2月は産卵直後&低水温ということもあってメバルにはあまり良くない状況ですが、釣れればほとんど20cm以上という平均サイズが大きいのがアフターのメバルの特徴です。
というのもメバルは20cmぐらいから産卵に加わることが出来るようになると言われ、産卵後はそのサイズがボトムで休んでいる状態なんですね。
よって表層でピチャピチャやってるのは産卵に加わらない小メバルなので、それを避けてボトムを狙うことで安定して20cm以上のサイズを狙うことが可能です。
最大サイズを狙うなら秋
ということで~23cmぐらいまでのサイズを狙うならアフターの時期はとても効率が良いんですが、25cmを超えるサイズになってくるとまた別です。
というのも他の魚にも同じことが言えますが、大きな魚ほど産卵が早いのです。
20cmのメバルが12月~1月に産卵するなら、20代後半はいち早く接岸して11月に産卵をします。
その時に産卵場となるポイントを狙えば、そのフィールドの最大近いサイズを狙うことも可能です。
ただし上で書いたようにメバルは成長が遅い魚。
みんなが目先の釣果ばかりを気にすると、自分達の首を絞めることにも繋がります。
産卵前のメバルは節度をもって楽しみたいですね。
現実的に狙うべきサイズは25cmクラス
さてメバルに関するサイズの話をさせてもらった上で、現実の話に移りましょう。
そもそも大きいメバルって何センチのことを言うのでしょうか?
これは釣りをする環境によって異なると思います。
瀬戸内海と日本海でも違うし、ジカタと沖でも違います。
そこで今回の記事では私が住んでいる、海に面した県で日本一魚種・魚影ともに恵まれない岡山県のジカタに限定して話を進めて行こうと思います。
大きなメバルがいくらでも釣れるような一部のパラダイスや、船長任せの船釣りでいいのなら困っていないはず。
あなたが検索してこの記事に辿り着いたということは、そうではないのでしょう?
- 手軽に釣りに行くスタイルを好む人
- 時間がなくてあまり釣りに行けない人
- 船に乗るお金が無い人
そんなあなたにこそ、この記事を読んでほしいのです。
こんなお世辞にも恵まれない地域でも、一般的には持ち帰っても良いサイズと言われる20cmアップのメバル。
それを仕事帰りの2時間で5匹ぐらい釣りたい!
そして出来れば25cmアップのメバルを狙いたい!
この記事では30cmなんて夢みたいなサイズのメバルは置いといて、そんな現実的なサイズアップを狙う方法をお伝えしますw
ちなみに下の記事も参考になるかと思いますので、後で読んでやって下さい。
釣行~エリア編~
※ポインタの位置と釣りをした場所は無関係です。
私のホームは瀬戸大橋のお膝元である下津井ですが、釣りはフィールド選定からすでに勝負は始まっています。
特にサイズ狙いなら尚更です。
まず自分のホームを中心として沖、東、西と魚影の濃さを見比べる必要があります。
これは毎年決まっている訳ではなく、その年によって異なりますのでフィールドに通う中で次回の釣行に活かしながら精査していきます。
今年の場合、下津井沖は2月初旬には調子が良かったようです。
それに送れて下津井ジカタも調子が良くなるかと思っていたのですが、3月後半に入ってもまだ調子が悪かった。
もちろん釣れない訳ではないのですが、アベレージサイズがポロポロ&たまに20アップが釣れる程度。
そんな釣果では読者の皆さんも参考にならないでしょう?w
※ポインタの位置と釣りをした場所は無関係です。
ということで直線距離で西に10kmほど離れた玉島へ。
こちらも調子が悪く、アミが入ってきた時にのみバイトが集中する感じでイマイチ。
※ポインタの位置と釣りをした場所は無関係です。
そして今度は逆に東に移動して玉野市へ。
これが当たりでした。
何を持って当たりというか、ご存じですか?
自分の釣った数だけじゃないんです。
・周りの人達がどの程度釣っているか
・ベイトはいるか
この2点でそのフィールドのその年の傾向が大まかに分かるのです。
今年の玉野のジカタは明らかに下津井(ホーム)や玉島(西)よりも早くからシーズンインしていました。
釣行~ベイト編~
よっしゃ!
って…なんだ、シーバスかよ~
あ、それチャンスです
一般的に狙っている場所で別の魚が釣れてしまった場合、何かが違う…そう思う人が多いかと思います。
しかしこの時期においてはそれは当てはまりません。
産卵から回復したメバルは潮に着くんですが、潮には当然シーバスも着きます。
メバル狙いでシーバスが釣れるなら、そこは餌がよく流れてきている証拠なのでメバルは周囲に必ず群れています。
ちなみに今年の下津井ジカタはメバルがどれも痩せていたり、怪我をしていたりといった餌が十分に取れていない個体が多く、胃の中はどれもアミでした。
今年の下津井ジカタがパッとしないのはアミが少ないからです。
逆に玉野方面で主のベイトはボラの稚魚です。
他の人の邪魔にならない所で岸周辺をライトで照らしてみて下さい。
今年の玉野は全域にマイクロベイトがいますから。
当然持ち帰ったメバルの胃の中はドロリ…とした銀箔が。
栄養は十分なようでメバルのコンディションも総じて下津井よりも良く、ルアーへの反応も上々。
年によってフィールドに当り外れがあると書きましたが、それは言い換えればベイトの差なのです。
逆に来年には他のフィールドの方が良くなることも考えられます。
釣行~常夜灯編~
人だらけフィールドでもメバルはいる
今回行ったのは玉野市のとある外灯が効いているポイント。
のんびりと家を出発した私ですが、土曜の夜ということもあって外灯下には先行者が入っています。
ただ誰もろくに釣ってない状況でした。
そう…ただ1人を除いては。
すいません…本気出しちゃって…!
感じの悪い冗談ですいませんw
~18cmのアベレージサイズなので今回はノーカウントです。
下津井の県漁連裏や田之浦でもよく見られる、人だらけという状況。
みんな釣れてませんが、実際にはメバルはたくさんいるしちょっと狙い方を変えれば案外釣れるんですよ。
常夜灯は明かりの直下を狙わない
みんな常夜灯の直下が大好きなんですが、10m以上水深があるボトムでも狙わないなら灯りのど真ん中なんて私は狙いません。
警戒心のない10cmの小メバルか、スレて口を使わないアベレージサイズしか残っていないからです。
狙うべきは常夜灯ではなく、常夜灯の周りの暗がりです。
身を隠せる&灯りに寄るベイトを捕食するのは明かりの中より外の方がメバルにとっても良いのです。
ジグヘッドとワームに秘密あり
今回使ったのはこのジグヘッドとワームの組み合わせ。
この組み合わせにしたのもちゃんと理由があります。
別に有名だからとか、アマゾンでベストセラー1位だったのが理由ではないですよw
グローはアピールカラーだと思っていませんか?
常夜灯は釣り人が常に入っており、プレッシャーは高い。
それは上で説明した常夜灯の周りの暗がりにも同じことが言えるのですが、それを解決するのがグロー(夜行)なのです。
メバルは上を向いて獲物を待ち構える魚であり、頭上を通り過ぎるグローは常夜灯周りではステルスカラーと化すのです。
光の周りに光る物があっても見にくいというごく当たり前の理屈です。
逆にブラックなどしっかりと光を遮ってシルエットがハッキリする物の方がアピールカラーになります。
このようなメバルの数が多い&スレている常夜灯周りという環境ではグローのジグヘッドとワームがとにかく強いので是非試してみて下さい。
ちなみにエラそうに語っていますが、これは私が発見したことではありません。
ダイワが元々語っていたことなんですが、いくら言っても皆さんが「グローはアピールカラー!」としか思ってくれないから、ダイワはもう語るのを辞めてしまったんですよw
ギャラリーが増えてきたのでポイント移動。
20cm前半までなら出るポイントなんですが当日は潮がイマイチでした。
釣行時間:1時間
最大サイズ:18cm
釣った数:12、3匹ぐらい
釣行~良型連発編~
ということで玉野市の目をつけていたポイントへ。
駐車スペースの位置、潮の流れ…ここは一級と思っていたポイント。
もう一つの理由は、先ほどのポイントと違って灯りがないこと。
これは先行者がいないので良型が抜かれておらず、またプレッシャーがないのでメバルが簡単にバイトしてくれるというメリットも与えてくれます。
ということでルアーを投げますと…
20アップが…
コンスタントに…
釣れます…
そして…
ついに…
写真が斜めになっていますが、26.5cm来ました~!
去年も26.5cmまでだったような…27cmの壁は厚いですね。
釣行時間:1時間52分
最大サイズ:26.5
20cm超え:6匹
20cm未満:9匹
メバルのサイズ狙いに最適なルアー
以前からブログでオススメさせてもらってるんですが、何度でもオススメしますよw
S.P.M55&75はメバリングに無くてはならないルアーです。
春以降のメバルは…
潮に着いている→飛距離が出るルアーが必須
浮いている→浮き上がりやすいルアーが必須
ちゃんと釣れる理屈があって、その理屈通りに釣れるルアー。
自分も長いことメバリングをやってて色んなプラグを使ってきたから分かります。
S.P.M55&75は別格。
ワームで釣れない、サイズが出ないと嘆いている人は是非これで固定観念を打ち破ってほしいです。
ワームより釣れることなんていくらでもありますから。
玉野は下津井に勝るとも劣らぬフィールドですね。
人が少ない分むしろ恵まれているかと思います。
是非みなさんも開拓して下さい。
メバルの釣り方に関してはこちらの記事をどうぞ。
コメント
コメント一覧 (4件)
さすがです!
ジカタで大きいメバル釣りたくてジグ単、フロート、プラグ、電気ウキ、サビキ、メバルカブラとあれこれ試してますが、18までの小さいのしか釣れません
未だお持ち帰りゼロです
まさに迷走してます
参考にさせてもらいます
うぉぉ!今夜が山田さん、お久しぶりです!
最近私はツイッターの方から離れておりまして、ご無沙汰しております。
なにしろ極度のコミュ障なもので、ツイッター独特の距離感や義理イイネに気持ち悪くなっちゃって…w
やはり私は己が絶対領域であるブログ内でしか生きられない男のようですw
それは置いといて…色々試してるんですね~本当にすごいです!
18cmいいじゃないですか!15cm以上なら持って帰ってもバチは当たりませんよ~
私なんて最初の数年は金魚メバルしか釣れず、ウキ釣りもサビキも出来ませんでした。
今夜が山田さんなら、あせらずともいずれデカメバルに辿り着きますよ。
また釣れたら教えて下さいね!
ご無沙汰しております!ホープさん相変わらず素晴らしい釣果ですね!岡山からメバルがいなくならないか心配ですよ!私も地元でちょろちょろメバルやってます!釣れるのはだいたい15~18のばっかなんですが、先日20Upが釣れましたよ!私は地元で釣りを楽しむのが基本なんでデカメバルはなかなか難しいですが、挑戦してみます!
うぉぉ!!
かめこさん、お久しぶりです!
20アップ、おめでとうございます!!
ちなみに玉島はメバルの魚影は薄いですが、25cmは出ますw
釣果もですが、かめこさんが元気そうに釣りも楽しまれているようで安心しました!
私の方も相変わらず上司に因縁つけられて、最悪な気分のままGWを堪能しておりますのでご安心下さい!
先日海水浴場に行ったら陽キャ共がバーベキューとかカヤックとか、人生楽しんでいて気分が悪くなりましたw