まいどです!
ほーぷれす(@hopeless_orz)です。
大切にしてきたリールに傷がついてしまった!
あなたの心も傷ついた!
そんなあなたが今から起こすべき行動とは?
読んでやって下さい!
①パーツを購入する
ダイワの場合
スピニングリールの場合は主に傷が入るのはベール、スプールエッジ、ボディ。
ベイトリールの場合は主に傷が入るのはフレーム、サイドプレート、フロントカバー。
それを踏まえて参考までにパーツ代金の一例をどうぞ。
部品名称 | 価格 |
---|---|
ベール | 5,000円 |
スプール | 11,000円 |
ボディ | 5,200円 |
部品名称 | 価格 |
---|---|
フレーム | 8400円 |
サイドプレート | 2800円 |
フロントカバー | 1,000円 |
ちなみにダイワはメインギアやマグオイルをパーツ単体で取り寄せることが出来ません。
ユーザー自身のメンテによるリールの延命を阻止し、新しく購入させる為という噂すらありますw
シマノの場合
部品名称 | 価格 |
---|---|
ベール | 4,510円 |
スプール | 10,670円 |
ボディ | 2,255円 |
部品名称 | 価格 |
---|---|
フレーム | 12,375円 |
本体B組 | 6,215円 |
サムレスト | 5,060円 |
自分でパーツ交換する時の注意
リールの分解スキルがある人に限定されますが、傷が入った箇所のパーツを取り寄せて自分で交換することも可能です。
リールは細かい部品の集まりです。
部品を無くさないように注意して作業しましょう。
特にバネ類などは飛んでいきやすいの注意が必要です。
ちなみに裸になって90Lポリ袋を頭からかぶって作業をすれば部品を無くすことがないのでオススメです。
また分解は自己責任です。
メーカーサポートが受けられなくなる可能性があります。
②メーカーに修理に出す
リールに保証書が無いのは何故?
買ったばかりだからまだ保証が効くよね!
リールには保証書はありません
どうしてロッドには保証書があるのにリールには付いてないんだろう?
そう思ったことがある人も多いのではないでしょうか。
電動リールなど電子的な物には保証がついていますが、汎用リールには保証書はついてないですよね。
結論から言うとリールは基本的に通常使用では壊れません。
もしも製造ミスでしたり不良部品が混入していた場合は、基本的にメーカーは無料で直してくれるのです。
だから保証書は必要ないので存在しません。
ただし例外として、カスタムパーツが取り付けてある場合は例えメーカー側に非があったとしても修理は受け付けてもらえません。元に戻してから修理に出しましょう。
リールに傷が勝手に入ることはないので100%自分、もしくは販売店が展示した時に付けてしまっているはずなのでメーカーが無料で直す筋合いはないのです。
残念ですが100%有償となります。
修理費ってどれくらいするの?
上記のパーツ料金に加えて、以下の技術料金がかかります。
ダイワの場合
部品名称 | スピニング | ベイト |
---|---|---|
ベール | 1,320円~2,200円 | |
スプール | 1,320円~2,200円 | |
ボディ | 2,750円~3,850円 | 3,080円~3,850円 |
サイドプレート | 1,650円~2,200円 | |
フロントカバー | 1,430円~1,650円 |
ダイワでは部品代に加えて、上記の修理手数料+取扱手数料1,100円がかかります。
シマノの場合
部品名称 | スピニング | ベイト |
---|---|---|
ベール | 1,760円 | |
スプール | 1,760円 | |
フレーム | 3,960円 | 3,960円 |
本体B | 1,760円~2,310円 | |
サムレスト | 2,310円 |
メーカーに修理に出す時の注意点
ダイワ
釣具屋さんから修理代の連絡が来てから「こんなに高いなら新しいの買おう!」と思う人も多いでしょう。
しかしその時点ですでに見積もり手数料として550円がかかります。
まぁ人が動いている以上仕方ないんですけどね…。
シマノ
シマノでは基本的に定価の半額までに収まる修理代の場合のみ修理をします。
半額超えるなら新しく買え、ということですね。
もちろんそんな話がまかり通るはずもなく、釣具屋さんで修理受付をしてもらう時に「定価の半額以上でも修理をして欲しい」という旨を修理票に書けば受け付けてくれます。
販売店を通さずに修理に出す方法
ダイワ
ダイワでは販売店を通さずに修理品をメーカーと直でやりとりできるSLP直通サポートサービスがここから申し込めます。
ユーザーからSLPまでの発送料金は自分負担ですが、返してもらう時はメーカー負担なのがありがたいですね。
これは近くに釣具屋がない人にとってはすごく嬉しいサービスかと。
また釣具屋さんを経由しない分、リールが手元に戻ってくるまでの期間も短縮出来ます。
送料はキッチリ取られますが、釣具屋さんまでの交通費を時間を考えたら住んでる場所によってはありだと思いますよ。
クレジットと代引きが選べるのもいいですね。
シマノ
シマノのダイレクト修理サービスはここから申し込むことが出来ます。
修理をしない場合はシマノもダイワと同じように見積もりキャンセル料として550円かかりますが、ダイレクト修理サービスの場合は手数料・送料の2,000円に含まれています。
それもありがたいですね。
ただし代引き(現金のみ)というのがちょっとなぁ~
お得な修理の利用方法
2008年にダイワの修理部門が子会社化されSLP(スポーツライフプラネッツ)になりました。
SLPは会員登録することによってこのようなお得なオーバーホールが受けられるので、傷の入った外装パーツを交換する時に一緒に利用すると良いです。
③小傷ならタックルエリクサーで消える
皆さんはタックルエリクサーをご存じでしょうか?
これはリールだけじゃなくてロッドやルアーにも使えるんですが、流石に深いキズは無理ですがスリ傷ぐらいなら消せるんですよ。
リールに吹き付けて染み込ませてふき取り乾燥させることで表面にガラス被膜を形成することが出来、3回繰り返せば浅い傷は消えてしまいます。
④深い傷ならペーパー掛け&コンパウンドで消す
傷の消し方
リールの傷は自分で消すことも出来ます。
- 荒目(320番)耐水ペーパーで傷を削る
- 中目(600番)耐水ペーパーで傷を慣らす
- 細目(1000番)耐水ペーパーで更に傷を小さくする
最初から1000番で削ったらとてつもない時間がかかるので、このように順番に削っていくのです。
目安として、傷が爪でこすっても引っかからなくなったと感じたら目を細かくしていきます。
次にコンパウンドで細→中細→極細といった具合に、耐水ペーパーと同じように磨けばピカピカになります。
耐水ペーパーとコンパウンドの違いは目の細かさです。
どんなに極細目の耐水ペーパーでも、コンパウンドの粒子の小ささには敵いません。
そういうのよく分からない…
こするだけなので誰でも出来ますよ!
この方法は特にスピニングリールのベールやスプールエッジの傷などに大変有効です。
ベールやスプールエッジに傷が入っているとラインを傷めます。
耐水ペーパーとコンパウンド合わせても1000円少々です。
まずはやってみましょう。
耐水ペーパーを使う時の注意点
まずは傷とその周辺以外をマスキングテープで保護します。
これによって余計な傷が周りに入るの防ぐ訳ですね。
それから削り始めましょう。
タックルエリクサーで消えないぐらいのボディの小傷を消すのにも有効なんですが、あんまりゴシゴシしたら塗装が全部削れてリールの地肌が見えちゃうんで注意して下さい。
ボディの擦り傷程度なら耐水ペーパーは使わずにコンパウンドだけで仕上げて下さい。
ペーパー掛けのデメリット
ただしこの方法は弱点もあります。
大きな傷を消す場合は周りの塗装まで一緒に剥がれて、そこだけ目立ってしまいます。
性能的には問題ないので気にならなければいいのですが、気になる人の中にはタッチペン(車の傷に塗るペン型塗料・600円程度)を使う人もいるのですが、基本的にはオススメ出来ません。
というのもタッチペンというものはリールの塗装と同じような色に見えても絶対に微妙に違うのです。
だからタッチペンで隠そうとしたら、その後が跡が目立って余計にカッコ悪くなります。
ダイワの〇〇用とかシマノの〇〇用とか、リールごとに専用のタッチペンがあれば需要はかなりはずです。
2929WORKSさんが発売しようと計画したことがあったようですが、結局技術やコストの関係か頓挫されたようです…
ちなみにピカールで傷を消そうと頑張る人もいますが、傷に対して目が粗すぎるか細かすぎて消えないかどちらかになりますのでオススメ出来ません。
⑤気にしない
リールは実用品です。
使っていれば傷がつくことだってそりゃありますよ。
私は一向に構わんッ!
不注意で落としてしまった時の傷はショックは大きいですが、それも含めて大切な相棒だと思うことが出来ればナイスですよね。
とくにベイトリールにおいては、アブガルシアのクラシカルな丸型リールなどは傷が入ることによって風格が増すと感じる人もいるようです。
⑥メルカリや中古釣具屋で売る
リールの修理代が高いなら、それを売って資金にして次の新しいリールに投資するという手もあります。
もちろん傷が入ったリールは大きく買取査定が下がってしまいますが、今のリールよりも欲しいリールがあるならそれもアリです。
⑦デカールで傷隠しをする
ボディに傷が入ったってリールの性能が落ちる訳ではありません。
見た目だけの問題ですよね。
じゃあこんなのはどうでしょう?
2929WORKSから発売されているYOROIというデカールです。
無茶苦茶カッコイイでしょ?!
既存の傷を隠せるだけじゃなくて、これ以上傷が入るのを防げます。
つまり将来そのリールを高く売れます。
2000円程度の物なので、そう考えると絶対に買った方が良いと断言出来ます。
あと適度なグリップ力があるので握りやすく、滑って落とすことも減るかと。
水を付けながら貼れば修正が出来るので、スマホの画面保護シールが気泡だらけの不器用な私でも綺麗に貼れましたw
しかもなんと貼るのを失敗しても無料で新品と交換してもらえます。
ソルトでベイトリールを使用している人は毎回釣行後に水洗いすると思いますが、2年くらい使っていますが全く剥がれませんので大丈夫。
このリールの傷記事で一番のオススメです!
ダイワ・シマノ・グラビアス用があり、カラーもブラックだけでなくシルバーやクリアがあります。
傷防止グッズ
傷が入ったらここまでの対策のどれかをするのは当然です。
しかしそれで終わらせるんじゃなくて、今後は傷が入らないように対策をすべきです。
リールスタンド
リールスタンドはスピニングリールに必須と言っても良いでしょう。
魚を釣った後に針を外したり、写真を撮っている間、リールはどうしていますか?
コンクリートや岩の上に置いたら確実に傷が入りますよ。
リールスタンドは傷を防いでくれる他、重量面でも有効です。
スピニングリールはハンドルが付いている側が重くなってしまうので、キャスト時やリーリング時にどうしても安定しません。
リールスタンドを取り付けることによって左右の重量バランスが良くなります。
またリールスタンドは、ハンドルと同じくリールをドレスアップ出来る貴重な部位でもあります。
お気に入りのリールを自分好みに飾ってみませんか?
リールスタンドの一番人気は何といってもゴメクサスでしょう。
値段も1,000円未満でカッコイイです。
ルアーのフックも引っかけられるのが便利ですね。
400円ほど高いですが、折れ曲がり機能がついているモデルもあります。
そちらはは収納時も邪魔にならずリールスタンドを付けたままリールカバーに収納するなども出来ます。
リールカバー
リールに傷が入るケースの半分は移動中です。
安い物なのでリールカバーは使った方がいいですよ。
リールカバーなんてどれも一緒でしょ?と思ってはいけません。
私の一押しはダイワのネオリールカバー。
5mmの分厚い素材なのでキズだけでなく落とした時のショックまである程度吸収してくれるので安心。
ロッドにリールを付けたままでも付けられるので便利。
ポケットがついているのでリールスタンドなどのも入れられる。
これ以上リールカバーに求める性能ってあります?
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